動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:姿勢勁力( 242 )

武式太極拳の可能性

*武式太極拳(僑松茂先生伝) は、一歩の中に蹠行性(せきこうせい) から指行性への移行を表現しています。となると、蹠行性のヒト武術から指行性の動物武術への移行を理解しやすいのではないか? と想像しています。(他の武式太極拳では無理だと思います。)

*心意六合拳の鶏歩を考えると、指行性そのものです。ところが、後ろ足の踵が高い位置にあると、蹠行性となってしまいます。(そんな心意六合拳の流派が多数派のようです。) 

*指行性のネコ科とイヌ科の踵(に相当する関節) は高い位置にあります。だから心意六合拳の鶏歩の踵が高い位置にあるのは、正しいように感じられます。しかし、これは落とし穴です。

*ヒトは二足歩行なので、後ろ足の踵が高い位置にあると、前足の踵で立つ結果となります。(体重移動します。) つまり蹠行性となります。使う筋肉は両足の大腿直筋です。(本質的には馬歩と変りません。) もはや、指行性勁力は使えないので、沈墜勁または震脚となります。

*というわけで、矛盾するようですが、指行性のためには鶏歩の後ろ足の踵は低い位置にあるべきです。すると下腿三頭筋が使えます。

*心意六合拳の鶏行歩は、ヒトの骨格の関係で半指行性となります。

*宋氏形意拳の六合歩は、やや曖昧になり、やはり半指行性となります。

*そして、武式太極拳は、一歩の中で蹠行性から指行性に移行します。

*その弓歩の造り方は、後ろ足の下腿三頭筋が伸びるように収縮して、次に大腿二頭筋が伸びるように収縮します。そして、内転筋が膨らむように収縮します。

*その過程が、後ろ足の踵から趾球へ、趾球から足指へ、と移行する動作となります。

*日本人は足指を使って歩くことが無くなったそうです。となると、武式太極拳はその日本人の歩行を変化させる切っ掛けになるのではないか? と期待させます。

*武式太極拳の弓歩の構造はとても簡単なのですが、できない人もいます。そんな人は過緊張しています。過緊張しているので、もはや緊張することはできません。適切に筋収縮することができません。

*これは本人には自覚できません。そこが厄介なところです。

*大胸筋がいつも緊張している人と、同じ症状です。そんな人は大胸筋が24時間緊張しています。

*大胸筋が緊張している人は、下腿三頭筋も緊張しているようです。つまり、同じ人です。

*下腿三頭筋を生かすためには、下腿三頭筋がゆるんでいなければなりません。ゆるんでいないと、適切に緊張できません。

*となると、立ち方と歩き方を根本的に変える必要があります。

*その切っ掛けとして武式太極拳が効果的ではないのか? と考えるわけです。蹠行性から指行性への移行として使えるのではないか? と考えるわけです。
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by tiger-hawk | 2016-06-21 07:06 | 姿勢勁力

武式太極拳の弓歩勁力

*太極拳と言われるものは、五大流派の、陳式、楊式、武式、孫式、呉式、以外にもその亜流、新式含めて数百種類はあると思われます。

*陳式太極拳だけでも、個々の先生によって全く違うスタイルとなっています。

*さらに、競技用套路と言われるものもあります。そして最も普及したのは24式だそうです。

*しかし、姿勢がそのまま勁力となる太極拳は、僑松茂先生の武式太極拳だけです。私の知る限りでは。

*僑松茂先生の弓歩は勁力そのものです。その強さは、フジマツ自ら体験しました。どうして触れて見せてくれたのか? いまだに解りません。たぶん私が外国人だったからでしょう。国内の自分の弟子には教える気持ちがあるのか? と私には疑問なんですが。私に対しても、理解できるとは予想していなかったと思われます。(もちろん理解しました。申し訳ありません。) 

*しかし、僑松茂先生の武式太極拳は、競技用套路とは成りませんでした。他の武式太極拳に取って変りました。武式太極拳にもいろいろと流派があるようです。でもそれが幸か不幸かは、微妙なところです。

*そもそも、北京の武術官僚には姿勢の勁力なんか理解できなかった、ということです。

*しかも、僑松茂先生、あまり教えることに情熱は無かったように思われます。その弟子の武式太極拳は浮いていました。普通の太極拳のように空中浮遊していたのです。

*しかし、僑松茂先生、つぶやきました。自分の弟子の演武を見ながら、隣に立っている私に聞かせるかのように、「なんだか浮いているなあ」とつぶやいたのです。

*たぶん、私に謎掛けをしたのでしょう。あるいは、からかったのでしょう。それとも、本当に独り言だったのかもしれません。今も解りません。

*しかし、私にははっきりと解りました。浮いているとはどのような状態なのか、しっかりと確認できました。

*その頃の私は、心意六合拳と宋氏形意拳によって姿勢の勁力をおぼろげながら体得していました。当時の私は僑松茂先生に遠く及びませんでしたが、勁力の卵は腹の中に抱いていました。赤ちゃんがいました。妊娠していました。プププ 

*いいかえると、心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩は同じものです。同じ姿勢勁力です。

*大きさは違います。心意六合拳は大きく表現します。武式太極拳は小さく表現します。しかし大した違いはありません。本質的には同じものです。

*何しろ、裾の長い衣服が乱れるのを嫌って、陳式太極拳のランザーイーを変えてしまった武禹襄です。太極拳の命名者です。つまり、太極拳は武禹襄によって始まりました。しかし、武禹襄はその太極拳を教えるのを嫌いました。

*武術なんてものは、無教養の大酒飲みの乱暴者がやるものだったのです。水滸伝の花和尚魯智深です。(今でもそうですけど、プププ)

*教養ある儒教の先生である武禹襄が武術を教えたら・・・面子がまるつぶれです。一族の恥です。そのために武式太極拳は普及しませんでした。しかも、人に教えるにしても、本当のことは教えませんでした。(だから今でも僑松茂先生は、本当のことを教えないのかもしれません。伝統に忠実なわけです。) 

*孫式太極拳は武式太極拳から派生しましたが、伝える時にその弓歩の勁力を教えることはしませんでした。形だけ教えて、中身は教えないわけです。まあ、底意地が悪いというか、イジワルというか。そのために今日も孫式太極拳には姿勢勁力がありません。浮いたままです。これも、イジメの一種でしょうね。イジメは人類の負の文化です。

*心意六合拳と武式太極拳の違いはあります。心意六合拳は指行性なので、その弓歩も指行性です。ですから、一瞬で弓歩を造ります。一瞬で撃ち込みます。

*典型的なのが弓歩の虎抱頭です。これは上海のモスクで回族の先生から見て盗みました。鶏歩の虎抱頭は既に習っていたので、見ただけで習得しました。好きな技です。誰でも簡単にできます。

*ところが、武式太極拳は太極拳です。ですから動物武術ではなくヒト武術です。つまり、武式太極拳も蹠行性なのです。ところが、蹠行性から指行性になります。弓歩の過程にそれが露骨に表現されています。

*これはもしかしたら、蹠行性のヒトに理解しやすいかもしれません。救われない太極拳の福音となるかもしれません。太極拳を救うことに、私はあまり関心がありませんけど。

*蹠行性から指行性に変る過程があるということは、指行性勁力を理解しやすいかもしれません。ということで、これからはもっと武式太極拳の弓歩を教えようと思います。

*中身は簡単です。後ろ足の踵から趾球へ移動します。さらに、趾球から足指へ移動します。蹠行性から指行性に変るわけです。

*その過程で、下腿三頭筋が伸びます。そして、大腿二頭筋が伸びます。さらに内転筋が膨らみます。これで弓歩となります。弓歩となってしまったら、もう撃てます。撃ち放題です。

*でも、フットワークとなると、弓歩ですから悪いです。太極拳はカウンター専門なので、相手を迎え撃ちます。その典型がランザーイというわけです。そのために、僑松茂先生は「ランザーイが最も重要な技」と言ってました。(フットワークを良くしたいならば、心意六合拳の鶏歩を学ぶしかありません。) 

*私はそうは思いません。弓歩であれば技はなんでもいいんです。弓歩に成功すれば、技はなんでもいいんです。単純な拳でも掌でも、なんでも撃てます。何回でも撃てます。姿勢勁力ですから、連打連撃は簡単です。沈墜勁などの発勁動作が要りませんから。

*もちろん、弓歩ができたなら、そこからさらに体重移動してはいけません。体重移動すると、勁力は死にます。ところが、体重移動は人間の習慣か本能みたいなものです。注意していないと、文字通り流されてしまいます。「前腕だけで撃て」とは、体重移動してはいけない、という意味でもあります。
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by tiger-hawk | 2016-06-19 06:36 | 姿勢勁力

椅子に座ってください

*姿勢勁力は、出やすい人と出にくい人がいます。出やすい人は、一回の練習で出ます。出にくい人は、なかなか出ません。

*出にくい人は、がんばる人です。がんばって、自滅します。がんばって、自分で工夫して、余計なことをして自分で駄目になります。

*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、全てがんばってはいけません。力を抜いて、地面を蹴らずに座ります。

*心意六合拳の鶏歩は、後ろ足の下腿三頭筋が椅子だと思ってください。この椅子は、足首を折り曲げると、出現します。そうしたら、自分の下腿三頭筋に力を抜いて座ります。

*椅子は自分の身体に備わっています。いつも持ち歩いています。とても便利な椅子です。つまり、姿勢勁力は生まれながら誰でも持っています。気がつかないだけです。

*どうして気がつかないのでしょうか? それは、いつも大腿直筋で地面を蹴っているからです。その習慣を鶏歩に持ち込みます。すると、下腿三頭筋で地面を蹴ってしまいます。

*せっかくの椅子の下腿三頭筋に座ることなく、地面を蹴ってしまうのです。椅子で地面を蹴ってしまいます。

*せっかくの鶏歩で、大腿直筋で地面を蹴ってしまう人もいます。すると、自分の膝に座る結果となります。そして、膝を痛めます。

*どうして地面を蹴ってしまうのか? 理解不能なのですが、そうも言っていられないので、考えてみます。

*まず、武術はがんばるべき、と思い込んでいる人がいます。いや、がんばらなくていいんですけど・・・ここで私は思考停止です。困ったちゃんです。

*がんばると地面を蹴ってしまいます。そして、がんばると自分の体重を感じ取ることができません。これが最大の問題です。

*利用できるものは、自分の体重だけなのです。え? あたしはスマートだからどうしよう? フジマツみたいなブタではないし・・・きれいなオネーサン、心配は要りません。

*自分の腕の力を抜いて、相手の男性の腕に上から落としてみてください。手の指だけは張ってください。相手の男性は悲鳴を上げてしまいます。(百年の恋も冷める場合がありますので、あくまで練習だと確認してからやってください。) 

*ヒトの腕はだいたい4kgの重さがあるそうです。4kgの鈍器で殴ったら・・・たいへんな結果となります。命を落とすこともあります。

*ところが、力が入っていると腕は軽くなります。力が入っている状態で落としても、効果ありません。

*拳・掌も、力が入っていると、その打撃は軽くなります。腕が軽くなっているからです。しかし、相手の皮膚は痛いので、相手は怒って向かってきます。逆効果です。

*動物武術の場合、腕の重さだけでなく、体幹の重さ全てを用います。さらに、足の重さも用います。

*力を抜くとどうなるのでしょうか? 気の力が現れる? いえいえ、本来の自分の重さが現れるのです。それは、体重35kgの人でもたいへんな衝撃となります。35kgの鈍器で殴られる自分を想像してみてください。

*しかし、日常生活で自分の体重を感じ取ることはできません。そんなことをしたら、生活が困難になってしまいます。だから、太る過程も感じ取ることができません。だから、簡単にブタになります。

*力を抜いた自分の身体は、何処かで支えてやらないと、倒れてしまいます。それが自分の椅子なのです。その椅子とは、自分の下腿三頭筋なのです。

*それが、心意六合拳の鶏歩の訓練です。宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*ところがせっかくの椅子なんですが、椅子で地面を蹴る人がいます。なんだかなあー 椅子は椅子として使ってください。そして、素直に座ってください。立ち上がらないでください。

*心意六合拳の弓歩の場合は、内転筋が椅子として加わります。力を抜いて弓歩すると、両足の内転筋に体重が降りてきます。ここでも地面を蹴らずに、素直に内転筋に体重を感じとってください。後ろ足の内転筋が主となります。これだけで勁力が出ます。

*これにて一件落着、としたいところですが、まだ問題を抱えている人がいます。

*それは、肩にハンガーを仕込んでいる人です。どうして肩にわざわざハンガーを入れるのか? 不思議なんですが、そんな人は、実は大胸筋で立っています。大胸筋で24時間生活しています。

*これも自覚症状がありません。本人にはそんなこと解りません。これは深刻な問題となります。私の場合は自分で解決してしまいました。しかし、多くの場合は困難なようです。ここはコーチの指導が必要となります。

*でもやっぱり、最後の解決は自分自身でやるしかありません。自覚を持って日常生活することです。

*椅子で地面を蹴ってはいけません。椅子に座ってください。
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by tiger-hawk | 2016-06-18 05:55 | 姿勢勁力

後ろ足発勁と前足発勁

(昨日の体育館から)

*臨時練習しました。その時に質問されたので、後ろ足発勁と前足発勁についてまとめてみます。これは、指行性勁力における話しです。なお、フジマツはインチキだ、と決定されている方には全く理解できない話しなので、読まないことをおすすめします。時間の無駄です。まあ、どうでもいいんですけど。あっきれいなオネーサンにはぜひ読んでいただきたいのココロ。プププ どうもいつもすいません。

*ところで、18日(土) の練習は学校体育館が使えないので、平和台体育館で19時から練習します。私は18時30分から練習しています。以後の開進第一中学校体育館は、通常通り使用させていただく予定です。見学体験はその時に受け付けます。平和台体育館は狭いので、見学体験はご遠慮ください。

*練習は武式太極拳から始めました。套路はその時にアドリブで短く作りました。まあ、4個位の技しかありませんけど、プププ。それで十分かと。

*武式太極拳の場合、どのように弓歩を形成するか? に全てが掛かっています。この弓歩は、もちろん指行性勁力の弓歩です。そして、問題は後ろ足です。

*後ろ足は、まず第一に、足指と趾球から下腿三頭筋が伸びます。そして、大腿二頭筋が伸びます。さらに、内転筋が膨らみます。全て、裏側と内側の筋肉です。

*そうすると、中身の詰まった後ろ足ができ上がります。これでもう撃てます。撃ち放題です。

*武式太極拳は太極拳ですから、カウンター主体です。となると、その指行性勁力は後ろ足発勁だけとなります。これは単純で良いです。解りやすいです。

*宋氏形意拳は六合歩だけです。そうなると、これも後ろ足発勁だけです。だから、定歩で練習できます。これも解りやすい。(例外があります。それは半歩崩拳です。それはまた別の機会に。) 

*ところが、心意六合拳は積極的に撃って出ます。カウンター主体ではありません。自分から撃ちます。最初の一撃は誘いの打撃です。それでもフェイントは使いません。しっかり撃ちます。

*そして、心意六合拳には鶏行歩があります。となると、とたんに問題がややこしくなります。(なお、弓歩の場合は活歩でも同じです。武式太極拳と同様になります。後ろ足発勁だけです。) 

*鶏行歩は、前足が後ろ足になり、後ろ足が前足になります。すると、後ろ足発勁があります。前足発勁もあります。どちらでも撃てます。

*鶏歩で定歩の場合は、後ろ足発勁だけなんですが、鶏歩は歩きます。それが鶏行歩です。

*この前足発勁は、寄りかかり発勁ではありません。体当たり発勁でもありません。前のめり発勁でもありません。もちろん、沈墜勁でも十字勁でも纏絲勁でも震脚でもありません。

*前のめり発勁の場合は、前足の大腿直筋に体重があります。指行性勁力の場合は、前足の下腿三頭筋に体重があります。小さな違いですが、これが大きな違いとなります。

*また、前段動作も勁力を決定づけます。これが重要です。

*すなわち、後ろ足になる予定の足の下腿三頭筋に体重が積載されていること、との条件です。後ろ足になる予定の足とは、前足のことです。

*この前足が後ろ足になっても、体重は下腿三頭筋に積載されたままです。

*つまり、体重は常にどちらかの足の下腿三頭筋に積載されています。つまり、一本足の下腿三頭筋に体重が積載されています。

*その一本足が後ろ足の場合があります。前足の場合があります。どちらにせよ、その下腿三頭筋に体重が積載されています。

*そして、途中で体重が行方不明になってはいけません。行方不明になるということは、浮いているということです。

*これはヨタ話ではありません。とても単純な話しです。秘伝もウンコもありません。

*しかし、そもそも体重を下腿三頭筋に降ろすことが難しい。

*ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を始めたからです。700万年の歴史があります。個人的には、少なくとも20年以上の個人史があります。それを転換するのですから、難しい。脳神経回路を組み立て直す必要があります。

*幸か不幸か、私は頭が空っぽでした。ハイ、アホです。そのために、脳神経回路の組み立て直しは楽でした。元々、大した脳神経回路ではありませんから。組み立て直してみたら、正常に少し近づいただけです。

*でも頭の硬いオジサンには難しいかと思います。頭が硬いとは、真面目だということです。

*これを簡単に考えると、鶏歩は延長する。延長して、そして交替する、と考えればいいんです。

*でも、実際の技で考えてみます。鶏撲食を例にします。かなりややこしくなります。

*撃つ前の瞬間は、後ろ足の下腿三頭筋に体重が積載されています。そして、後ろ足の一本足状態です。前足は浮いています。

*撃つ瞬間、前足の下腿三頭筋に体重が積載されます。前足の一本足状態です。でも、それは一瞬だけです。

*撃ち終わった瞬間、後ろ足の下腿三頭筋に体重が積載されています。その瞬間、鶏歩になります。

*どうですか? 細かく考えるとかなりメンドー臭いですね。でも、鶏歩は延長される。そして、交替する、と考えればいいんです。

*ところで、撃つ瞬間の動作だけ取り出した練習法があります。それが未完成鶏歩の馬形鑽拳と搖閂把です。でもこれ、フットワークが悪いので、実際に使うことはありません。未完成鶏歩で止まらずに、鶏歩になればいいのです。

*しかし、勁力の理解のためには良い練習法です。私にはとても良い練習法でした。私はこれで勁力を理解した、と言っても過言ではありません。これはもちろん前足発勁です。

*以前からこんなことを考えていたのか? と問われると、そんなことはありません。後ろ足の下腿三頭筋には気がついていました。それだけです。それだけで自分には十分でした。それだけで撃てました。

*なにしろアホなもので。しかし鶏行歩があります。すると、前足・後ろ足の区別が無くなります。前足は後ろ足となり、後ろ足は前足となります。それで、後ろ足勁力の概念が破綻します。そして、鶏歩は指行性でした。そこで、指行性勁力の名称となりました。

*指行性勁力には、体幹の問題が含まれていません。鷹爪の問題=前腕の筋肉のこともあります。それで、総体として姿勢勁力となりました。

*なお、鶏行歩を指行性とするためには、前足の踵に体重を降ろしてはいけません。つまり、足裏時間を極端に短くします。即時、趾球と足指に体重を降ろします。突然、滑らかに未完成鶏歩の一本足となります。それでもヒトの骨格は蹠行性ですから、踵は地面に触れます。

*ネコさんやイヌさんと違い、ヒトの骨格は蹠行性です。あの方たちの踵(に相当する関節) は高い位置にあるので、地面に触れることはありません。羊さんや馬さんたちも同様です。彼らは蹄があるので、蹄行性となります。バレリーナさんも蹄行性ですが、あの方たちはヒトなので、踵が地面に付く時もあります。

(註) 後ろ足発勁にしろ前足発勁にしろ、後ろ足に指行性勁力が存在していることが前提条件です。つまり、後ろ足の下腿三頭筋に体重が降りていることが必須条件です。となると、心意六合拳の鶏歩や宋氏形意拳の六合歩の練習が必要となります。なお、後ろ足の下腿三頭筋に一生懸命に力を入れている人が見られます。この場合は、勁力が死にます。あくまで使うのは自分の体重だけです。
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by tiger-hawk | 2016-06-17 05:09 | 姿勢勁力

弱く成りましょう

*寄りかかり発勁する人、体重移動する人、正中線発勁する人、肩に力を入れてしまう人、いろいろいるけど、なんでだろう?

*弱くなることの恐怖・・・みたいのかあるのかなあ? と思っていたけど、どうもそうではないようです。

*私は元々、格闘技の才能も武術の素質も欠落していたので、弱くなることの恐怖はありませんでした。まあ、元々弱かったわけです。プププ

*だから、小学生も倒せない自分の宋氏形意拳・崩拳も、そのまま受け入れました。それが私のレベルだったからです。どうにかしたい、とは思っていましたが、力を入れると駄目になると理解していたので、そのままでした。

*その後、心意六合拳の鶏行歩で勁力を手に入れました。鶏行歩だけではなく、鷹抓把が切っ掛けでした。師匠の鷹抓把を真似していたら、後ろ足の下腿三頭筋に気がつきました。それは地面を蹴らない下腿三頭筋です。体重を支えるだけの一本足の下腿三頭筋です。

*そして、回族の陳先生が、後ろ足の踵を上げて降ろしました。「この勁で撃つ」の一言でした。それで私は全てを理会しました。それは、大腿直筋から下腿三頭筋への変換の指令でした。

*今では、宋氏形意拳・崩拳は私の主要な武器の一つとなりました。

*でも、虎鷹拳院に来る人の問題は、それほど深刻ではないだろうと、考えています。弱くなることの恐怖ではないだろうと、考えられます。

*昔習った流派を捨てられない人がたくさんいる。私はポンボン捨ててしまうけど。あれと同じだろうと思う。

*過去の経験を捨てられないのでしょう? 違うかな? 

*虎鷹拳院に来る人は、ほとんど中年の人です。20代の人はほとんどいません。つまり、今までの経験で勁力ができなかった人です。あるいは、満足できなかった人です。

*だったら、その全ての過去を清算してしまえばいいのだけれど、それはできないらしい。

*人生は短い。特に中年の人にはそんなに残っていない。今のままだと、死ぬまでに勁力ができない。実は深刻な問題です。

*ある日、交通事故で死ぬかもしれない。病気になるかもしれない。

*実は一回で勁力を出す人もいる。3回位で勁力を出す人もいる。一年やって勁力が出ないとしたら、たいへん深刻な状況です。

*それはただ一つの原因です。過去の経験を捨てられない、というだけです。(あるいは、自宅で立っていない、ということも考えられます。) 

*過去の経験、捨ててみみせんか? 弱くなりましょう。回り道が結局は、近道です。
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by tiger-hawk | 2016-06-15 00:31 | 姿勢勁力

抜けて出る力

*どんどん力が抜けると、どんどん力が出ます。この出る力を勁力と称します。

*どんどん力が抜けると、残りは姿勢だけです。だから、姿勢の勁力と称します。

*でもこれを信じられない人がいます。虎鷹拳院にも実はいます。信じられないので、当然、勁力は出ません。そのような人は、ひたすら、力を入れています。

*脳が拒否しているのです。そんなはずがあるわけない、と根底のところで否定しています。もちろん、本人はそんなことはない、と言います。

*でも私には解るのです。本人が拒否していて、それを否定していることを。つまり、根底意識が拒否していて、表層意識は私に賛成しているのです。意識が分裂しています。

*力が抜けている人でも、最後には肩を固めてしまいます。やはり、最後に力を入れてしまいます。これも彼の根底意識は、抜けて出る力を拒否しています。

*つまり、とても頑固なんです。既成の価値観に呪縛されているのです。経験したことの無いことは、否定してしまうのです。しかし、表層意識では私を肯定しているので厄介です。つまり、説得することは不可能です。

*私はこの抜けて出る力を、熊の1号と宋氏形意拳・崩拳で身につけました。もちろん、熊の2号も抜けて出る力で実行します。

*宋氏形意拳の六合歩から、崩拳を撃ち始めます。体幹が動き始めます。その時に、どんどん力を抜きます。どんどん抜いて、最後に撃ちます。

*心意六合拳ではハッタリを効かせます。つまり、力を入れたフリをします。顎を引いて、目はしっかり、相手の胸元を見ます。闘志を見せます。実際の打撃は、力をどんどん抜きます。

*でも、心意六合拳の熊吊膀などでは誤摩化しきれずに、力が抜けていることがバレてしまいます。お陰で、熊吊膀は全く武術に見えません。見学者さんはあきれています。プププ

*抜くところは、肩と上腕の力です。上腕三頭筋も上腕二頭筋も抜いてしまいます。前腕の筋肉=鷹爪だけは使います。(上腕三頭筋と上腕二頭筋には、別の使い道があります。)

*これを実行するには、筋肉の使い分けが必要となります。つまり、筋肉を部分的に使います。全身の力なんか要りません。邪魔になるだけです。

*いいかえると、筋肉の使い分けができない人は、全身硬直か全身弛緩しかありません。これは厄介です。一生、勁力が出ることはありません。深刻な問題です。

*宋氏形意拳の場合は、前腕の筋肉も抜いてしまいます。そして、最後の一瞬だけ前腕の筋肉を使います。これがアホのフジマツのフニャフニャ崩拳です。力を抜いているので速くなります。単純な理由です。

*力を抜いていてもブレることはありません。最後に前腕の筋肉を使うからです。それに、姿勢の変化はありませんから。つまり下半身は動きません。

*力を抜くというと太極拳が有名ですが、実は多くの太極拳者の肩は抜けていません。これは本人には解りません。もしも肩が抜けていたら、それに鷹爪を加えるだけで撃つことが可能となります。発勁動作は不要となります。

*18日の土曜日は学校体育館が使えないので、平和台体育館で練習します。場所が狭いので、宋氏形意拳・崩拳をやろうかな? と思います。歩かないでその場で撃ちますので、狭い場所でも問題ありません。あるいは、吊歩の心意六合拳・単把をやります。18時30分から使えます。
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by tiger-hawk | 2016-06-14 06:50 | 姿勢勁力

発勁力=構造力

*秘伝は30円からご用意しております。大秘伝は60円でございます。たいへんお安くなっております。あっ通りすがりのきれいなオネーサン、帰らないてくださーい !

*しかし、会員増えないなあ? ナンデヤネン !

*それはフジマツがインチキだからだよ ! え? インチキ? そうだったのか? 知らなかった ! 

*まあ、それはともかく(笑) 、宋氏形意拳の龍形拳と龍形基本功を考えていたら、突然、閃きました。

*すると、武式太極拳の単鞭を完全解明しました。約1秒間のできごとでした。ほとんどやっていない武式太極拳の単鞭でしたが。体育館の壁を、単鞭でガンガン叩いてみました。とても簡単です。

*そこで、宋氏形意拳の龍形拳=武式太極拳の単鞭、という図式になりました。

*さらに、龍形拳の連打を作りました。最初の一撃は囮の一撃です。次の二撃で相手の中に入って撃ち込みます。とても簡単で効果抜群です。これもその場のアドリブです。約0.1秒かかりました。

*囮の一撃は、いつもの心意六合拳の罠です。二撃は、龍形拳です。

*とても上手くいきました。でも、体育館からの帰り道、駅へ向かっていると、あれ? 今日やったのは、劈拳だよな、と気がつきました。気付くのが遅いんだよ ! ボケ !

*入り方は劈拳そのものでした。いつもの心意六合拳の蛇撥草ではありません。打撃も劈拳そのものでした。横のものを縦にしただけです。(全然オリジナルじゃない ! 最初だけ心意六合拳だ ! )

*で、整理してみます。

*熊の1号は、崩拳の基本構造です。熊の2号は、横拳の基本構造です。

*そして、龍形基本功は、劈拳の基本構造でした。そして、心意六合拳の虎撲の基本構造です。

*これで、五行拳が全て解明できました。今頃かよ ! オセーエンダヨ ! すんまへん アホやさかい かんべんなー 頭の回転が人より遅くなっております。

*え? 鑽拳と炮拳はどうした? 彼らは崩拳の変形なので、熊の1号が基本構造となります。

*ともかく、全ての始まりは龍形基本功です。龍形基本功の構造が一番強くなっています。だったら、その強い構造を造ればいいのです。それが打撃になります。投げにもなります。制圧法にもなります。

*ということは、発勁力=構造力、ということになります。姿勢の勁力ですから、当然、問題になるのは構造です。沈墜勁などの発勁動作は元より関係ありません。

*というわけで、龍形基本功が微妙に変りました。より理解が深まるように、微妙に変化しました。神様のお導きです。たぶん・・・かな? どっちでもいいんだけど・・・どうでもいいんだけど・・・申し訳ありません。プププ 逃げろ~~

*この龍形基本功・・・動画では解りません。実伝でないと無理と思われます。知りたい人は、体育館までイラッシャーイ ! 
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by tiger-hawk | 2016-06-09 05:44 | 姿勢勁力

あなたではありません

*姿勢勁力には何も足さない。足してはいけない。そのままで、ありのままで、いいのです。

*ですから、勁力の出た人はみんな言います。「力感が無い」と言います。それでいいのです。力感があると失敗です。

*いいかえると、失敗する人は力感を求める人です。力感が無いと不安なんです。

*そんな話しを繰り返ししているのですが、それでも納得してくれません。相変わらず、力を入れてしまいます。

*例えば、筋肉の話しをします。前鋸筋の話しとか、下腿三頭筋の話しとか、そんな話しをすると、一生懸命その部分に力を入れます。とても愚かなことです。私には信じられません。意図していなかったことです。

*筋肉は勝手に働いてくれます。何も要求しなくても、勝手に動いてくれます。なんて親切な人なんでしょうか !

*鉄牛耕地も、勝手にやってくれます。条件を満たせば、前鋸筋も、僧帽筋も、前腕の筋肉も、勝手に働いてくれます。本人がやることは何もありません。

*ところが、愚かな人は、肩に力を入れてしまいます。肩甲骨を使ってしまいます。その結果、腕立て伏せになってしまいます。

*さらに愚かな人は、前鋸筋を働かせようとします。すると、他のところに力が入ってしまいます。前鋸筋は知らん顔しています。せっかく働いてくれようとしている前鋸筋を強制的に動かそうとして、全てを破壊してしまいます。破壊するのは、本人です。

*肩に力を入れて撃つ人は、肩に力を入れてはいけない、ということが信じられません。他の方法を学ぼうという気持ちがありません。現状に満足しています。それでなぜ虎鷹拳院の練習に来るのか? 理解できません。

*強く撃ちたいと思う気持ちが、勁力を破壊しています。強くなんか撃たなくていいのです。

*なぜなら、体幹で撃つからです。強さなんか要りません。そのままでいいのです。

*肩の力を抜くことが大切です。おまじないします。カタガヌケル、とおまじないします。これは効きます。すると、他の余計な力も抜けてきます。それだけです。

*ヒトは蹠行性の動物です。骨格ももちろん蹠行性です。(蹠行性をショコウセイと読むのは間違いです。セキコウセイと読みます。)

*しかし、指行性になる時もあります。それは階段を下る時です。(がに股の人は、階段を下る時も蹠行性になります。) 

*階段を下る時に、地面を蹴る人がいるでしょうか? がに股の人以外は、階段を下る時に地面を蹴る人なんかいません。そのまま下ればいいのですから、余分な運動・余分な力は要りません。

*心意六合拳の鶏行歩も同様です。鶏行歩は指行性ですから、階段を下る時と同じようにします。自分の体重に任せます。すると、地面を蹴る必要がありません。

*しかし、地面を蹴らないと力感がありません。まるで、武術している気分ではありません。それで地面を蹴ってしまいます。武術している気分ではないことは、許せません。とても許容できません。

*勇壮な感じがしません。そんなものはどうでもいいのですが、許せない人が多いようです。すると、姿勢勁力を破壊してしまいます。

*結果的に勁力を自ら破壊してしまいます。そんな愚かなことは、もう止めましょう。

*なんにもしなくても、姿勢勁力は存在しています。なにかするから、姿勢勁力は崩壊してしまいます。そのまんまの姿勢でいいんです。なにも足してはいけません。

*寄りかかってはいけません。体重移動してはいけません。そのまんまの姿勢勁力です。

*勁力を造るのは、姿勢です。あなたではありません。

*あなたは余計なことをして、勁力を破壊するだけの存在なのです。勁力の最大の敵は、あなた自身なのです。
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by tiger-hawk | 2016-06-06 00:31 | 姿勢勁力

さようならアシモ君

*心意六合拳の鶏行歩については、苦労した記憶がありません。たぶん、一年位で完成したと思います。だから、みんなもそんな感じでできるものだと楽観していました。

*ところが、なかなかできません。地面を蹴ってはいけない、と教えるのですが、一生懸命に地面を蹴る人もいます。なにをそんなにがんばるのか? とても不思議でした。がんばらなくていいのにね。

*あっできてる、と思っても、来週には元の木阿弥になっています。これもとても不思議でした。

*ある日、ホンダのアシモ君をテレビのニュースで見ました。(その頃はまだテレビがありました。今はありません。) 

*鶏行歩ができない人は、ホンダのアシモ君とそっくりでした。みんなアシモ君でした。

*ホンダの開発者の本を読むと、理由が解りました。開発者は日本人の歩き方を研究したそうです。

*結論として、日本人は足指を使わないで歩く、ということでした。そこで、アシモ君は足指を使って歩きません。彼の足を実際に見たことはありませんが、たぶん、足指も趾球も存在していない、と思われます。そして、土踏まずも存在していないのでは? と疑っています。

*カイロプラクターのちくわさんによれば、日本人の足指は既に退化しつつあるとのことです。しかし、江戸時代の人は、足指を使って歩いていたそうです。わらじ、草履、足袋、などを使用するからでしょうか? その辺のことは、私には解りませんが。

*アシモ君は、大腿直筋で歩きます。大腿直筋で足を持ち上げます。このタイプが多いのですが、外側広筋型も発見しました。外側広筋で歩きます。大腿直筋型アシモ君と外側広筋型アシモ君がいます。

*鶏行歩は、下腿三頭筋と大腿二頭筋で歩きます。そして、内転筋でバランスを取ります。どれもアシモ君は使わない筋肉です。

*武術の基礎といわれる馬歩は、外側広筋型です。そして、そのスタイルの弓歩も外側広筋型です。

*形意拳の三体式も外側広筋型、あるいは大腿直筋型が多いようです。宋氏形意拳では、まず内側広筋を開発します。私の場合、外側広筋よりも内側広筋が大きく成り、奇形的になっています。

*心意六合拳の弓歩は、下腿三頭筋と大腿二頭筋で造ります。そして、内転筋に体重が掛かります。そのために内転筋が覚醒します。

*アシモ君型鶏行歩の修正は困難です。はっきりいうと、無理です。そこで、鶏歩に戻ります。鶏歩から始めます。

*それでも困難な人がいます。その場合、日常歩行から変える必要があります。日常歩行が完全なアシモ君になっているからです。もちろん、本人は気付いていません。見た目もアシモ君とは違います。

*でも、本質的には同じなんです。その本質とは、足指を使わないで歩くという一点です。

*足指を使うためには、まず、足の筋肉を全部緩めます。大腿直筋型アシモ君は、大腿直筋が過緊張しています。外側広筋型アシモ君は、外側広筋が過緊張しています。いつも過緊張しています。

*大腿直筋型アシモ君は、大腿直筋でバランスを取ります。外側広筋型アシモ君は、外側広筋でバランスを取ります。

*日常歩行は、大きく歩くようにします。さらに、足首が折れ曲がるようにします。すると、足指に負荷が掛かるようになります。これも意図的にやってはいけません。足指に力を入れてはいけません。足首にも力を入れてはいけません。

*下腿三頭筋にも力を入れてはいけません。大腿二頭筋にも力を入れてはいけません。内転筋にも力を入れてはいけません。

*結局、使えるものは自分の体重だけなのです。体重にさらに力を入れて、瞬間的に体重を増やしてはいけません。沈墜勁や震脚は、瞬間的に体重を増やすらしいですが、姿勢勁力の場合、そんなことをやってはいけません。

*あくまで、自分の体重に従います。あくまで、自分の体重に任せてしまいます。体重に筋力をプラスしてはいけません。

*筋肉の名称を使うと、筋力をプラスするのか? と誤解する人がいます。筋力はプラスしてはいけません。あくまで自然に任せます。

*それで撃てるのか? と不安になる人がいますが、心配要りません。むしろ、筋力をプラスすると、姿勢勁力は崩壊します。それは、姿勢そのものが崩壊するからです。

*その結果、寄りかかり発勁となります。相手を押してみて、というと、鶏歩も鶏行歩も全て忘れて、寄りかかり発勁する人がいます。今までの練習を全て捨ててしまうのです。そんなに簡単に捨てられるものなのか? と不思議です。

*鶏歩の練習や技の練習を全て忘れてしまいます。その結果、後ろ足は空っぽで、相手に寄りかかるだけです。

*鶏行歩を骨の髄まで染み渡らせることです。そのために、足指を使って歩きましょう。アシモ君にはさよならしましょう。

*ところで、鶏行歩は内転筋でバランスを取ります。日常歩行も内転筋でバランスを取ります。この内転筋は、心意六合拳の弓歩で造ります。

*この内転筋バランスは、鼠蹊部の延長線上にあります。鼠蹊部は、脇の前鋸筋からクロスして切り込まれています。心意六合拳の熊吊膀と龍形挿把、あるいは宋氏形意拳の崩拳などに顕著です。

*外側から内側へ、という構造です。拳も掌も、外側から内側へ、という構造です。決して、正中線上にあるものではありません。
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by tiger-hawk | 2016-05-28 06:13 | 姿勢勁力

足は走り出さない

(昨日の体育館から)

*通りがかった近所のおじさん? が見学で参加。おじさんは練習に参加せず椅子に座ってた。

*最初はいつものとおり、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩で3分間立つ。Nさんのへっぴり腰を直してみる。

*両手で胸ぐらをつかんでもらう。それを宋氏形意拳の龍形基本功で制圧してみる。以前は片手だったので、両手でつかんでもらい試してみた。みごと成功。龍形基本功なので、つかむこともしないし、逆技も使わない。

*これ、最初は手首をつかんでもらい制圧していた。それから、肩袖でやってみた。今は胸ぐらをつかんでもらう。私のオリジナル? です。龍形基本功そのままなんですけど。龍形基本功にこんな使用法はありませんけど(笑) 。でもとても便利です。片腕で制圧します。

*通りがかり? のおじさん、太極拳をやっていたとのこと。そこで、みんなで太極拳のロウシツヨウホで吹っ飛ばし合いをやってみる。なんだか物足りないので、ロウシツヨウホでパンチング・ミットを撃ってみる。バシッと乾いた音が体育館に響く。(パンチング・ミットはいつも体育館に持参します。) 

*実は、たまに体育館の壁をロウシツヨウホで叩いていたので、パンチング・ミットは簡単です。コツは掌根で叩きます。腕の伸縮で撃ってはいけない。心意六合拳の単把と本質的に同じです。

*おじさん、「健康太極拳なので・・・24式太極拳なので」と言っていた。私、「いやだから24式太極拳のロウシツヨウホです」。プププ 今度来る時はミット持ってみてください。二度と来ないだろうけど。

*おじさんにミットで受けてもらいたかった。そうすれば、勁力を感じられたはず。

*途中からLさんが来た。熊の1号をみんなでやってみる。Lさん、どうも拳が上手くにぎれない。ちくわさんに直してもらう。

*熊の1号で叩いてもらう。これ、肩で撃つけど、実際には体幹で撃つ。肩を当てに行かない。先日、新人さんを叩いたら、うずくまって動かなくなったので、今日は軽くやってみた。そんな感じの練習でした。(新人さん、あれから来ませんけど、ごめんなさい。) 

<足は走り出さない>

*走り出したい衝動・・・誰にでもあると思います。特に若い人なんか。幼児も突然楽しそうに走り出します。走りながらキャーと叫んでいます。生きているそのこと自体が楽しい ! なんて感じ。青春映画も、太陽に向かって走ります(笑) 。あるいは大雨の中を走ります。

*走る、ジャンプする、汗する、がんばる、全力を出す、根性 ! 青春 ! なんて具合です。

*しかし、姿勢勁力はその対極にあります。走らない、ジャンプしない、汗しない、がんばらない、全力は使わない、根性無し、なんて具合です。

*走ると体重移動してしまいます。走ると浮いてしまいます。がんばると地面を蹴ってしまいます。全力を使うと勁力ブレーキが掛かります。根性ではなく、じっくりゆっくり立ちます。体重が下腿三頭筋に静かに降りて来るまで、待ちます。

*するとエネルギーが溜まります。このエネルギー、いつ放出するのでしょうか? いえ、放出することはありません。なにしろ、爆発しない勁力ですから。それにこのエネルギー、自分の体重そのものですから。

*ひたすら静かに立ちます。それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、なのです。

*そして、地面を蹴ることなく、左右の足が交替します。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*というわけで、発勁動作がありません。沈墜勁も十字勁も纏絲勁も震脚もありません。

*発勁動作が無いといっても、動く部分はあります。それが鷹爪です。前腕の筋肉です。そこだけは動きます。

*それがどうしても我慢ならない、という人もいます。そうなると、心意六合拳の鶏行歩で走り出してしまいます。それはもう嗜好の問題ですから、そのような道場へ行くしかありません。

*爆発するだけが勁力ではありません。爆発しない静かな勁力も存在しています。しかし、そのような存在そのものが許せないという人もいます。そこは勘弁してください。

*武術脳の人には、静かな勁力が理解できません。それは仕方ないことです。

*合気上げ、と強引に結びつけた人もいました。合気道とは無関係です。あのような華麗な技は動物武術にはありません。

*心意六合拳の師匠からは、ガードの上から叩け、と教わりました。元よりそれで相手が倒れてくれるわけでもありません。でもあえて、ガードしてもらうようにします。

*そのコツは、撃ち抜かないこと、です。突き抜かないこと、です。これを私は、心意六合拳の虎擺尾と搖閂把で理解しました。

*これは、最初の原則の「走り出さない」ことと直結します。走り出さない原則を、最後まで貫徹します。足は走りださない。拳は撃ち抜かない。そこに姿勢勁力は生まれます。

*これは、武術脳の人には理解できないばかりでなく、許容できないと思います。

*そこは価値観の違いですから、どうしようもありません。どうしようもないから、別れるしかありません。その点は、恋愛も武術も同じです。お元気で ! さようなら! 

*足は走り出さない。拳は撃ち抜かない。それでもいい人は、体育館に来てください。
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by tiger-hawk | 2016-05-26 00:08 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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