動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:姿勢勁力( 339 )

オオカミの心と見えない動き

<お知らせ> 13日(月) は平和台体育館が休館なので、練習は休みます。すいません。

(昨日の体育館から)

*姿勢勁力は静的勁力ですから、当然、動きは見えません。そこで、下腿三頭筋を触らせてあげました。

*例えば、心意六合拳・鶏歩における後ろ足の下腿三頭筋です。武式太極拳・弓歩における後ろ足の下腿三頭筋です。それらの伸張性収縮です。

*外からは全く見えませんが、触ると動いているのが感じられます。

*でも、本当のこというと、感じられるように動いてあげました。実際には、少し動きますが、そこまで動いていません。

*上達してくると、動きはだんだんと小さくなります。それで間に合います。

*この見えない動きを、回族の陳先生は解るように見せてくれました。それで、私も触らせてあげることにしました。

*武式太極拳ワーク・ショップでも参加者に私の下腿三頭筋を触らせてあげます。え? 気持ち悪い? そっそんな・・・

*実は弓歩の場合、心意六合拳・鶏歩や宋氏形意拳・六合歩よりももっと動きません。なにしろ、下腿三頭筋の伸張性収縮ですから。弓歩は足が伸びますから、動く必要が全くありません。

*典型的なのが、心意六合拳の弓歩虎抱頭です。N君の唯一の得意技です。これなんか、弓歩ですから、後ろ足の筋肉は全く動きが見えません。

*見える場合は失敗しています。見える場合は地面を蹴っているというわけです。

*見える場合は、膝が動くのが見えます。すると失敗というわけです。

*実はこれ、習ったことありません。上海のモスクで回族のおじさんが見せてくれました。(名前は知らない。) そこで、一度見て解りました。それ以前に、鶏歩の虎抱頭を習っていたので、簡単でした。

*鶏歩の虎抱頭はとても小さい動きで、とても危険な技です。でも、とても武術には見えません。中国人でも失笑する動きです。私の元奥さん、安徽省武術チームでしたので地方へ演武へ行った時、返礼として地元の回族のおじさんたちが心意六合拳を演武したそうです。武術チームの少年・少女はその虎抱頭を見て、大笑いしたそうです。(安徽省には回族がたくさんいます。陶子鴻先生も安徽省出身です。) 

*私はひねくれ者なので、さらに迫力を取り去りました。むしろ迫力があると失敗しやすいのです。弓歩の虎抱頭もなんにもしない感じで撃ちます。撃つという感じもありません。ただ、前方へ動くだけです。(もっとも回族のおじさんはかなり力入れてました。あんな力は要りません。実は、迫力は相手を威嚇するためにあります。迫力と勁力は無関係なんです。) 

*もちろん、身体が浮いていると、どんなことをしても失敗します。鶏歩の練習で、体重を足首と足指まで降ろします。上半身が緊張していると失敗します。

*力を抜いているように見えても、上半身が緊張しているものです。そんな先生もいます。

*この、浮いている身体と浮いていない身体は、なかなか見分けられません。一度見えると、後は簡単に見分けられます。浮いている先生に習うと、上達は難しくなります。みなさんは、浮いていない先生を見つけて習ってください。

*オオカミの心です。瞬間の動物です。なんにも考えないと見えてきます。
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by tiger-hawk | 2017-02-12 07:39 | 姿勢勁力

瞬間の動物の勁力

*姿勢勁力の全ての打撃は寸勁になってしまいます。別に寸勁を練習していたわけではありません。自然と全てが寸勁になってしまいました。もちろん、距離ゼロでも撃てます。だから、寸勁なんて秘伝でもなんでもありません。

*もちろん、肩甲骨発勁でも手首発勁でもありません。それらは愚かな行為です。

*姿勢勁力の原動力は、足裏側筋肉の伸張性収縮です。そして、足の長さは変わりません。心意六合拳の弓歩は、弓歩のままです。心意六合拳の鶏歩は、鶏歩のままです。宋氏形意拳の六合歩は、六合歩のままです。

*相手との距離を詰めることもありますが、勁力とは無関係です。前進しても、その場でも、やることは同じなんです。

*だから、勢いは無関係となります。むしろ、勢いは邪魔になります。勢いに釣られて姿勢が崩れてはいけません。だから、勢いは殺します。助走は無用です。

*心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩は、足が伸びています。鶏歩は足が膝のところで曲がっています。曲がっていても、筋肉は伸張性収縮です。

*どちらが強いのか? ちくわさんは鶏歩のほうが強い、との見解でした。私もそんな気がします。測定したことはありませんが。

*鶏歩の場合、足はそのままで伸びません。でも、内部では伸張性収縮します。だから、外から見ても解りません。わずかに震えるような感じです。でも震えるわけではありません。

*それは歩き出し未満の動作です。それを打撃に変換します。だから、寸勁のように見えます。でも、長勁が無いので、寸勁もありません。ただの姿勢勁力です。

*で、この時に問題になるのが、「最後の肩」というわけです。最後の肩も消してしまいます。残るのは、足指と脇腹の前鋸筋だけとなります。

*姿勢勁力はとても簡単なのです。ただ、意識の切り替えをするだけです。でも、この意識の切り替えが難しい。特に真面目な人間にとっては難しい。

*私はとても軽薄でとても馬鹿です。ですから、意識の切り替えも簡単でした。それで、回族の陳先生の動作を見て、瞬間的に理解しました。もちろん、それ以前の経験もありましたけど。特に心意六合拳の師匠の、伸びない後ろ足、が印象的でした。

*でも真面目な人に地面を蹴るな、と言っても納得しません。絶対に地面を蹴ります。それ以外は信じられません。そこで、寄りかからない、拳に体重を載せない、体重移動しない、という要求に切り替えます。実は、それらはみんな同じことです。

*それだけでは勁力は出ませんが、一歩前進です。

*姿勢勁力はあまりにも簡単なために、そのために受け入れを拒否されます。

*姿勢勁力は、神秘の武術、神秘の太極拳を否定してしまいます。動的勁力を不要にしてしまいます。すなわち、世間のルールを無視してしまいます。

*姿勢勁力は私のような馬鹿ができたのだから、誰にでもできます。でも、利口な人には難しくなります。

*オオカミのように、瞬間そのものに生きる、と簡単にできます。

「哲学者とオオカミ」(愛・死・幸福についてのレッスン) マーク・ローランズ著、より・・・
 オオカミはそれぞれの瞬間をそのままに受け取る。これこそが、わたしたちサルがとてもむずかしく感じることだ。わたしたちにとっては、それぞれの瞬間は無限に前後に移動している。それぞれの瞬間の意義は、他の瞬間との関係によって決まるし、瞬間の内容は、これらの他の瞬間によって救いようがないほど汚されている。わたしたちは時間の動物だが、オオカミは瞬間の動物だ。瞬間はわたしたちにとって透明だ。瞬間に手を通して、わたしたちは物事を手に入れようとする。瞬間はつかみどころがない。わたしたちにとっては、完全にリアルではない。存在しないのだ。瞬間は過去と未来の亡霊で、過去にあったことと未来にあるかもしれないことのエコーであり、予想なのだ。
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by tiger-hawk | 2017-02-11 15:14 | 姿勢勁力

一番大切な筋肉

*エキサイトニュースに、中年になったら鍛えたい筋肉、という記事がありました。

*見える筋肉も大切だから、胸筋を鍛えろ、とありました。たぶん、大胸筋のことだと思います。姿勢勁力としては、見える筋肉なんかどうでもいいので、記事の内容は無視して、動物武術の筋肉について整理してみます。

*なお、骨だ、気だ、とかいう武術世間の風潮には一切関わりません。姿勢勁力はあくまで筋肉にこだわります。

*骨は死んだら焼いてくれるので、拾ってくれます。気は死んだら煙となって、空へ登っていきます。南無阿弥陀仏・・・迷わず成仏して、悪霊と成らないでください。生きている悪霊もいますけど・・・ウフフ

*姿勢勁力にとって一番大切な筋肉とは何か?

*それは、前腕の筋肉と下腿三頭筋です。両方とも手足の先端と関係します。まさに、四足歩行動物の発想です。前腕の筋肉も下腿三頭筋も、攻撃と防御の最前線となります。

*最初の肩の問題も、最後の肩の問題も、前腕の筋肉の意識が弱いことから発生します。心意六合拳の鷹爪が弱いことから発生します。最初から最後まで、前腕の筋肉で撃ちます。肩を使ってはいけません。(肩甲骨発勁と腕立て伏せは最悪です。) 

*足首に近い下腿三頭筋は、姿勢勁力の根本となります。面白いことに、スポーツ・ジムで造った下腿三頭筋は役に立ちません。心意六合拳の鶏歩で造った下腿三頭筋が必要となります。

*心意六合拳・鶏歩で造る下腿三頭筋は、自分の体重だけで造ります。宋氏形意拳の六合歩も同様です。道具は要りません。体重で造った下腿三頭筋は、体重を勁力に変えてくれます。

*スポーツ・ジムで造った下腿三頭筋は、地面を蹴ってしまいます。すると、勁力は消えてしまいます。

*自分の体重で訓練すれば、スポーツ・ジムへ通う時間もオカネも要りません。タタミ一畳の空間があれば練習できます。え? 足の踏み場も無い? 部屋の掃除と整理をしてくださいね。私の部屋もかなり乱れていますけど。女性に縁が無くなると、だらしなくなります。どうもすいません。

*大切な筋肉は、前腕の筋肉と下腿三頭筋だけではありませんので、まとめてみます。

*上半身の筋肉・・・
前腕の筋肉、前鋸筋、腹横筋、僧帽筋、となります。

*前鋸筋が前腕の筋肉と直結します。腹横筋が身体全体のバランスの要です。僧帽筋は背中から支えます。

*下半身の筋肉・・・
下腿三頭筋、内転筋、大腿二頭筋、内側広筋、などです。内転筋が足全体のバランスを整えます。特に歩く時のバランスの要です。

*大腿二頭筋は下腿三頭筋と繋がって勁力の要となります。内側広筋は内転筋と繋がってバランスを保ちます。

*大腿直筋と外側広筋はついでに使ってしまうので、意識する必要はありません。

*下半身の筋肉は、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩で造ります。その他、心意六合拳の鶏行歩と単把なども役に立ちます。

*上半身の筋肉は鉄牛耕地で造ります。腕立て伏せは止めましょう。

*最初は膝を付いた状態から始めます。肩甲骨が出ないようにします。肘を使わないようにします。

*慣れてきたら、両足を付いて鉄牛耕地の平起平落をします。

*慣れてきたら、一本足の鉄牛耕地をします。

*現在の私は、一本足の鉄牛耕地を、12回1セットで5セットやります。それ以上もできるのですが、翌日疲れが出る時もあります。それで今のところ、12回5セットにしています。ヘタレ・フジマツのことなので、みなさんはもっとできると思います。とりあえず、1回から始めてみましょう。

*ところで、心意六合拳の鶏形単把なんですが、吊歩で200回やってみたところ、約12分かかりました。かなりゆっくりとやってみました。というわけで、12分を目安に体育館でやってみます。これも一本足を明確に造ると足も鍛えられます。
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by tiger-hawk | 2017-02-10 07:27 | 姿勢勁力

足首が折れ曲がる時

*武式太極拳は歩いているのか? 武式太極拳は歩いていません。

*それは、虚歩から弓歩へ変化するだけです。歩いていないので、姿勢勁力の入門に最適だと考えます。(だから太極拳はカウンター専門ともいわれます。)

*なぜなら、ヒトは歩くとどうしても浮いてしまうからです。(武式太極拳でも浮いている先生もいます。) 

*尻尾のないサルは四つん這いから直立しました。すると、重心がとても高くなりました。

*さらに、大腿直筋で地面を蹴って進みました。地面を蹴ると、浮き上がります。だから、今日のウォーキングもランニングも浮き上がっています。

*でも、浮き上がっているとやがて墜落します。それが現代日本人の歩き方です。浮き沈みを繰り返します。え? お前には浮いた話の一つも無い? ホットイテンカ ! あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! 

*恐竜=鳥類も二足歩行ですが、体幹が横になっているので、重心はかなり低くなります。(四足歩行の恐竜は二次的に発生しました。本来は二足歩行です。ヒトと比べると恐竜=鳥類は前へ倒れています。)

*武式太極拳が浮いているのか、浮いていないのか? 簡単に見分けられます。

*そして、沈墜勁や震脚を使う武術は、全て浮いています。浮いているから沈まなければなりません。

*たとえ、馬歩で低くなっても、大腿直筋で立っているので、浮いているのです。(それがヒトの自然な姿です。だから、動的勁力は自然な勁力です。反対に静的勁力は不自然な勁力です。) 

*高く見えても下腿三頭筋で立っていると、浮いていません。下腿三頭筋は足首の近くにあるからです。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩です。(鶏歩や三体式でも沈むことが可能です。それは墜落した状態です。勁力は発生しません。あるいは勁力の終わった姿です。) 

*宋氏形意拳は歩いているのか? 五行拳を見ると歩いていないようです。でも、虎形拳や馬形拳を見ると、歩いているみたいです。

*歩いている・歩いていない、の中間のようです。

*心意六合拳は歩いているのか? これは明確に歩いています。古い拳譜にも、心意六合拳の歩法は全て鶏行歩、とあります。(だから軽快なフットワークが求められます。) 

*これが厄介な問題を起こします。なにしろ、ヒトは歩くと浮いてしまうのです。

*これを解決するために導入された概念が、ニワトリの指行性一本足です。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。

*鶏歩では、後ろ足の足首が折れ曲がります。すると、足首と足指に体重が降りてきます。しかし、足首と足指は筋肉ではありませんから、実際の仕事は下腿三頭筋が担います。

*そこから、いきなり歩き出すと、足首は伸びてしまいます。すると、下腿三頭筋が担っていた体重は消えてしまいます。もちろん、体重そのものが消えるわけではありません。

*その体重は、前足の大腿直筋に移動してしまいます。空っぽの下腿三頭筋では、勁力が発生しません。

*そこで、鶏歩の後ろ足の状態をできるだけ維持します。それでも、左右の足は交替する時を迎えます。

*そこで、中間動作を導入します。それが、前足一本足状態です。鶏歩から前足を前進させて、後ろ足が浮いた状態です。

*これは中間動作なので、そこから前足の足首が折れ曲がります。この前足はすぐに後ろ足になります。でも、動作の始まりは前足一本足状態なのです。

*鶏歩は後ろ足の足首が折れ曲がります。しかし、鶏行歩は前足一本足状態の足首が折れ曲がります。そこから鶏行歩は始まる、ともいえます。ここを理解しないと混乱します。

*足首が折れ曲がる時、姿勢勁力は始まります。
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by tiger-hawk | 2017-02-08 05:56 | 姿勢勁力

内動する下腿三頭筋

*今からお話することが、姿勢勁力の発射装置となります。

*姿勢勁力は静的勁力ですが、発射装置はあります。爆発はしません。長く続けて撃つことができます。(もちろん、疲れると止まります。)

*それは、心意六合拳の鶏歩に、弓歩に、宋氏形意拳の六合歩に、その内部に備わっています。

*もちろん、初心者の足には構築されていません。また、動的勁力だと必要ありません。

*同じ心意六合拳でも、同じ形意拳でも、沈墜勁や震脚などの動的勁力を採用した場合、要らないので構築されません。だから、感じることはできません。だから、一般的勁力の場合、納得できません。

*指行性勁力の始まりは足指です。足指に体重を降ろします。そして、足首は折れ曲がります。すると、下腿三頭筋が覚醒します。

*下腿三頭筋の伸張性収縮です。解りやすいのが、弓歩です。心意六合拳の弓歩、あるいは武式太極拳の弓歩です。

*弓歩の後ろ足は伸びています。その膝裏が伸びています。その動力が下腿三頭筋の伸張性収縮です。(大腿直筋でも足を伸ばすことができます。普通の弓歩です。その場合は下腿三頭筋が使えません。) 

*では、心意六合拳の鶏歩や宋氏形意拳の六合歩では? 鶏歩や六合歩の後ろ足は伸びていません。見た目は膝が折れ曲がっています。伸張性収縮の伸張がありません。

*どうなっているのでしょうか? 実は、足が曲がっていても、下腿三頭筋は「内動」するのです。下腿三頭筋自体は曲がりませんから、当然のことです。同様に大腿二頭筋自体も曲がりませんから内動できます。(こうして見ると、当たり前のことですね。アハハ 秘伝も何もありません。) 

*見た目では動いていません。実はほんの少し動いています。

*これが見える瞬間があります。それが、心意六合拳の鶏行歩です。でも、鶏行歩でもなかなか見えません。(同じ鶏行歩でも存在していない先生もいます。中国にもたくさんいます。) 

*鶏行歩は、鶏歩から始まります。その歩き出しの「起こり」に下腿三頭筋の内動があります。

*ところが、そんなものは無くても歩けます。普通は地面を蹴ってしまうので、そんなものは必要ありません。鶏行歩でも、普通に歩く時でも、そんなものは必要ありません。

*普通に歩く時は、体重移動から始まります。これがいわゆる寄りかかり発勁となります。

*この体重移動の瞬間を見つめてみると、下腿三頭筋は使っていません。下腿三頭筋に体重はありません。下腿三頭筋は空っぽの状態です。後ろ足の踵は高く挙がります。

*同じ鶏歩でも、後ろ足の踵が高く挙がっていると、下腿三頭筋は空っぽの状態です。

*歩き出しの「起こり」で体重移動すると、身体を支えるのは大腿直筋となります。その大腿直筋で地面を蹴って進みます。

*最初の起こりの違いが、静的勁力と動的勁力の運命を決めます。

*最初の起こりで、下腿三頭筋が地面を蹴る場合もあります。そんな流派もあります。その場合も、下腿三頭筋の内動は存在できません。

*普通に歩いていても、ウォーキングしても、ランニングしても、下腿三頭筋の内動は生まれません。

*特に現代日本人は足指を使って歩かないので、永遠に生まれません。ホンダのアシモ君は、足指を使わない現代日本人を元にして創作されました。だから、アシモ君にも、現代日本人にも、姿勢勁力は生まれません。永遠に理解できません。

*だから、おすすめは足指ウォーキングです。これを鶏歩と併用します。日頃歩く時は足指ウォーキングします。

*もちろん、足指ウォーキングだけでは下腿三頭筋の内動は生まれません。しかし、近づくことができます。鶏歩ができるようになれば、足指ウォーキングだけで発射装置が備わります。

*この段階になると、歩型は自由となります。棒立ちでも撃てます。どうでもよくなります。しかし、その内実は鶏歩・六合歩なのです。(この記事は良く書けました。◎です。ウフフ) 
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by tiger-hawk | 2017-02-02 07:25 | 姿勢勁力

肉体と意識の改造

*力を抜くといっても、闇雲に抜くのではありません。やたら力を抜くとヨーガの死のポーズに成ります。つまり、寝てしまいます。

*しかし、気で打つ、わけではありません。気とは気持ちのことです。しかし、武術の気とは何か? それは反射神経と成ります。

*武術を安易に格闘技化すると、反射神経の競争となります。どっちが先に当てるか、という競争です。残念ながら、そこに勁力は生まれません。反射神経は勁力ではありません。戦略・戦術も生まれません。

*拳は速ければそれだけでいいわけでもありません。速さだけ競うと、腕の伸縮運動になってしまいます。軽い拳となります。

*上半身では、肩と大胸筋と上腕の力を抜きます。でも、なかなか難しいものがあります。全てフニャフニャでも困ります。そこで、代わりのものを用意します。

*肩(肩甲骨) の代わりに僧帽筋です。

*大胸筋の代わりに小胸筋と前鋸筋です。

*上腕の代わりに前腕です。この前腕の筋肉で指を操作します。前腕の筋肉で掌を、拳を造ります。それが心意六合拳の「鷹爪」です。心意六合拳の単把は、宋氏形意拳の崩拳は、直接には前腕の筋肉で撃ちます。

*身体全体の制御は腹筋群です。腹を少し凹ませて左右横へ腹横筋を引っ張ります。ここが中心となります。腹直筋で体幹を立てます。腹斜筋で体幹を締めます。これが心意六合拳と形意拳の「龍腰」へ繋がります。

*背骨は体幹の真ん中にあります。だから、背筋を伸ばすと背骨は反り返ります。それは弱い姿勢となります。

*猫背になるのは、腹直筋を使わないからです。すると、だんだんと腹直筋は弱まります。やがて背骨は曲がります。

*座っていても少し訓練はできます。それは体幹を腹直筋で立てることです。もちろん、腹横筋も使います。

*上半身は体重の利用が難しくなります。そこで、鉄牛耕地します。しかし、注意しないと鉄牛耕地は腕立て伏せになってしまいます。腕立て伏せは肩甲骨発勁に発展します。

*誰が考案したのか知りませんが、肩甲骨発勁は愚かな行為です。私は笑って見ていましたが、かなり病気が拡大しているそうです。肩の脱臼も招きます。

*歩型の練習が姿勢勁力の基礎となります。心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、です。

*秘術を求めて虎鷹拳院に来る人もいます。そんな人は鶏歩や六合歩の練習から逃げます。虎鷹拳院に秘術はありません。姿勢勁力の根本は指行性勁力です。立ち方・歩き方が基礎です。秘伝はありません。全部、公開しています。

*弓歩から始めます。弓歩の勁力は練習の初日から出ることもあります。先日の若い女性は見学の初日に勁力を出していました。とても簡単です。

*でも、武術の経験者は大腿直筋で弓歩を造ってしまいます。大腿直筋に外側広筋も加わります。これはなかなか治りません。だから、未経験者のほうが上手く場合があります。寄りかかり病もありません。肩発勁病もありません。

*秘術・秘伝はありません。だから、いつも同じことを書いています。だから読んでも面白くありません。実際にやってみると、面白くなります。実行するのは、あなたの肉体です。肉体と意識の改造です。気ではありません。

*ところで・・・いつも馬鹿なことばかり言っているので、オバチャンBが「センセーはアホ だから」と言ってました。若い女性の前でそんなこと、言わんといてなー アホやけどー
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by tiger-hawk | 2017-02-01 07:44 | 姿勢勁力

浮くか浮かざるか

(昨日の体育館から)

*「心意六合拳・鷹爪における上腕主導から前腕主導への変換」・・・なんだか長ったらしいテーマですが、やってみました。

*指先をゆっくりとやや丸めながら伸ばします。だんだんと力を入れます。ある程度になると上腕が緊張します。

*それだと行き過ぎなので、また元へ戻ります。肘を緊張させずに、その手前の前腕の緊張で止めてしまいます。ここが限界です。

*全員成功しました。問題ありません。

*ただ押す時に、肩を緊張させる人がいました。最後に大胸筋を使ってしまいます。これは習慣性の問題です。そのようにしなければいけない、と脳神経が命令を出しています。

*人の脳神経へ手を突っ込むこともできないので、自分で克服しなければいけません。

*大胸筋を使わなければ不安になるようです。武術はそうあるべき、と思い込んでいます。力を入れてはいけないのですけど。力を入れなければ、力は出ます。どうしても納得できないようです。そんな人もいました。

*最後まで前腕だけで撃ちます。そのような習慣性を練習で自分に徹底させます。

*プロ選手ならば、徹底的な練習量で克服するところです。私たちの練習量なんてわずかなものですから、ていねいな練習で体得しなければなりません。

*宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳は、これを極端に押し進めた結果です。普通の人がやるフニャフニャ崩拳は、岩のような肩で実行されます。ガチガチ崩拳そのものです。本人には理解できません。

*「心意六合拳・鶏行歩における大腿直筋時間から下腿三頭筋時間への移行」・・・これも長ったらしいテーマですけど、やってみました。

*これ、指行性勁力の核心的部分です。ここを克服できたら、大腿直筋主導から下腿三頭筋主導へ変換できたなら、大きな問題は残っていません。簡単に撃てます。

*鶏歩から前足が半歩前進します。後ろ足は着地していません。前足一本足状態になります。

*この時は、大腿直筋時間です。

*ここから、足首が折れ曲がります。だんだんと下腿三頭筋時間が始まります。

*後ろ足が前へ行きます。前足は後ろ足となります。踵は浮き上がります。

*下腿三頭筋時間へ変換できないと、大腿直筋は地面を蹴ります。踵は高く浮き上がります。

*結果、身体は浮き上がります。

*一人だけできないので、私が手で修正してあげました。すると、大きい鶏歩に成りました。もちろん、勁力も出ました。

*しかし、一人でやらせると修正できません。なぜかなあ? と思ったら、自分の身体が浮いていることを感じ取れないようです。

*自分の身体が浮いていることを感じられない人をどうやって教えるか? さあ、困りました。大腿直筋の過緊張です。

*この人の場合は仕方無いので、次回は武式太極拳からやってもらうことにします。武式太極拳の虚歩は、後ろ足の踵が浮いていないので、大腿直筋が地面を蹴る心配は少なくなります。

*根本原因は大腿直筋の過緊張です。大きい鶏歩では後ろ足の踵が接地していないので、地面を蹴らないと不安になるようです。この不安感を克服する必要があります。もちろん、本人は無意識なので、不安に感じる自分を感じることはできていません。自分だけはとても安定しています。意識も安定しています。

*彼を見ている他人は、浮いているなあ、と不安になります。浮いていることを自覚できない人を教えるのは、なかなか難しいです。

*中国ではどうしているか? なんにも言いません。指導しません。私には指導放棄に見えます。どうでもいいみたいです。そんな人が先生となります。虎鷹拳院では指摘します。プライドの高い人はそれで消えてしまうこともあります。

*中国ではそんなことはできません。中国人は面子を重んじます。恨まれる場合があります。子供でも親に向かって「ごめんなさい」とは言わないそうです。うなだれて反省の意を表します。ごめんなさい、という中国語はありますが、使えません。怖いですねえ~ 私としては・・・逃げろ~~ 

@ どうして時々、読書感想文があるのか? とサンダーさんに質問されました。このblog はどうして存在しているのか? と聞かれたみたいです。このblog は虎鷹拳院の活動日誌なんですが、テキトーにやっています。私の存在そのものがテキトーなんです。テキトーに生きています。どうもすいません。今読んでみたい本は「哲学者とオオカミ」です。面白そうです。まあ、長くてもあと10年位で死ぬでしょう。え? 今すぐ死ね ! そうなんですか? 逃げろ~~ 

@ 私には武術の素質も格闘技の才能も欠落しているのですが、撃てるようになりたい、とだけ考えていました。誰でも達人に成れるわけではありません。私も達人には成れません。でも、撃てるようには成れました。だからあなたも撃てるように成るべきです。どうしてか? 楽しいからです。それと、浮かない身体はとても気持ちいいです。浮かない鶏行歩は快感なんです。
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by tiger-hawk | 2017-01-29 07:24 | 姿勢勁力

秘伝武術の終焉

*こんにちわ、全国のみなさまへ姿勢勁力をお届けするフジマツと虎鷹拳院です。

*そして、2月19日、姿勢勁力の太極拳版の武式太極拳(喬式太極拳) をお届けします。

*武式太極拳の姿勢勁力は、心意六合拳・宋氏形意拳と比較して容易に習得できます。

*それは、蹠行性(せきこうせい) から隠れ指行性への移行時間があるからです。(会員のwさんが看破していました。私ではありません。) 

*心意六合拳と宋氏形意拳の場合、いきなりの隠れ指行性が求められます。しかし、武式太極拳はそんなことはありません。だから、比較的簡単です。一回のワークショップで姿勢勁力を獲得することも可能です。

*でもその代わり、軽快なフット・ワークはありません。心意六合拳・鶏行歩のような、相手の退路を断つような歩法はありません。相手を激しく追いつめるためには、心意六合拳・鶏行歩が必要となります。

*しかし、武式太極拳の解明は、神秘の太極拳を終焉させます。気の太極拳を滅ぼします。

*そして、武術に希望をもたらします。現実の確実な勁力を獲得します。もはや、ファンタジーではありません。

*但し、ガチガチおじさん・ガチガチお兄さんには困っています。そこで、禅密功を準備体操として教えます。フラダンスはやったことないので、禅密功にします。

*指行性勁力は足指から始まります。だから、足指ウォーキングも準備体操としてやります。実はこれだけでも撃てます。

*ところで、ガチガチおじさん・ガチガチお兄さんには、ガチガチのままで最適な方法があります。それが、震脚です。でも、震脚は足や腰が痛くなるので、あまりおすすめできません。どうしてもやりたい人は、そっちの道場がおすすめです。

*しかし、力を抜く必要はありません。それは難しいので、役割を変えるだけです。それなら誰にでもできます。

*上腕主導から前腕主導にします。それが心意六合拳の鷹爪です。

*大腿直筋主導から下腿三頭筋主導にします。それが武式太極拳の弓歩です。心意六合拳の鶏歩です。宋氏形意拳の六合歩です。

*これで神秘の武術は終焉します。秘伝武術は終焉します。そして、誰でも勁力を獲得できます。
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by tiger-hawk | 2017-01-28 13:28 | 姿勢勁力

大腿直筋時間と下腿三頭筋時間

*前回は、前腕と上腕の分離でした。それは、上腕主導から前腕主導への変換です。普通の人は鷹爪を知りませんから、どうしても上腕主導になってしまいます。主導権を前腕に明け渡します。全ては指先から始まります。そして・・・足指先から始まります。

筋力の分離その二、大腿直筋時間と下腿三頭筋時間・・・です。

*どうして心意六合拳の鶏行歩は大股で歩かなければならないのでしょうか?

*どうして心意六合拳の鶏行歩は低く歩かなければならないのでしょうか?

*それらはみんな、足首が折れ曲がるためです。

*どうして足首が折れ曲がらなければならないのでしょうか?

*それは、足首と足指に体重を降ろすためです。

*どうして足首と足指に体重を降ろさなければならないのでしょうか?

*それは、体重を勁力へ変換するためです。そこで初めて勁力が発生します。

*しかし、それらのことに無知な人は、膝を折り曲げてしまいます。すると膝に体重がかかります。結果的に膝を痛めます。

*膝を痛めなくても、体重は大腿直筋にあるままです。すると、身体は浮いたままです。もちろん、姿勢勁力は発生しません。

*静的勁力は発生しないので、動的勁力に頼らざるを得ません。それが、沈墜勁や震脚となります。

*しかし、ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を確立しました。そしてアフリカを出て世界に広がりました。それはヒトの宿命です。

*したがって、心意六合拳・鶏行歩において、大腿直筋から下腿三頭筋への移行時間を設定してやればいいのです。

*鶏行歩に大腿直筋時間と下腿三頭筋時間を設定します。

*鶏行歩では、足を踏み出して前足一本足になります。すぐに足指と趾球で立ちます。隠れ指行性です。しかし、やや大腿直筋寄りで立っています。まだ下腿三頭筋に移行していません。

*この前足一本足時間を大腿直筋時間とします。

*ここから足首が折れ曲がり、やがて後ろ足が前へ出ます。踵は地面から離れます。後ろ足一本足時間となります。

*この後ろ足一本足時間を下腿三頭筋時間とします。

*鶏行歩には二つの時間がありました。大腿直筋時間と下腿三頭筋時間がありました。

*二つの時間を設定することによって、指行性を実現します。

*これが姿勢勁力の基礎勁力となります。宋氏形意拳・六合歩の場合は、あらかじめ下腿三頭筋時間を仕込んでおきます。

*武式太極拳では、虚歩=大腿直筋時間、弓歩=下腿三頭筋時間、となります。

*筋力の分離には、前腕と上腕の分離があります。その他に、大胸筋と前鋸筋・小胸筋の分離、外側広筋と内側広筋・内転筋の分離、大腿直筋と大腿二頭筋の分離、などがあります。

*全身の力を使ってはいけません。筋力は部分的に使います。それが「気配り」というものです。

@ 私には武術の素質も格闘技の才能も欠落していました。しかし、中国の伝統思想をゴミ箱へ捨てました。そこから道が開けてきました。武術の安易な格闘技化もしませんでした。それは勁力を失う道です。勁力は歩くことの中にある、と妄想していました。それは半分当たっていました。半分は間違っていました。

@ 浮くことを徹底的に嫌いました。浮いていなければ沈む必要もありません。すると、沈墜勁も震脚も十字勁も要らなく成ります。そして、心意六合拳の素朴な動物生態論がありました。そこで、動物の立ち方・歩き方を考えてみました。そこから姿勢勁力を解明しました。
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by tiger-hawk | 2017-01-26 07:16 | 姿勢勁力

筋力の分離その一

*筋力の分離その一「前腕と上腕の分離」

*前腕の筋肉は緊張しますが、上腕の筋肉はゆるんでいます。上腕は伸張性収縮も短縮性収縮もしません。

*これが心意六合拳の鷹爪です。

*そしてこれが、心意六合拳の単把、宋氏形意拳の崩拳、武式太極拳(喬式太極拳) のロウシツヨウホとなります。

*力を込めて肩を固めてしまう人は、これができません。そのために、姿勢勁力は自滅します。

*それでは、その練習方法を考えてみます。

*両手をブランと垂らします。力が入っていない状態です。とりあえず、片手を用います。

*そのまま肩の高さまで上げます。

*この段階で既に力が入ってしまう人もいます。立派なガチガチおじさんです。その場合は、またダラリと下げます。

*腕をダラリと下げた状態、またはそのまま肩まで上げた状態、から始めます。

*手をほんの少し丸めた状態にして、五指を大きく広げて伸ばします。指の第一関節から始めます。(以前は第二関節からとしていましたが、ガチガチに肩まで固めてしまう人がいたので第一関節からとします。第三関節からやる人が圧倒的に多いのですが、大きな間違いです。)

*手首に力を入れてはいけません。あくまで、手首に近い前腕の筋肉で指を操作します。

*指の第三関節に力を込める人、手首に力を込める人、が圧倒的に多いのですが、大きな間違いです。関節は使わずに前腕の筋肉だけ使います。

*少しずつ鷹爪を造ります。弱い力から始めます。

*だんだんと強い力を用います。

*ある段階まで来ると、肘と上腕が固まります。

*それはやり過ぎなので、肘が固まる寸前で止めてしまいます。

*これが、鷹爪の状態です。指先に意識集中します。これが、鷹爪の掌です。

*これを基本状態とします。

*指先に意識集中したまま拳をにぎります。

*すると、前腕の筋肉の延長で手首はフラットになります。手首に力を入れてはいけないので、手首の力でフラットにしてはいけません。あくまで前腕の筋肉の延長です。

*拳の中はほんの少し空気が入った状態となります。完全にギュッとにぎった状態ではありません。石のコブシではありません。これも前腕の筋肉と指先が直結した状態です。指先は緊張しています。

*拳をゆるめることによって、拳の中に空間を造ってはいけません。つまり、意識的にやわらかく握るのは間違いです。指先だけは緊張しています。単純にやわらかくにぎるのは間違いです。

*こここまでできたなら、掌・拳を耳の高さまで上げてみます。鷹爪が維持できていれば問題ありません。肘と上腕が緊張していなければ、問題ありません。

*そこから、心意六合拳の単把を練習してみます。武式太極拳のロウシツヨウホを練習してみます。

*あるいは、単なるひっぱたきを練習してみます。前腕の筋力と上腕の筋力が分離していれば、ひっぱたきも強力な武器となります。耳の高さからひっぱたきます。掌根を用いれば強力な打撃となります。

*肩がはずれていると大胸筋が緊張して、弱くなります。肩甲骨が後ろへ出た状態だと、弱くなります。(肩甲骨発勁をやってはいけません。) 宋氏形意拳の龍形基本功の状態にします。
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by tiger-hawk | 2017-01-24 08:58 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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