動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:姿勢勁力( 290 )

外国人の特権

*「中国全土で見れば、姿勢勁力を体得している人はたくさんいるだろが、言語化したのはアホのフジマツセンセーだけ」とシロクマさんは言います。

*どうしてそんなことになったのか? それにはいろいろな理由があります。その第一はフジマツが日本人=外国人だったことです。

*私は勁力を、動作勁力と姿勢勁力に別けました。こんな発想を中国人はしません。ついでに、勁力から心理学を除きました。お陰ですっきりと勁力世界が見えてきました。

*これは、中国語の問題が大きい。中国学者の加持伸行が、「中国語は分類語であって分析語ではない」と述べていました。毛沢東も「一が分かれて二となる」と述べていました。世界は陰陽に分かれて、さらに分裂を繰り返します。勁力もただ分類するだけで、際限なく増えていきます。なんでもかんでも勁力となります。技に勁と付けたら、それだけで勁力となります。分析する視点がありません。

*また、外国人のために、宋氏形意拳に加えて心意六合拳を学習しました。宋氏形意拳はとても保守的なので、宋光華先生にとっては心外なことでした。(叱られました。) 中国では考えられません。

*先代の宋鉄麟はその名声が中国各地に広まっていました。そのために、遠方から入門希望者がやって来ます。すると、良く来たと言って、帰りの汽車賃を渡して帰したそうです。

*上海では、形意拳と心意六合拳を学習した人は少なくありません。しかし、上海に伝わった山西派形意拳と称する宋氏形意拳の亜流は、河北派形意拳の影響を多大に受けて変形し、震脚まで導入されていました。もはや、静かな形意拳の面影はありませんでした。

*私はその形意拳を上海の徐文忠先生の自宅で習い、その翌年、形意拳の故郷=山西省太谷県へ向かいました。1989年天安門事件の真っ最中でした。革命前夜のような上海から山西省太谷県へ向かいました。

*また、当時はフジマツが最初の外国人でした。そのために歓迎されました。龍形基本功、熊の基本功1号・2号もすぐに教えてくれました。(宋光華先生の著作をパラパラと見ると、それらの基本功が記載されていないようです。)

*宋氏形意拳には、動作勁力がありません。沈墜勁も震脚も、纏絲勁も十字勁も、開合もありません。ただ静かなだけです。そのために、動作勁力を導入した人も太谷県で見られました。撃てないので、そうしたと考えられます。でも、明らかな失敗例です。

*もちろん、私も全く撃てません。それでどうしたのか? 成功例だけでなく、失敗例から学びました。幸い、宋光華先生の弟子が毎日のように来てくれました。直接の弟子ではない若者たちも来てくれました。その中の近所の先輩を反面教師にしました。

*その先輩は身体が浮いていました。六合歩(三体式) ができていません。地面を蹴るからです。また、力が入っているために五行拳が撃てません。ハエが止まるような切れの無い拳です。

*私も身体が浮いているので、歩くのをあきらめました。ひたすら、定歩の六合歩で五行拳です。そして、力を入れては駄目なので、力を抜いて五行拳です。そのために、小学生も倒せない五行拳ができあがりました。でも、とりあえずそれだけです。(お陰で肩の力が抜けました。)

*二年後、心意六合拳を本格的に習いました。一年が経過した後、鶏撲食、鷹抓把、鶏行歩から、勁力の芽を見つけました。伸びない後ろ足です。

*回族の陳先生の助言から、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮を理解しました。(後に武式太極拳を学びましたが、お陰で簡単に武式太極拳を理解できました。)

*心意六合拳の鶏行歩を、宋氏形意拳の六合歩に適用しました。すると、宋氏形意拳が理解できました。だんだんと宋氏形意拳が撃てるようになりました。

*体幹の問題は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号と2号、などが解決してくれました。心意六合拳の熊吊膀(ゆうちょうぼう) と熊の1号が全く同じことを発見しました。心意六合拳と形意拳の「龍腰」と「龍身」も明らかにできました。

*病気してから、動物学に触れました。蹠行性と指行性の問題に気付きました。すると、心意六合拳におけるニワトリの指行性一本足を解明できました。

*最近は、熊の1号を毎日百本やることにしています。すると、腹直筋、腹斜筋、腹横筋ばかりでなく、前鋸筋と小胸筋にも効果がありました。体幹がしっかりとしてきます。姿勢勁力の体幹トレーニングです。みなさんにもおすすめです。

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by tiger-hawk | 2017-08-09 08:44 | 姿勢勁力

用意不用力???

*太極拳の有名な成句に、「用意不用力」というものがあります。意を用いて力を用いず、と読みます。

*以前、アホのフジマツはこの成句を好意的に解釈しようとしました。しかし、それは無駄なことでした。この成句には根本的な間違いがあるのです。

*それは何か? 

*「意」とか「気」とかの言葉の意味は、心理学の領域に属します。それに対して「力」とは物理学の領域です。心理学と物理学をごちゃまぜにしてはいけません。特に勁力論においてはごちゃまぜにしてはいけません。混乱するだけです。仮にごちゃまぜにするとしたら、宗教や超能力の世界へ行ってしまいます。

*あるいは、太極拳や中国武術の世界の人は、宗教や超能力の世界に棲んでいるのかもしれませんが、私はそっちの世界へ行きたくありません。

*例えば、幽体離脱したい、なんてことを考える人がいますが、簡単なことです。死ねばいいんです。私はまだ死にたくないので、幽体離脱に興味がありません。幽体離脱したい人は、どうぞ、すぐに死にましょう。きっと楽しいことでしょう。ウフフ

*さて、意を用いて力を用いず、は大間違いなので、私が正しい答えを用意しました。

*それは、体重を用いて力を用いず、ということです。

*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、そして、心意六合拳の鶏行歩、などは力を入れずに体重に任せます。

*力を入れると、身体が浮いてしまいます。身体が浮いてしまうと、姿勢勁力は死んでしまいます。

*しかし、ヒトは地面を蹴りたいのが本能というものです。だから、鶏行歩はたいへん難しくなります。特に、心意六合拳は勇猛果敢、というイメージがあるので、ガンガン鶏行歩をしてしまいます。

*すると、完全に身体が浮いてしまいます。浮いた身体は沈むしかありません。すると、選択肢は沈墜勁か震脚ということになります。それしか残されていません。

*身体が沈むとは、しゃがんでしまう状態になります。それは鶏歩においては、後ろ足の膝が折れ曲がって足首は折れ曲がらない状態となります。足首は硬直したままです。踵が上がっているのですが、内実は蹠行性(せきこうせい) のままです。

* ガンガン鶏行歩は、中国でも一般的です。ユーチューブでも普通の光景です。そのほうが強そうに見えます。

*でも、虎鷹拳院ではやりません。姿勢勁力ですから、ガンガン鶏行歩はやりません。

*ところが、ペタペタ鶏行歩をやる人がいます。それでは撃てません。押すこともできません。そこで、なんでペタペタ歩くのだろう? と思って自分でも真似してみました。フジマツは真似が得意なんです。ホンダのアシモ君の真似なんか秀逸です。ペタペタ鶏行歩もアシモ君も蹠行性ですから。(ガンガン鶏行歩も蹠行性ですけど。)

*で、解りました。下腿三頭筋に力を入れてしまうのです。ガンガン鶏行歩は大腿直筋で歩きます。アシモ君も大腿直筋で歩きます。これは日本のオニイサン、オジサンによく見られます。

*で、ペタペタ鶏行歩は下腿三頭筋で歩いてしまうのです。すると、姿勢勁力は死にます。ご臨終です。

*下腿三頭筋を使え、とフジマツがいつも主張していることだろう。アホか ! フジマツは確かにアホですが、下腿三頭筋に力を入れてはいけません。下腿三頭筋に力を入れると、やはり身体が浮いてしまいます。

*捲地風の低い蹴りが蹴れないのも、同じ理由です。蹴れても、とても軽い蹴りで実用になりません。

*スポーツ・ジムの訓練が無駄なのも、下腿三頭筋に力を入れてしまうからです。訓練を受けたことないので、たぶん、ですけど。

*鶏行歩でも、体重を用いて力を用いず、なのです。

*結果、私の鶏行歩はフニャフニャ鶏行歩になりました。しかし、フニャフニャだけど沈みません。ガンガン鶏行歩も、ペタペタ鶏行歩も沈んでしまいます。だから、動作を加えないと撃てません。

*フニャフニャだけど撃てます。姿勢で撃てます。それは指行性だからです。足首が折れ曲がっているからです。

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by tiger-hawk | 2017-08-08 08:17 | 姿勢勁力

回転してはいけない腰

*姿勢勁力の根っこは、ヒラメ筋の覚醒です。もちろん、伸張性収縮です。

*指行性はそのためにあります。

*折れ曲がる足首はそのためにあります。

*折れ曲がる鼠蹊部はそのためにあります。

*脇腹の前鋸筋から鼠蹊部への切り込みは、そのためにあります。龍腰のことです。

*腕を脇腹の前鋸筋から生やすのは、そのためにあります。龍身のことです。

*心意六合拳の鶏歩と鶏行歩はそのためにあります。

*宋氏形意拳の六合歩はそのためにあります。

*ヒラメ筋は腓腹筋へ、半腱半膜様筋と大腿二頭筋へ、内転筋へ、つなげます。

*しかし、それは見えません。それで少しでも見えるように、心意六合拳の弓歩があります。武式太極拳の弓歩があります。

*膝を伸ばすのは大腿直筋ですが、その前にヒラメ筋が始動します。半腱半膜様筋と大腿二頭筋が始動します。それらが膝を伸ばすかのように動きます。実際には膝は伸びません。筋肉が伸張性収縮します。

*姿勢勁力では、大腿直筋は最後に動きます。

*ヒトは大腿直筋で立ちます。大腿直筋で地面を蹴って歩き始めました。だから、最初に動くのは大腿直筋です。それは倒れ込みながら歩くからです。

*その関係を逆転させたのが、ニワトリの指行性一本足から造られた鶏行歩です。

*伝統に縛られた中国の民間武術では、姿勢勁力の解明が遅れました。外国人のフジマツが先に解明してしまいました。

*それに、姿勢勁力が無くても動作勁力があります。動作勁力で間に合います。そのほうが自然ですから、わかりやすい。

*私は動作の無い静かな姿勢勁力に魅かれました。沈墜勁も震脚も、十字勁も纏絲勁も、開合も要りません。

*しかし、それは倒れ込みながら歩く人類の本能に反します。

*だから変態します。だからインチキと言われたら、その通りです。

*常識に捕われた人たちには理解できません、残念ですが。

*先進的過ぎた虎鷹拳院ですが、世の中との橋渡しを武式太極拳がしてくれると期待しています。

*というわけで、9月に武式太極拳ワークショップを無料で開催する予定です。今回は、熊の1号を解明します。熊の1号は、前鋸筋から始動します。太極拳のロウシツヨウホも前鋸筋から始動します。しかし、それは太極拳からは伺い知れません。

*熊の1号は、前鋸筋から動き体幹を統一してくれます。それは回転しない腰を造ります。

*腰が回転すると、体幹は崩れてしまいます。バラバラの体幹となります。

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by tiger-hawk | 2017-08-07 08:32 | 姿勢勁力

深層のヒラメ筋を覚醒させる

*こんにちわ、インチキのフジマツです。

*以前はフクラハギだと想っていました。ところが、どうも違います。昔、フクラハギがとても太いキック・ボクシングの先生を見て、なんとなく違和感がありました。全身の筋肉も素晴らしいのですが、勁力を感じません。格闘技家としては私よりもはるかに強いのでしょうが、感動しません。

*私の感覚も変化していました。フクラハギだと想っていたのですが、足首に近いところです。心意六合拳を始めた頃は、めっちゃ身体が浮いていました。だから、地面を蹴っていたのです。もちろん、無意識です。その頃の映像を消そうと思っていたのですが、間違ってコボクマシーン1号に渡してしまいました。それから、時々からかわれています。ナンデヤネン ! 

*自分の始めの頃は、フクラハギの上のほうだったのです。膝に近いところです。その感覚がだんだん降りてきました。今の表現だと、体重が足首に降りてきました。

*病気して、しばらくしてからスポーツ理論主義者に辞めてもらって、ちゃんと教えるようになったそうです。なんか難しいことをいうので、言ってることが解らないよ、というと、「なら辞めますよ」と威張っていました。で、結局、辞めてもらいました。それから自分の精神が安定してきました。

*なにか、教えるのに、いい言葉は無いかなあ? と考えて、「折れ曲がる足首」という言葉を作りました。それと、「折れ曲がる鼠蹊部」です。鼠蹊部を切り込む、とも言いました。ハイレグのところです。腸骨の所から切り込むと上手くいきます。

*フクラハギは腓腹筋といいます。腓腹筋を含めて下腿三頭筋と言います。この下腿三頭筋の下のほうに感覚があります。

*「それはヒラメ筋だよ、アホセンセー」とちくわさんが教えてくれました。さすが、専門家。

*腓腹筋の深層にあるのがヒラメ筋、と「ぜんぶわかる人体解剖図」という本にありました。これは私のような素人向けの本です。深層だから見えません。

*心意六合拳の鶏歩と鶏行歩は、ヒラメ筋の覚醒のためにありました。

*ヒラメ筋が覚醒すると、相手を根こそぎ倒すことができるようになります。下のほうからだから、当然のことです。

*これを宋氏形意拳の六合歩に適用すると、「さらに」折れ曲がる足首、ということになります。これでコボクマシーン1号の崩拳を修正したら、上手くいきました。きっとヤバい崩拳ができあがることでしょう。あとは知らネ。逃げろ~~

*スポーツ・ジムのトレーニングで下腿三頭筋は太くなるのですが、ヒラメ筋の覚醒のプログラムは無いのではないか?

*と勝手に想像しています。まあ、見た目ではわかりませんから。見せる筋肉でもないし。

*指行性はヒラメ筋の覚醒のためにありました。だから、指行性ランニングは使えません。ジャンプ運動だからです。ウォーキングは蹠行性なので、これもアウト。

*ヒラメ筋が覚醒すれば、身体が浮き上がることはありません。すると、心意六合拳の鷹抓把も撃てるようになります。宋氏形意拳の崩拳も撃てるようになります。

*そのコツは、力を抜くことです。もちろん、足首の力も抜きます。足指の力も抜きます。だから、足指で地面をつかむ、なんてとんでもありません。

*なお、足の親指側のエッジを使う、と言いましたが、エッジの外側ではありません。それだと小指側が浮いてしまいます。

*親指の内側を使います。親指と人差し指の間位です。これもちくわさんが指摘していました。自分としては、当たり前だよ、という感覚でした。フジマツにとっては、自明の理でも、世間ではそうではないことがたくさんあります。

*親指側のエッジ外側に力を入れてしまうと、おかしなことになります。足裏が歪んでしまいます。

*世間のみなさんは、力で解決しようとします。それが間違いの元です。心意六合拳の鶏歩と鶏行歩、宋氏形意拳の六合歩、みんな力で解決はできません。

*筋肉の話をすると、力で解決しようとします。ヒラメ筋は深層の筋肉なので、力づくでは姿を現してはくれません。力を抜くと、顔を見せてくれます。力づくでやろうとすると、大腿直筋になってしまいます。

*力を抜くといっても、気ではありません。やっぱり筋肉なのです。それは深層のヒラメ筋です。

*一般の人の傾向としては、膝から下の表側の筋肉を使う場合が多いようです。本を見たら、前脛骨筋とありました。それも、折れ曲がる足首を理解していないからです。

*裏側の深層にあるヒラメ筋を覚醒させます。

追伸

突然シロクマさんが九龍城(ボロアパート) を襲ってきた。アイスクリーム各種やステーキ肉を置いて去った。アイスクリーム3個食べたら、気持ち悪くなった。晩ご飯喰えない。一人で世持桜さんのライブへ行こう。
口直しに、BOB DYLAN LIVE 1964、を聴く。この時の歌声は最高に凄い。

シロクマ出没注意 ! 危険 !

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by tiger-hawk | 2017-08-06 08:25 | 姿勢勁力

奇妙な弓歩の造り方

「指と前腕の筋肉」のつづきです。今日の第二弾です。

*「面白くて眠れなくなる解剖学」坂井建雄 著、の中に面白い記述を見つけました。これで、心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩を説明できるかもしれません。

 何といっても太ももの前面を覆って目立っているのが、「大腿四頭筋」です。目立つくらいに大きいとはいっても、一つの筋肉ではありません。文字通り筋肉が四つの頭に分かれており、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋、で構成されています。これら四つの筋肉はすべて膝蓋骨に集まり、さらに脛骨の前面の脛骨粗面につながっています。脛骨の前面は大腿骨の後面と同様に、ザラザラとした粗線が入っており、ここに筋肉が付いています。

 大腿四頭筋は膝を伸ばす働きをしています。例えば、サッカーボールを蹴り飛ばすような強い働きです。

 太ももの前面が膝を伸ばす働きをしているのに対して、後面の筋肉は膝を曲げる働きをしています。一般にはハムストリングといわれる筋肉で、「ハム」は太もも、「ストリング」はヒモという意味です。これも一つの筋肉ではなく、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、の三つで構成されています。ただし、大腿二頭筋には長頭と短頭があるため、数え方によっては四つの筋肉ともいえます。

 これらの筋肉は、椅子に座ったときに座面に触れる坐骨結節という骨から起こり、膝の後ろ側で左右に分かれています。膝の後ろから外側の腓骨に向かうのが大腿二頭筋で、内側の腓骨に向かうのが半腱様筋と半膜様筋です。この中で、大腿二頭筋の短頭だけは大腿骨から起こります。
 ハムストリングは膝を曲げる強力な筋肉ですが、よく肉離れを起こすことでも知られています。(177、178ページ)

*長い引用ですいません。さて、大腿四頭筋は膝を伸ばす筋肉です。これによって、弓歩の膝は大腿四頭筋によって伸ばされるわけです。しかし、これは普通の弓歩の話しです。

*ところが、心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩は、大腿四頭筋だけでなく、裏側の大腿二頭筋と半腱半膜様筋がこれに加わり弓歩となります。むしろ意識的には、裏側筋肉を主体とします。

*そのために、膝を伸ばす運動は足指から始まります。足指ー趾球ーヒラメ筋ー下腿三頭筋とつながります。そして、半腱半膜様筋と大腿二頭筋へつながります。

*大腿直筋など大腿四頭筋ではなく、裏側筋肉から動くので、身体が浮き上がることはありません。とても奇妙な動きなんです。これは、なかなか見る機会がありません。虎鷹拳院に見学に来たら、見られます。

*膝を伸ばす筋肉は大腿四頭筋なので、この奇妙な動きで最後に動くのは大腿四頭筋です。それまでは、裏側筋肉が動きます。それは膝を伸ばす運動そのものではありません。

*となると、膝が伸びなくても問題ありません。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、ということです。

*膝が伸びないので、その動きは外から見えません。これが見えない内部運動の中身です。

*え? なあんだ、そんなものか ! どうもすいません。そんなものです。

*でも、注意して見るととても奇妙な動きです。ヘンタイといわれても、否定できません。アハハ

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by tiger-hawk | 2017-08-05 08:44 | 姿勢勁力

指と前腕の筋肉

*こんにちわ、フジマツのインチキ通信です。

*暑くてこのところサボっていた、心意六合拳の鶏行歩散歩を再開しました。やはり鶏行歩やらないと、体力低下しますから。

*光が丘公園の林の中を鶏行歩散歩、さらに光が丘体育館の中を歩くつもりでしたが、挫折しました。アハハ 次回はやります、たぶん。

*DVDの撮影を11月にやるつもりでしたが、ちくわさんが東京を離れるそうで、来年2月に延期になるかもしれません。ちくわさんには、鈍行夜行列車(あるのか? ) の電車賃とコンビニ弁当代をあげるから、一時帰国をお願いするつもりです。新幹線代は出せない。でも、ちくわ会館ができてしまうと相手にしてもらえないなあ・・・

*アホのフジマツは突っ走ると周囲と合わなくなるので、なるべくのんびりやるつもりです。のんびりだと、生来の怠け者の性格が全面的に出てしまうのですが。突っ走るか、怠けるのか、どうも極端な性格です。

*中山うりさんの、のんびり系の歌を聴きながら、やっていきます。突っ走るとたいてい失敗します。

*最近、心意六合拳の単把が鋭くなってきました。シロクマさんやオジサンXには力負けします。そこで、どんどん力を抜く方向を進めています。すると、技の切れが良くなりました。宋氏形意拳の崩拳の教え方も解りました。オシッコの切れは悪くなりましたが。ウフフ 前立腺ガンか? 

*みんなも、どんどん力が抜ければ、勁力力量が向上します。でも、身体が浮いてはいけません。世間の力を抜くというのは、身体が浮く方向へ行くようです。

*これは、心意六合拳の鷹爪の欠如から来ます。折れ曲がる足首、折れ曲がる鼠蹊部、前鋸筋から生える腕、などの欠落から来ます。

*中国武術者に心意六合拳の鷹爪を教えたら、前腕の筋肉ではなく「腱」ですね、と反論していました。使えないなあ、中国武術者。もしかしたら南拳系の人とだったら付き合えるかもしれない。内家拳信者はもうやだ。アハハ 勝手にキーキー言ってください。

内家拳信者は自転車オヤジ、いつでも道場をキィキィ走る・・・ナンチャッテ ! 気=心理学と勁力をゴッチャにしないでください。老婆心より・・・しかし、遅れているなあ・・・

*「面白くて眠れなくなる解剖学」坂井建雄 著、という本を見かけたので、読んでみました。

 手指を動かす筋肉がどこにあるかというと、実は二カ所に分かれているのです。手は握らずに指だけで力いっぱい曲げてみてください。そして、片方の手で触ってみると、指のどこにも力こぶはできませんね。今度は、指をしっかり曲げて握りこぶしをつくってみてください。すると、前腕の筋肉が固くなっているはずです。
 指を動かす筋肉は、一つは手の平にあり、もう一つは手首と肘の間の前腕にあるからです。指全体の曲げ伸ばしは、主に付け根の関節を動かしており、このときは手の平の筋肉が働いているので力こぶはできません。これに対して指を固く握ってこぶしをつくるときは、指の中の関節が動いていて、指から離れている前腕の筋肉が、指の骨まで腱を長く伸ばしてつながって動かします。(130ページ)

*この文章の、付け根の関節とは、指の第三関節のことです。そして、心意六合拳の鷹爪では、動かし方が異なります。すなわち、指全体の曲げ伸ばしを前腕の筋肉で実行します。だから、掌でも前腕の筋肉が固くなります。武式太極拳の掌も同様です。これは非常識な動かし方ですね。指と前腕の筋肉を直結させます。

*そして、拳でも掌と同様に造ります。すなわち、指の第一関節に意識集中します。すると、拳の中に空気がわずかに入ります。これが心意六合拳・鷹爪の拳です。ですから、空手の拳とも違うことになります。(ではまたね)

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by tiger-hawk | 2017-08-05 08:41 | 姿勢勁力

ポイントをつかみます

*こんにちわ、日本で唯一、インチキを認めているアホのフジマツです。

*あーきれいなオネーサン、帰らないでくださーい !

*大病もしました。もう65歳です。後は静かに沖縄の海に骨をまいてもらうだけと想っていたら、沖縄のキジムナー君がまた行方不明になりました。噂によると、フジマツを見捨てて沖縄へ帰るらしいです。そっそんなー というわけで、まだ死ねないみたいですう。これからも前鋸筋をブイブイいわせます。

*脱力=勁力、なんて唱える人たちがいますが、フジマツはそんなこと言いません。

*と言いつつ、いつもフニャフニャ体操をしています。先日、フニャフニャ・ジタンダをやってもらったら、大腿直筋でやっている人がいました。さすが、大腿直筋人間です。

*そこは下腿三頭筋でしょ ! つまり、大腿直筋人間を下腿三頭筋人間に改造するのが、虎鷹拳院の事業というわけです。

*先日ある流派の人に、心意六合拳の鷹爪を教えてみました。指を前腕の筋肉で操作する、と教えたら、「腱ですね」と反論していました。まあ腱もありますが、それでは事態は変わりません。改造できません。元の木阿弥です。

*何処までも筋肉を認めたく無いのが、いわゆる内家拳信者というわけです。なんだか気持ち悪いのが内家拳信者です。合気道も気持ち悪い。生理的に無理です。

*フジマツのフニャフニャ武術は、宋氏形意拳の崩拳(五行拳) から始まりました。それは、小学生も倒せない崩拳でした。それでも続けました。その先にしか道は無いと確信していました。

*その後、心意六合拳の鶏行歩で、鷹抓把で、鶏撲食で、足の勁力を知りました。それを宋氏形意拳の六合歩に適用したら、崩拳が撃てるようになりました。

*足の勁力とは、力を入れることではありません。地面を蹴ることではありません。自分の体重を足首に降ろすことです。そのために力を抜きます。

*つまり、第一のポイントは、折れ曲がる足首、です。ポイントを外してしまっては、ヨーガの死のポーズになってしまいます。つまり、寝るだけです。

*それでも、鼠蹊部が伸びてしまっては無駄なことです。ですから、直立してはいけません。そのために、鼠蹊部は折れ曲がります。基本的に、直立二足歩行はしません。曲立します。なにしろ、ニワトリの指行性一本足が心意六合拳の原点ですから。恐竜=鳥類は曲立します。ペンギンも曲立しています。

*折れ曲がる鼠蹊部が、第二のポイントです。

*この勁力運動線は、脇腹の前鋸筋から始まります。それが,心意六合拳と形意拳の「龍腰」です。それが鼠蹊部でクロスして内転筋に達します。すると、体幹と足が結合します。

*腕は肩からではなく、脇腹の前鋸筋から生やします。それが、心意六合拳と形意拳の「龍身」です。

*脇腹の前鋸筋が、第三のポイントです。

*先に述べた前腕の筋肉=鷹爪が、第四のポイントです。鷹爪を第一ポイントと数えてもいいでしょう。

*最後に、腹横筋を隠れた調味料として加えます。隠し味です。ということは、腹横筋が第五のポイントになります。

*ポイントを外してはいけません。それでは身体がバラバラになってしまいます。

*空気を押す、なんて表現をする人がいますが、それでは空間に溶け込んでしまいます。空間の中に自分の存在を確立しなければなりません。

*そのために、ポイントをつかみます。

*そのポイントを全て満たしているのが、宋氏形意拳・熊の1号と2号です。特に、熊の1号を百本、毎日実行すると体調が良く成ります。これに熊の2号百本を加えると完璧です。


Joni Mitchell の Both Sides Now を聴きながら、またね

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by tiger-hawk | 2017-08-04 08:48 | 姿勢勁力

鶏歩から弓歩になる時

* カーター・ファミリーの素朴なギターの音が聴こえて来ると、まるで故郷に帰ったような安心した気分になるフジマツはおかしな日本人なのでしょうか? 演歌だと落ち着きません。

*え? どうでもいいから、オメーのインチキ武術の話しをしろ? ヘイヘイ旦那様 それではゆるりと・・・

(昨日の体育館から)

*心意六合拳には捲地風という低い蹴りがあります。この蹴りを強力なものにするためには、鶏歩の足の力を抜いてしまいます。上半身をフニャフニャにして、足の力も抜いてしまいます。がんばって立ってはいけません。フニャフニャ鶏歩でいいんです。緊張を解いてしまいます。

*すると、あら不思議、強力な低い蹴りを撃てます。この捲地風が蹴れないと、突破口が開かれません。そこからの技はいろいろありますが(十大形)、それ以前の問題です。

*足に力が入っていると、地面を蹴ってしまいます。すると、ガチガチ鶏歩になってしまいます。鶏歩が地面を蹴ってはいけません。フニャフニャでいいんです。すると、体重が後ろ足の足首に降りてきます。この体重で蹴ります。

*しかし、体重を浴びせてはいけません。自分の体重は最後まで自分のものです。相手に身体をあずけてはいけません。最後までエゴイストです。

*鶏歩から弓歩に成る時、それまで見えていなかった勁力が見えてきます。それが、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮です。

*下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮します。特に、大腿二頭筋が見えてきます。

*後ろ足を棒のように扱うと、見えてきません。(それでも撃てますけど、進歩しません。)

*鶏歩から大きい鶏歩に成ります。大きい鶏歩から、後ろ足裏側の筋肉を伸ばします。特に、大腿二頭筋を酷使することになります。そのコツは、さらに折れ曲がる足首、です。折れ曲がる足首によって指行性となります。

*これを心意六合拳・燕子点水(えんしてんすい) でやってみました。

*燕子点水は二つの動作で成立しています。

*第一に、ジャンプして鶏歩に成りながら、上から下へ叩きます。その時、後ろ足の勁力トライアングルを用います。勁力トライアングルは、足指・趾球ー足首ー下腿三頭筋で構成されます。それをやわらかいバネにします。強いバネではいけません。弱いバネにします。

*見学者が腕で強くパンチング・ミットを叩いていました。バレーボール出身だそうです。なるほどね。でも、バレーボールのようではなく、足の勁力トライアングルで撃ちます。

*今回は第二の動作が大切です。次は、鶏歩から弓歩に成ります。この時に、細かく分析すると、鶏歩から大きい鶏歩に成ります。大きい鶏歩から弓歩に成ります。

*鶏歩から大きい鶏歩に成る時、後ろ足は曲がったままです。この時に、足首が折れ曲がります。既に、勁力トライアングルが発動しています。(もう勁力は発動しているので、この段階でも撃てます。鶏行歩と同様です。)

*そして、大きい鶏歩から弓歩に成る時、足首はさらに折れ曲がります。すると、指行性の弓歩に成ります。後ろ足裏側筋肉が伸張性収縮します。これだと、大腿二頭筋の負担が大きくなります。

*これを表の大腿直筋でやってしまうと、姿勢勁力は発動しません。身体も浮いてしまいます。大腿直筋はジャンプ筋なので、浮いてしまうのです。あくまで、裏側の大腿二頭筋で実行します。

*鶏行歩も大腿直筋でやってしまうと、蹠行性(せきこうせい) になってしまいます。裏側の筋肉でやると、指行性になります。大腿直筋=蹠行性、下腿三頭筋&大腿二頭筋=指行性、という関係になります。なかなか興味深い関係性です。

*日本の中年オジサンは、大腿直筋で立って歩いているので、そのままでは姿勢勁力ができません。日常の歩き方から変える必要があります。特に、がに股は最悪です。真っ直ぐに歩くようにします。

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by tiger-hawk | 2017-08-03 08:14 | 姿勢勁力

熊の1号の仮説から

*こんにちわ、インチキのフジマツです。


*姿勢勁力の原点の一つが、宋氏形意拳の熊形基本功1号です。通称、熊の1号です。


*初めて宋光華先生の自宅に押し掛けたその晩、土間で先生から熊の1号でガンとやられました。その時に、これはなにか大切な基本功なのだ、と勝手に想像しました。


*次の日の早朝、中庭に一人、熊の1号を練習していました。すると、宋光華先生が現れ、もう一度見せてくれました。見たのはその二回だけです。他の先生は見せてくれませんでした。


*熊の1号は、十二形拳の熊形拳の基本功です。しかし、宋光華先生は、「十二形拳は五行拳の身法を学ぶ」と言いました。


*そこから私は仮説を立てました。熊の1号は崩拳の本質なのではないか? 拳の本質が熊の1号、というわけです。


*熊の1号は、肩が当たります。それを肘に置き換えてもそのまま使えます。腕に置き換えても同じです。そして、拳に置き換えても同じです。掌に置き換えたら、太極拳のロウシツヨウホに成ります。


*そして、心意六合拳の熊吊膀と内容は全く同じでした。(これは後に判明します。) これも自分で断定しました。


*後に習った熊の2号は、横拳そのものでした。用法は違いますけど。これも自分で断定しました。指摘されたものではありません。横拳は難しいので理解できませんでした。ところが、熊の2号で解決してしまいました。


*後に、崩拳に熊の2号を加えました。熊の1号と熊の2号を合体させました。縦の動きに横の動きを加えました。すると、崩拳はさらに強くなりました。


*これに心意六合拳の鷹爪を加えました。鷹爪は前腕の筋肉で指を操作します。ここから、前腕だけで撃つ、という原則を立てました。上腕の筋肉も肩も使いません。上腕の筋肉は別の使い方があります。肩の力は全く使いません。肩で当たる時も、肩の力を抜きます。もちろん、体重移動も使いません。腰も使いません。


*肩に力が入ると、崩拳も一般的な拳も掌も、完全に失敗します。全ての技が失敗します。肩が暴走してはいけません。体幹が分裂してしまいます。


*肩は尻と合体させます。しかし、これだけでは体幹を統一できません。体幹はバラバラなままです。


*そこで、腕を肩からではなく、脇腹の前鋸筋から生やします。まるで、爬虫類みたいです。龍は古代ワニの化石から想像されたという説があります。龍の顔はワニにそっくりです。すると、龍はワニ=爬虫類です。その説に従って、心意六合拳と形意拳の称する「龍身」は、腕を脇腹の前鋸筋から生やすことだと、判断しました。


*これでもまだ体幹の統一には足りません。


*熊の1号を練っていると、あることに気付きました。それは、脇腹から鼠蹊部へ向かう運動線です。この運動線は、鼠蹊部でクロスして内転筋へ達します。この運動線は、心意六合拳のある龍形拳とそっくり同じです。蛇行歩の技とも同じです。


*この運動線は、左右同時に実行されます。すると、体幹が鼠蹊部で統一されます。体幹が絞り込まれます。


*これが、心意六合拳と形意拳の称するところの「龍腰」だと判断しました。(中国語の文献では、龍身と龍腰は曖昧です。具体的には解りません。)


*すると、腕は脇腹の前鋸筋に従います。肩は尻に従います。脇腹は鼠蹊部に従います。鼠蹊部は内転筋に従います。内転筋は大腿二頭筋に従います。大腿二頭筋は下腿三頭筋に従います。下腿三頭筋はヒラメ筋に従います。ヒラメ筋は足首に従います。足首は足指と趾球に従います。趾球は足指に従います。足指が始まりなので、指行性です。


*全ての始まりは、熊の1号でした。熊の1号の仮説から、全てが始まりました。


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by tiger-hawk | 2017-08-01 08:01 | 姿勢勁力

仮説からの内部勁力運動

*蒸し暑い日が続きます。まずは、アリソン・クラウスの甘い歌声とショーン・コルヴィンのさわやかな歌声をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=hci5q3G6-FA


*S&Gのボクサーです。最初見た時、あれ何処かで見たような? と想ったら、ボブ・ディラン30周年記念コンサートに出ていたショーン・コルヴィンでした。あの時、めっちゃ古びたギターで歌っていたのが印象的でした。(ボブ・ディランがほとんど出てこないので、彼をあまり好きでない人にもおすすめのDVDです。)


*え? オメエのインチキ武術の話しをしろ? ヘイヘイ旦那様。


*見えない内部勁力運動を発見したアホのフジマツですが、それには伏線がありました。


*若い頃、勁力は歩きに隠されている、という仮説を立てました。もちろん、何の根拠もありません。でもそのほうが、歳取ったおじいさん先生にぴったりです。なにげなくチョコンと撃って、相手がなにげなく倒れる、なんて絵になります。アハハ


*実際には、八極拳を学習したり、通背拳を学んだり、紆余曲折しました。そして、震脚とは真逆の静かな形意拳に出会いました。山西省の宋氏形意拳です。


*しかし、宋氏形意拳の六合歩の隠された勁力運動は、私には見えませんでした。でも、沈墜勁も震脚も、十字勁も纏絲勁も、開合もありません。動作勁力がありません。


*何か無くてはどうしようもありません。しかし、その時点では見つかりませんでした。ただ、力を抜かなくてはいけない、と解りました。力の入った先輩は身体が浮いていました。それでひたすらフニャフニャ崩拳(五行拳) を撃ちました。小学生も倒せない崩拳です。


*二年後、心意六合拳の先生と出会いました。警察学校の教官でした。それから一年して、なんとなく後ろ足の裏側に気付きました。それが、陳先生のお陰もあって、裏側筋肉の伸張性収縮に気付きました。


*それを用いて宋氏形意拳の崩拳を撃つと、上手くいきました。フニャフニャだけど強い崩拳です。これで、宋氏形意拳と心意六合拳の共通の、内部勁力運動が解明されました。


*これは、心意六合拳の鶏行歩に現れます。でも、見つけることは困難です。それで、見つけられない人は動作勁力へ流れます。中国の先生は、詳しいことは教えないですから。


*「師匠は弟子に餌を与える(教え育てる) 。やがて成長した弟子は師匠を倒す。」なんていう恐ろしい成句が心意六合拳にあります。(ということは、コボクマシーン1号やちくわさんは、フジマツを倒してしまいます。シロクマさんもそのうちには、と狙っているかもしれません。恐ろしや~~ 逃げろ~~)


*「一子相伝」なんて言葉もあります。後継者は一人(長男) だけで、その人だけに真伝を伝えます。他の弟子には伝えません。でも、息子はたいてい出来が悪い。いっしょに生活している父親の欠点を見てしまっています。だから、真面目に練習しません。というわけで、本当の後継者には成れない場合が多い。


*私は外国人なのが幸いしました。そして、当時の先生は無名でした。私は古い拳譜にはこだわりませんでした。とにかく、撃てるようになる、とだけ考えました。もちろん、古拳譜も参考になります。私は心意六合拳の素朴な動物生態論から、指行性と蹠行性の問題に気付きました。古拳譜が動物学に導いてくれました。


*さて、心意六合拳の鶏行歩は、鶏歩から前足を送り出して大きい鶏歩になります。この鶏歩から大きい鶏歩に成る過程に、内部勁力運動があります。


*鶏行歩は、後ろ足を前に出して歩き始めても良さそうです。でも、最初の一歩は、前足から、です。それには、訳があるのです。


*そして、心意六合拳の多くの技、形意拳の多くの技、も最初に前足を送り出します。それにも理由があるのです。


*それが後ろ足裏側の筋肉の伸張性収縮です。


*ところが、ここに落とし穴があります。ちゃんと落とし穴が準備されているのです。なんて親切なんでしょう。感謝すべきかな? 


*それは、後ろ足の表側=大腿直筋でも前足を送り出すことが可能なことです。しかも、ヒトは通常そのように歩きます。


*しかし、大腿直筋はジャンプする筋肉です。ということは、身体が浮いてしまいます。(だから、ウォーキングも身体が浮いてしまいます。) 結果、後ろ足裏側の筋肉は眠ったままです。目覚めることはありません。


*さて、後ろ足表側筋肉を用いると、身体が浮いてしまいます。そして、前へ倒れ込みます。これが普通の正常な歩き方です。


*では、後ろ足裏側筋肉を用いると、どうなるのか? これが一本足になります。前足は浮いた状態で後ろ足一本足です。その次は、前足が着地して、後ろ足が浮いています。前足一本足状態です。


*何か思い出しませんか? ニワトリの一本足状態です。ニワトリは鳥類ですから、恐竜からの伝統で指行性です。指行性一本足となります。これが鶏歩と鶏行歩の正体です。


*ところが、いきなり体重移動すると、後ろ足裏側筋肉が使えません。そこで、心意六合拳の熊吊膀(ゆうちょうぼう) などでは、一番最初に前足を上げろ、と教わります。その意味は、体重移動せずに一本足になれということです。


*もちろん、こんな解説は付けてくれません。先生はただ、命令するだけです。私も教えてもらったことはありません。フジマツは誰にでも教えるので、blog でも公開しています。


*内部勁力運動は、仮説から辿り着きました。仮説の実現に10年以上掛かりました。証明には、20年以上掛かりました。それはフジマツがアホで怠け者だからです。申し訳ありません。でも、達人ではないことが幸いしました。ボンクラ頭だから、できたことです。そんなこと威張るな ! バカかオマエは(豊田先生風に) 


*なお、鶏歩からの弓歩を成功させるためには、さらに折れ曲がる足首、を用います。するとヒラメ筋が覚醒します。これが無いと大腿直筋運動になってしまいます。


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by tiger-hawk | 2017-07-31 08:44 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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