動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:姿勢勁力( 286 )

発勁力=構造力

*秘伝は30円からご用意しております。大秘伝は60円でございます。たいへんお安くなっております。あっ通りすがりのきれいなオネーサン、帰らないてくださーい !

*しかし、会員増えないなあ? ナンデヤネン !

*それはフジマツがインチキだからだよ ! え? インチキ? そうだったのか? 知らなかった ! 

*まあ、それはともかく(笑) 、宋氏形意拳の龍形拳と龍形基本功を考えていたら、突然、閃きました。

*すると、武式太極拳の単鞭を完全解明しました。約1秒間のできごとでした。ほとんどやっていない武式太極拳の単鞭でしたが。体育館の壁を、単鞭でガンガン叩いてみました。とても簡単です。

*そこで、宋氏形意拳の龍形拳=武式太極拳の単鞭、という図式になりました。

*さらに、龍形拳の連打を作りました。最初の一撃は囮の一撃です。次の二撃で相手の中に入って撃ち込みます。とても簡単で効果抜群です。これもその場のアドリブです。約0.1秒かかりました。

*囮の一撃は、いつもの心意六合拳の罠です。二撃は、龍形拳です。

*とても上手くいきました。でも、体育館からの帰り道、駅へ向かっていると、あれ? 今日やったのは、劈拳だよな、と気がつきました。気付くのが遅いんだよ ! ボケ !

*入り方は劈拳そのものでした。いつもの心意六合拳の蛇撥草ではありません。打撃も劈拳そのものでした。横のものを縦にしただけです。(全然オリジナルじゃない ! 最初だけ心意六合拳だ ! )

*で、整理してみます。

*熊の1号は、崩拳の基本構造です。熊の2号は、横拳の基本構造です。

*そして、龍形基本功は、劈拳の基本構造でした。そして、心意六合拳の虎撲の基本構造です。

*これで、五行拳が全て解明できました。今頃かよ ! オセーエンダヨ ! すんまへん アホやさかい かんべんなー 頭の回転が人より遅くなっております。

*え? 鑽拳と炮拳はどうした? 彼らは崩拳の変形なので、熊の1号が基本構造となります。

*ともかく、全ての始まりは龍形基本功です。龍形基本功の構造が一番強くなっています。だったら、その強い構造を造ればいいのです。それが打撃になります。投げにもなります。制圧法にもなります。

*ということは、発勁力=構造力、ということになります。姿勢の勁力ですから、当然、問題になるのは構造です。沈墜勁などの発勁動作は元より関係ありません。

*というわけで、龍形基本功が微妙に変りました。より理解が深まるように、微妙に変化しました。神様のお導きです。たぶん・・・かな? どっちでもいいんだけど・・・どうでもいいんだけど・・・申し訳ありません。プププ 逃げろ~~

*この龍形基本功・・・動画では解りません。実伝でないと無理と思われます。知りたい人は、体育館までイラッシャーイ ! 
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by tiger-hawk | 2016-06-09 05:44 | 姿勢勁力

あなたではありません

*姿勢勁力には何も足さない。足してはいけない。そのままで、ありのままで、いいのです。

*ですから、勁力の出た人はみんな言います。「力感が無い」と言います。それでいいのです。力感があると失敗です。

*いいかえると、失敗する人は力感を求める人です。力感が無いと不安なんです。

*そんな話しを繰り返ししているのですが、それでも納得してくれません。相変わらず、力を入れてしまいます。

*例えば、筋肉の話しをします。前鋸筋の話しとか、下腿三頭筋の話しとか、そんな話しをすると、一生懸命その部分に力を入れます。とても愚かなことです。私には信じられません。意図していなかったことです。

*筋肉は勝手に働いてくれます。何も要求しなくても、勝手に動いてくれます。なんて親切な人なんでしょうか !

*鉄牛耕地も、勝手にやってくれます。条件を満たせば、前鋸筋も、僧帽筋も、前腕の筋肉も、勝手に働いてくれます。本人がやることは何もありません。

*ところが、愚かな人は、肩に力を入れてしまいます。肩甲骨を使ってしまいます。その結果、腕立て伏せになってしまいます。

*さらに愚かな人は、前鋸筋を働かせようとします。すると、他のところに力が入ってしまいます。前鋸筋は知らん顔しています。せっかく働いてくれようとしている前鋸筋を強制的に動かそうとして、全てを破壊してしまいます。破壊するのは、本人です。

*肩に力を入れて撃つ人は、肩に力を入れてはいけない、ということが信じられません。他の方法を学ぼうという気持ちがありません。現状に満足しています。それでなぜ虎鷹拳院の練習に来るのか? 理解できません。

*強く撃ちたいと思う気持ちが、勁力を破壊しています。強くなんか撃たなくていいのです。

*なぜなら、体幹で撃つからです。強さなんか要りません。そのままでいいのです。

*肩の力を抜くことが大切です。おまじないします。カタガヌケル、とおまじないします。これは効きます。すると、他の余計な力も抜けてきます。それだけです。

*ヒトは蹠行性の動物です。骨格ももちろん蹠行性です。(蹠行性をショコウセイと読むのは間違いです。セキコウセイと読みます。)

*しかし、指行性になる時もあります。それは階段を下る時です。(がに股の人は、階段を下る時も蹠行性になります。) 

*階段を下る時に、地面を蹴る人がいるでしょうか? がに股の人以外は、階段を下る時に地面を蹴る人なんかいません。そのまま下ればいいのですから、余分な運動・余分な力は要りません。

*心意六合拳の鶏行歩も同様です。鶏行歩は指行性ですから、階段を下る時と同じようにします。自分の体重に任せます。すると、地面を蹴る必要がありません。

*しかし、地面を蹴らないと力感がありません。まるで、武術している気分ではありません。それで地面を蹴ってしまいます。武術している気分ではないことは、許せません。とても許容できません。

*勇壮な感じがしません。そんなものはどうでもいいのですが、許せない人が多いようです。すると、姿勢勁力を破壊してしまいます。

*結果的に勁力を自ら破壊してしまいます。そんな愚かなことは、もう止めましょう。

*なんにもしなくても、姿勢勁力は存在しています。なにかするから、姿勢勁力は崩壊してしまいます。そのまんまの姿勢でいいんです。なにも足してはいけません。

*寄りかかってはいけません。体重移動してはいけません。そのまんまの姿勢勁力です。

*勁力を造るのは、姿勢です。あなたではありません。

*あなたは余計なことをして、勁力を破壊するだけの存在なのです。勁力の最大の敵は、あなた自身なのです。
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by tiger-hawk | 2016-06-06 00:31 | 姿勢勁力

さようならアシモ君

*心意六合拳の鶏行歩については、苦労した記憶がありません。たぶん、一年位で完成したと思います。だから、みんなもそんな感じでできるものだと楽観していました。

*ところが、なかなかできません。地面を蹴ってはいけない、と教えるのですが、一生懸命に地面を蹴る人もいます。なにをそんなにがんばるのか? とても不思議でした。がんばらなくていいのにね。

*あっできてる、と思っても、来週には元の木阿弥になっています。これもとても不思議でした。

*ある日、ホンダのアシモ君をテレビのニュースで見ました。(その頃はまだテレビがありました。今はありません。) 

*鶏行歩ができない人は、ホンダのアシモ君とそっくりでした。みんなアシモ君でした。

*ホンダの開発者の本を読むと、理由が解りました。開発者は日本人の歩き方を研究したそうです。

*結論として、日本人は足指を使わないで歩く、ということでした。そこで、アシモ君は足指を使って歩きません。彼の足を実際に見たことはありませんが、たぶん、足指も趾球も存在していない、と思われます。そして、土踏まずも存在していないのでは? と疑っています。

*カイロプラクターのちくわさんによれば、日本人の足指は既に退化しつつあるとのことです。しかし、江戸時代の人は、足指を使って歩いていたそうです。わらじ、草履、足袋、などを使用するからでしょうか? その辺のことは、私には解りませんが。

*アシモ君は、大腿直筋で歩きます。大腿直筋で足を持ち上げます。このタイプが多いのですが、外側広筋型も発見しました。外側広筋で歩きます。大腿直筋型アシモ君と外側広筋型アシモ君がいます。

*鶏行歩は、下腿三頭筋と大腿二頭筋で歩きます。そして、内転筋でバランスを取ります。どれもアシモ君は使わない筋肉です。

*武術の基礎といわれる馬歩は、外側広筋型です。そして、そのスタイルの弓歩も外側広筋型です。

*形意拳の三体式も外側広筋型、あるいは大腿直筋型が多いようです。宋氏形意拳では、まず内側広筋を開発します。私の場合、外側広筋よりも内側広筋が大きく成り、奇形的になっています。

*心意六合拳の弓歩は、下腿三頭筋と大腿二頭筋で造ります。そして、内転筋に体重が掛かります。そのために内転筋が覚醒します。

*アシモ君型鶏行歩の修正は困難です。はっきりいうと、無理です。そこで、鶏歩に戻ります。鶏歩から始めます。

*それでも困難な人がいます。その場合、日常歩行から変える必要があります。日常歩行が完全なアシモ君になっているからです。もちろん、本人は気付いていません。見た目もアシモ君とは違います。

*でも、本質的には同じなんです。その本質とは、足指を使わないで歩くという一点です。

*足指を使うためには、まず、足の筋肉を全部緩めます。大腿直筋型アシモ君は、大腿直筋が過緊張しています。外側広筋型アシモ君は、外側広筋が過緊張しています。いつも過緊張しています。

*大腿直筋型アシモ君は、大腿直筋でバランスを取ります。外側広筋型アシモ君は、外側広筋でバランスを取ります。

*日常歩行は、大きく歩くようにします。さらに、足首が折れ曲がるようにします。すると、足指に負荷が掛かるようになります。これも意図的にやってはいけません。足指に力を入れてはいけません。足首にも力を入れてはいけません。

*下腿三頭筋にも力を入れてはいけません。大腿二頭筋にも力を入れてはいけません。内転筋にも力を入れてはいけません。

*結局、使えるものは自分の体重だけなのです。体重にさらに力を入れて、瞬間的に体重を増やしてはいけません。沈墜勁や震脚は、瞬間的に体重を増やすらしいですが、姿勢勁力の場合、そんなことをやってはいけません。

*あくまで、自分の体重に従います。あくまで、自分の体重に任せてしまいます。体重に筋力をプラスしてはいけません。

*筋肉の名称を使うと、筋力をプラスするのか? と誤解する人がいます。筋力はプラスしてはいけません。あくまで自然に任せます。

*それで撃てるのか? と不安になる人がいますが、心配要りません。むしろ、筋力をプラスすると、姿勢勁力は崩壊します。それは、姿勢そのものが崩壊するからです。

*その結果、寄りかかり発勁となります。相手を押してみて、というと、鶏歩も鶏行歩も全て忘れて、寄りかかり発勁する人がいます。今までの練習を全て捨ててしまうのです。そんなに簡単に捨てられるものなのか? と不思議です。

*鶏歩の練習や技の練習を全て忘れてしまいます。その結果、後ろ足は空っぽで、相手に寄りかかるだけです。

*鶏行歩を骨の髄まで染み渡らせることです。そのために、足指を使って歩きましょう。アシモ君にはさよならしましょう。

*ところで、鶏行歩は内転筋でバランスを取ります。日常歩行も内転筋でバランスを取ります。この内転筋は、心意六合拳の弓歩で造ります。

*この内転筋バランスは、鼠蹊部の延長線上にあります。鼠蹊部は、脇の前鋸筋からクロスして切り込まれています。心意六合拳の熊吊膀と龍形挿把、あるいは宋氏形意拳の崩拳などに顕著です。

*外側から内側へ、という構造です。拳も掌も、外側から内側へ、という構造です。決して、正中線上にあるものではありません。
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by tiger-hawk | 2016-05-28 06:13 | 姿勢勁力

足は走り出さない

(昨日の体育館から)

*通りがかった近所のおじさん? が見学で参加。おじさんは練習に参加せず椅子に座ってた。

*最初はいつものとおり、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩で3分間立つ。Nさんのへっぴり腰を直してみる。

*両手で胸ぐらをつかんでもらう。それを宋氏形意拳の龍形基本功で制圧してみる。以前は片手だったので、両手でつかんでもらい試してみた。みごと成功。龍形基本功なので、つかむこともしないし、逆技も使わない。

*これ、最初は手首をつかんでもらい制圧していた。それから、肩袖でやってみた。今は胸ぐらをつかんでもらう。私のオリジナル? です。龍形基本功そのままなんですけど。龍形基本功にこんな使用法はありませんけど(笑) 。でもとても便利です。片腕で制圧します。

*通りがかり? のおじさん、太極拳をやっていたとのこと。そこで、みんなで太極拳のロウシツヨウホで吹っ飛ばし合いをやってみる。なんだか物足りないので、ロウシツヨウホでパンチング・ミットを撃ってみる。バシッと乾いた音が体育館に響く。(パンチング・ミットはいつも体育館に持参します。) 

*実は、たまに体育館の壁をロウシツヨウホで叩いていたので、パンチング・ミットは簡単です。コツは掌根で叩きます。腕の伸縮で撃ってはいけない。心意六合拳の単把と本質的に同じです。

*おじさん、「健康太極拳なので・・・24式太極拳なので」と言っていた。私、「いやだから24式太極拳のロウシツヨウホです」。プププ 今度来る時はミット持ってみてください。二度と来ないだろうけど。

*おじさんにミットで受けてもらいたかった。そうすれば、勁力を感じられたはず。

*途中からLさんが来た。熊の1号をみんなでやってみる。Lさん、どうも拳が上手くにぎれない。ちくわさんに直してもらう。

*熊の1号で叩いてもらう。これ、肩で撃つけど、実際には体幹で撃つ。肩を当てに行かない。先日、新人さんを叩いたら、うずくまって動かなくなったので、今日は軽くやってみた。そんな感じの練習でした。(新人さん、あれから来ませんけど、ごめんなさい。) 

<足は走り出さない>

*走り出したい衝動・・・誰にでもあると思います。特に若い人なんか。幼児も突然楽しそうに走り出します。走りながらキャーと叫んでいます。生きているそのこと自体が楽しい ! なんて感じ。青春映画も、太陽に向かって走ります(笑) 。あるいは大雨の中を走ります。

*走る、ジャンプする、汗する、がんばる、全力を出す、根性 ! 青春 ! なんて具合です。

*しかし、姿勢勁力はその対極にあります。走らない、ジャンプしない、汗しない、がんばらない、全力は使わない、根性無し、なんて具合です。

*走ると体重移動してしまいます。走ると浮いてしまいます。がんばると地面を蹴ってしまいます。全力を使うと勁力ブレーキが掛かります。根性ではなく、じっくりゆっくり立ちます。体重が下腿三頭筋に静かに降りて来るまで、待ちます。

*するとエネルギーが溜まります。このエネルギー、いつ放出するのでしょうか? いえ、放出することはありません。なにしろ、爆発しない勁力ですから。それにこのエネルギー、自分の体重そのものですから。

*ひたすら静かに立ちます。それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、なのです。

*そして、地面を蹴ることなく、左右の足が交替します。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*というわけで、発勁動作がありません。沈墜勁も十字勁も纏絲勁も震脚もありません。

*発勁動作が無いといっても、動く部分はあります。それが鷹爪です。前腕の筋肉です。そこだけは動きます。

*それがどうしても我慢ならない、という人もいます。そうなると、心意六合拳の鶏行歩で走り出してしまいます。それはもう嗜好の問題ですから、そのような道場へ行くしかありません。

*爆発するだけが勁力ではありません。爆発しない静かな勁力も存在しています。しかし、そのような存在そのものが許せないという人もいます。そこは勘弁してください。

*武術脳の人には、静かな勁力が理解できません。それは仕方ないことです。

*合気上げ、と強引に結びつけた人もいました。合気道とは無関係です。あのような華麗な技は動物武術にはありません。

*心意六合拳の師匠からは、ガードの上から叩け、と教わりました。元よりそれで相手が倒れてくれるわけでもありません。でもあえて、ガードしてもらうようにします。

*そのコツは、撃ち抜かないこと、です。突き抜かないこと、です。これを私は、心意六合拳の虎擺尾と搖閂把で理解しました。

*これは、最初の原則の「走り出さない」ことと直結します。走り出さない原則を、最後まで貫徹します。足は走りださない。拳は撃ち抜かない。そこに姿勢勁力は生まれます。

*これは、武術脳の人には理解できないばかりでなく、許容できないと思います。

*そこは価値観の違いですから、どうしようもありません。どうしようもないから、別れるしかありません。その点は、恋愛も武術も同じです。お元気で ! さようなら! 

*足は走り出さない。拳は撃ち抜かない。それでもいい人は、体育館に来てください。
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by tiger-hawk | 2016-05-26 00:08 | 姿勢勁力

勁力は姿勢にあり動作には無い

(昨日の体育館から)

*サンダーさんの肩立て伏せ=腕立て伏せを修正してみた。腕の最適な長さは教えていたはずだけど、腕を伸ばしていた。それだと肩立て伏せになる。腹の意識も全然足らない。メタボ予備軍と医者に言われて喜んでいた、その腹です。食い過ぎた罰ゲームとして、毎日、鉄牛耕地すればいいよ。

*心意六合拳の鶏歩に苦しんでいるので、武式太極拳を教えてみました。鶏歩はいきなり完成形を求められるので、サンダーさんには難しいかな? と思いました。

*宋氏形意拳の六合歩は、一部、未完成形です。何処が未完成かというと、体幹の絞り=龍腰が未完成です。その体幹の絞りは、撃ちながら完成させます。

*武式太極拳は、前足の踵が着地した虚歩から小さい弓歩になります。その過程で勁力を造ります。虚歩には勁力がありません。勁力としていうと、全て未完成です。

*弓歩には勁力があります。しかし、途中経過が駄目だと勁力はできません。普通の人は浮いてしまいます。武式太極拳第六代伝人も浮いていました。僑松茂先生はそんなこと、どうでもいいみたい。知らん顔しています。

*私は、ふーん、そんなもんか、と見ていました。まあ、他人事なんで、どうでもいいのですが。

*ある日、武式太極拳第六代伝人の奥さんが演武しました。それを見ていた僑松茂先生、ぽつんとつぶやきました、「なんか浮いているなあ・・・」。

*それで私は完全に理解できました、「ああいうのが浮いているんだ」と。横にいた私にわざと聞こえるようにつぶやいたのか? は解りませんでしたが。

*というか、さんざん指導していた人が浮いていても人ごとみたい。なんだかなあ・・・教える気がないんかい ! ないんだろうなあ・・・私は、宋氏形意拳と心意六合拳の経験があるので解りましたが。

*力を抜いていても、大腿直筋で地面を蹴ってしまいます。すると、フワッと浮いてしまいます。下腿三頭筋を使うのですが、下腿三頭筋で地面を蹴ってもいけません。

*足指と趾球に意識集中して、下腿三頭筋を使います。ところが、使い過ぎてもいけません。自分の体重分だけ使います。

*普通の人は、自分の体重以上の力を使います。そのほうが効果的だと考えているようです。ところが逆効果なんです。姿勢勁力としては無駄な努力です。

*自分の体重以上の力を発勁動作といいます。沈墜勁とか十字勁とか震脚とか、ですね。

*宋氏形意拳の六合歩には勁力がありますが、武式太極拳の虚歩には勁力がありません。

*したがって、虚歩から弓歩の過程で撃つのは、あまり効果的ではありません。この途中経過に勁力が無いからです。心意六合拳の鶏行歩とは違います。

*弓歩になった瞬間に撃つのが、よろしいかと愚考いたします。もちろん、弓歩になった後でも、いくらでも撃てます。何発撃っても問題ありません。

*勁力は姿勢にあり、動作には無いからです。(姿勢勁力の場合)

*心意六合拳の場合、鶏歩=鶏行歩なので、どの段階で撃っても構いません。
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by tiger-hawk | 2016-05-20 08:30 | 姿勢勁力

関節ではなく筋肉

*手首発勁とか、肩甲骨発勁とか、沈肩墜肘・含胸拔背とか、拳を正中線に沿って撃つとか、面白くもくだらないことをやり出すのが中国拳法です。

*どうもその根源は、肩カギ病ではないのか? と考えています。肩カギ病は、肩ハンガーから発生します。肩にハンガーを仕込んだ人は、例外なく肩カギ病に感染します。

*その診断は簡単です。人を押してもらいます。すると、多くの人は、肩を詰まらせてしまいます。それが肩にカギをかける肩カギ病です。すると、強い力=勁力は生まれません。勁力は死んでしまいます。

*ご覧のように、私の肩はなで肩です。それは、新宿二丁目の修行の成果です。んなことはありません。私は女性一筋です。しかし、女性が誰一人として相手にしてくれないだけです(涙) 。あーきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! まだ続きがありますからあー

*私の肩の力が抜けたのは、宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳のお陰です。とにかく、肩の力を抜いて、ひたすら崩拳(五行拳) を撃ちました。

*でもそれだけでは駄目でした。肩の代わりのものを造り出さなくてはなりません。それが、鷹爪=前腕の筋肉、僧帽筋、そして前鋸筋なのです。お陰で脇の締まりが悪くなりました。大胸筋はペチャンコです。ペチャパイです。

*腕立て伏せは、肩で身体を支えます。腕立て伏せすると、肩カギ病はさらに進行します。どんどん肩が詰まります。永遠に勁力は生まれません。

*肩の代わりのものを造るには、心意六合拳の鉄牛耕地が欠かせません。鉄牛耕地によって、前腕の筋肉、僧帽筋、そして前鋸筋を造ります。

*肩の代わりに、腹で身体を支えます。腹横筋のことです。根本は下腿三頭筋で身体を支えます。心意六合拳の鶏歩です。そして、体幹は、前鋸筋と僧帽筋で支えます。

*手首発勁も、肩甲骨発勁も、そして肩カギ病も、関節を使います。この関節を使うことが、間違いの元です。

*心意六合拳の鶏歩も、膝を使う人がいます。そのために膝を痛めます。関節を使うことが間違いの元です。

*関節を使わずに、筋肉を使います。そのために、腕立て伏せを止めて鉄牛耕地します。前腕の筋肉、僧帽筋、そして前鋸筋を造ります。

*私は貧乏なのでジムへは行けません。でも、タタミ一畳のスペースがあればトレーニングできます。基本トレーニングは、鶏歩・弓歩・六合歩と鉄牛耕地です。
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by tiger-hawk | 2016-05-19 04:23 | 姿勢勁力

肩ハンガーから前鋸筋バランスへ

*心意六合拳の鷹爪とは、前腕の筋肉で撃つ、ということです。

*心意六合拳の鶏歩とは、下腿三頭筋で立つ、ということです。

*前腕の筋肉=鷹爪は、前肢となります。

*下腿三頭筋は、後肢となります。

*つまり、四足歩行動物と考えると、とても自然です。

*直立二足歩行のヒトと考えると、とても不自然です。

*ところが、ニワトリ=鳥類は二足歩行です。指行性の二足歩行です。そして、一本足状態を造ります。

*この、指行性と一本足が、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩となったのです。

*そして、前腕の筋肉と下腿三頭筋を使って指行性の四足歩行状態を造るのが、平起平落の鉄牛耕地です。

*平起平落の鉄牛耕地を一本足で実行すれば、鶏歩と鶏行歩に近づきます。下腿三頭筋にも効果的です。

*ヒトは大腿直筋で立ち上がり二足歩行になりました。これだけだと、身体は浮き上がります。だから、ランニングもウォーキングも浮き上がります。形意拳も心意六合拳も浮き上がります。

*体重を下腿三頭筋まで降ろせば、地面に近づきます。浮くことは無くなります。だから、心意六合拳の鶏歩は、宋氏形意拳の六合歩は、体重を下腿三頭筋まで降ろします。

*ところがこの全てをぶち壊す要素があります。それが、肩と胸です。肩のハンガーと胸バランスが、全てをぶち壊します。

*肩のハンガーは、腕を肩からぶら下げます。胸バランスは、身体を浮き上がらせます。

*これを解決するのも、平起平落の鉄牛耕地なのです。それは、前鋸筋を覚醒させます。一本足はさらに効果的です。

*前鋸筋の覚醒は、腕を前鋸筋からぶら下げます。前鋸筋バランスは、体幹を前鋸筋で立たせます。

*体幹の基礎は、ヘソと腹横筋です。でも、それだけでは足りません。前鋸筋バランスが必要となります。それが、平起平落の鉄牛耕地なのです。

*しかし、それを腕立て伏せに堕落させてしまうと、全てはぶち壊しです。腕立て伏せは、肩ハンガーを強化するからです。

*腕立て伏せは肩ハンガーを強化します。肩ハンガーは、肩の拳を強化します。

*鉄牛耕地は前鋸筋バランスを造ります。前鋸筋バランスは、体幹の拳を造ります。これが、心意六合拳の熊吊膀の実体です。宋氏形意拳の崩拳の実体です。

*肩ハンガーから前鋸筋バランスへ、変態します。それが、動物武術の実相となります。

*前鋸筋バランスで立ち、前鋸筋バランスで歩くと、とてもラクチンになります。快適・快楽です。快適・快楽生活となります。
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by tiger-hawk | 2016-05-18 01:21 | 姿勢勁力

誘惑に負けないで

*「寄りかかってはいけません」と毎回のように注意しても、寄りかかる人がいます。寄りかかり発勁は簡単だから、その誘惑に勝てないのです。

*もう一つの要因は、生まれて来てから「前のめり」に歩いてきたからです。その習慣から逃れられません。前のめりとは、いいかえると地面を蹴ることです。ウォーキングです。

*寄りかかり発勁は、結局のところ、沈墜勁や震脚に文字通り"落ちて"行きます。そうでなくても、姿勢勁力は永遠に生まれません。

*これは、心意六合拳の鶏行歩の問題ではなく、鶏歩の問題です。鶏歩ができないのです。しかし、外見からは判断できません。もちろん、私とかちくわさん、クッキーさんなら判断できますが、普通の人には無理です。(コボクマシーン1号は人を教えるのが嫌いなので、プププ) 

*鶏歩の修正は、鼠蹊部の折り込み、尻を収める(提肛) 、膝裏の折り曲げの角度、足首の折り曲げの角度、そして、龍腰=脇腹から鼠蹊部への切り込み、胸・肩バランスから前鋸筋バランスへの変革、などの問題を含みます。もちろん、十文字呼吸法も大切です。

*これらの問題を、私は一人で解決しました。しかし、それは例外です。だから、中国の先生でも失敗者が少なくありません。すると姿勢勁力は永遠に生産できません。失敗の結果、外的発勁動作に頼ることになります。それは勁力の断絶を招きます。

・・・虎抱頭や鷹抓把をやるときに頭を傾けるために幾らか前足に体重移動してしまいます。また沢山やると腰の筋肉が筋肉痛になります。これは失敗でしょうか? 崩拳みたくその場で練習したほうがいいのでしょうか。・・・という質問をいただきました。なかなか良い質問です。

*まず、腰が痛くなるのは、腰を使うからです。腰を使ってはいけません。腰の存在は消します。そのための、尻を収める=提肛があります。龍腰=脇腹から鼠蹊部の切り込みがあります。膝裏の折り曲げがあります。足首の折り曲げがあります。下腿三頭筋への体重の降ろしがあります。

*例えば、鷹抓把で低い姿勢から立ち上がる時に腰を使ってしまうと、腰痛になります。低い姿勢から立ち上がる時も下腿三頭筋を使います。

*つまり、この人は、鶏歩ができていないのです。崩拳をやったところで解決できません。宋氏形意拳の六合歩もできないからです。腰を使うということは、尻が出ているということです。出っ尻なんです。(これも自分では判断できません。)

*心意六合拳の全ての歩法は鶏行歩です。たとえ、虎抱頭や鷹抓把であっても、その足は鶏行歩です。鶏行歩は、大きい鶏歩が左右交替することです。そのことを理会していません。理会していれば、頭が傾いても足は無関係となります。

*さて、詳しく見てみると、前のめりになる=寄りかかる=体重移動する、には様々なケースがあります。私はこんな問題を考えたことがありません。しかし、普通の人は鶏歩だけでは納得できないと思われますので、分析してみます。(実際には誤解を招くのでやりたくはありません。) 

*心意六合拳は鶏歩の状態そのままで撃つこともできますが、技では移動して撃ちます。それが理会を困難にしています。

*実際に撃った瞬間は、移動しているので、前足の足指に体重があります。さあ、ここから誤解が始まります。前足の足指に体重があったところで、問題は何も解決していません。むしろ、前のめり=体当たりになってしまいます。(実際には、すぐに足を寄せて鶏歩になります。つまり、後ろ足に体重がある状態になります。) 

*最初の瞬間と中間動作が大切なのです。最初に鶏歩になっていなければいけません。まずここで失敗しています。鶏歩がそもそもできていないのですから。中間動作も鶏歩状態てす。中間動作とは、一本足状態です。それも大きい鶏歩なのです。つまりそもそも、勁力が発生していないのです。

*しかし、普通は地面を蹴ってしまいます。普通は、大腿直筋で地面を蹴ります。あるいは下腿三頭筋で地面を蹴る人もいます。どちらにせよ、地面を蹴るので失敗します。

*大腿直筋で地面を蹴ると、上下動が生じます。これは解りやすい。下腿三頭筋で地面を蹴ると上下動がありません。しかし、どちらも使えません。

*最大の問題は、寄りかかることへの誘惑です。この誘惑を断ち切らなければいけません。過去、この誘惑に負けて虎鷹拳院を去った人がいました。熱心な人だったので残念でした。私にはなんでもない問題でも、人によっては大きな問題となると、その時に知りました。

*誘惑に負けなければ、姿勢勁力を獲得できます。すると、武術が楽しくなります。本当の快楽とは、誘惑に負けないで得られるものです。
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by tiger-hawk | 2016-05-16 05:21 | 姿勢勁力

結果としての下腿三頭筋

(昨日の体育館から)

*先に体育館に来ていたHさん、「勁力ができたら武式太極拳を習いたい」と言います。いえいえ、心意六合拳がてきれば武式太極拳は簡単です。僑松茂先生の武式太極拳は私が解明してしまいましたから。

*というより、回族の陳先生が教えてくれた勁力こそが武式太極拳そのものだったのです。陳先生、後ろ足の踵を上げて降ろしました。そして一言、この勁で撃つ、と言いました。

*その一言で私は理会しました。それは、心意六合拳の鶏歩的状態から、直接弓歩になる方法です。その時に、大腿直筋ではなく下腿三頭筋で弓歩になります。それだけのことです。

*たったそれだけのことなんですが、昔、教えることに挫折しました。みんな、下腿三頭筋ではなく大腿直筋を使ってしまいます。地面を蹴ってしまうのです。それで、長い間、この方法を教えることをあきらめていました。でも、クッキーさんはあっさりできてしまいました。「センセー、これですよね」と再現していました。

*この方法は、心意六合拳の鶏歩ができてしまえば簡単なんです。ところが、みんな、鶏歩ができません。鶏歩でも地面を蹴ってしまうからです。

*どういうことでしょうか? それは、後ろ足の下腿三頭筋に力を込めてしまうのです。いわば、下腿三頭筋で地面を蹴ってしまうのです。そんなことは教えていないのですけど・・・なんだかなあ・・・

*下腿三頭筋で地面を蹴ってはいけません。もちろん、大腿直筋でも地面を蹴ってはいけません。大腿直筋で地面を蹴るのは、ランニングやウォーキングです。そして、普通のヒトの歩行です。下腿三頭筋で地面を蹴るのは、どうやら八卦掌の方法です。

*心意六合拳の鶏歩では、後ろ足の足首を折り曲げます。この時に、足首に力を込めてはいけません。ただ、足首に体重を降ろします。すると、足首は関節ですから、その体重に耐えることはできません。(それで膝を使ってしまう人もいます。すると膝を痛めます。) 

*そこで、自然に下腿三頭筋が体重を支える結果となります。これは、あくまで"結果"なのです。積極的に下腿三頭筋を使ってはいけません。ただ、体重は雪が音も無く降るように、下腿三頭筋に降りてきます。それだけのことです。

*すると、この自分の体重を勁力として利用できます。しかし、地面を蹴ることによって、下腿三頭筋にあった体重は移動してしまいます。すると、そこにあった体重は移動してしまいますから、勁力も消えてしまいます。雪が解けるように消えてしまいます。(春になったら、冬の恋は消えてしまいます。昔、サイモンとガーファンクルが歌っていました、「4月になったら彼女は」。プププ 逃げろ~~)

*同様に、前のめりになっても下腿三頭筋にあった体重は消えてしまいます。寄りかかっても、下腿三頭筋にあった体重は消えてしまいます。だから、相手に寄りかかってはいけません。だから、体当たりは無効なのです。だから、助走してはいけません。助走して体当たりする心意六合拳? の動画がありましたが、愚かなことです。

*鶏行歩は助走ではありません。鶏行歩は、鶏歩の足が左右交替するだけのことです。寄りかかり発勁は簡単なので、みなさん実行しますが、無駄なことです。そんなこと500年練習しても、勁力は得られません。千年練習しても、無意味です。

*寄りかかってはいけない、と何度注意してもHさんは寄りかかってしまいます。でも、Hさんはオジサンなので見捨てません。まあ、若い人なら見捨てるかもしれませんけど。オジサン、頭が硬くなっています。想像力が枯渇しています。

*さて、陳先生は、鶏歩から弓歩になりましたが、これは勁力を"見せた"のだと考えられます。アホのフジマツに見せてくれたのです。実際には、鶏歩であれば撃てます。これは宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*つまり、下腿三頭筋に体重が降りていさえばすれば撃てます。たったそれだけのことです。秘伝もクソもありません。古拳譜にも書いてありません。古拳譜は文学的に書いてあるので、直接表現は避けています。ところが、フジマツは即物的人間なので、直接表現します。それだけのことです。

*実はHさん、他にも病気を抱えています。胸で立ってしまうのです。胸でバランスを取るので、肩が張ってしまいます。そのために、肩が詰まってしまいます。肩を当てる時に肩を使ってはいけない、ということがどうしても理会できません。そのために、全ての技ができません。拳も掌も、肩を詰まらせます。

*これは、カイロプラクターのちくわさんが脇の下辺りをゴニョゴニョやってくれたら、治ってしまいました。前鋸筋が目覚めました。ちくわさん親切です。でも、自分で治したのではないので、来週元に戻っているかもしれません。ぜひ、自分で治して欲しいところです。すると、鎖骨が使えるようになります。鎖骨で腕を支えることができるようになります。(ちくわさん、他の人も治療してくれました。ありがとう。しかし、一抹の不安が・・・自分で治したものではないので・・・) 

*みなさんも自分で治してください。自分で治さないと、自分のものにはなりません。これはHさんだけの症状ではなく、みなさんの症状です。

*これは、宋氏形意拳の龍形基本功でも治せます。熊の3号でも治せます。前腕と腹立て伏せ=鉄牛耕地でも治せます。つまり、全ての基本功は同じことです。つまり、一つのことができなければ、全てのことはできません。
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by tiger-hawk | 2016-05-15 05:11 | 姿勢勁力

姿勢勁力=閉じられた勁力

*動物武術の姿勢勁力とは何か? それは、閉じられた勁力です。勁力は姿勢の中に閉じ込められたままです。だから、爆発することはありません。だから、静かな勁力となります。だから、いわゆる十字勁とは対極の、真逆の世界です。

*だから、心意六合拳の鶏歩と弓歩で、宋氏形意拳の六合歩で立ちます。立つことが姿勢を造り、立つことが勁力を造ります。姿勢勁力の足を造ります。

*だから、前腕と腹立て伏せ=鉄牛耕地します。鉄牛耕地することによって、姿勢勁力の体幹を造ります。

*だから、鷹爪を造ります。鷹爪によって、姿勢勁力の掌と拳を造ります。

*気とは何か? 気とは神経伝達物質のこと、と拙著「発勁力」に書きました。つまり、気とは脳神経の問題です。

*それは、格闘技や武術では、反射神経の問題となります。そして、気の太極拳や気の武術が重視する推手とは、反射神経の訓練のことです。

*ところが、残念なことに、反射神経は生まれつき定められています。さらに、反射神経は20代から衰え始めます。それは、反射神経とは脳神経の問題だからです。そして、反射神経は格闘技の大切な要素ですが、勁力とは無関係です。反射神経をいくら鍛えたところで、勁力は生まれません。いいかえると、格闘技には勁力なんか要りません。

*反射神経とは別に心理学の問題があります。格闘技でも武術でも、心理学を用います。有名なところでは、合気道があります。合気道は、最も心理学を重視します。心意六合拳でも、相手の反発を引き出すという手法を用います。

*反射神経は勁力とは無関係です。反射神経を勁力と混同すると、勁力はファンタジーとなります。ファンタジーは、"秘伝"や"古拳譜"として表現されます。(墓場から発掘された古拳譜は、死霊のファンタジーです。) 

*ここまでが前提の認識となります。さて、姿勢勁力は爆発しない閉じられた勁力です。それは、丹田ではなくヘソを中心とします。それはヘソを中心として、腹横筋を左右横へ引っ張ります。

*すると、尻を納め(提肛) て、腰の動きを封じます。腰の動きは消えます。それによって、体幹は閉じられます。前鋸筋や腹斜筋が発達することも、体幹が膨らむことではなく、体幹が閉じられるためなのです。

・・・龍腰を絞ったときの脇腹から鼠蹊部へのラインとは干渉しないのでしょうか? という疑問が寄せられましたが、もちろん、干渉しません。

*腹横筋がヘソを中心として横へ引っ張られるのは、体幹を閉じるためです。脇腹から鼠蹊部へのラインも、体幹を閉じるためです。どちらの目的も、体幹を閉じるためです。脇腹から鼠蹊部へのラインは、閉じる体幹を完成させます。ヨコとタテで絞ります。

*それは、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・2号のことです。それは、心意六合拳の熊吊膀、蛇行歩、小龍形などのことです。

*それらは、閉じられた体幹を造ります。そして、閉じられた勁力を造ります。だから、身体が開くことはありません。身体が開く時、姿勢は、姿勢勁力は崩壊します。
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by tiger-hawk | 2016-05-14 05:24 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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