動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:姿勢勁力( 194 )

始まりは足指と下腿三頭筋

*武式太極拳(喬式太極拳) の弓歩は、足の裏側・内側の筋肉の伸張性収縮によって造られます。そしてこれが、武式太極拳の根本勁力となります。その始まりは下腿三頭筋です。下腿三頭筋の運動の始まりは足指です。

*もちろんこんなことは、中国で武式太極拳を学習しても教えてくれません。意図的に教えてくれないのではなく、このような分析が中国で成されたことはありません。

*私の場合、宋氏形意拳と心意六合拳の経験により、この分析に至りました。そして、宋氏形意拳でも心意六合拳でもこのような分析が成されたことはありません。

*これが静的勁力=姿勢勁力の根本なのです。そして、この構造解明はフジマツの成果です。これにより、誰でも姿勢勁力の根本が理解できるようになりました。

*しかし、これには厄介な問題が二つあります。そのために、なかなか気付くことがありません。

*一つは、ヒトは表側の大腿直筋で地面を蹴って歩く、という構造です。そして大腿直筋は地面を蹴りますから"ジャンプする筋肉"だということです。すると、歩くと身体が浮いてしまうという結果になります。

*解りやすいのが、ウォーキングとランニングです。ウォーキングとランニングでは明確に身体が浮いています。そして、普通の太極拳でも身体が浮いています。

*太極拳を見る機会があったら、観察してみてください。あるいは心意六合拳の鶏行歩をユーチューブで見てください。多くの場合、浮いているのが明らかに見て取れます。

*しかし、浮いた身体では発勁できません。沈む必要があります。そのために、沈墜勁や震脚が必要となります。

*武術の基礎といわれる馬歩も、表側の大腿直筋と外側の外側広筋により造られています。そのために、沈墜勁または震脚が必要となります。

*でも、もしも身体が浮かなかったら沈む必要はありません、沈墜勁や震脚などの動的勁力は不要となります。それが姿勢勁力の武式太極拳と心意六合拳と宋氏形意拳なのです。(これには体幹と肩の問題がありますが、ここでは触れません。)

*もう一つは、心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩では、足が伸びることはありません。弓歩では後ろ足の裏側が伸びますが、鶏歩と六合歩では見る限り伸びません。そのために、裏側の伸張性収縮に気付きません。

*私の場合、馬鹿みたいに六合歩の定歩でひたすら五行拳を撃っていました。歩くと浮いてしまうので、歩くのをあきらめた結果です。

*心意六合拳では、師匠の鷹抓把(ようそうば) や鶏撲食(けいぼくしょく) から「伸びない後ろ足」に気付いていました。

*決定的なのは、回族の陳先生が踵を上げて降ろしたことです。「この勁で撃つ」と陳先生は言いました。それで気付きました。(この勁、の内容には一切触れませんでした。) 

*陳先生は、踵を降ろす時に裏側の下腿三頭筋で降ろしたのです。それは下腿三頭筋の伸張性収縮でした。(もちろん陳先生はそんなことは言いませんけど。) 

*通常ヒトは、表側の大腿直筋で踵を降ろします。だから陳先生のような動作を見ても、裏側の筋肉には気付きません。私の場合、それまでの経験がありました。それとヘンなこだわりがありました。

*若い頃から、歩くことの中に勁力が隠されている、と思い込んでいました。普通の人には勁力がありませんから、普通の歩き方には勁力がありません。するとヘンタイな歩き方ということになります。それが心意六合拳の鶏行歩でした。

*鶏行歩は鶏歩の延長なので、後ろ足が少し伸びますが少しだけです。すなわち、鶏歩が大きくなるだけです。(弓歩になりそうでならないので、以前は未完成弓歩と呼んでいました。) そして体重移動がありません。すると、表側の大腿直筋ではなく裏側の下腿三頭筋を使うことになります。

*表側の大腿直筋を使うと、どうしても体重移動する結果となります。それは前のめりになるということです。

*ニワトリの指行性一本足は前のめりになることがありません。たぶん餌を探しているのかと思いますけど。丹頂鶴がゆっくり歩く時に、同じように指行性一本足になって餌を探しています。でも、ニワトリも走る時は前のめりになります。

*このニワトリの指行性一本足から、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩が創作されました。形意拳は心意六合拳から生まれました。宋氏形意拳には独自の鶏形技があります。

*形意拳の故郷=山西省には形意拳なる呼称がありませんでした。車派形意拳は車派心意拳、宋氏形意拳は宋式心意拳でした。自分が学習した時は宋式心意拳でした。戴氏心意拳は今も戴氏心意拳です。心意六合拳とか六合心意拳などの呼称もありました。心意拳とは心意六合拳の略称ともいえます。

*現在の心意六合拳を六合心意拳と称しても間違いではありません。そのような呼称もあります。山西省には六合心意拳なる流派もあるので、ややこしいですけど。

*区別するために、心意六合拳を十大形、形意拳を十二形、と呼ぶのが一般的です。心意六合拳を心意拳と称するのも一般的です。

*姿勢勁力の始まりはニワトリの指行性一本足です。そこからヒトの足指と下腿三頭筋へと応用されました。

*武式太極拳の場合は、蹠行性(せきこうせい) の部分もあるので、習得しやすいと考えられます。

*なんか少し脱線しました。どうもすいません。

@ 以前・・・筋肉の名称なんか言われても知らない。中国ではそのように指導しているのか ! と抗議されたことがありました。中国ではそんなことはありません。でも中国では、失敗している人がたくさんいます。その失敗した人が先生に成ります。結果、失敗が広がります。言葉は記号なので、筋肉の記号の使用は許してください。

@ 要するに伝統的教え方は限界がある、と考えます。自分の師匠は体育大学出身で警察学校の教官でした。だから、合理的思考が身に付いていました。でも、今日の整理した内容は全てフジマツの責任です。動物学の蹠行性と指行性の用語を導入したのも、フジマツの責任です。心意六合拳には素朴な動物生態論がありますが、動物の立ち方・歩き方までは言及されていません。
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by tiger-hawk | 2017-01-16 07:59 | 姿勢勁力

特殊な虚歩と弓歩

*武式太極拳(喬式太極拳) には弓歩がありますが、鶏歩(心意六合拳) も六合歩(宋氏形意拳) もありません。

*そこで、この弓歩を体得すれば静的勁力=姿勢勁力を得られます。鶏歩と六合歩の場合、初心者は立つことができません。15秒位がいいところです。これでは撃てません。実用レベルではありません。

*2分間は立てないと、実際に撃つことができません。しかし、武式太極拳は弓歩だけです。

*ところがこの弓歩、普通の弓歩とは違います。

*普通の弓歩は大腿直筋と外側広筋で立ちます。表側の大腿直筋と外側の外側広筋です。武式太極拳の弓歩は裏側の筋肉で立ちます。下腿三頭筋と大腿二頭筋の伸張性収縮です。

*これにより、体重移動無しで撃てます。普通の弓歩の場合、もう後が無い感じです。後ろ盾が無いので、体重移動が必要です。そこで、沈墜勁などの動的勁力が必要となります。

*武式太極拳の弓歩の場合、注意しなければいけないのは、日常には存在しない隠れ指行性に成ることです。

*ヒトは蹠行性(せきこうせい) ですし、現代日本人は純粋蹠行性となっています。すなわち、足指を全く使わないで歩きます。

*となると、前のめりにならないで足指に体重が載る感覚がありません。となると、足指ウォーキングから始めるのがよいでしょう。

*足指ウォーキングは、前足一本足状態で十分体重を足指に感じてから、後ろ足を前に出します。これを繰り返します。(普通は足指が体重を感じる前に、後ろ足が前へ行ってしまいます。それが日本人の歩き方です。普通のウォーキングも同様です。) 

*さて、武式太極拳の弓歩は虚歩から造ります。となると、虚歩が問題になります。この虚歩も普通の虚歩とは違います。普通の虚歩は、後ろ足の大腿直筋で立ちます。これでは、その大腿直筋が弓歩となる時、地面を蹴ってしまいます。すると、身体が浮き上がります。

*そこで、下腿三頭筋に比重を移します。そのために、足首が折れ曲がります。そして、鼠蹊部を折り畳みます。同時に尻を収めます。この三つの作業が必要となります。(そういえば、中国ではこんな解説はなかった。だからみんな浮いてしまっていた。みなさんは幸せですね。アハハ)

*虚歩から地面を蹴らないように注意しながら、ゆっくりと裏側の筋肉が伸びるようにしながら弓歩になります。どうしてゆっくりと練習するかというと、速くやると地面を蹴ってしまうからです。

*つまり、しっかりできるようになれば、速くもできます。とりあえず、運動習慣を変える必要があります。

*とりあえず、最初の虚歩ができれば弓歩の成功は約束されています。というわけで、虚歩が肝心です。

*この虚歩を慎重にやらないと、膝に体重が載ってしまいます。すると、膝を痛める結果となります。

*しかし鶏歩も六合歩も無い武式太極拳は、初心者が姿勢勁力を味わうのに適しているかもしれません。

*ただし、やはり太極拳なのでカウンターが主体です。ダイナミックに進んで撃ち込むためには、心意六合拳の鶏行歩が必要です。

*武式太極拳無料セミナーは、2月、6月,9月の予定です。これは他に借りられる日曜日の体育館が無い、というだけの理由です。つまらないオチでした。アハハ 
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by tiger-hawk | 2017-01-14 10:08 | 姿勢勁力

三つの基底条件

*姿勢勁力の基底条件は、たった三つです。

*第一・・・それは、鼠蹊部を折り畳むこと(同時に尻を収める=提肛) が一つです。鼠蹊部と膀胱のあたりが凹みます。しかし、尻を出してはいけません。腹横筋で下腹部を持ち上げてやると、尻が収まります。

*これが無いと、非常に不安定な姿勢になります。鼠蹊部が伸びていると、簡単に吹っ飛ばされます。また、膝に体重がかかりやすくなります。結果、膝を痛めます。

*第二・・・それから、足首が折り曲げられることです。これは、足首「が」折り曲げられます。足首「を」折り曲げるのではありません。

*足首に体重を降ろすことによって、足首が折り曲げられます。力を込めて足首を折り曲げてはいけません。自分の体重に任せます。

*通常、ヒトは低い姿勢に成る時、膝を折り曲げます。これは間違いです。膝を折り曲げると膝に体重がかかります。すると、膝を痛めます。腰も痛めます。(日本武術太極拳連盟の太極拳で膝を壊すのは、これが原因です。) 

*したがって、膝を折り曲げてはいけません。あくまで、足首が折り曲げられます。足首に体重を降ろします。膝はついでに曲がります。膝は「ついで」の存在です。

*足首に体重を降ろすと、足首が折り曲げられます。すると、足指にも体重がかかります。地面に接しているのは足指と趾球となります。(これが隠れ指行性となります。ネコ科・イヌ科や鳥類=ニワトリに近くなります。心意六合拳と宋氏形意拳はニワトリの指行性一本足に学びました。) 

*姿勢勁力の発するところは、足指です。(拇指球ではありません。) しかし、足指に力を込めてはいけません。足指は軽いストッパーとなります。

*二つの基底条件を守って足指と趾球で立つと、下腿三頭筋が覚醒します。下腿三頭筋の伸張性収縮が動き出します。

*第三・・・実際に見て動くところは、前腕の筋肉です。前腕の筋肉だけが見えるように動きます。これが、心意六合拳の鷹爪となります。

*鷹爪とは、前腕の筋肉で指を操作します。前腕の筋肉で拳を掌を造ります。 
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by tiger-hawk | 2017-01-12 08:09 | 姿勢勁力

呼吸と体幹の締まり

*肩に力が入っていると、それだけで身体が浮いてしまいます。すると勁力が出ません。

*私は宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳で、肩の力を抜きました。宋氏形意拳を始めたのが36歳で、心意六合拳を始めたのが38歳です。すると、肩の力を抜くために2年間かかった、とも言えるかもしれません。あるいは38年間か? 36歳までは無自覚でした。

*これが武術の才能の無さ、ということです。故佐藤聖二さんは、高校生の頃一晩で肩の力が抜けたそうです。これが才能のある人というわけです。

*そして、宋氏形意拳でも心意六合拳でも、肩の力が抜けていない先生が中国にも珍しくありません。それが現実です。それでも技の形はできます。形だけですけど。

*となると、無理矢理撃つ結果となります。体格が良くて腕力があれば、それでも非力な人相手だったらなんとかなります。それが武術の術といえるかどうか、という問題がありますが。

*虎鷹拳院にも肩がガチガチな人がいます。すると、身体が浮いている状態と浮いていない状態の区別が付きません。

*そんな人はどう指導したらいいのか? 試しにオバチャンBに質問してみました。すると・・・「そういう人はカラダがガチガチに固まっているのでロボット化しているのよ」・・・「もう無理よ」・・・と残酷なことを言ってました。女性は・・・残酷ですねえ~~

*そんなオバチャンBも、心意六合拳・鶏行歩では「浮きっぱ」でした。まあ、自覚症状があるのが救いです。肩の力を抜いただけでは、身体の浮きは解決しないということでした。鶏歩と六合歩の練習が必要です。

*心意六合拳をやりたい人は宋氏形意拳には興味が無いので、フニャフニャ崩拳作戦は通用しません。まあ、根気よく教えるしかありません。

*もちろん、脱力=勁力ではありません。肩の力を抜くのは、準備段階です。そこに、鷹爪、龍身、龍腰、鼠蹊部を折り曲げる、鶏歩で足首が折れ曲がる、などを積み上げていきます。

*最近、ますます腹が出て来たので、ヨガの呼吸法の真似事をしてみました。腹を凹ます呼吸です。でも、そこはヘタレ動物武術者です。

*心意六合拳の雷声呼吸法(腹横筋呼吸法) に腹を凹ます呼吸法を混ぜてみました。

*久しぶりに会ったオバチャンAに「痩せた? 」と言われました。あんなに餅をたくさん食べたのに?

*いえいえ、体重は減っていません。ダイエットはあきらめました。アハハ ただ、腹が締まってきました。すると、体幹も締まってきました。というだけのことです。

*オバチャンBは、息を吐くと腹が膨れるそうです。どうやら、逆腹式呼吸の悪い癖が付いてしまっていたようです。これはある武術の悪影響と考えられます。少なくとも虎鷹拳院では教えていません。

*雷声呼吸法では、イーの音を口を横へ開きながら発します。この横へ開く口と、左右横へ引っ張る腹横筋が相対していると考えられます。どちらも左右横へ引っ張ります。

*口をすぼめて息を吐くと、腹が膨れやすいように感じられます。というわけで、雷声の口の練習をするべきと考えます。

*ところで、腹横筋呼吸法をやると脇腹が膨れます。背中側の腰の筋肉も膨らみます。でもこれらはあくまで「副作用」です。

*脇腹を膨らますことを目的化してはいけません。背中側の腰が膨れることを目的化してはいけません。悪影響が出ます。腰痛になったり、背骨が変形したりします。

*また逆腹式呼吸でも脇腹が膨れてきます。これはヤバいです。

*実は腹横筋呼吸法でも、腹は少し凹みます。これをもうちょっと凹ませてやります。つまり、腹を凹ませながら、腹を左右横へ引っ張ります。すると、脇腹が締まってきます。結果、体幹が締まってきます。

*意識的に脇腹を膨らませるのは、よくありません。体幹の締まりがありません。
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by tiger-hawk | 2017-01-10 09:46 | 姿勢勁力

構造物を造る

*誰でも自分よりもはるかに重い人を支えることができます。60kgの人が100kgの人を支えることが簡単にできます。寄りかかるだけですから簡単なことです。突進して来るわけではありません。

*武式太極拳の弓歩、あるい心意六合拳の弓歩になって、掌を出します。ロウシツヨウホのような形です。そこに寄りかかってもらいます。非力な女性でも私のようなブタを支えることができます。

*ところが男性なのに支えられない人がいます。それは、肩の突っ張りで受け止めているからです。本人はそのことを理解できません。(指摘しても自覚できません。) 

*姿勢勁力とは身体が造る構造物のことです。そのために、心意六合拳の弓歩と鶏歩、宋氏形意拳の六合歩を鍛錬しています。立っているだけだから、楽なものです。それでもやらない人もいます。そんな人にはそれとなく消えてもらいます。秘伝・秘術があるわけではありませんから。
つぶれているし、他の秘伝道場がおすすめです。

*弓歩は肩の力だけで構築されているわけではありません。身体全体が一つの建物となっているのです。肩の力に頼っていると、建物は破壊されます。

*ヒトの身体は、骨、筋肉、内蔵、脳神経、皮膚、などで構成されています。でも、それらは素材です。解剖すれば詳細に見えますが、解剖が目的ではありません。構造物を造ることが目的です。骨を使う武術とか、気で打つ太極拳とか、いかにくだらないかが解ります。

*構造物を造るのが、姿勢です。それを合理的にすれば姿勢勁力が生まれます。ただ立っているのなら幼児と同じです。とてもバランスの悪い建物になります。自然に任せてはいけません。人工的に構造物を造ります。(幼児の歩き方とお年寄りの歩き方は、とてもよく似ています。) 

*弓歩は筋肉としては、前腕の筋肉で、僧帽筋で、前鋸筋で、腹横筋で、下腿三頭筋で構築されています。(もちろん、他の筋肉も骨も皮膚も内蔵も脳神経も関係していますが、解りやすく単純化しています。)

*掌・拳は前腕の筋肉で構築されています。腹横筋は身体全体のバランスを構築します。下腿三頭筋は足指が覚醒することにより、発動します。僧帽筋は肩の代わりに使います。腕は脇腹の前鋸筋から生やします。

*実はこの構造、鉄牛耕地と全く同じなんです。鉄牛耕地も、前腕の筋肉、僧帽筋、前鋸筋、腹横筋、下腿三頭筋によって構築されています。

*だから、鉄牛耕地は発勁の構造ということになります。

*鉄牛耕地を失敗すると腕立て伏せになってしまいます。

*この腕立て伏せの構造が、肩の力を柱としています。ですから、肩甲骨が突出してしまいます。背中が凹むのは、肩の力と胸の力を使うからです。ですから腕立て伏せは、発勁の失敗の構造ということです。

*宋氏形意拳の龍形基本功は、肩の力と胸の力をゆるめます。そして、体幹を統一します。そのような目的があります。

*熊の基本功1号は、体幹が分散しないためにあります。体幹の外側で動くと、身体が回転してしまいます。それが心意六合拳・熊吊膀の失敗です。

*だから、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向けて切り込みます。すると体幹が分散されず統合されます。

*ところがこれらのことは、肩に力が入っている人には理解できません。肩に力が入っていると、全ての歯車が狂います。

*さらに、身体が浮き上がります。すると、浮き上がらない身体を理解できません。もちろん、浮いている身体も自覚できません。本人が浮いているので、浮いている人を認識できません。

*肩に力が入っていると、心意六合拳・鶏行歩も浮き上がってしまいます。大胸筋と肩と大腿直筋は連動します。悪循環の地獄となります。

*肩の力を抜いて、宋氏形意拳の六合歩をします。手でほんの少し地面を押さえます。大腿直筋でほんの少し地面を押さえます。両足の足指を使います。趙先生の六合歩を参考にしてみてください。ネットにあります。私は今は亡き趙先生の父親を師としました。

*後ろ足の足指は、足首が折れ曲がるようにすると感じられます。前足の足指は地面を探るようにすると感じられます。(鼠蹊部も折れ曲がります。) 
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by tiger-hawk | 2017-01-09 07:18 | 姿勢勁力

全ては勢いを殺すために

*どうして地面を蹴ってはいけないのか?

@ それは身体が浮き上がるからです。すなわち、勢いが生じます。勢いは殺さなければいけません。

*寄りかかり発勁、体重移動発勁、前のめり発勁、などはどうしていけないのか?

@ それらも身体が浮き上がります。すなわち、勢いが生じます。勢いは殺さなければいけません。

*どうしてバック・スイングはいけないのか? 

@ それは勢いが生じるからです。勢いは殺さなければいけません。

*どうして助走してはいけないのか?

@ それは勢いが生じるからです。勢いは殺さなければいけません。

@ 心意六合拳、宋氏形意拳、武式太極拳の全ての技は浮き上がってはいけません。だから、勢いを殺さなければいけません。

@ だから動的勁力(沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合など) は採用できません。すると静的勁力となります。

@ すると、定歩と活歩の区別が無くなります。定歩は活歩で、活歩は定歩です。

@ だから、ウォーキングとランニングは使えません。唯一、心意六合拳の鶏行歩となります。

@ その鶏行歩は、隠れ指行性の前足一本足となります。ニワトリの指行性一本足に近づきます。それは心意六合拳と形意拳の原点です。

・・・全ては勢いを殺すために・・・

<動物武術の訓練予定>・・・ぬるい練習ですが、遊びにおいでませ~
1月7日(土) 19時~開進第一中学校体育館
1月9日(月) 12時30分~平和台体育館
1月11日(水) 19時~開進第一中学校体育館
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by tiger-hawk | 2017-01-06 07:15 | 姿勢勁力

運動習慣を変える

*秘伝も秘術もありません。世の中そんなに都合よくできていません。魔法はねずみ国の中だけです。かぼちゃが馬車になるのは夢の中だけです。

*地味で地道な練習だけです。気の太極拳なんかウソです。気で打つなんて妄想です。骨の武術なんか詐欺師です。

*虎鷹拳院でやっていることは、習慣を変えることです。特に運動習慣を変えることです。それだけです。

*立ち方を変えます。歩き方を変えます。腕の生え方を変えます。拳の造り方を変えます。姿勢を変えます。

*すると静的勁力が得られます。動的勁力から解放されます。動的勁力とは、沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、などのことです。もちろん、気からも、骨からも、秘伝からも、秘術からも、自由になります。

*でもそれらは見ても解りません。動画でも解りません。ほとんどの人には解りません。

*ゆっくりやっても解りません。太極拳やっている人にも解りません。

*解るためには、大胸筋の呪縛から自分を解放しなければいけません。いわゆる中国拳法の含胸拔背も、大胸筋に呪われています。

*解るためには、大腿直筋の呪縛から自分を解放しなければいけません。武術の基礎といわれる馬歩も、大腿直筋に呪われています。

*日本の中年オジサンは、コンクリートで自分を固めています。まず、このコンクリートを破壊しなければいけません。

*これは、心意六合拳以前、宋氏形意拳以前、武式太極拳以前の問題です。

*で、いろいろとやってみましたが、どうも決定的解決法はありません。

*そこで、今年からは、心意六合拳の鶏行歩を前足一本足に変えることにしました。

*そこから、前足一本足の馬形鑽拳を練習します。

*さらに、翻子拳の最初の一段をやることにしました。一段だけでいいです。これは、速く撃つために、力を抜きます。ユルユル翻子拳です。(希望者には全段教えます。) 

*力を抜くのなら、フラダンスがいいのですが、オジサンは嫌がりますから。アハハ

*以前、力を抜くために長拳基本功を教えようとしたら、「それは心意六合拳ですか? 」と露骨に嫌な顔をされました。反省して止めました。説明するのもアホらしい。

*というわけで、新年最初は翻子拳一段です。これも嫌な顔されるかもしれませんが、あきらめないでやってみます。
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by tiger-hawk | 2017-01-04 12:06 | 姿勢勁力

もう一つの大腿直筋

*こんにちわ、年賀状くれた人もくれなかった人も、ありがとう。自分は一枚も書いてないので、ごめんなさい。

*シロクマさんからDVDもらいましたが、エロDVDだったら困るなあ、と一瞬思いました。なにしろ、エロDVD見ても何にも反応しないんです。あっそう、ふーん、がんばってねー・・・もうおしまいみたいですう。涙・・・あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい !

*最近は残り少ない会員・会友と練習するのが楽しいです。でも、たまにからかってくる人がいます。わざわざからかうために体育館に来るみたいです。そんな人に、 ボクシングでもやればあ・・・と言ったら来なくなりました。なにしに来てたんだか? 

*どうも私を見ていると嘲笑したくなるらしいです。まあ、ダメ人間なのは理解しているのですが。よっぽど娯楽が無いのかなあ? 演芸場で落語でも楽しめばあ? 

*足首と足指に体重が降りて来ると、とても楽しいです。この楽しみを伝えたくて、活動しています。別に勝った負けたなんてどうでもいいんです。格闘技道場ではありませんので。格闘技ならば、ボクシングか柔道をやればよろしい。

*足首と足指に体重を降ろせば、それだけで撃てます。いつでも撃てます。前足も後ろ足も関係ありません。

*心意六合拳の鶏行歩は歩きます。歩くと後ろ足は前足となり、前足は後ろ足となります。すると、区別はなくなります。

*でも普通の人は大腿直筋で歩きます。大腿直筋で地面を蹴って進みます。それがウォーキングとランニングです。

*大腿直筋が使い過ぎなんです。そこで、大腿直筋をゆるめてあげます。そして代わりに下腿三頭筋を使います。そのために、足首が折り畳まれます。すると指行性に近づきます。

*でも、体幹の問題があります。

*心意六合拳の鷹爪が大事です。前腕の筋肉だけ使います。上腕三頭筋も上腕二頭筋も使いません。肩の力も肘の力も使いません。胸の力=大胸筋も使いません。

*ここがガチガチおじさんには難しいようです。力入っているよー、と言うと、抜いているんだけどなー、と返事がきます。そんな人にはふにゃふにゃ翻子拳がいいかもしれません。

*翻子拳を習った時、最初は力を抜いてやりなさい、と上海体育学院の邱先生に言われました。とにかく力を抜かないと速度が出ません。となると、上腕の力や肩の力を抜かなければなりません。

*前鋸筋は使います。だから、腕は脇腹から生やします。心意六合拳と形意拳の「龍身」です。この基本功は宋氏形意拳の龍形基本功です。

*脇腹から鼠蹊部へ向かって絞ります。心意六合拳と形意拳の「龍腰」です。この基本功は、宋氏形意拳の熊の1号です。熊の1号ができると、武式太極拳が実用化できます。

*さらに、脇腹下部が半回転します。宋氏形意拳の熊の2号です。これで、心意六合拳の熊吊膀が完成します。ついでに、熊の2号ができると陳式太極拳が実用化できます。

*熊の1号と2号ができると、宋氏形意拳の崩拳が撃てるようになります。もちろん、心意六合拳の全ての技が撃てるようになります。

*正月特訓をaさん(仮名) と二人でやりました。

*ニワトリに変態するために・・・その一・・・心意六合拳の鶏行歩です。鶏行歩は、浮かず沈まず、が原則です。

*でも実は浮いてしまいます。そもそもヒトは大腿直筋で地面を蹴って歩きます。そして、地面を蹴るということは拡大すればジャンブすることです。

*そして大腿直筋はジャンプする筋肉です。だからジャンプ力を高めたいのなら大腿直筋を筋トレします。

*浮いたままでは撃てません。そこで沈墜勁や震脚が生まれました。しかし、浮いていなければ沈む必要もありません。沈むと勁力運動が一瞬切れてしまいます。滑らかな連続打撃ができません。

*そのためには、大腿直筋の使い方を変えてしまいます。大腿直筋は地面を蹴るのではなく、地面に軽く圧力をかけます。これは誤解されるのであまり言いたくありませんでした。でも必要なので発表します。

*大腿直筋は地面に軽く圧力をかけます。これはごく軽くです。強くかけると歩みが止まってしまいます。筋肉の話しをすると過剰反応して力を使い過ぎてしまいます。みなさん、同じように過剰反応します。

*なにごとも微調整が必要です。ほんの少しでいいんです。そんなに力は要りません。いつも言っていることですけど。

*鶏行歩では、最初の一歩の時です。鶏歩から前足を前へ出します。そして、前足一本足になります。その瞬間、微妙に大腿直筋で地面に圧力をかけます。大腿直筋は地面を蹴るのではなく、地面に圧力をかけるために存在しています。

*これに気付いたのは鶏行歩ではなく、心意六合拳の馬形鑽拳です。鶏歩の馬形鑽拳は習いましたが、全く撃てませんでした。どうしたらいいのか、さっぱり解りません。打撃になりません。

*その時、全くやっていなかった前足一本足の馬形鑽拳をやってみました。この技も二歩で形成されています。最初の一歩も鶏行歩です。その時に、手で押さえるような動作をします。この時に前足の大腿直筋で地面を軽く押さえます。

*すると上手くいきました。浮かずに済みました。浮かないのだから後は撃てます。これを鶏歩と弓歩の馬形鑽拳に応用しました。すると、あっさりと解決しました。

*この大腿直筋の地面押さえをガンガンやってしまうと、震脚に近くなってしまいます。足も痛めます。その前段階で地面を蹴ってしまいます。あくまで、「やさしく静かに」押さえます。乱暴にやってはいけません。乱暴にやれば心意六合拳に成る、と誤解している人が多くて困ってしまいます。

*大腿直筋は、やさしく静かに地面を押さえます。宋氏形意拳の六合歩も同様です。むしろ六合歩のほうが解りやすいかもしれません。普通の人は大腿直筋を使い過ぎるので、この感覚がつかめません。
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by tiger-hawk | 2017-01-03 10:51 | 姿勢勁力

姿勢の勁力の由来

*体重移動すると、足の指行性勁力は死んでしまいます。それは、後ろ足の下腿三頭筋にあった体重が他へ移動してしまうからです。他とは、前足の太もも表=大腿直筋のところです。あるいは、後ろ足の大腿直筋のところです。あるいは両足の大腿直筋です。(それがいわゆる武術の基礎とされる馬歩です。)

*したがって、心意六合拳の鶏歩で撃つ時も、心意六合拳の弓歩で撃つ時も、宋氏形意拳の六合歩で撃つ時も、体重移動してはいけません。

*ここが一般の人から理解を得られないところでもあります。そもそも、体重移動しないでどのように撃つのか? 想像できません。

*それはその通りでして、ヒトは生まれながらにして蹠行性(せきこうせい) なのです。蹠行性の常時二足歩行の特殊な動物なのです。こんな動物は他にはいません。(一部のサルは一時的に二足歩行します。サルもヒトも、首が背中の真ん中に付いているからです。)

*恐竜やその子孫のニワトリ(鳥類) は、二足歩行ですけど、指行性です。(四足歩行の恐竜は、二足歩行の恐竜から派生しました。)

*で、その蹠行性の二足歩行が体重移動するとどうなるか? それは、それ以前が指行性状態であったとしても、蹠行性に戻ってしまうのです。蹠行性になると沈墜勁など発勁動作が必要となります。つまり、元の木阿弥、ということです。蹠行性では、体重移動しないと撃てません。

*そのためには指行性を維持することが必要となります。指行性の姿勢を維持するのです。これが、心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩の由来です。(六合歩は隠れ指行性です。)

*もちろん、体重を集中させることが必要です。二足歩行ですから、一本足状態を造ります。それがニワトリの一本足時間となります。これが、心意六合拳の鶏行歩の由来です。

*しかし、それだけでは足りません。そこで、体幹の絞りを用います。体幹を絞ることによって、体幹を固定してしまいます。それが、いわゆる龍腰・龍身といわれるものです。

*ですから、龍腰とは腰がくねくね動くことではありません。腰が回転することではありません。身体が回転することでもありません。龍腰・龍身とは、体幹を固定するために、体幹を絞ることだったのです。龍=古代ワニの体幹です。

*これでもまだ足りません。そこで鷹爪勁力を用います。前腕の筋肉で指を遠隔操作します。指の第二関節で、指を大きく広げます。こうすることにより、指と前腕が一体化します。この鷹爪で、掌も拳も造ります。

*最後は、鷹爪の前腕だけで撃ちます。こうして姿勢が崩れることはありません。動くのは前腕だけですから。これが、鷹爪の勁力です。これらが姿勢の勁力の由来です。

*なお、心意六合拳も形意拳も蹠行性勁力が多数派だと考えられます。ヒトは蹠行性ですから、当然の結果です。もちろん、いわゆる中国武術・中国拳法も、蹠行性勁力が多数派だと考えられます。蹠行性武術者が指行性勁力を理解することは、困難です。
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by tiger-hawk | 2016-12-31 15:37 | 姿勢勁力

過緊張の大腿直筋

*姿勢勁力の根本とは何か? それは自分の体重を足首と足指に降ろすことです。それが心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。

*それによって、浮いていた身体は完全に浮かなくなります。

*類人猿は大腿直筋で地面を蹴って二足歩行を始めました。それがやがてヒトとなりました。

*だから、ウォーキングもランニングも大腿直筋で地面を蹴ります。だから身体は浮きます。

*スポーツの基本はランニングです。となると、スポーツ理論と姿勢勁力は無関係です。スポーツ理論主義者の圧力に屈しなくてよかった。

*武術の基礎といわれる馬歩は、大腿直筋で二本足で立ちます。となると、姿勢勁力とは無関係です。普通の武術と姿勢勁力は無関係です。普通の武術はヒト武術です。

*ヒトは大腿直筋で地面を蹴るのですから、身体が浮いているのは自然です。浮いている身体では撃てません。だから、墜落する必要があります。それが沈墜勁や十字勁や震脚となります。

*しかし、心意六合拳はニワトリの指行性一本足に学びました。ヒトとしての立ち方・歩き方を根底から変えてしまったのです。もはやヒト武術ではありません。

*その結果、浮かない身体を手に入れました。浮かないのだから、沈む必要がありません。だから、動的勁力の沈墜勁や十字勁や震脚などは不要となりました。だから姿勢勁力は静かな勁力です。

*しかし、現代日本人は完全な蹠行性になりました。それは大腿直筋の過緊張となります。ホンダのアシモ君です。あれが日本人の姿です。特に日本のオジサンの姿です。

*となると、大腿直筋をゆるめる必要があります。そのままでは鶏行歩はできません。

*宋氏形意拳の六合歩や心意六合拳の鶏歩が辛いのは、大腿直筋の過緊張が原因です。大腿直筋の過緊張をさらに増大させて立とうとするからです。

*大腿直筋をゆるめて、下腿三頭筋を覚醒させる方向が要求されます。大腿直筋の働きが弱まり、下腿三頭筋の働きが増大します。しかし、生まれてからそんな経験はありません。

*これには日常歩行の変革が必要です。下腿三頭筋の一本足歩行に変えてしまいます。下腿三頭筋の一本足で立ちます。それが左右交替するだけです。

*そのための足指ウォーキングです。足首が硬直していては、足指で立てません。そのために、足首は折り畳まれます。

*これが姿勢勁力の根本です。体幹の問題はまた別となります。
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by tiger-hawk | 2016-12-30 07:52 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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