動物武術の虎鷹拳院日誌

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牛の字形の体幹を造る

*「腕立て伏せなら得意だ」・・・その見学者さんは、ドヤ顔で腕立て伏せを見せていました。肩と大胸筋を使って。

*馬鹿にしているのが見え見えなので、私は何も教えませんでした。

*その前も、宋氏形意拳の龍形基本功を見て、脇腹と尻のズレている動作を得意顔でやっていました。

*あのう、その動作、間違っていますけど・・・言うの止めました。まあ、注意しても聞く耳持たず、の状態でしたので。武術者には、無駄にプライドが高くて、つまらない人間がたくさんいます。それで、自分の可能性を殺しています。

*龍形基本功では、体幹と尻の動きは一致させます。というより、動物武術では尻は体幹に含みます。これは、心意六合拳でも同様です。無知な中国人先生もいますけど。

*鉄牛耕地では、肩と大胸筋を使ってはいけません。

*では、その代わりに何を使うのか?

*それは前腕の筋肉と、腹横筋・腹直筋、それに僧帽筋です。

*もう一つ、決定的に大切な筋肉があります。

*それが、前鋸筋です。前鋸筋が体幹を造ります。

*最初は、小胸筋が刺激されて大きくなるので、前鋸筋のことは知りませんでした。しかし、「それは前鋸筋だよ」と柔道整復師の先生に指摘されました。小胸筋の下にあります。

*自分の前鋸筋、触ると膨らんでいます。心意六合拳の起勢でも、鶏歩でも、しっかりと使っていました。

*整理すると、体幹の縦軸は腹直筋です。腹直筋で体幹を立てます。

*しかし、それだけでは決定的に不足しています。横軸が必要です。

*下のほうの横軸は、腹横筋です。

*上のほうの横軸は、前鋸筋です。

*一本の縦軸に、二本の横軸となります。牛の字のようです。左上に付いている/は僧帽筋です。

*前鋸筋は、通常、腕を伸ばす時に使います。そのために、ボクサー筋ともいわれます。

*しかし、動物武術の宋氏形意拳にも心意六合拳にも、パンチがありません。宋氏形意拳の五行拳もパンチではありません。どちらも、体幹で撃ちます。パンチだと考えると、失敗します。

*その勁力の体幹を、最後に決定するのが前鋸筋です。だから、心意六合拳の起勢に、前鋸筋がはっきりと現れます。宋氏形意拳の六合歩にも現れます。

*その前鋸筋も、鉄牛耕地で造ります。しかし、腕立て伏せをやっている限り、前鋸筋は造れません。一生、肩と大胸筋を使うハメになります。勁力の体幹は造れません。

*牛の字形の体幹を造りましょう。平起平落の一本足鉄牛耕地で。
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by tiger-hawk | 2016-03-19 08:03 | 姿勢勁力

下腿三頭筋に積載する体重

*こんにちわ、妄想家のフジマツです。

*心意六合拳はいきなり歩き出してはいけません。まずは、起勢から鶏歩になります。鶏歩から、後ろ足は全く変化せずに、前足だけ高く挙げます。ここに、勁力の真実が隠されています。(これが前回のお話です。)

*鶏行歩でも、鶏撲食でも、熊吊膀でも同じです。(違う場合もありますが、それは後ほど) 

*その意味することは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載する、ということです。これが勁力の発生となります。

*それだけで撃てます。それからは、前腕の鷹爪だけで撃ちます。

*では、どうして撃てないのか? それは、前方へ体重移動してしまうからなのです。前のめりになってしまうのです。それがヒトの日常的動きなんですが、それを変えてしまいます。そのために、虎の指行性とニワトリの一本足時間があるのです。

*後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載します。それで撃ちます。体重移動はしてはいけません。

*心意六合拳の鷹捉も、鷹抓把も、虎撲も、単把も、単虎抱頭の劈も、虎抱頭の肘も、みんな同じです。そして、宋氏形意拳の崩拳(五行拳) も同じです。ほとんどの技は同じ構造です。

*しかし、物事には例外があります。

*それが、宋氏形意拳の半歩崩拳です。心意六合拳の未完成鶏歩による打撃です。それらは、前足の下腿三頭筋に体重を積載します。

*どうしてこんなものが生まれたのか? それらは、半歩崩拳では、順歩崩拳の成り損ないと考えれば整理できます。その前足は後ろ足になるべきだったのが、途中で止めて撃ってしまった結果なのです。

*あるいは、心意六合拳の逆歩の成り損ないともいえます。逆歩の技、例えば蛇行歩などはジグザグに進みます。その時、(一回目は) 鶏歩から後ろ足を進めます。それで、未完成鶏歩になります。これは途中経過なんですが、未完成鶏歩なので、前足の下腿三頭筋に体重を積載します。

*それから、後ろ足が進むのですが、その前に未完成鶏歩で撃ってしまった、と考えることもできます。

*基本的には、どのような場合でも、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載する、ということが勁力の原則となります。

*そのために、心意六合拳の鶏歩があります。宋氏形意拳の六合歩があります。

*そのために、足首は折れ曲がります。

*鶏歩から、後ろ足は変化せずに、前足だけ上げるとは、さらに、体重を下腿三頭筋に積載せよ、という要求なのです。もちろん、立ち上がってはいけません。ということは、さらに、足首が折れ曲がる結果となります。そのことを要求しているのです。

*ということは、姿勢の勁力は、ヒトの日常的動きに反することです。特に現代日本人の歩き方に反します。だから、不自然勁力となります。ヒトは蹠行性(せきこうせい) なのに、現代日本人は純粋蹠行性なのに、虎の指行性とニワトリの一本足時間を取り入れたわけですから、当然、不自然です。

*もちろん、蹠行性勁力は自然勁力です。沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、などは自然勁力となります。

*不自然勁力ですから、学習・訓練しなければいけません。それが、動物武術の練習となります。

*ここを認識しないと、ヒト武術ではなく動物武術だと認識しないと、心意六合拳も宋氏形意拳も蹠行性武術に、ヒト武術に変質してしまいます。

*話しを戻して、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載して撃つ、ということは、単虎抱頭の劈で、簡単に検証できます。体育館の練習で実験してみます。
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by tiger-hawk | 2016-03-18 05:34 | 姿勢勁力

勁力の始まり

(昨日の体育館から)

*体重を勁力へ変換するためには、何をしなければならないのか?

*実は、何にもしなくていいんです。だって、体重=エネルギー(勁力) ですから。

*だから、沈墜勁などの発勁動作は、動物武術では要りません。そのことに無知だと、別にエネルギーを発生させる必要があります。それが発勁動作です。あるいは、寄りかかり発勁=体重浴びせ、となります。

*しかし、何もしなくていいといっても、ある一つの姿勢の条件が必要となります。

*それは、一本足の下腿三頭筋に体重を積載することです。

*そのために、心意六合拳の鶏歩は存在します。宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*たった一つの条件です。鶏歩では、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載します。もし、できていれば、そのままで撃てます。

*したがって、まずはその感覚・・・後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載した感覚を学習します。それが、第一歩です。ダウンフォースの元は、下腿三頭筋に積載した体重です。

*しかし、歩く必要があります。移動する必要があります。鶏行歩でも、技でも、歩きます。その時は、後ろ足が前足になり、前足が後ろ足になります。左右の足が交替します。

*ということは、どちらかの足の下腿三頭筋に体重が積載している状態を作り出す必要があります。一本足状態で下腿三頭筋に体重を積載する必要があります。

*その感覚を学習する方法が、心意六合拳には備わっています。最初からあります。

*それは、鶏歩の前足を上げて一本足状態になることです。

*いきなり、歩いてはいけません。最初の動作は、前足を高く上げることなのです。

*ここで大切なことは、後ろ足は全く変化しないことです。後ろ足は全く動きません。ただ、前足だけが上がります。ここが抜けると、全ては崩壊します。

*そのことの練習をしました。鶏歩から、後ろ足は変化しないで、前足だけ高く挙げます。これだけ練習します。

*試しに、その前足を降ろして鶏歩になり、目の前の相手を押してみます。軽く押せたら成功です。

*ところで、移動距離を長くするためには、地面を蹴ってはいけません。では、どうすればいいのでしょうか?

*それは、足首が折れ曲がることです。つまり、ここでも、一本足の下腿三頭筋に体重を積載するということです。

*鶏歩から、後ろ足は変化することなく、前足を高く上げます。これが、勁力の始まりです。
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by tiger-hawk | 2016-03-17 04:11 | 姿勢勁力

一本足の鉄牛耕地

*最近、心意六合拳の三盤落地が完成したり、宋氏形意拳の半歩崩拳の構造が解ったり、切れない鶏行歩が完成したり、とても進歩したのですが、その原因が解りました。

*それは、一本足鉄牛耕地の効果です。特に、回す鉄牛耕地ではなく、平起平落の普通の鉄牛耕地の効果です。もちろん、一本足です。二本足よりも一本足です。

*一本足の鉄牛耕地だと何がいいのか? これ、心意六合拳の鶏行歩そのものなんです。特に、一本足の下腿三頭筋そのものです。

*一本足の鉄牛耕地では、足首が効果的に折れ曲がります。その結果、切れない下腿三頭筋ができあがります。すると、切れない鶏行歩=切れない勁力となります。

*もちろん、鉄牛耕地は足指と趾球を使う指行性です。指行性の一本足鶏行歩となります。まさに、理想的です。

*回す鉄牛耕地だと、前へ倒した時に、下腿三頭筋が抜ける時間があります。平起平落の鉄牛耕地だと、下腿三頭筋が抜ける時間はありません。結果として、下腿三頭筋が抜けない鶏行歩、その技ができ上がります。

*回す鉄牛耕地は、前腕と上腕三頭筋に直接効きます。伸び伸びと気持ちいい。いいところもあるのですが、やはり、平起平落の一本足鉄牛耕地を主体に練習しましょう。

*私は、平起平落の一本足鉄牛耕地を、10回1セットで7セットまたは8セット、回す一本足鉄牛耕地を3セットまたは2セットを基準としています。この10セットを、朝昼晩の三回に分けて実行します。

*10回1セットなので、右足一本足で5回、左足一本足で5回、と分けてやります。

*特に、腹と前腕を使います。もちろん、足首と下腿三頭筋も使います。

*注意点は肩を使わないことです。肩が出てしまうと、腕立て伏せになってしまいます。腕立て伏せだと、永遠に肩の力が抜けません。

*そのために、腹と前腕で身体を支えます。腹と前腕で身体を持ち上げます。特に低い姿勢から、腹で身体を持ち上げるように意識します。すると、上手くいきます。

*一本足の平起平落鉄牛耕地、実行しましょう。心意六合拳の鶏行歩も完成します。宋氏形意拳の崩拳も進歩します。
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by tiger-hawk | 2016-03-16 07:11 | 心意六合*形意

形意拳と心意六合拳の間に

*形意拳は槍の技法から考案された・・・という伝説がありますが、もちろん、ただのコジツケです。形意拳は心意六合拳から派生した武術です。

*形意拳の発源地は山西省です。その太谷県は車派形意拳と宋氏形意拳の発源地とされています。隣の祁県は戴氏心意拳の発源地とされています。

*しかし、山西省には形意拳なる名称がありませんでした。車派形意拳は、戦前(解放前) 、車派心意拳と称していました。宋氏形意拳は、私が拝師した時(1989年当時) は、宋式心意拳と称していました。

*形意拳なる名称は、明らかに河北系形意拳からの影響です。それは、北京の国家武術権力からの影響ではないか、と推測されます。

*心意六合拳はイスラームを信仰する回族から創造されました。心意六合拳は心意拳とも、六合心意拳とも呼ばれていました。どれも間違いではありません。

*しかし、形意拳は漢族から発展しました。漢族としては、差別された少数民族から創造された事実は認め難いものだったのでしょう。それで、槍の伝説が創られたと考えられます。また、回族の心意六合拳と区別するためにも形意拳の名称が創られたと考えられます。

*心意と形意は中国語の発音としては、声調が違うけれど音は同じです。中国語には声調というアクセントが四つあります。(広東語には八個もあるそうです。それを知って学習をあきらめました。) 声調が違えば、全く違う言葉となります。

*日本語には音が80個位しか無いのに、アクセントがほとんどありません。箸と橋、にはアクセントの違いがありますけど。それで文脈・文意から言葉を推測することになります。雰囲気を察する日本人です。最近では、"大丈夫"という言葉が、ノーサンキューを意味するそうです。

*さて、形意拳と心意六合拳の最大の違いは、形意拳の三体式(六合歩) と心意六合拳の鶏歩の違いです。

*三体式では、身体が少し開いています。後ろ足が斜めになっています。鶏歩では身体が閉じています。後ろ足が真っ直ぐ前を向いて前足と一致しています。つまり、鶏歩では完全に身体が閉じています。

*形意拳と心意六合拳には、龍腰・龍身の言葉があります。その龍腰・龍身の意味は、体幹の絞り、です。脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって、体幹を絞ります。

*この体幹の絞りについて無知だと、身体が回転してしまいます。典型的なのが、心意六合拳の熊吊膀です。腕が回転して、身体も回転してしまいます。

*これは、龍腰を腰の回転と誤解してしまったことによります。龍腰とは腰とは無関係です。龍腰とは、体幹全部を使うことで、腰を使うことではありません。龍腰とは体幹の絞りです。これは、世界で初めてフジマツが明確化しました。龍=古代ワニの体幹です。

*ところが、宋氏形意拳には体幹の絞りが備わっていました。私のオリジナルではありません。それが、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号です。

*体幹の絞りの過程運動と基本功が、宋氏形意拳には備わっていたのです。そのために、私も体幹の絞りを理解できました。(解説されたことはありません。)

*心意六合拳は、最初の鶏歩から体幹の絞りの完成を求められます。そのために、体幹の絞りを理解できずに、失敗する先生が少なくありません。

*体幹の絞りとは、三体式(六合歩) から鶏歩への過程運動なのです。体幹を絞ることにより、身体は閉じられます。閉じられた身体から勁力は発射されます。それが、動物武術の姿勢の勁力となります。

*幸いにも、心意六合拳の学習の前に宋氏形意拳を学習する機会がありました。それは、運命のいたずらかもしれないし、神様のお導きかもしれません。ともかく、宋氏形意拳の基本功のために、体幹の絞りを理解し体得できました。

*形意拳と心意六合拳の間に、三体式(六合歩) と鶏歩の間に、体幹の絞りの過程運動がありました。

(註1) 、戦前とは第二次世界大戦(太平洋戦争) 以前との意味です。解放前、とは、戦後の国共内戦の結果、中国共産党が政権を奪取する前との意味です。少しずれますが、だいたい同じと解釈しました。正確には、解放前となります。つまり、中国共産党が政権を奪取してから、ということで権力の影響が考えられます。(解放? かどうかは疑問がありますけど。) 

(註2) 、宋氏形意拳では、三体式を六合式と称していました。1989年当時です。その後、三体式と改めたようです。宋光華先生、権力に弱いので(笑) 。私は、歩型なのだから、六合式ではなく六合歩でしょう、と考え、六合歩と称することにしました。
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by tiger-hawk | 2016-03-16 06:32 | 心意六合*形意

両拳の内実は体幹

*心意六合拳にはパンチがありません。どうしてパンチが無いのでしょうか? それは、右拳も左拳も独立していないからです。全ては両拳でできているからです。

*たとえ片拳であっても、両拳で撃っているからです。それが、心意六合拳と宋氏形意拳の馬形拳に現れています。

*心意六合拳の原点は、挑領と鷹捉と虎撲です。それは収勢を構成しています。どれも実は体幹で撃ちます。そのうちの一つの虎撲は両掌で撃ちます。体幹と両掌が一体化しています。

*虎撲から発展した単把も、当たる所は前掌の掌根ですが、その実、両掌で撃ちます。

*鷹捉も、両掌で撃ちます。その腕は、肩からではなく、体幹から(前鋸筋から) 生えています。龍=ワニ=爬虫類の前肢です。挑領も、実は両腕で撃っています。

*心意六合拳と宋氏形意拳の打撃は、全て体幹で撃ちます。だから腕は、肩からではなく体幹から(前鋸筋から) 生えています。それが、龍腰・龍身の正体です。それを理解できない人は、失敗します。

*そのことを理解するために、宋氏形意拳の龍形基本功があります。熊の1号・3号・2号があります。

*「片拳でも両拳」ということを信じてもらうために(会員のみんなは私の言うことを信じていないみたいなので、プププ) 、心意六合拳の馬形拳をやってみました。

*心意六合拳の馬形拳といってもたくさんあるので(宋氏形意拳の馬形拳は一個だけ、楽 ! ) 、その中から馬形◯道を練習しました。

*この馬形◯道なんですけど、◯の字が日本語では使わないようです。中国語の音は、cuan、で声調は第四声です。でもその後ろの字も第四声の道なので、連続すると、たぶん第四声にはならないと思います。

*え? 発音はどうでもいい? こりゃまた失礼いたしましたあー あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! 

*◯の字は、足ヘンで穴カンムリに鼠です。この穴カンムリに鼠は、漢和辞典で見ると、サンと読むらしい。読んでも使わない字ですね。足が付くと、もう普通の漢和辞典には載ってません。え? 諸橋轍次先生の大漢和辞典を見ろや? やですよ、持ってないし、メンドー臭い。意味解んない。

*で◯の字の意味は、跳ねる、です。馬が跳ねるように走る、ようにやれやボケ ! という意味らしいです。しかし、跳躍というよりも、躍動に近い。

*実際、連続して刮地風で、馬が疾駆するようにやります。そのようにやれ、と師匠にも言われました。

*で、躍動という意味なので、日本語としては、馬形躍道、でもいいんじゃね? と勝手に思いました。それで、馬形躍道、ということにしました。躍動だから躍道、ナンチャッテ ! え? 真面目にやれ? どうもすんまへん、旦はん。

*もう、大日本帝国の大本営の決定なので、死んでも覆りません。玉砕しても問題ありません。ホントかい? 文句言う奴は電波停止や !  

*意味は跳ねるなんですが、実際には跳ねません。ジャンプしません。見た感じ、そんなようにやれ、というだけです。疾駆するようにしなさい、ということです。

*馬形躍道は、両拳で撃ちます。この感じで、片拳でも撃てるようにします。これ、実際には、背中の張りで撃ちます。両腕の外側から背中が張ります。つまり、宋氏形意拳の龍形基本功と同じです。

*宋氏形意拳の馬形拳は、前拳と後ろ拳が別れます。でも、両拳が動きます。片拳=前拳だけ動くということがありません。これでも、「片拳でも両拳撃ち」が学べます。

*形意拳の馬形拳は、馬の手綱を持っているような感じです。え? オレは片手で手綱を持ち、片手で拳銃を撃つ? こりゃまた失礼いたしました。まさに、馬賊ですね。馬賊の旦那はともかく、動物武術は、両拳・両掌で撃ちます。

*両掌・両拳の内実は体幹です。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:29 | 心意六合*形意

三本の矢(姿勢の勁力)

*アベノミクスはもろくも砕け散ったそうでございますが、その三本の矢の例えを借りまして、姿勢の勁力の三本の矢を明らかにしたいと考えます。

<一の矢・・・指行性勁力>

*姿勢の勁力の根本となる指行性勁力です。それは、ニワトリの一本足時間と虎の指行性に象徴されます。歩く時、左右の足は交替するので、誰でも一本足になる時間があります。しかし、その時間が短過ぎるために、一本足に体重が集中することはできません。

*また蹠行性(せきこうせい) では、姿勢の勁力は発生しません。そこで、一本足時間に低い指行性ウォークを取り入れます。それが、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*指行性勁力では、後ろ足の足首が折れ曲がります。体重は足首に降りて来ます。しかし、足首は関節なので、下腿三頭筋が体重を支える結果となります。すると、趾球・足指ー足首ー下腿三頭筋の勁力トライアングルが形成されます。

*太もも表=大腿直筋の力が邪魔となります。大腿直筋を使い過ぎると蹠行性になってしまいます。そこで、太もも裏=大腿二頭筋を覚醒させます。これは、指行性ウォークと心意六合拳・弓歩と鶏行歩で実行されます。

<二の矢・・・体幹勁力>

*体幹の勁力は、体幹の絞り(龍腰・龍身) と十文字呼吸法により構成されます。

*体幹の絞りとは、脇腹の前鋸筋から、反対側の鼠蹊部へ向けての切り込みです。その基本功は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号となります。また、心意六合拳の熊吊膀と龍形挿把となります。もちろん、全ての動作に共通してあります。

*十文字呼吸法とは、まず腹横筋で、ヘソを中心にして腹を左右横へ引っ張ります。そして、腹直筋で体幹を立てます。(いわゆる逆腹式呼吸法は全く役に立たないので、捨てましょう。)

*腹横筋で同時に、尻を巻き上げて尻を収めます。これがいわゆる提肛となります。

*もちろん、肩の力と胸の力は邪魔となるので、抜きます。すると、肩が暴走することが無くなります。肩は尻に従います。肩の力と胸の力は、指行性勁力にとっても邪魔となります。

<三の矢・・・鷹爪勁力>

*指を前腕の筋肉で遠隔操作します。特に、指の第二関節で指を広げます。前腕の筋肉は緊張しているけど、上腕の筋肉は弛緩している状態を造ります。力を肘まで到達させてはいけません。肘が緊張すると、肩まで緊張してしまいます。

*鷹爪で掌を造ります。拳を造ります。最後は前腕だけで撃ちます。体重移動してはいけません。

*体幹と鷹爪は鉄牛耕地で仕上げます。腕立て伏せは肩で実行されますので、決定的に無駄です。

*この三本の矢が、動物武術の姿勢の勁力を構築します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:28 | 姿勢勁力

静かな勁力

*心意六合拳には様々な傾向があります。宋氏形意拳にも様々な傾向があります。それらは流派ともいうべきものです。

*つまり、心意六合拳には様々な流派があります。宋氏形意拳にも様々な流派があります。

*しかし私は、心意六合拳と宋氏形意拳の本質的部分に気付きました。

*それは、第一に素晴らしい先生方に出会えたことによります。第二に、中国での多くの失敗例を反面教師にしました。

*そして、伝統とか、拳譜とか、秘伝とか、伝説とかに捕われることなく、撃てるようになるためには、どうすればよいか? との一点に着目したからです。

*その一つは、宋氏形意拳の龍形基本功に代表される「体幹勁力」です。胸ぐらをつかまれるとか、肩をつかまれるとか、袖をつかまれるとか、手首をつかまれるとか、に対しての逆技がいろいろとあります。しかし、相手の腕力が優れていた場合、技をかけることができません。

*ところが、龍形基本功を応用すると、簡単に相手をつぶせます。それは、腕力で劣っていても、体幹勁力で勝っているからです。この体幹勁力が、心意六合拳と形意拳でいわれるところの「龍腰・龍身」でした。それはもちろん、自分一人で解明しました。

*この体幹勁力が、拳や掌や様々な技となります。

*体幹勁力には、根本勁力が必要となります。それが、足の勁力です。それは、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩に代表される、ニワトリの一本足時間と虎の指行性です。これについては、張克強先生の鶏歩と鷹抓把と、回族の陳先生のアドバイスから、解明しました。

*そしてさらに、前腕の鷹爪です。前腕の筋肉で指を遠隔操作します。特に、指の第二関節に意識集中して指を広げます。すると、前腕の筋肉は緊張するけれど、上腕の筋肉は弛緩しているという状態を造ります。最後は前腕だけで、鷹爪だけで撃ちます。

*発勁の瞬間には、趾球と足指の間の距離と時間を用います。究極の指行性です。この短い距離と時間で撃ちます。これは、心意六合拳の虎抱頭を練習する中で、自分一人で解明しました。宋氏形意拳の崩拳も同様です。

*これは、前足と前手を同着させる技術です。タイミングを合わせます。体重移動のことではありません。これに、趾球と足指ー足首ー下腿三頭筋の、勁力トライアングルを組み合わせます。

*先生方から基本功とヒントをもらいました。それを自分の中で熟成させて、最後は自分一人で解明・整理できました。

*私は馬鹿で才能もありませんが、撃てるように成りたいとの一心で解明しました。だから、みなさんも、撃てるようになるとの執念があればできるようになります。この執念が欠落していると、成功は望めません。

*あるいは、沈墜勁など発勁動作のある蹠行性勁力を選択することも、一つの道ではあります。ヒトは元々蹠行性(せきこうせい) なので、こちらのほうが広い門となっています。これらは虎鷹拳院では取り扱いません。

*ヒト武術=蹠行性の勁力、動物武術=指行性の勁力、という構図になります。

*みなさんの成功を祈ります。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:27 | 心意六合*形意

鶏行歩の三段階構造

*心意六合拳の鶏行歩は、三段階の運動構造になっています。

*鶏行歩は鶏歩から始まります。この鶏歩が第一段階です。

*鶏歩では、後ろ足の下腿三頭筋のダウンフォースが効いています。そのために、足首のくびれがあります。これは、自分の体重を利用します。筋力は直接には必要ありません。足首が緊張すると、下腿三頭筋が過緊張します。すると、失敗します。

*第二段階では、鶏歩の後ろ足の感覚はそのままに、前足が前へ出ます。すると、下腿三頭筋のダウンフォースだけでは間に合わなくなります。すると、後ろ足の大腿二頭筋のダウンフォースが効いて来ます。これが未完成弓歩状態です。

*未完成弓歩といっても、前足はまだ着地していません。後ろ足一本で立っています。

*第三段階では、いよいよ耐えられなくなって、前足が趾球で着地します。すると、後ろ足が少し引き寄せられます。しかし、後ろ足は浮いたままです。前足の一本足状態です。これが、未完成鶏歩状態です。すなわち、ニワトリの一本足時間のことです。

*通常の技では、この直後に鶏歩になります。鶏行歩では、鶏歩にならず、そのまま後ろ足は前足を通り越して、第二段階の未完成弓歩状態になります。

*どの段階においても、地面を蹴ってはいけません。自分の体重に従います。

*どの段階においても、太もも表=大腿直筋を使い過ぎてはいけません。墜落状態になってしまいます。つまり、蹠行性(せきこうせい) になってしまいます。姿勢の勁力は死にます。

*蹠行性とは、階段を上がる時の状態です。指行性とは、階段を下る時の状態です。

*鶏行歩は、平地を低い指行性で歩きます。低い姿勢になると蹠行性になる危険性があります。最初は解りにくいので、指行性ウォークから始めるのが良いでしょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:26 | 姿勢勁力

体重を集中する

*体重を勁力に変換するためには、そのままの身体ではいけません。分散している体重を集中する必要があります。

*まず、ニワトリの一本足時間と虎の指行性を参考にします。そこで、一本足の趾球と足指に体重を集中します。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、となります。実際にそれを担うのは、主に下腿三頭筋です。そのために、足首は折れ曲がります。

*内転筋でバランスを取ります。それが、心意六合拳の弓歩です。さらに、半腱半膜様筋と大腿二頭筋、が補強します。そして、内側広筋も補強します。それが、宋氏形意拳の六合歩です。

*体幹もそのままでは使えません。十文字呼吸法で、体幹を絞ります。腹横筋で腹を左右横へ張ります。引っ張るようにします。

*腹直筋で体幹を立てます。腹横筋はそもそも横に付いています。腹直筋は縦に付いています。つまり、そのあるがままの形にしたがいます。それを極端にするだけです。動物武術の呼吸法は、発勁、排打功、雷声(心意六合拳) 、の全てにおいて同じです。(いわゆる逆腹式呼吸法は、使い物になりません。)

*さらに、体幹を絞ります。前鋸筋から、反対側の鼠蹊部へ、雑巾を絞るようにします。これを両側から実行します。これが、心意六合拳と形意拳の称するところの龍腰です。当然、腹斜筋も使います。

*実際に、勁力を届けるのは、手と足です。手は鷹爪となります。すなわち、前腕の筋肉で指を遠隔操作します。

*前腕の筋肉で掌を造ります。前腕の筋肉で拳を造ります。これは、指の第二関節がカギとなります。第二関節を広げて、掌を造ります。第二関節で拳を造ります。打撃では、体重移動を徹底的に排除します。

*自分を四足歩行動物として考えると、前腕の筋肉は足では下腿三頭筋となります。蹴りは、足首と下腿三頭筋で蹴ります。蹴りを膝の伸縮で蹴るのは、拳を腕の伸縮で撃つのと同様に、論外です。

*姿勢の勁力の障害となるのは、主に肩の力と太もも=大腿直筋の力です。これは、ヒトの直立二足歩行に由来しています。つまり、習性みたいなものです。

*肩を使わないようにします。例えば、肩で撃つ動作も、肩は使いません。体幹の絞りを使います。心意六合拳の熊吊膀や龍形挿把などの技も、肩で撃つのではなく、体幹の絞りで撃ちます。

*拳で撃つ技も、掌で撃つ技も、腕で撃つ技も、体幹の絞りで撃ちます。(体重移動を排除します。)

*それを、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号、3号、2号、で学びます。

*太もも=大腿直筋を使ってしまうと,地面を蹴ってしまいます。地面を蹴ると、ジャンプするのと同じですから、身体は浮いてしまいます。すると、勁力として使える体重が激減してしまいます。つまり、ランニングとウォーキングは使えません。蹠行性でも指行性でも、地面を蹴ると使えません。

*太ももも大切なのですが、姿勢を維持するためだけに使います。勁力としては下腿三頭筋を重視します。しかし、下腿三頭筋も地面を蹴ってはいけません。ゆるい下り坂を降りるようなイメージを用います。心意六合拳の鶏行歩は、地面を蹴るのではなく、体重だけ運搬します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:25 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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