動物武術の虎鷹拳院日誌

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鰐の体幹、虎の足、鷹の爪

*動物武術(心意六合拳と宋氏形意拳) は、どのような身体を目指すのでしょうか? 

*それを、ワニの体幹、虎の足、鷹の爪、とまとめてみました。

*もはや、人間ではありません(笑) 。怪物です。怪物に人体を改造する計画、それが動物武術です。

*ワニの体幹とは、龍腰・龍身のことです。龍腰・龍身と表現すると、身体をくねくねすることだと誤解されてしまいますが、そもそも龍とは、古代ワニの化石から想像された動物です。顔もワニに似ています。

*龍にも足がありますが、ワニと同様に脇腹から生えています。これは爬虫類の特徴です。つまり、肩がありません。

*動物武術の姿勢の勁力の最大の障害は、肩の力です。肩で勁力を詰まらせてしまいます。爬虫類と同様に、肩は無いものと考えればいいのです。

*龍腰・龍身とは、身体をくねくねさせるものではありません。体幹を絞るためのものです。そのために、蛇よりもワニの体幹を想像します。龍は古代ワニの化石から生まれました。

*体幹は、脇の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞られます。これは、左右の運動路線となります。右脇の前鋸筋から左側の鼠蹊部へ、左脇の前鋸筋から右側の鼠蹊部へ、走ります。

*ワニの体幹は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の1号・3号・2号、などから造られます。また、心意六合拳の熊吊膀、龍形挿把、などから造られます。そして、鉄牛耕地で仕上げます。(腕立て伏せは肩で実行するので、やってはいけません。鉄牛耕地は腹と前腕=鷹爪で実行します。)

*鶏腿(鶏歩と鶏行歩) は、ニワトリの一本足時間から生まれました。しかし、ニワトリの一本足時間だけでは、決定的に不足しています。

*これに、虎(ネコ科) の指行性を加えます。指行性とは、趾球と足指(肉球) で、立ち、歩くことです。ニワトリの一本足時間は止まっていますが、虎の指行性により、一本足時間は、経過運動となります。(鳥類も指行性ですけど) 

*虎の足は、心意六合拳の鶏歩、弓歩、鶏行歩、宋氏形意拳の六合歩、などから造られます。

*鷹の爪=鷹爪とは、前腕の筋肉で指を遠隔操作することです。前腕の筋肉で、鷹爪の掌を造ります。前腕の筋肉で、鷹爪の拳を造ります。前腕の筋肉は鉄牛耕地で鍛えます。

*まずは鷹の掌を造ります。指の第二関節で、手を広げます。

*次は、指の第二関節で、拳を造ります。これが、鷹爪の拳となります。手首はフラットになります。手の甲の皮膚が張ります。

*これで、動物武術の身体が完成します。ワニの体幹、虎の足、鷹の爪、の三つの要素です。

*姿勢の勁力のネックは、肩の力ともう一つ、太もも(大腿直筋) の力です。一般の人は、太ももに力を入れ過ぎています。これが、鶏行歩の失敗の最大の原因です。

*これは、肩の力と同様に、ヒトの直立二足歩行に由来しています。ヒトは、太ももを人体最大の筋肉として、太ももで地面を蹴って、樹上生活から草原生活へと進出しました。

*さらに、サルは元々、蹠行性(セキコウセイ) ですから、ヒトも踵で立って、踵で歩きます。現代日本人はそれを極端に押し進め、足指を全く使わなくなりました。その結果、ホンダのアシモ君が生まれました。

*これを、足指を使って歩くように改造します。指行性ウォークです。さらに、虎の指行性に改造します。鶏行歩です。すると、太もも=大腿直筋よりも下腿三頭筋に負担がかかります。

*鶏行歩は、自分の体重だけ運搬すればいいのですが、一般の人は太ももで地面を蹴ることにより、余計なことをしてしまいます。当然、太ももは過緊張となっています。これが、姿勢の勁力の障害となります。

*太ももの力を緩めます。すると、足首に体重が降りて来ます。さらに足首の力も緩めます。すると、フクラハギなど下腿三頭筋が覚醒します。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:24 | 心意六合*形意

ダウンフォースが勁力を生む

*姿勢の勁力におけるダウンフォースとは何か? それは文字通り、姿勢を造る決め手となります。すると、ダウンフォースそのものが勁力を生み出します。

*心意六合拳の鶏行歩における未完成鶏歩では、主に大腿二頭筋がダウンフォースを造ります。

*心意六合拳の鶏歩と、宋氏形意拳の六合歩では、主に下腿三頭筋がダウンフォースを造ります。

*心意六合拳の弓歩では、主に内転筋がダウンフォースを造ります。

*ダウンフォースは、浮き上がる力を制圧します。しかし、墜落するための力ではありません。だから、沈墜勁や十字勁ではありません。ダウンフォースは常に効いています。だから、発勁動作ではありません。

*ダウンフォースですから、当然、地面を蹴ることはできません。地面を蹴ることは、文字通り、浮き上がることです。すなわち、ジャンプすることです。これが、ランニングとウォーキングとなります。

*では、前進するためには何を使うのか? それは、自分の体重と姿勢の維持と重力となります。

*ダウンフォースは、自分の体重によって生じます。筋肉はそれを支えるためのもので、積極的に関わるものではありません。

*例えば、大腿二頭筋のダウンフォースは、低い一本足を支えるために生じます。だから、無意識に使っています。しかし、意識することによって、より姿勢が崩れにくくなります。

*姿勢の崩れとは、体重が前後することです。ですから、体重を前後させてはいけません。その姿勢から、勁力を引き出します。

*したがって、合気上げをしてはいけません。体重浴びせ=寄りかかり発勁をしていけません。それらは、姿勢の勁力を弱くしてしまいます。

*最後は、前腕の鷹爪が勁力を導き出します。だから、外勁力を用いることは無くなります。

*撃てないことは、浮き上がることによって生じます。その解決法を外勁力に頼るのではなく、姿勢のためのダウンフォースによって、制圧します。

*しかし、力は要りません。自分の体重があります。その体重にしたがうだけです。

*力はダウンフォースの障害となります。特に、肩の力、胸の力、腰の力、肘の力などがダウンフォースの障害となります。一番の障害は、肩の力です。

*突きにおける腕の伸縮は、不要となります。すると、突きは突きでなくなります。長い距離は不要となります。蹴りにおける膝の伸縮も不要となります。

*突きは、体幹で実行されます。蹴りも体幹で実行されます。すると、体幹の重さが使えるようになります。

*この時、体幹がバラバラでは使えません。そのために、体幹の絞り=龍腰を用います。

*体幹の絞りは、心意六合拳ではいきなり完成形を要求されます。そのために、体幹の絞りに無知な人は、身体を回転させてしまいます。肩と胸の力を使ってしまいます。腰を回転させてしまいます。その結果、勁力は死にます。

*宋氏形意拳では、体幹の絞りに過程運動があります。六合歩では、体幹の絞りは未完成なのです。(後ろ足が少し開いています。) 

*そのために、龍形基本功と、基本功としての熊の1号と2号が存在します。そのために、体幹の絞りを理解しやすくなっています。(私はそのために助かりました。) 

*龍形基本功を龍形拳の基本功として理解すると、失敗します。熊の1号・2号を、熊形拳の基本功として理解すると、失敗します。それらの基本功は、体幹の絞りとして存在しています。

*すると、心意六合拳の熊吊膀において、身体が回転することはあり得ません。全ての技において、身体が回転することはあり得ません。身体の回転、腰の回転は、技と勁力の崩壊を意味します。

*身体の回転、腰の回転は、直接には腹横筋によって阻止されます。これが、雷声の呼吸法となります。

*しかし、実際の闘いにおいては、呼吸にこだわってはいけません。呼吸は乱れてきますから、無理に合わせる必要はありません。腹横筋は、息を吐いた時も、息を吸った時も、常に使っていることになります。腹横筋と前腕の鷹爪だけは、リラックスする時がありません。

*実は、前腕の鷹爪を使わなくても「押す」ことはできます。しかし、すぐに限界が来ます。自分より少し重い相手には全く通用しなくなります。もちろん、「撃つ」ことはできません。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:24 | 姿勢勁力

指行性の発勁力

*心意六合拳の三盤落地をちゃんとやってみて解ったこと・・・後ろ足になる足の足指に、いかにして全体重を載せるか? これが指行性の発勁力です。

*後ろ足になる足の足指に、全体重を載せること・・・これが、静かな発勁力の全てです。心意六合拳と宋氏形意拳の勁力のカギです。

*これが、体重を勁力に変換させるカギとなります。

*とても単純です。たったこれだけのことです。

*あまりにも単純なので、武術者は、これが世の中に広まることを嫌いました。悪用を恐れたのです。

*そのために秘密にされたのかもしれません。だから古拳譜にも記載されていません。というか、あまりにも単純だったので、あえて指摘した人がいなかった、のかもしれません。

*しかも、これは指行性です。ニワトリ(鳥類) も虎も指行性です。

*その昔、回族は靴を履かないで心意六合拳を練習したそうです。ですから、心意六合拳には、つま先蹴りがありません。趾球で蹴ります。靴を履かないで練習したため、指行性に違和感はありませんでした。

*しかし、支配民族の漢族は靴を履いて武術を練習します。そのために、蹠行性(せきこうせい) になりました。指行性は問題外です。馬歩も蹠行性です。そこで蹠行性の発勁動作が課題となりました。そのために、沈墜勁や震脚、纏絲勁や抽絲勁、十字勁や開合、などの発勁動作が研究されました。

*問題は、一本足の足指に全体重を載せることだけです。そのための注意点はたくさんありますが、とりあえず、体重を足指に集中させることが必要となります。だから、蹠行性ではなく指行性なのです。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:23 | 姿勢勁力

ダウンフォースの謎

ダウンフォース (down force) は、走行する自動車に対して空力によって発生する、負の揚力、つまり自動車が地面に押さえつけられる向きに発生する力である。  (ウキペディア)

*心意六合拳の鶏歩と鶏行歩は、浮き上がってはいけません。宋氏形意拳の六合歩は、浮き上がってはいけません。しかし、歩くと、どうしても浮いてしまいます。

*そこで、ダウンフォースが必要となります。拙著「発勁力」で書いたところの、スポイラー勁のことです。

*特に、心意六合拳の三盤落地は浮き上がりやすい。三盤落地の中の、飢虎撲羊と、三盤落地にある鶏行歩は,浮き上がりやすい。この、浮き上がりやすい性質が、三盤落地を困難にしています。

*そのために、押さえ付けるようなイメージ法を用います。手を前へ出して、押さえ付けるイメージです。

*ところが、実際に押さえ付けるのは、手ではなく足なのです。

*では、足の何処の筋肉を用いるのでしょうか?

*太ももの表=大腿直筋でしょうか? 太ももの表の筋肉で押さえ付けることは、とても簡単です。

*なぜなら、通常、ヒトは太ももの表の筋肉で、地面を蹴って歩いているからです。ウォーキングも、そのようにできています。そして、ランニングも同様です。だから、それをちょっと変えればいいことです。

*ところが、鶏行歩を失敗している人を観察してみると、太ももの表の筋肉でダウンフォースを発生させています。

*さらに、沈墜勁や十字勁や震脚のダウンフォースも、太ももの表の筋肉です。

*となると、太ももの表の筋肉は、動物武術では使えません。大腿直筋でダウンフォースを発生させてはいけません。それは、蹠行性(せきこうせい) を意味します。

*指行性になるためには、どうすればいいのか?

*自分の鶏行歩の動きを観察してみました。すると、太ももの裏の筋肉=大腿二頭筋を使っていることが解りました。大腿二頭筋でダウンフォースを発生させています。

*指行性ウォークでも、大腿二頭筋を活用しています。

*さらに、浮き上がりやすい三盤落地でも、大腿二頭筋を十分に活用させて、ダウンフォースを発生させています。

*この、裏のダウンフォースが、姿勢の勁力の発生に直結します。太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースがあるために、勁力は生きてきます。

*反対に、太ももの表=大腿直筋のダウンフォースは、姿勢の勁力を殺してしまいます。蹠行性になってしまうからです。

*太ももの裏=大腿二頭筋のダウンフォースを開発しましょう。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:22 | 心意六合*形意

鉄牛耕地と腕立て伏せ

*腕立て伏せは、肩と腕の伸縮で実行します。

*そのために、普通の突きは、肩と腕の伸縮で実行しています。

*動物武術の鉄牛耕地は、腹と前腕で実行します。

*そのために、動物武術の突きは、普通の突きとは違います。

*動物武術の突きは、肩と腕の伸縮を用いません。

*動物武術の突きは、腹と前腕で実行されます。

*腹は十文字呼吸法です。

*腹横筋で左右横へ引っ張ります。

*腹直筋で体幹を縦に立てます。

*そのために、動物武術の突きは、体幹と前腕の鷹爪の突きとなります。

*これが、心意六合拳の虎撲と単把と馬形拳となります。

*これが、宋氏形意拳の虎形拳と馬形拳となります。

*腕立て伏せをやってはいけません。鉄牛耕地を実行しましょう。

*肩と腕の伸縮を使わない突きは、宋氏形意拳の熊の1号でも学びます。肩で撃つのに、肩を使わないのです。これは、心意六合拳の熊吊膀でも、龍形挿把でも同様です。
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by tiger-hawk | 2016-03-15 01:21 | 姿勢勁力

指揮棒or猫の髭

*先日、ある人に「小手パンチ」を教えてみたら、「これは小手パンチではない」と叱られた。

*確かに、小手ではなく、体幹で撃ちます。でも、感覚的には、小手パンチなんです。プププ 小手パンチは心意六合拳に基づいています。

*私の宋氏形意拳・崩拳はフニャフニャ崩拳です。でも、実のところフニャフニャではありません。とても鋭くてとても速い崩拳です。他に例がありません。故佐藤聖二さんもびっくりしてました。今はさらに進歩しています。

*宋光華先生よりも速いです。趙川輝先生よりも速いです。フジマツ独自の崩拳です。これは、近いうちに映像にする予定です。

*でも、フニャフニャなんです。何処がフニャフニャかというと、肩がフニャフニャです。胸がフニャフニャです。上腕がフニャフニャです。手首近くの前腕だけが硬くなります。

*このフニャフニャ崩拳、今のところ、撃てる人はいません。でも、たぶん、コボクマシーン1号は近いところまでは行ってます。

*崩拳は、腕の伸縮で撃ってはいけません。これも体幹で撃ちます。そして、体重移動してはいけません。体重移動すると、軽くなってしまいます。体重移動しないから、重くなります。

*フニャフニャ崩拳は、熊の1号と2号に基づいています。

*この熊の1号なんですけど、ほとんどの人は肩を使ってしまいます。肩がフニャフニャではありません。だから、失敗します。胸を使ってしまう人もいます。そして、腕を使ってしまう人もいます。

*実は、熊の1号は、腕の力は使わないのです。拳を動かしますが、拳はフニャフニャなんです。

*では、拳は何のためにあるのか? 何のために動かすのか? それは、体幹と腹を導くためのものです。オーケストラの指揮棒みたいなものです。センサーみたいなものです。猫の髭みたいなものです。

*熊の2号も同様です。熊の3号も同様です。それを拳に一生懸命、力を入れている人がほとんどです。

*正直いうと、こんなこと説明しなければ解らないの? という気持ちですけど、説明することにしました。

*私は説明を受けたことはありません。でも、私はヘンタイですから、普通の人には説明が必要です。

*勁力の根本は、後ろ足の下腿三頭筋にあります。ところが、下腿三頭筋も力を入れてはいけません。それでは、勁力が死んでしまいます。

*後ろ足の下腿三頭筋は、体重を支えるだけでいいんです。それ以上の余計なことをしてはいけません。ところが、みなさん、余計なことをしてしまいます。

*これも説明しないと解らないみたいなので、説明することにしています。入力でもない出力でもない、中間の状態です。いわばニュートラルなんです。

*後ろ足の下腿三頭筋は、自分の勁力のセンサーの役割もあるんです。指揮棒or猫の髭です。
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by tiger-hawk | 2016-03-14 06:20 | 心意六合*形意

距離は勢いは妄想となる

(昨日の妄想体育館から)

*歩くとは、どういうことか? それは、立つことの延長です。ですから、まず、立てなければいけません。それは、赤ちゃんの成長と同じことです。

*心意六合拳の鶏歩で立つとは、どういうことか? それは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を降ろすことです。当然、体重分の緊張が生じます。

*そのために、鼠蹊部を切り込みます。膝の裏を折り曲げます。足首を折り曲げます。踵は少し浮きます。そして、下腿三頭筋に体重を感じます。

*この、下腿三頭筋に体重を感じることが、鶏歩の原点です。

*もしも、下腿三頭筋に体重を感じられなければ、心意六合拳の全ての技は、できません。立つことができなければ、歩くことはできません。宋氏形意拳の六合歩も同様です。

*体育館では、基本技も平行して教えてはいますが、鶏歩で立つことが優先です。だから、自宅で毎日鶏歩する必要があります。下腿三頭筋に体重を降ろすために。

*鶏歩で下腿三頭筋に体重を降ろすことができたら、はじめて技が現実のものとなります。妄想は現実となり、現実は妄想となります。

*心意六合拳の技は5分もあれば覚えられます。でも、鶏歩ができなければ、下腿三頭筋に体重が降りなければ、それは妄想のままです。

*これは自分の身体の問題なので、妄想は簡単に現実となります。相手を必要としないからです。

*鶏歩ができたなら、小刻みに大きくしてみます。大きくしても、下腿三頭筋に体重が降りています。そのようにします。勁力の降臨です。

*鶏歩の延長が技となります。勁力は、妄想から現実となります。

*鶏歩で立てれば、撃つことの準備は完了です。だから、拳の引き手は無用です。手を上げた状態から、そのまま撃てます。距離は無用となります。鶏歩が現実となると、距離は妄想となります。

*勢いは妄想となります。迫力は妄想となります。

*鶏歩で立てないから、下腿三頭筋に体重が降りないから、勢いが必要となり、迫力が必然となります。

*鶏歩を現実として、距離を、勢いを、迫力を、妄想とする作業が必要です。
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by tiger-hawk | 2016-03-13 03:28 | 姿勢勁力

延長する後ろ足

*こんにちわ、インチキで妄想家のフジマツです。プププ

*心意六合拳を教えていて、いつも壁になるのが、鶏行歩です。鶏行歩は鶏歩の延長なんですが、これが理解できないみたいです。

*鶏歩の延長ということは、鶏歩の後ろ足の下腿三頭筋が延長されるということです。

*つまり、後ろ足は延長されます。これがなかなか理解できないようです。まあ、私はヘンタイなので、誰に教わるということもなく、理解してしまいました。でも、普通の人はヘンタイではなく普通の人なので、理解できません。

*はっきりいうと、鈍い。プププ 限りなく鈍い。何処が鈍いかというと、後ろ足の下腿三頭筋が鈍い。

*鶏歩で、後ろ足の足首は折れ曲がります。すると、下腿三頭筋に体重が降りてきます。これが、勁力の降臨ということです。

*まずは、この下腿三頭筋の感覚に覚醒しなければいけません。しかし、地面を蹴ってしまうと、この感覚は全く感じられません。ところが、みなさん地面を蹴ることが大好きです。それが勁力だと、骨の髄から信じて疑いません。だから、無意識に地面を蹴っています。

*もちろん、私は騙されませんでした。私は匂いで解るんです。こいつは勁力ではない、と感じるんです。

*というか、師匠の後ろ足を観察すると、後ろ足が延長されます。地面を蹴ることがないので、なかなか地面から離れません。とにかくしつこいんです。鶏歩がそのまま延長されます。

*延長された後ろ足は、伸びきることがありません。つまり、弓歩状態になりません。普通の人は地面を蹴るので、弓歩状態になります。

*これは、ランニングの後ろ足と同じです。ランニングは地面を蹴るので、後ろ足は即時に地面を離れ、空中で弓歩状態になります。

*心意六合拳の技では、後ろ足は地面を蹴らないので、しつこく地面に触れています。その膝の裏は曲がったままです。膝が伸びることはありません。

*そして、体重は後ろ足の下腿三頭筋に載ったままなのです。普通の人は、すぐに後ろ足の下腿三頭筋にあった体重が空っぽになってしまいます。体重は宙に浮いてしまいます。

*何気なく前進してしまうと、後ろ足は空っぽになってしまいます。これで、指行性勁力は死にます。早々と死にます。そうなると、寄りかかり発勁とか、沈墜勁とか、震脚とかを使うしか無くなります。

*鶏歩をだんだんと大きくしていく、という練習を取り入れてみます。だんだんと大きくするけれど、下腿三頭筋にある体重を逃がさない、絶対に逃がさない、しつこく食い下がる、という練習です。これでたぶん、理解できるはずです。

*後ろ足の下腿三頭筋が体重のストーカーになります。自分で、自分の後ろ足の下腿三頭筋が、自分の体重のストーカーになります。自分の後ろ足の下腿三頭筋と、自分の体重は、別人格、というわけです。
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by tiger-hawk | 2016-03-12 03:59 | 姿勢勁力

前腕だけで撃つ

*最後は・・・前腕だけで撃て ! それが姿勢の勁力です。

*インチキだとか・・・妄想だとか・・・言われているフジマツの姿勢の勁力ですが・・・

*「姿勢の勁力はあります ! 」・・・なんか、小保方さんみたいになっちゃった・・・プププ

*え? その存在証明をしてみせろ? イヤですよ、そんなもん。メンドー臭いじゃないですか。どうせ、動画を見せてもヤラセだ、と言われるだけです。

*信じられない人は、虎鷹拳院に遊びにおいでください。開進第一中学校体育館でお待ちしております。

*でも、けんか腰の人はお断りします。良い子はケンカしてはいけません。

*オッサン武術クラブでは、安全第一で練習しております。ビッグ・ミットは危険なので捨てました。過去にけが人出しました。ごめんなさい。今はパンチング・ミットだけです。

*かなり以前のことですが、どうしても体重移動してしまう人がいました。わずかに前のめりになってしまうのです。地面を蹴ってしまうのです。体重浴びせ=寄りかかり発勁ですね。

*でも、当時の私は彼を説得できませんでした。そして、彼は去って行きました。とても、残念でした。申し訳ありませんでした。今はある古武道で元気に過ごしているらしいです。よかったです。

*姿勢の勁力の詰めが甘かったのです。今は、詰めがちゃんとしています。

*最後は・・・前腕だけで撃つ、のです。姿勢は動きません。上腕は用いません。鷹爪の前腕です。鷹爪の前腕だけで撃ちます。

*つまり、前進して撃つ時も、厳密には時間差があります。目には見えませんが、時間差があります。ほんの一瞬ですけど、先に歩型が完成します。歩型が完成した瞬間に撃ちます。前腕だけで撃ちます。すると、体重移動することがありません。

*でもこの時間差、自分でも認識できない位のレベルです。だから、気にする必要はありません。

*蹴りは? 蹴りは、最後は足首だけで蹴ります。足首だけということにすると、結局、下腿三頭筋を用いることになります。

*心意六合拳の鶏歩は、最後は足首だけで立ちます。心意六合拳の弓歩は、最後は足首だけで立ちます。宋氏形意拳の六合歩は、最後は足首だけで立ちます。

*足首だけで立つと考えると、結局は、趾球と足指を用いることになります。指行性になります。指行性になると、下腿三頭筋を用いることになります。

*指行性なのに、足首だけで立つ、とはおかしな話しなんですが。ヒトの骨格は蹠行性なので、そのようになります。ハイ、矛盾しています。骨格が違うので、妥協の産物なんです。

*足首だけで立つと、足指・趾球ー足首ー下腿三頭筋という勁力トライアングルができ上がります。ネコやイヌの後ろ足を見てください。踵に相当する関節のところで曲がっています。ヒトの足首も折れ曲がります。そして、地面から少し離れます。それが、心意六合拳の鶏歩です。

*宋氏形意拳の六合歩では、わずかに踵が地面に触れています。そのために、鶏歩よりももっと、足首の折れ曲がりが要求されます。もちろん、鼠蹊部の切れ込みも要求されます。これは鶏歩と同じです。

*拳も掌も技も、最後は、鷹爪の前腕だけで撃ちます。すると、姿勢は崩れません。すると、姿勢の勁力が発生します。

*となると、鷹爪の拳が、鷹爪の掌が、鷹爪の前腕が、できることが前提条件となります。ここはぜひ、獲得してください。ここが出発点です。

*腕の打撃も、肘の打撃も、全ての打撃は鷹爪が前提条件です。体幹の勁力は、鷹爪と腹で完成します。
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by tiger-hawk | 2016-03-11 07:25 | 姿勢勁力

技の本質を盗む

(昨日の体育館から)

*片拳でも両拳、片掌でも両掌、について復習しました。どういうことか、というと、拳・掌は、両手で撃つことを基本とする、ということです。

*これは、突き手と引き手、ということではありません。宋氏形意拳にも心意六合拳にも、突き手と引き手の関係はありません。

*突き手は存在しません。引き手も存在しません。

*いわゆる突きも存在しません。

*掌は、心意六合拳の虎撲を、宋氏形意拳の虎形拳を基本とします。

*拳は、心意六合拳の馬形拳を、宋氏形意拳の馬形拳を基本とします。

*片手の突きは存在していないのです。ここが、ボクシングや空手とは違うところです。いわゆる中国拳法とも違います。全ての拳・掌は、両手で撃ちます。

*見た所、片手で撃つ形であっても、その根本は両手で撃っているのです。

*全ての心意六合拳の技、宋氏形意拳の技は、龍形基本功(宋氏形意拳) を根本としています。

*それは、体幹の勁力を造ります。腕の外側から、背中にかけて、張りを造ります。この張りの形で撃ちます。それが、馬形拳となり、虎形拳=虎撲となります。

*すると、片拳・片掌であっても、強い張りができます。それは、片拳・片掌ではないからです。

*つまり、動物武術には、片拳・片掌が存在していないのです。存在しているように見えるのは、見た目だけです。錯覚です。

*あるのは、体幹の勁力、ということになります。これが、龍形基本功の、心意六合拳・虎撲と馬形拳の、宋氏形意拳・虎形拳と馬形拳の本質なのです。

*え? お前はそれを誰に教わったのか? 誰かに具体的に教わったという記憶はありません。自然に理解できました。氷解した、というべきでしょう。

*やっていれば、誰にでも理解できる、と考えていました。でも、そうでもありませんでした。ほとんどの人は、一生懸命、突いています。そんなに力は要らないのになあ・・・なんで力を入れるのかなあ・・・といつも想っています。

*いわゆる突きも、当たれば痛いのですが、体幹の勁力とは根本的に違います。体幹の勁力は、体幹そのものを用います。腕は用いません。肩も用いません。背中と腹を用います。だから、そんなに力は要りません。

*突きならば、空手のほうが強いのです。パンチならば、ボクシングのほうが強いのです。だから、動物武術には、突きもパンチもありません。体幹の勁力ならばあります。それが、虎形拳であり、馬形拳なのです。

*そのことを理解するために、鉄牛耕地をやっているのです。しかし、腕立て伏せをやっている限り、肩の力は永遠に抜けません。永遠に"突き"をやるはめになります。

*私は宋氏形意拳の技の形を習いました。心意六合拳の技の形を習いました。しかし、その本質論の解説を受けたことはありません。

*しかし、私は先生の技を盗むことを心がけていました。その本質を盗むのです。そうしないと、形をなぞっているだけになってしまいます。

*だから、基本功と基本技を大切にしました。だから、姿勢の勁力を獲得しました。それが、宋氏形意拳がいうところの「静」です。心意六合拳がいうところの「影無く来たりて、跡無く去る」です。

*私は世間からインチキとよく言われました。社会的評価ゼロです。でも、全く気になりません。それは、本質を体得しているからです。だから伝統思想も要りません。陰陽五行説も要りません。気も要りません。

*心意六合拳の技の形ならば、宋氏形意拳の技の形ならば、5分もあれば覚えられます。

*しかし、そんなものは、全く役に立ちません。本質を理解して、体得していないと、無意味なのです。

*虎鷹拳院に来て、套路を要求した人たちは、全て失敗しました。勁力を獲得することはできませんでした。そして、消えていきました。残念ですが、どうしようもありません。

*技を盗む気持ち、勁力を盗む気持ち、が大切です。その気持ちが無い人は、必ず失敗します。自分勝手な解釈で失敗します。私に何ができるのでしょうか? 何もできません。

*技の本質を獲得するのは、私ではなく君なのです。勁力を獲得するのは、私ではなく君なのです。

*私は先生の技の本質を盗むことを、心がけました。その手がかりはあります。それが、基本功と基本技なのです。
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by tiger-hawk | 2016-03-10 03:31 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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