動物武術の虎鷹拳院日誌

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身体は腹と前腕で支えます

*心意六合拳の起勢ができるようになった私は、それを単虎抱頭や鷹抓把の高い姿勢に応用しました。

*手を高く上げると腹が抜けてしまいやすいのですが、そこでも腹を使います。すなわち、腹横筋を横へ引っ張ります。すると、上から下への打撃が成立します。かなり余裕で撃てます。これで、鷹抓把や単虎抱頭も理解できました。

*「心意六合拳は起勢から収勢までリラックスしてはいけない」との師匠の言葉をやっと理解できました。

*リラックスしてはいけないのは、腹横筋のことでした。そして、肩は24時間リラックスさせます。

*それからは、立っていても座っていても、腹横筋を使うことにしました。すると腹直筋を補助的に使えるようになりました。腹直筋で体幹を立てるのですが、腹横筋を横へ引っ張ることの副産物として使えます。

*鉄牛耕地のように四つん這いになると、どうしても肩で支えてしまいます。すると、腕立て伏せになってしまいます。

*その時、意識的に腹横筋を横へ引っ張ってやります。かなり強烈に意識をかけないと、腹横筋は動いてくれません。(三節棍排打功が役に立ちました。三節棍で、腹、脇腹、背中を叩いてもらいます。)

*これは、平起平落の鉄牛耕地が効果的です。それも、一本足がより効果的です。

*肩で支えてしまうとしても、鉄牛耕地をやり続けます。やらないことは上手くなりません。そこで、鉄牛耕地をあきらめて、代用品を用意してはいけません。

*心意六合拳の鶏歩ができなくても、あきらめてはいけません。続けることです。やらないことは上手くなりません。

*できないのが当たり前なのです。できなくても、やり続けます。

*腹が抜けると、尻が出ます。腰を使うと、尻が出ます。腰を使わずに、腹を使います。すると、尻が収まります。それが提肛です。

*鉄牛耕地の代わりのものを用意してはいけません。できなくても、続けます。腹に強烈な意識をかけます。

*やがて、ヘソの周りに楕円形の中心ができます。自分の場合、ヘソを中心にして、長い径が約11cmくらいの楕円形となります。

*但し、力を入れ過ぎると膀胱の辺りが緊張してしまいます。膀胱の辺りは避けます。身体の動きが悪くなります。あくまで、 ヘソを中心とします。(お母さんから栄養をもらっていたヘソが、命の源です。)

*ヘソ周りの楕円形は、脇腹を膨らませます。腰方形筋も膨らませます。結果、腰が消えます。腹から脇腹と腰周りが膨らみます。だいたいベルトのラインです。(但し、腰パンをしている人には当てはまりません。)

*鉄牛耕地は様々な筋肉を刺激します。前腕の筋肉、上腕三頭筋、前鋸筋、小胸筋、僧帽筋、腹直筋などです。

*そして、大胸筋と上腕二頭筋には効きません。だから、見せる筋肉はできません。

*一番大切なのは、腹横筋です。腹横筋に効くように、鉄牛耕地を実行します。

*くれぐれも肩で支えてはいけません。身体は腹と前腕で支えます。オフェンスもディフェンスも腹と前腕の鷹爪です。

*足は基礎です。足指・趾球ー足首ー下腿三頭筋の指行性トライアングルが基礎構造となります。
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by tiger-hawk | 2016-04-19 06:29 | 姿勢勁力

逆転する肩と腹

*肩を使わなければ勁力は出ます。では、肩の代わりに何を使うのか? 肩の代わりには腹を使います。

*これだけで解決してしまう人もいます。そんな時は嬉しくなります。でも、解決しない人もいます。個人差があります。それは、上腕の問題です。

*腕を伸ばすのは上腕三頭筋ですが、上腕三頭筋を使うと肩が緊張してしまいます。そこで、上腕三頭筋は使いません。

*上腕三頭筋の代わりに何を使うのか? 上腕三頭筋の代わりに前鋸筋を使います。

*ここまで来ると、混乱する人もいます。そもそも、前鋸筋が貧弱です。そこで、原点に戻ります。

*肩と腹の関係を逆転させます。これを、宋氏形意拳と心意六合拳の基本功と全ての技に徹底させます。

*鉄牛耕地を肩(肩甲骨) で実行する人がいます。これを腕立て伏せと称します。もはや、鉄牛耕地ではありません。

*鉄牛耕地を肩ではなく、腹で実行します。腹の真ん中を少し凹ませながら横へ引っ張ります。腹横筋のことです。排打功も腹横筋で受けます。心意六合拳の雷声も腹横筋で実行します。撃つ時も、腹横筋で実行します。

*呼吸法は一つです。オフェンスもデフェンスも、同じ呼吸法です。とても単純です。秘伝もウンコもありません。

*姿勢は一つです。それは、宋氏形意拳の龍形基本功のことです。とても単純です。アホのフジマツでもできるようになっています。

*鉄牛耕地を肩ではなく腹で実行すると、自然と前鋸筋と小胸筋が刺激されてきます。れは成り行き任せで大丈夫です。前鋸筋を意識しても、効果ありません。

*腕立て伏せを肩で実行すると、自然と大胸筋も使うことになります。肩と胸は一体で使うことになります。

*肩と腹の関係を逆転させると、全てが上手く好転します。

*肩は24時間リラックスさせます。そのように訓練します。

*腹は練習中はもちろん、椅子に座っていても使えるようになります。

*私は昔、心意六合拳の起勢ができませんでした。何故、できないのかが解りませんでした。でも、師匠の起勢とは決定的に違います。何かが違います。

*ある日、覚醒しました。肩と胸を使っているからできないのだ、と解りました。その日から、肩ではなく、腹を使うようになりました。すると、師匠のような起勢ができるようになりました。

*この腹を、心意六合拳の鶏歩でも弓歩でも、宋氏形意拳の六合歩でも使うようにしました。そして、撃てるようになりました。

*但し、腹はなかなか使えません。そもそも動きません。横へ引っ張るには、強烈な意識が必要です。

*だから、鉄牛耕地と排打功が有効となります。それでも間違ってしまう場合もあります。

*原点の心意六合拳・起勢に戻って、自分で注意しましょう。

*もう一つ、腰を使ってしまうと、尻が出ます。これは弓歩で顕著です。これも、腹を使わないことが原因です。特に、中国拳法経験者にとって大きな問題となります。

*これは、心意六合拳の収勢の訓練によって、修正できます。もちろん、他の技でも同じことですが。
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by tiger-hawk | 2016-04-18 06:42 | 姿勢勁力

空中浮遊する人

*心意六合拳と宋氏形意拳の勁力失敗の原因は、その多くが、力の入れ過ぎ、です。力を入れ過ぎて、制御不能に陥ります。自分で自分の首を締めています。自殺行為なんですが、本人は全く気付きません。なにしろ、力を入れ過ぎていることに気がつきません。

*私も昔はガチガチで、肩も緊張していました。そこで、長拳基本功を見直してみました。とにかく、身体を伸び伸びとさせてみました。するとかなり効果がありました。

*そこからさらに、宋氏形意拳の五行拳で徹底的に力を抜いてみました。勁力よりもまずは、力抜きを徹底させました。この力とは、肩の力、胸の力、腰の力、太もも表=大腿直筋の力、などです。

*その上で心意六合拳を学びました。これが幸いしたようです。

*虎鷹拳院でもガチガチの人がいます。そこで、長拳基本功を少し取り入れてみようかと思いました。ところが、「それは心意六合拳ですか ! 」と強く反発されてしまいました。そこで、私はすぐにあきらめました。(あきらめの早いのが、私の悪い性格です。) 

*ふにゃふにゃ体操も見せてみたのですが、やる気ありません。これもあきらめました。武術の形以外は、やる気ないようです。

*長拳基本功の翻腰などは、心意六合拳と宋氏形意拳の鷂形拳に直接役に立つのですが、理解は難しいようです。肩の力を抜くのにも、いいと思うのですけど。

*そうした人は、やる気あります。とにかく真面目なんです。求道者です。私は不真面目なので、求道者でもないので、別に武術の形にこだわりはありません。がんばる気もありません。楽しければそれでいいんです。(下腿三頭筋に体重が降りれば、勁力が出ます。勁力が出れば楽しくなります。)

*姿勢の勁力も、先生に教わったものではありません。そもそも、姿勢の勁力なんて言葉は、存在していません。でも、偶然と必然により、姿勢の勁力に辿り着きました。

*ともかく、力の入れ過ぎは、姿勢勁力の邪魔をします。特に、下腿三頭筋に体重が降りてくれません。その途中で、体重を吸収してしまいます。最大の問題は、肩の緊張です。そして、上腕の緊張、腰の緊張、太ももの緊張、などです。

*肩で腕立て伏せする人も、力の入れ過ぎです。肩甲骨が緊張しています。肩甲骨発勁も、実は肩甲骨を緊張させて成立します。これはクセなので、本人は自覚できません。

*結果・・・フワフワと浮いています。私から見ると、空中浮遊です。本人はガッシリと落ち着いているつもりなんですが。

*これからも、根気よく、力の入れ過ぎを是正していくつもりです。なかなか理解してくれないのですけど・・・涙・・・
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by tiger-hawk | 2016-04-17 05:49 | 心意六合*形意

腕力ではなく体幹力

少なくとも今まで経験した打撃が高威力になったもの、延長線上にあるものと思っていました。受けてみると、今まで経験したことのないものでしたが。

*という感想をいただきました。感想ありがとうございます。

*これは、肩の力、胸の力、上腕の力を抜くとできます。大胸筋はもちろん、上腕三頭筋も上腕二頭筋も使いません。

*でも、これだけでは説明不足となります。

*もちろん、使う筋肉もあります。気で撃つわけではありませんから。

*前腕の筋肉を使います。鷹爪のことです。前鋸筋、腹横筋も使います。さらに、腹直筋と腹斜筋も使います。そして、背中の僧帽筋も使います。

*これは何を意味するかというと、宋氏形意拳の龍形基本功の体幹のことです。

*そして、これらの筋肉を覚醒させるために、心意六合拳の鉄牛耕地を実行します。

*つまり、腕力に頼ることなく、体幹力を造ります。

*体幹力が基礎となります。(解りやすくするために、足についてはここでは触れていません。)

*上腕三頭筋については、撃つ時には使いませんが、撃った直後には使います。つまり、相手の身体からの反動の衝撃に耐えるために使います。上腕三頭筋も鉄牛耕地で造ることができます。

*上腕二頭筋は打撃には使いません。打撃に上腕二頭筋を使うとブレーキになってしまいます。

*上腕二頭筋は、相手をつかんで引き寄せる時に使います。ですから、柔道や相撲には大切です。

*心意六合拳では、出した手を空で戻してはいけない、と教えます。出した手は、相手の衣服や皮膚や頭髪をつかんで戻します。頭髪の無い人の場合は、耳です。

*でも多用はしません。つかみには頼りません。心意六合拳にも投げがありますが、つかんで投げるというよりも、相手のバランスを崩して倒します。どちらかというと、タックルに近いものです。

*それらの投げは、猴形と燕形にあります。熊形にもあります。私はなぜか、一回で習得してしまいました。まあ、先生も一回しか教えてくれませんでしたけど。

*さて、腕力ではなく体幹力ということは、拳は射出するものではなく、体幹を構成するものとなります。

*腕は体幹の一部となります。これが、心意六合拳の単把、宋氏形意拳の崩拳の基礎構造となります。

*射出しない拳は、心意六合拳と宋氏形意拳の馬形拳となります。

*心意六合拳の熊吊膀は、肩を当てますが、肩を使いません。中には肩を使う=肩を出す中国人先生もいますが、大間違いです。効果的な打撃にはならず、肩を脱臼する危険性があります。

*前腕の筋肉は前鋸筋と直結させます。前腕の筋肉と前鋸筋が繋がっているわけではありません。そのような姿勢を造るわけです。それが、龍形基本功というわけです。心意六合拳の虎撲というわけです。

*それを腹で支えます。腹横筋です。さらに、腹直筋と腹斜筋で補助します。背中からは僧帽筋で支えます。

*これらは、基本功の練習の結果です。結果的に筋肉の使い分けができます。いわゆる筋トレでは難しいと思います。筋トレやったことがないので、なんとも言えませんが。(すいません) 

*腕力に頼らず体幹力というわけで、厳密にいうと、動物武術に突きはありません。今まで突きという言葉も使いましたが、誤解を招いたかもしれません。

*体幹という言葉も、世間一般の体幹とズレているかもしれません。体幹トレーニングの本を読んだことないので、なんとも言えませんが。言葉だけ借りてきました。申し訳ありません。

*体幹力と折れ曲がる足首=下腿三頭筋を使うと、腕力に頼らずに、突きにはならない打撃ができるようになります。
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by tiger-hawk | 2016-04-16 05:59 | 心意六合*形意

見ても解らないことは幸い

*手梢子やることにしました、体育館で。やりたい人だけ。やりたくない人はやらないでいいです。その辺りはいい加減なフジマツです。

*やりたい人は手梢子を用意してください。といっても市販されていないので、ヌンチャクで代用できます。ヌンチャクよりも少し短いのですが、さらに片方が一握りほど短くなっています。これで自分の手に当たることがありません。

*というわけで、ヌンチャクよりも簡単です。ダブルなので、これを二本用意します。自分で購入してください。私はお金ないので、よろしく。

*サイズは私の手梢子を参考にしてください。師匠からいただいたものです。長い棒は約30cm、短い棒は約25cmです。短い棒はもう少し短くてもいいか、と思います。中間の鎖の部分は約7cmです。これは鉄工所に友達でもいないと無理ですね。

*手梢子は梢子棍のミニサイズです。手梢子が回族心意六合拳独自の武器かどうか、は私は確信ありません。少なくとも見たことはありません。たぶん、他の流派には無い? と思います。違っていたらごめんなさい。

*回族はヒカリモノの所持を禁止されていたそうです。そのために、刀剣類の技法がありません。これは、漢族が回族の反乱を恐れたためです。特にイスラーム神秘主義教団が凄まじく弾圧されました。

*イスラームは偶像崇拝を否定したので、神秘主義的傾向になるかと愚考します。神との直接対話です。仏教やキリスト教にも偶像崇拝は無かったはずですが、後世に偶像ができました。目に見えるものが無いと、人間は不安になるのですね。となると、日本はアイドル教ですかね。プププ)

*回族は中国の被抑圧民族です。差別と虐殺の歴史が続いています。中国共産党は、民族差別は無いとの立場ですが、凄まじい虐殺と民族浄化が続いています。それは、内モンゴル、チベット、ウイグルの歴史に明らかです。(実はウイグル民族というのは存在していません。トルコ系民族です。) 

*回族心意六合拳を代表する武器は、大きな二節棍です。それも刀剣類を禁止されたことの反映です。でも二節棍を携帯することは難しいので、手梢子ができたと考えられます。

*二節棍を体育館で練習したら、床がボコボコになり大問題です。手梢子ならばそんなことも無いので、お手軽ですね。

*これはもちろん、勁力とか関係ありません。誰でもできます。

*ところで、姿勢勁力の存在証明はやりません。どうしても見たい人は、見学に来てください。やさしく押してみます。最初から否定する人には、来ても見せません。

*回族の陳先生に、四把捶の意味を尋ねたら、「初対面の君にそんなことは教えられない。爆弾の造り方を教えるようなものだから。」と冷たく言われました。その時は内心反発しましたが、今はよく解ります。

*姿勢勁力は爆発はしないのですが、危険なことは間違いありません。それは、私が木の葉になることですから。見ても解らないことは幸いです。
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by tiger-hawk | 2016-04-15 06:49 | 心意六合*形意

手梢子で遊んでみた

一度、氷の上を鶏行歩でスタスタ歩く動画を撮ってみてもらえますでしょうか?

体重移動がなく、地面を蹴らないのであれば、まったく滑ることはないはずだからです。

*というコメントがありました。言葉足らずで不愉快にさせてしまったみたいで、申し訳ありません。

*体重移動しないで撃つというのは、心意六合拳の鶏歩で、そのままで撃つということです。あるいは、弓歩そのままで、または宋氏形意拳の六合歩そのままで、撃つということです。その時、地面は蹴りません。例えば、半馬歩から弓歩になるという過程運動がありません。

*つまり、定歩を基準としています。その定歩とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載した状態です。これが、後ろ足の大腿直筋に移動してしまうと、撃てなくなります。(拳を射出すれば撃てますけど。拳の射出運動は使いません。それでは腕力になってしまうからです。)

*で、歩く時は、左右の足が交替すると考えます。その一つは、抜き足差し足の泥棒歩きです。しかし、この場合は、大腿直筋で歩くので採用できません。

*そこで参考になるのが、ニワトリの一本足時間です。ニワトリがゆっくり歩く時、一旦、一本足になります。そのまましばらく止まってから、ゆっくり足を降ろします。ツルもそのように歩きます。食べ物を探しているのだろう、と思いますけど。

*そこから、歩くとは、鶏行歩とは、一本足が連続すると考えます。一本足が主体となります。この一本足も、下腿三頭筋に体重が積載されています。この一本足は指行性です。鳥類は指行性ですから。

*そのために、足首は折れ曲がります。ヒトの場合は結果として、指行性になります。

*さて、地面を蹴るとはランニング、あるいはウォーキングを基準としています。ランニングが典型的なのですが、後ろ足は弓歩状態になります。足首は伸びています。これは、地面を蹴った結果として弓歩状態になった、と考えています。これを弓歩運動と考えます。

*姿勢の勁力の場合、弓歩運動は用いません。弓歩となったその状態から撃ちます。その足首は折れ曲がっています。

*なお、摩擦が全く無い状態だと、指行性一本足で立つことも困難になります。となると、連続する一本足=鶏行歩も無理だろうなあと考えます。(シロクマ君は四足歩行だから歩けるのでしょう。) 答えになってない、とまた不愉快になられたら、申し訳ありません。もし興味があったら、体育館に遊びにおいでください。

*ところで、土曜日に手梢子を習いたいという人が来るらしい。そこで、久しぶりに手梢子で遊んでみました。

*まず、簡単な技を、と思い、熊形大劈を手梢子にしてみました。これは、最後に手梢子を自分に引きつけます。二節根の要領です。これで自分に当たらなくなります。

*それから、鷂子翻身で手梢子をやってみました。これは以前、師匠から習った技を元にしています。ちょっと二節根の技が入っています。二節根だと旋風脚風にやります。鷂子翻身だと、長拳の翻腰みたいなので、最初は頭がクラクラします。慣れてくれば大丈夫。

*最後に、鞭杆の技と二節根の技を合体させてみました。それを手梢子用にアレンジしてみました。これはなかなか面白い技です。なんとなくできてしまいました。実にいい加減、なんですが、怖い技ができました。こんな奴がいたら、絶対に近寄りません。プププ

*なお、手梢子は、梢子棍のミニサイズです。ヌンチャクで代用できますが、片方の棒は短くなっています。一握り短くします。それがダブルなので、二本用意します。ヌンチャクよりも簡単かと思います。
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by tiger-hawk | 2016-04-14 06:00 | 心意六合*形意

木の葉になる自分

*幻の拙著「発勁力」の頃は、ほんの少し体重移動が残っていました。そのことを整体の先生に指摘された時は、ウフッと赤面しました。

*体重移動が残っているとどうなるか? 当然、勁力は減ります。なにしろ、体重移動があるとその分、姿勢が崩れますから。(後ろ足の下腿三頭筋に積載してある体重が減ります。) 

*これは、宋氏形意拳の六合歩で現れました。だから、その頃の崩拳は今よりも弱いものでした。しかし、心意六合拳の鶏歩だと体重移動は残っていませんでした。というのも、鶏歩は体重移動を許さない構造だからです。(それでも体重移動する中国の先生もいます。その場合、鶏歩は最初から崩れています。)

*その後、六合歩から完全に体重移動が消えました。さらに、熊の1号と2号が合体しました。体幹の絞りが、縦と横で完成しました。そして、崩拳が完成しました。これは私の解釈した宋氏形意拳・崩拳です。宋氏形意拳にも様々な傾向があります。それは流派とも呼べるレベルです。だから、他の傾向については知りません。全てを知ることは不可能だし、もはや知る必要もありません。

*4年前病気をして、足は浮腫んで象さんの足のようになりました。入院して、水分制限、塩分制限、炭水化物制限、タンパク質制限、をかけられました。強烈な薬で水分を除去されました。医者は副作用を恐れていました。

*「フジマツさん、心臓が半分動いていません、どうしてだか解りませんけど。」と医者に冷たく言われました。姉は葬式の準備をしていました。腎不全と急性心不全と診断されました。

*退院した時、74キロの体重が54キロになっていました。カラダは痩せて、顔はムンクの「叫び」みたいになりました。筋肉もほとんど無くなりました。

*退院してしばらくしたら、背中に大きな腫瘍ができました。衣服の上からもはっきりと見えます。放っていたけど、治りません。仕方無く、東京医科大学病院で手術することになりました。ところが、手術の一週間前位からだんだん小さくなりました。手術の当日朝に検査してみたら、腫瘍が無くなっていると判断されて手術は中止になりました。結局、腫瘍の中身は解りませんでした。たぶん悪性ではなかったのでしょう。

*今の筋肉は、病気してから造ったものです。骨もボロボロだったので、造り直したものです。それは、心意六合拳の鉄牛耕地と鶏歩で造りました。

*病気してから、動物に関する本を読みあさりました。心意六合拳には素朴な動物生態論があります。そこから、動物武術としての心意六合拳と宋氏形意拳の理論を組み立てようと考えました。そして、ニワトリの一本足時間と虎の指行性から、鶏歩と鶏行歩が造られたと考察しました。

*昔、心意六合拳の師匠に農家のニワトリを観察させられました。そこで、ニワトリの一本足時間を見せられました。それが原点です。上野動物園でツルの一本足も観察しました。国立科学博物館で恐竜の指行性も確認しました。化石人類学とサルの生態から、直立二足歩行について考察しました。

*私は伝統理論について、ほとんど信用していませんでした。それは、儒教の残りかすと判断しました。心意六合拳に、素朴な動物生態論があったのは幸いでした。

*「発勁力」に体重移動の残りかすがあると指摘した整体の先生を指導する機会がありました。彼に心意六合拳の鶏歩を教えてみたら、私は子供のように軽く吹っ飛ばされました。まだ体重移動が残っていましたが、根こそぎ持って行かれました。正直、びっくりしました(笑) 。軽く押されただけですが、自分が木の葉になったように感じました。

*次に会う時に本気で撃たれたら、たいへん危険な状態になります。面白いことになりました。たぶん、前腕の鷹爪も完成していることでしょう。

*姿勢を崩さずに撃つためには、体重移動を消します。そして、前腕の鷹爪で撃ちます。それだけのことです。だから、心意六合拳の師匠に言われました、「悪い人を教えてはいけない」と。

*体重移動を消すとは、沈墜勁などの発勁動作を放棄するということです。だから、動物武術に発勁動作はありません。

*人に動物武術を教えるということは、自分が木の葉になることです。
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by tiger-hawk | 2016-04-13 05:23 | 姿勢勁力

幻想は肉体となる

*心意六合拳はイスラームを信仰する回族から生まれた武術なので、漢族の儒教思想が存在していませんでした。心意六合拳には素朴な動物生態論しかありませんでした。

*漢族の伝統武術は、その理論の多くを儒教から借りてきました。そもそも中国には自然科学が存在していなかったので、科学と呼べるものは陰陽五行説や太極図説などの儒教思想だけでした。

*ところが、儒教は宗教です。それも国家権力の宗教です。自然科学とは無縁です。そこで私は儒教批判を企てました。しかし、モンゴル世界帝国を杉山正明から学ぶうちに、それも必要なくなりました。杉山正明の著作により中華思想=華夷思想を克服できました。(日本では、中国の仏教と道教が過大評価されていますが、中国社会への影響力はそれほどありませんでした。儒教が最大最強です。)

*そうなると、必要なのは、儒教外しだけでした。それと自然科学の動物学です。動物武術は動物の生態に基づいているからです。それが指行性勁力(動物武術) と蹠行性勁力(ヒト武術) の解明に繋がりました。

*回族はモンゴル世界帝国の形成によって、中国に成立しました。したがって、イラン系のイスラーム神秘主義教団も含まれます。皮肉にも、儒教の宋学=朱子学を中国に確立したのは、いわゆる元朝です。となると、太極思想も元朝から、となります。

*宋氏形意拳も漢族の形意拳なので、儒教思想に犯されていました。そこで、それらを外して、基本功だけに注目しました。怪しい内経論もありましたが、無視しました。清朝の四庫全書の中から発見されたと聴かされたので、怪しさ100倍でした。

*宋氏形意拳の十二形拳には、それぞれ基本功があります。猴形基本功や鷂形基本功などもありますが、あまり普遍的ではありません。例えば、猴形基本功は猴形拳のためにあります。その中で、龍形基本功と熊の1号・2号だけが普遍的内容を備えていると判断しました。もちろん、直感です。

*熊の1号は、心意六合拳の熊吊膀と本質的に同じでした。熊の1号は、体幹の縦の絞りを表現しています。熊の2号は、体幹の横の絞りを表現しています。縦の絞りと横の絞りを合わせて、体幹を立体的に絞ります。(実は、熊の1号に横の絞りも含まれています。しかし、より明確にするには熊の2号が必要です。)

*龍形基本功は、体幹の成立を表現しています。体幹とは、尻と脇腹と肩の一致したものです。そこには、捻りはありません。つまり、腰の動きが存在していません。腰の動きは体幹を分裂させます。腰の動きを消すことが、提肛(尻を収める) に繋がります。

*龍形基本功で成立した体幹は、熊の1号と2号により、絞られます。それによって、動物武術の体幹が現れます。

*ここから、心意六合拳の全ての技が生まれます。宋氏形意拳の崩拳(五行拳) と十二形拳が生まれます。なぜなら、体幹の絞りは呼吸法でもあるからです。

*この作業は、宋氏形意拳と心意六合拳を学習したフジマツによって成されました。中国では、漢族のド田舎太谷県の宋氏形意拳と回族の心意六合拳を学ぶことはあり得ません。外国人=日本人のフジマツだからできたことです。偶然でしたが、世界で初めての試みでした。

*これにより、動物武術の静かな姿勢の勁力が解明されました。それはフジマツの妄想なのか? それとも現実なのか? 私は幻想=意識であり肉体だと捉えています。

*それを信じる必要は全くありません。でも、興味を持ったら自分の身体と意識を改造することです。幻想は肉体となります。そしてやがて肉体は滅びます。人生元是一夢場(宮崎滔天) 
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by tiger-hawk | 2016-04-12 05:22 | 心意六合*形意

立っているだけでワクワク

*このアホblog は、自分の考えを整理するために書いています。誰かを説得したり、納得してもらうという意図は全くありません。勁力の存在証明をするつもりもありません。メンドー臭いですから。怠け者ですから。100% 自己満足のためのblog です。

*ですから、興味の無い人は、どうぞもっと楽しいことをしてくださいね。読まなくていいですよ。プププ もっと楽しいことがありますよ、きっとね。

*ライアル・ワトソンによれば、ブタは生きているだけでワクワクできる動物だそうです。(ですから家畜のブタも、すぐに野生のイノシシに戻れます。) そんなブタになりたいと希望しているフジマツです。今のところ、身体だけブタなんですけど。心もブタになりたいです。「思考するブタ」ライアル・ワトソン著、を読んでみてください。図書館にあります。

*今のところ、心は30%位、ブタに近づいています。早く100%のブタの心になりたいです。ついでに、最近読んだ「エレファントム(象はなぜ遠い記憶を語るのか) 」もとても面白かった。どちらも、ライアル・ワトソンの最晩年の著作だそうです。自分としては、最近では、エレファントムが最高に面白い読み物でした。生物学なのか? 夢か幻か? 

*姿勢の勁力を獲得すると、それだけでワクワクします。なにしろ、沈墜勁とか震脚とか、発勁動作が要りませんから。とても楽しい。棒立ちでも撃てます。練習では、心意六合拳の鶏歩・弓歩、宋氏形意拳の六合歩を使いますけど。

*せっかくワクワクする姿勢の勁力ですが、失敗する人もいます。その原因は解っています。武術はがんばるものだ、と決めつけているからです。少なくとも、動物武術はがんばらなくていいのです。がんばることは逆効果となります。

*がんばると、力を使い過ぎます。がんばると、関節を使ってしまいます。力は適度に使います。使うところも部分的なんです。肩と胸(大胸筋) は使いません。私の大胸筋はペラペラです。太もも表=大腿直筋もあまり使いません。

*関節は使ってはいけません。肘撃ちも、肘を使ってはいけません。肩を当てる心意六合拳の熊吊膀も、肩を使いません。(肩を使う中国の先生もいますが、大間違いです。)

*前腕の鷹爪で手首が曲がってしまう人がいます。それは手首を使っているからです。手首の関節に力を入れてしまいます。鷹爪とは、前腕の筋肉で指を遠隔操作することです。手首を使うことは、要求されていません。

*ではなぜ、手首を使ってしまうのでしょうか? そのほうが容易だからです。肩を使ってしまうことの原因も同じです。いつものことをやればいいからです。変ることは苦痛なんです。がんばらなくていいのですが、意識は強烈に使います。

*関節や筋肉ががんばるのではなく、意識ががんばります。それが姿勢の勁力となります。

*いつものことをやってはいけないので、そこが難しくなります。そこで、逃げ道を考えます。それが、関節や筋肉となります。

*足首は折れ曲がりますが、足首を折り曲げてはいけません。足首は体重が降りて来るので、自然と折れ曲がります。しかし足首は関節なので、実際には下腿三頭筋が体重を支えます。

*今度は下腿三頭筋ですが、体重を支えるだけのことです。下腿三頭筋に力を込めてはいけません。下腿三頭筋で地面を蹴ってはいけません。

*つまり、ほとんど使わない筋肉があります。あまり使わない筋肉もあります。使う筋肉もありますが、余計なことはしてはいけません。下腿三頭筋に力を込めてはいけません。

*となると、全身の力を使うことはあり得ません。必要ありません。むしろ、姿勢の勁力を阻害します。

*総じていうと、がんばらなくていいんです。すると、立っているだけでワクワクする姿勢の勁力を獲得できます。以上、ブタの心になりたいフジマツがお送りしました。

(エミルウ・ハリスを聴きながら) 
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by tiger-hawk | 2016-04-11 05:31 | 姿勢勁力

キャタピラとロープ

*下腿三頭筋に体重を降ろすと、姿勢の勁力が発生します。これが、心意六合拳の鶏歩・弓歩と宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*ところが、これには意識改革が必要となります。それは、太もも表=大腿直筋の問題です。なぜなら、ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を確立したからです。

*類人猿は現在四種とされていますが、太古のアフリカには様々な類人猿がいました。その中から様々な初期人類=猿人が生まれました。

*初期人類と類人猿の区別は難しいのですが、常時の直立二足歩行がヒトとされています。ややこしいのですが、チンパンジーも時には直立二足歩行します。南米のオマキザルは数キロも直立二足歩行するそうです。

*化石人類学では、ヒトとサルの違いを足では大腿骨で区別するそうです。大腿骨が真っ直ぐならば、常時の直立二足歩行と見なされます。

*ヒトとなった類人猿は、大腿骨を真っ直ぐにして、大腿直筋を大きくして、常時の直立二足歩行を確立したそうです。

*そのために、大腿直筋が主、下腿三頭筋が副、という関係ができました。それでも、歩幅が大きいと下腿三頭筋も活躍できます。

*歩幅が大きいと、足首は折れ曲がり、足指が使えるようになります。しかし、現代日本人は歩幅が小さくなっています。そのために、足首は硬直し、足指は退化しつつあります。

*心意六合拳の鶏撲食などは極端に大きい歩幅で練習します。それは、足首が折れ曲がり、下腿三頭筋の負荷が増し、足指が使えるようにするという目的があります。

*しかし地面を蹴ってしまうと、その効果は無くなります。地面を蹴るというのは、ジャンプするということです。だから、ランニングは連続するジャンプでできています。

*太極拳や形意拳・心意六合拳などがフワフワと浮いてしまうのも、地面を蹴る=ジャンプするからという原因です。浮いてしまうので、沈むために、沈墜勁や十字勁や震脚を導入したわけです。

*しかし、根本的な解決法があります。それは、地面を蹴らなければいいわけです。それはベルコンベアーに乗って移動します。つまり、戦車のキャタピラを身体に造ります。そうなると、上下動が無くなります。それが、心意六合拳の鶏行歩です。

*足のキャタピラの上には荷物=コンテナが積載されます。荷物とは体幹のことです。しかし、体幹を遊ばすと荷崩れを起こします。そのために、体幹は絞られます。

*肩と胸は使わないので、前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞られます。トラックの荷物をロープで縛るようなものです。そのロープとは主に腹横筋と前鋸筋です。腹斜筋と腹直筋もロープとなります。

*足はキャタピラとなり、荷物の体幹はロープの腹横筋と前鋸筋で絞られます。

*体重は下腿三頭筋に積載されます。そのまま歩くために、下腿三頭筋が主となります。そのために、足首は折れ曲がります。

*足首が伸びてしまうと、下腿三頭筋は空っぽとなります。そんな心意六合拳の鶏歩もあります。そうなると、体重は大腿直筋に移動してしまいます。この体重移動は阻止します。

*足首は折れ曲がり、歩幅は大きくなります。そうなると、下腿三頭筋だけでは足りなくなります。そこで、太もも裏=大腿二頭筋も動員されます。足指と趾球ー足首ー下腿三頭筋ー大腿二頭筋というラインができます。これが、心意六合拳の弓歩の構造です。

*キャタピラなので、勁力が途切れることはありません。いいかえると、発勁動作がありません。必要が無くなります。

*足のキャタピラだけでなく、荷物=体幹を絞るロープを用意します。それが、腹横筋と前鋸筋です。
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by tiger-hawk | 2016-04-10 05:59 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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