動物武術の虎鷹拳院日誌

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開かない身体

(昨日の体育館から)

*参議院選挙のため、学校体育館が使えないので、平和台体育館で練習しました。平和台体育館は空調があるため、快適に過ごせました。

*真夏の開進第一中学校体育館では、椅子に座っていた見学者が倒れるという事件が過去ありました。その人はしばらくしたら回復したのですが、二度と現れることはありませんでした。悲劇です。真夏の学校体育館は、ジワジワと体力を奪います。

*虎鷹拳院の練習は、基本功をゆっくりと練習するのが主体なので、そんなに激しい運動はありません。がむしゃらに一生懸命やっても、無駄にヘタクソになります。

*心意六合拳の鶏歩にしても、宋氏形意拳の六合歩にしても、立っているだけの地味な練習です。

*すると、体重98kgのガッシリした人が入会してくれました。もう、大歓迎です。小柄な人は、大きい人を練習相手にすると、ごまかしが効きません。体重を浴びせても無意味です。これから楽しくなります。

*どうして拳に体重を乗せてはいけないのか? と質問されました。それは簡単な理由です。体重を乗せた拳というのは、前のめりになります。前のめりになると、後ろ足の踵は高く挙がります。すると、後ろ足の下腿三頭筋は空っぽになります。

*それでは、足の力を生かせません。後ろ足の裏側の筋肉は全部空っぽです。大腿二頭筋も空っぽです。半腱半膜様筋も空っぽです。内転筋も空っぽです。内側広筋も空っぽです。

*浮いている状態となります。だからといって、地面を蹴ってもいけません。地面を蹴ると、やはり浮いている状態となります。

*だから、心意六合拳の鶏歩は後ろ足の踵を高く挙げてはいけません。地面から離れても低いままです。踵は使わずに、足首が折り畳まれます。すると、下腿三頭筋を生かすことができます。

*その下腿三頭筋も地面を蹴ってはいけません。あくまで、自分の体重を支えるだけです。それ以上の筋力を使ってはいけません。それが心意六合拳の鶏行歩です。

*下腿三頭筋が地面を蹴ると、後ろ足の大腿直筋に体重移動してしまいます。これでもう浮いた状態になります。

*ウォーキングもランニングも、大腿直筋で地面を蹴って進みます。だから、浮いた状態となります。指行性ランニングになると、見た目も空中を飛んでいます。それを無理矢理に押さえ込むと競歩となります。押さえ込むのも大腿直筋です。

*ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を獲得しました。そして、大腿直筋で地面を蹴って進みます。幼児の歩き方を観察すると、よく解ります。

*しかし、ヒトは足指の親指側で歩くことができます。だから真っ直ぐに歩けます。

*でも、がに股の人は、左右に身体が揺れます。足指の親指側で歩くことができません。

*それはチンパンジーの直立二足歩行です。がに股の人はチンパンジーと同じ歩き方になります。がに股は絶対に治してください。

*心意六合拳の弓歩も、武式太極拳の弓歩も、足の親指側で立ちます。内側へ絞ります。だから、足の裏側の筋肉が使えます。がに股だと、外側広筋が主体となります。内転筋は空っぽになります。

*小指側のエッジで地面を削る、なんて記述された24式太極拳の教科書がありました。それは、がに股弓歩になります。太極拳の円襠とは、がに股になることではありません。それは内転筋でバランスを取るということです。

*一般の太極拳が空中浮遊するのも、がに股弓歩が原因です。それは地面を蹴っているのです。大腿直筋で地面を蹴っているのです。

*後ろ足を内側へ絞ると、鼠蹊部が開くことはありません。鼠蹊部は閉じます。鼠蹊部が開くとは、身体が開くことです。身体が開くとは、身体が回転することです。(回転する熊吊膀があります。もちろん間違いです。)

*身体の回転は避けます。そのために、鼠蹊部は両側から切り込まれて閉じられます。それが心意六合拳の熊吊膀となります。熊の0号です。

*練習は、熊の0号から1号・3号と進みました。最後に龍形基本功で終わりました。

お知らせです。7月30日(土) 19時からの練習は、都知事選挙の影響で学校体育館が使えないため、平和台体育館柔道場で練習します。
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by tiger-hawk | 2016-07-10 06:52 | 心意六合*形意

熊の0号

*宋氏形意拳の熊の1号・2号と龍形基本功は、動物武術の原点です。つまり、それは、心意六合拳の原点でもあります。

*私は伝統武術家ではありません。ですから、歴史的事実に固執するわけではありません。あくまで本質論的に進めます。

*熊の1号から、崩拳が造られたこと。そして、熊の1号と心意六合拳・熊吊膀が全く同じものであったこと。ここから、動物武術は始まりました。

*心意六合拳から形意拳が別れて200年? 日本において、心意六合拳と形意拳が再会したのです。

*しかし、熊の1号と2号の教学はたいへん困難でした。その原因は、力の入れ過ぎです。手の動作があると、どうしても力を入れたいのがヒトの習慣みたいです。

*どうしてあんなに力を入れるのだろう? 私には理解できないことでした。

*手の動作を優先してしまうのは、手が作業するヒトの本能みたいなものでしょうか?

*本当は、体幹の動作を優先すべきなんですが。というか、手は体幹の一部なんですが。

*だったら、手の動作をできるだけ省いて、体幹の動作だけにしてしまえばいい、と考えました。

*そして、ある動作ができました。

*それは、熊の1号と2号の原形みたいな動作でした。

*鼠蹊部の切り込み、前鋸筋から鼠蹊部への切り込みによる半身、膝ではなく足首の折りたたみ、それによる足指と趾球の指行性、下腿三頭筋への体重の下降、提肛(尻を収める) 、などを徹底させます。

*それで、その動作を熊の0号と名付けました。

*これからは、龍形基本功と熊の0号を標準基本功とすることにしました。

*熊の0号は、必然的に0号になりました。成り行き任せなんですが、とても良いネーミングです。自己満足しています。

*もちろん、熊の0号だけで勁力が出ます。でも、すぐに出ない人もいます。そんな人は、力の入れ過ぎです。つまり、がんばればがんばるほど駄目になります。微妙な姿勢なので、正確に実行します。

*一生懸命にやれば成果が出る、というものではありません。がんばればいい、というものではありません。正確さが大切です。

*力の入れ過ぎとは、肩の緊張ということです。肩に力が入ってしまいます。

*ところで、鷹爪は指の第二関節で造ります。ところが、第三関節で造る人がたくさんいます。どうしても第三関節で造りたい、という人が多数派です。そのほうが簡単だからです。安直な方向へ流れます。

*そして、第三関節で鷹爪してしまうと、肩に力が入ってしまいます。第三関節と肩は直結しています。鷹爪は第二関節で造るしかありません。
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by tiger-hawk | 2016-07-09 01:41 | 心意六合*形意

基本功の基本要素

*宋氏形意拳の熊の2号は、宋氏形意拳の横拳の基本功なのですが、それは枝葉末節な問題です。

*熊の2号により、身体の内面から動くことが可能となります。

*それは例えば、陳式太極拳を内面から動かすことに成功します。

*私は若い頃、陳式太極拳を習いました。しかし、それは陳式太極拳の形をなぞっただけのものでした。もちろん、使うことも勁力も、なんにもありませんでした。いわば、塗り絵のような代物でした。

*しかし、ある日、熊の2号で陳式太極拳を動かしてみました。すると、不思議なことに身体の内面から動くことに成功しました。

*私は陳式太極拳をやっていないし、虎鷹拳院の練習科目にもありません。だから、これからも教えることはありません。しかし・・・できてしまいました。

*つまり、熊の2号を、宋氏形意拳の五行拳・十二形拳に適用することにより、内面から動くことが可能となります。さらに、心意六合拳の技に適用することにより、内面から動くことが可能となります。

*宋氏形意拳の崩拳は、熊の1号と2号が合体することにより、はるかに素晴らしい拳ができ上がりました。

*そして、熊の2号は、龍形基本功の中にも隠れていました。というか、龍形基本功の基本要素だったのです。(今頃気付いて、たいへん申し訳ありません。私の場合、気付かなくてもできている、ということがいろいろとあります。ごめんなさい。)

*ところが、この熊の2号、教えることには苦労しました。私は熊の1号も2号も、すぐにできてしまいました。だから、できない人の気持ちが解りませんでした。空気の読めないアホです。

*でも、歳取ってから、私は勁力変態だと理解しました。普通の人と目の付けどころが全く違うのです。同じものを見ても、全く違うものが見えていたのです。

*一時期、熊の1号も2号も教えることをあきらめてしまいました。もはや、日本人には無理だろう、と判断しました。

*しかし、考えてみれば、本場の山西省太谷県にも宋氏形意拳の失敗者が少なくありません。心意六合拳にしたところで、中国人の失敗者は少なくありません。そして、失敗者が先生となっています。

*だから、失敗するのは日本人ばかりでなく、中国人も失敗するのです。

*そこで、熊の2号を簡単にして熊の3号を造りました。それでも、教えるのに苦労します。

*そこでさらに、その基本要素だけを取り出して教えることにしました。

*それは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部への切り込み=体幹の絞り、鼠蹊部の切り込み、腹横筋の横張り、尻を収める、膝ではなく足首を折り畳む、足指と趾球で立つ、などの要素を徹底的に叩き込むというものです。

*もちろん、腰は消します。これがかなり成果を上げています。これからは、この方針で行きます。

*というわけで、最近の虎鷹拳院の練習、なかなか技に行けません。基本功だけで練習が終わります。

*でも、基本功の基本要素を習得した時、全ての技が甦ります。死んでいた技が生き返ります。復活の日はもうすぐです。それは神の力を借りることなく、基本要素の力で生き返るのです。

7月9日 19時からの練習・・・参議院選挙のため、学校体育館が使えません。平和台体育館で練習します。狭いので見学体験はご遠慮ください。

7月11日 13時から光が丘公園で青空練習します。ゆりの木広場近くの芝生広場の端

7月13日(水) 12時30分から、桜台体育館柔道場で臨時練習します。地下鉄有楽町線氷川台駅から歩いて10分位です。開進第一中学校とは逆の出口から、西武池袋線桜台駅方面へ行きます。狭いので見学体験はご遠慮ください。
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by tiger-hawk | 2016-07-08 06:35 | 心意六合*形意

二つの拳スタイル

(昨日の体育館から)

*二種類の拳を練習してみました。一つは、体幹を絞りながら撃つ宋氏形意拳の拳です。もう一つは、体幹を絞りきってから撃つ心意六合拳の拳です。

*体幹の絞り方は、熊の1号で学びます。心意六合拳はあらかじめ体幹を絞ります。したがって、できることが前提になっています。

*そのために、誤解して、胸と肩を使ってしまう先生も現れます。すると、悲惨な熊吊膀となります。

*はじめに熊の1号から学ぶと、そんな間違いは犯しません。私は幸運でした。

*宋氏形意拳の場合・・・相手に当たってから、体幹を絞りながら、前拳を伸ばします。ゆっくり練習してみます。

*心意六合拳の場合・・・相手に当たる瞬間には、もう体幹が絞れています。そこから前拳を伸ばします。

*この違いが、宋氏形意拳の六合歩と心意六合拳の鶏歩の違いとなって現れています。

*鶏歩の場合は、後ろ足の足指から撃つ場合もあれば、前足の足指から撃つ場合もあります。どちらでもできるので、機動力に優れています。

*六合歩の場合は、後ろ足の足指から撃つ場合だけです。

*鶏歩は大きく前足が踏み込んで、その瞬間に撃てます。"前足前手の同着"です。前足の足指から撃ちます。六合歩も、前足前手の同着なのですが、その意味合いが違ってきます。撃つのは、後ろ足の足指からです。

*ここから、心意六合拳の吊歩が生まれます。というわけで、吊歩の練習をしてみました。

*右掌(拳) 右足で撃ち込みます。ガードされます。すかさず、左掌(拳) 左足で撃ち込みます。この時に、吊歩を使います。

*吊歩を使うと、あっさりと相手のガードを解いてしまいます。とても便利です。

*もちろん、ガードを利用して撃ち込む方法もあります。こちらのほうが心意六合拳としては一般的です。どちらも使えるようにしてください。

*まずは熊の1号から学習します。難しい人は、鼠蹊部の切り込みだけ取り出して練習します。
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by tiger-hawk | 2016-07-07 06:27 | 心意六合*形意

マジックのネタバレ

*以前、武式太極拳の弓歩には、あまり興味がありませんでした。なにしろ、弓歩ならば心意六合拳の弓歩があります。もうこれで十分、と考えていました。

*ところが、いざ武式太極拳に取り組んでみると、その弓歩には独自の魅力がありました。

*それは、下腿三頭筋ばかりでなく、大腿二頭筋の訓練に優れていることです。

*心意六合拳の弓歩は、どちらかというと、内転筋の訓練に優れています。

*相撲の動画を見ていたら、いわゆる"腰割り"の姿勢は、心意六合拳の弓歩と同じく、内転筋の訓練に優れていました。相撲には学ぶべきところがたくさんあります。

*蹲踞の姿勢では、鼠蹊部の切り込みと提肛(尻を収める) を学ぶことができます。

*そして、武式太極拳の弓歩は大腿二頭筋の訓練に優れていました。しかも、小さい弓歩です。小さいということは、フットワークの悪さを補います。小さいので、すぐに造れます。すると、すぐに撃てます。

*武式太極拳といってもいろいろあるので、ここでは僑松茂先生の武式太極拳のことです。一般の太極拳では、弓歩は曖昧です。あんなにはっきりと弓歩を造るのは、武式太極拳だけです。

*武式太極拳から派生した孫式太極拳では、そもそも弓歩がはっきりしません。あるのか? 無いのか? 見ると無さそうです。

*僑松茂先生の話しでは、太極拳を伝授する際、弓歩を教えなかったそうです。つまり、イジワルをしたのです。ひどい話しですが、信憑性があります。イジワルやイジメは世の常です。しかも、武術の世界です。本当のことを教えれば、自分が不利になります。

*私は回族の心意六合拳の先生にイジワルをされたことがあります。四把捶の前に二把半という套路がある、と言われて架空の套路を教わりました。しかも、内容は査拳みたいでした。

*別の先生には、心意六合拳の単把の撃ち方を教えてやると言われて、ウソ単把を伝授されました。後になって、故M先生も騙されていたことが解り、笑ってしまいました。(どうもすいません。) 漫画「拳児」に出て来る心意六合拳の単把が、まさにそのウソ単把でした。

*でもその陳先生は、勁力の造り方を見せてくれました。それは、後ろ足の踵を上げて降ろすというものです。その内実は、足首を折り曲げて下腿三頭筋を伸ばす、というものです。もっとも解説は一切ありませんでした。

*だから、見た目には、大腿直筋を伸ばして踵を降ろす動作と同じです。(これは地面を蹴る動作です。) しかし、私は見破ってしまいました。そこは勁力変態の強みです。普通の人と、目の付けどころが違います。

*これを心意六合拳の師匠に話してみたところ、一笑に付されてしまいました。でも、私にはもう解ってしまっていました。筋肉は内部で同じことをしていると。

*姿勢の勁力には、外形的動作がありません。だから、静かな勁力となります。だから、外から見ても解りません。沈墜勁や震脚のような動作がありません。しかし、やはり筋肉は動いているのです。内部で動いています。

*外形的に動くにせよ、内部で動くにせよ、筋肉が動かなければ勁力運動は発生しません。ただ、それが見えるか見えないかの違いだけです。

*そもそも、立っているだけで筋肉は動いています。だから、立っているだけの勁力も、発勁も存在できるというわけです。

*自分の知らない世界があるからといって、その存在をいきなり否定してはいけません。それは、自分を不幸にします。少なくとも、世界を狭くします。まあ、そのほうが私に取っては有利なんですが。文字通り、手の内は知られませんから。マジックのネタはバレません。(このblog でネタバレしているんですけど。プププ)

*武式太極拳の弓歩では、足首を折り曲げる~下腿三頭筋を伸ばす~大腿二頭筋を伸ばす、という一連の動作を実行します。すると、足の裏側の筋肉が緊張します。

*これだけで、指行性勁力はできあがります。後は撃つだけです。(心意六合拳の鶏歩の構造、宋氏形意拳の六合歩の構造は、それぞれ違います。)
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by tiger-hawk | 2016-07-06 06:45 | 姿勢勁力

搖閂把でぶっ飛ばせ

*昔のことを想いだす。・・・オレを搖閂把でぶっ飛ばせ、ぶっ飛ばさないとこの家から追い出す。・・・と心意六合拳の師匠から怖い顔で言われてしまいました。

*そっそんなこと言われても・・・ホテルに泊まるオカネなんて無いし、そもそもこんな上海郊外の田舎にホテルなんか無いし・・・で、仕方無く思い切り師匠をぶっ飛ばしました。

*といっても当時の自分にしっかりした勁力があるわけでもなし・・・部屋の隅のソファーに押し倒しただけです。

*それでも、その時の感触が参考になりました。

*やっぱりそうした練習をやらなければいけません。太極拳の推手なんか役に立たないし。でも、撃ち合いは怪我するだけだし。

*というわけで、押し飛ばし練習を土曜日にやってみました。最初は、虎撲からです。次回は単把もやってみます。単把は鶏形単把ではなく、猴形単把です。つまり、片手でやります。搖閂把もやってみます。太極拳のロウシツヨウホでもいいです。

*みんな何故か? 遠慮しています。遠慮は無用です。気持ちよくぶっ飛ばしてください。勁力に自信が無くてもやります。私が後ろで受け止めてあげます。体育館にソファーは無いので。

*一歩か二歩位、大きく踏み込んで押し飛ばします。相手との距離も頭の中で計算します。撃つ練習は別にやります。その時はパンチング・ミットで。

*受ける人は弓歩で踏ん張ります。胸を正面に向けます。女性は胸の前で腕をクロスしてください。セクハラにならないように。プププ

*といった具合に楽しく練習しました。これから毎回やることにします。

*相撲のはず押しでもいいです。先日、はず押しができない人がいてショックでした。とても簡単なのに。肩の力を使ってしまうと、はず押しができません。そのハンガー取り払ってください。

*体重浴びせ、寄りかかり発勁、などは論外です。しっかりと弓歩または鶏歩を造ってください。

*でも、やっぱり技術の伴わない人もいますので、特定の人とやることにします。残念ですけど。

*というわけで、月曜日の公園練習で、ちくわさんと少しやってみました。木とぶつかる危ない場面もありましたが、無事終わりました。

*オバチャンAは、姿勢の要領が解ったようで、少し勁力が出て来ました。最後にみんなで武式太極拳です。武式太極拳の弓歩は完全に解ってしまったので、みんなに解説しました。足の裏の筋肉を全部使います。足指の親指側で立ちます。
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by tiger-hawk | 2016-07-05 06:00 | 心意六合*形意

二重の仕掛け

*指行性勁力の実像について整理してみます。心意六合拳の鶏行歩には二重の仕掛けが隠されています。

*勁力は後ろ足の下腿三頭筋に降りた体重にあります。そのために、後ろ足の足首は折り畳まれます。すると、足指と趾球で立つ結果となります。そして、足首は関節なので、筋肉の下腿三頭筋が体重を受け止めます。

*これが、心意六合拳の鶏歩の構造です。勁力としては、後ろ足の下腿三頭筋にある体重が移動しなければいいわけです。

*というわけで、鶏行歩の登場となります。鶏行歩は鶏歩が交替して連続します。

*鶏行歩は、後ろ足の踏み込みから始まります。それが最初の一歩です。ところがこの後ろ足、前へ行くことはありません。つまり、前足に体重移動しません。前足が前へ行きます。後ろ足は踏み込むだけなのです。その後ろ足の下腿三頭筋には体重があります。そこから勁力が発生します。

*だから、古拳譜には、武芸の全ては後ろ足の踏み込みにあり、と記されています。

*この、"後ろ足の踏み込み"には、二つの意味=二重の仕掛けが隠されています。まずは、前足へ体重移動しない、ということです。

*それだけでなく、後ろ足の下腿三頭筋にある体重は、後ろ足の大腿直筋に体重移動しない、という仕掛けです。

*ところが、ここに大きな問題があります。後ろ足の下腿三頭筋の体重は、後ろ足の大腿直筋へ移動してしまうのです。たくさんの人が、この間違いを犯します。すると、勁力は消えてしまいます。

*ここで、後ろ足の裏側の大腿二頭筋が使えればいいのですが、そうは成りません。(武式太極拳の弓歩では、この大腿二頭筋も訓練します。)

*どうしてでしょうか? それは、ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を確立したからです。そして、700万年間そのように歩いてきたのです。特に日本人は歩幅が狭いので、大腿直筋だけで事足りてしまいます。足指なんて要りません。幼児の歩き方を観察すると、よく解ります。

*下腿三頭筋はただの抗重力筋としての役割だけで終わってしまいます。

*後ろ足の下腿三頭筋から、後ろ足の大腿直筋への体重移動は、足の裏側と表側の関係なので、とても微妙です。あまりに短い距離なので、多くの人は気がつきません。

*どうしてフジマツは気がついたのか? それは馬鹿正直だからです。鶏歩の下腿三頭筋を延長したのが鶏行歩、という現実をそのまま受け入れました。日頃はひねくれ者なのですが、そこだけは素直でした。というか、既成概念は疑うのがフジマツの習慣性です。

*普通の人は素直なんですが、その問題では、常識や慣習に妥協してしまいます。無意識に迎合してしまうのです。今までそうやって生きてきたのだから、そのまんま受け入れてしまいます。既成概念を疑うことを知りません。その意味では素直です。

*ともかく、鶏行歩は後ろ足から始まります。ところがこの後ろ足、前へ行くことはありません。前足が前へ行きます。そこに二重の仕掛けがあります。そこに勁力があります。そこに後ろ足の下腿三頭筋による踏み込みがあります。後ろ足の下腿三頭筋にある体重に、勁力が発生します。

*しかし、普通の歩き方というのは、後ろ足の大腿直筋による踏み込みなのです。だから、鶏行歩でも、そのクセが現れてしまいます。その結果、後ろ足の下腿三頭筋にある体重は、後ろ足の大腿直筋へ移動してしまいます。せっかくの鶏歩練習が台無しとなります。

*鶏歩練習を生かして、鶏歩と鶏行歩を一致させてしまいます。すると、後ろ足の下腿三頭筋から後ろ足の大腿直筋への体重移動を克服できます。

*しかし、足を硬直させてしまう人もいます。そうなると、足指が使えません。すると、全体の構造が硬直して崩壊してしまいます。

*後ろ足が前へ行くことなく、前足が前へ行くという構造は、形意拳や心意六合拳の技=単練法において普通に見られます。ところが、そこに二重の仕掛けがあったというわけです。
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by tiger-hawk | 2016-07-04 07:07 | 姿勢勁力

がんはらないと足首は折り畳まれます

*このところ、技の安定感が増しました。宋氏形意拳の龍形基本功を勝手に技化したことと、一本足の平起平落鉄牛耕地を毎日10回1セットで10セットやっていたお陰です。(5回で足を交替させます。)

*前面の前鋸筋と背面の僧帽筋が少し厚くなりました。肩甲骨を出さないようにすることも大切です。腹で身体を持ち上げるようにします。腕立て伏せにならないように注意してください。つまり肩で支えないことです。

*前腕の筋肉も意識します。前腕の筋肉で支えます。前腕の筋肉が鷹爪の裏付けとなります。

*例えば、左手の薬指に右手の人差し指を引っ掛けます。同時に左手の人差し指に右手の親指を引っ掛けます。そして広げます。

*すると、指はかなり広がり、第三関節のところが白くなります。鷹爪状態になります。自分一人でできます。これを片手のお世話にならずにできるようにします。

*足首を折り畳むことによって、根本勁力が発生します。足首を折り畳むと、足指と趾球が地面と繋がります。足指と趾球で立つことになります。

*これが、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩の基本構造です。

*これだけでは駄目で、鼠蹊部を切り込みます。尻は収めます。尻は腹で持ち上げてやります。鼠蹊部が開いていると、簡単に相手に吹っ飛ばされます。一般的には、腰を低くすると言いますが、これは間違いです。

*腰を使ってはいけません。膝を折り曲げてもいけません。足首を折りたたみ、鼠蹊部を切り込みます。その結果低い姿勢となります。

*棒立ちでも微妙に足首を折りたたみ、鼠蹊部を切り込みます。相手には見えません。でも自分はいつでも撃てる状態です。

*いわゆるタントウでも、足首を折りたたみ、鼠蹊部を切り込みます。膝は出しません。太極拳の起勢の姿勢です。

*単純に低い姿勢になると、大腿直筋で立つ結果となります。膝も出てしまいます。足首を折り畳むと、足指と趾球で立つ結果となります。さらに鼠蹊部を切り込み尻を収めます。すると下腿三頭筋に負荷が生じます。

*下腿三頭筋は抗重力筋だそうです。つまり普通は消極的に使っています。これを積極的に使えるようにします。普通は大腿直筋で立って歩いていますが、この関係を逆転してしまいます。主役の交替です。

*そのために一本足になります。一本足といっても、大腿直筋で一本足になってはいけません。

*一般的な虚歩では、大腿直筋が主役です。心意六合拳の虚歩では、下腿三頭筋が主役となります。

*普通の歩行でも一本足状態となります。左右の足が交替するからです。でも前のめりになっているので、その一本足の主役は大腿直筋です。(人通りの多いところで観察してみてください。いろいろと面白いことを発見します。) 

*ランニングでもウォーキングでも、地面を蹴ります。それは大腿直筋で地面を蹴っているのです。ですから、足首は硬直しています。足首は折り畳まれることがありません。(これも観察してみてください。面白いですよ。プププ) 

*というわけで、ランニングでもウォーキングでも、勁力は永遠に生まれません。

*心意六合拳の鶏行歩でも、地面を蹴っていると勁力は永遠に生まれません。ですから、がんばってはいけないのです。(私は怠け者なので、がんばる人の気持ちが理解できません。鉄牛耕地も娯楽なんです。娯楽でないと、効果ありません。)

*でも、泥棒歩きでもいけません。泥棒歩きでも、足首は硬直しています。がんばっても、足首は硬直してしまいます。どちらも駄目です。

*一般の人は、どうやら足首がチョー鈍いようです。それは、日常歩行でも足首が硬直しているからです。立っていても足首が硬直しています。日頃、足首なんて注目されることがありません。可哀想な足首です。

*かといって、柔軟体操しても、ストレッチしても、効果はありません。足首に体重が降りて来るようにします。一番効果的なのが、心意六合拳の鶏歩です。

*こうしたことを教えてみると、今度は足首で地面を蹴る人が現れます。どうしても地面を蹴りたいみたいです。どうしてもがんばりたいのが日本人みたいです。それが極端になると、戦争の玉砕や特攻や竹やり突撃となります。そんな効果の無いことは止めましょう。

*がんばることは止めましょう。地面を蹴ることは止めましょう。そして、足首は折り畳まれます。がんばらないと、自然に足首は折り畳まれます。すると、下腿三頭筋で立つ結果となります。
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by tiger-hawk | 2016-07-03 05:51 | 姿勢勁力

フニャフニャ鶏歩

*「オメーのアホblog ずぅーと見ていたんだけど、体育館に来てみたら、思っていたのと全然違ったぜ」とある会員に言われました。(実はもっと品良く言ってました。話し盛りました。どうもすいません。プププ)

*「体重移動が全く無い、なんて間違いだと思っていたけど・・・無かった」とある先生に言われました。

*誤解とか無知とか、世の中にたくさんありますから、恥ずかしいことありませんから、体育館に遊びにおいでませ、と言ってみる。

*最近、前鋸筋がちょびっと厚くなったので、心もちょびっと大きくなったフジマツです。え? ウソ? ホントですよ。「合気上げ」と同じだ ! と言った失礼なオジサンには何も教えませんでしたが。それは合気道に失礼というものです。

*宋氏形意拳の龍形基本功を応用したら、そのままいろいろなことができるようになり、合気道要らずになった虎鷹拳院です。

*最初は、柔道の練習を見ていて、あんなのに捕まったら、どうしようもないなあ、とぼんやり見ていました。柔道家のほうが強過ぎます。あの強烈な引きつけと引き込みには敵いません。

*そしたら、龍形基本功を応用すればいい、と思いつきました。当て身も全く使わずに対処できます。それだけのことなんですが、とても楽しくなりました。

*相撲を見ていたら、鼠蹊部がきれいに切り込まれているのに気がつきました。そのまま押すと、熊の3号と同じだと気付きました。この方法だと、体重差も問題ありません。但し、前腕の筋肉=鷹爪が使えないと駄目です。

*前のめりになると駄目です。前のめりになると、足首が伸びてしまいます。すると、下腿三頭筋が空っぽになります。足首の折りたたみと鼠蹊部の切り込みは一体化させます。

*相撲の解説者が、「腰が高い」というのは間違いです。鼠蹊部が伸びている、というべきです。一般の人にそんなこと言っても無意味なんですけど。

*コボクマシーン1号に、フニャフニャ鶏歩を教えてみました。すると、簡単に心意六合拳の虎抱頭が撃てるようになりました。今まで撃てなかったのですけど。3分で撃てるようになりました。

*彼の場合、普通の鶏歩はできていたので、すぐにフニャフニャ鶏歩ができました。それでも最初の頃、下腿三頭筋に体重を降ろすのに半年掛かりました。自分の場合、一年間位掛かりましたけど。

*ともかく、心意六合拳の燕子点水のために考えたフニャフニャ鶏歩なんですが、効果抜群です。

*指行性になるために、足首を折りたたみます。お陰で、私の足首、なんだかシワができたようです。いつも折りたたみ鶏歩をやっていたお陰です。

*体重移動というのは、寄りかかり発勁と同じ意味です。ヒトは体重移動で歩くので、相手を押す時も、寄りかかり発勁するみたいです。本能的なものでしょうか? 

*これを一本足歩行に改造します。ニワトリの一本足歩行です。だから、鶏行歩と言います。

*その一本足を、大腿直筋ではなく下腿三頭筋で確保します。そのために、下腿三頭筋鶏歩を練習します。

*後ろ足の下腿三頭筋はそのままです。そこから後ろ足の大腿直筋へ移行することを、体重移動と称します。

*普通の鶏歩に、フニャフニャ鶏歩も練習してみてください。力を抜いて実行してください。すぐに燕子点水が撃てるようになります。

*宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳は、放物線を描きます。ストレートではありません。最後にちょっと"落ち"ます。この"落ち"だけだと寸勁になります。結局、寸勁しかありませんが。

*肩の力を使っては駄目です。肩甲骨発勁はその駄目な極致です。肩の力の源は大胸筋です。ですから、大胸筋を使わないように訓練します。

*代わりに前鋸筋と小胸筋を使います。これに腹横筋を加えると"体幹力"になります。もちろん、鼠蹊部は切り込みます。その構造で、拳・掌を撃ちます。

*虎鷹拳院の空手経験者を見ると、どうしてもストレートになります。これは、放物線崩拳の練習するしかありません。

*心意六合拳・燕子点水のために考えたフニャフニャ鶏歩ですが、大きな武器になりそうです。
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by tiger-hawk | 2016-07-02 05:39 | 心意六合*形意

可視化される勁力

*こんにちわ、つぶれそうな虎鷹拳院のインチキ・フジマツです。真面目にアホblog を書いています。しかし、残念ながら、このアホblog を読んでも、撃てるようにはなりません。

*実技の練習を伴わないと無意味です。ですから、どうでもいいトンチンカンなコメントをする人がいますが、ご苦労様です。

*実は、自分の考えをまとめるために書いています。あるいは娯楽のためです。武術そのものも娯楽のためですから。

*というわけで、姿勢勁力の根源とはなにか? と考えると、それは、足首を折り畳むことです。足首を折り畳むことにより、足首のユラギが生じます。

*それが、下腿三頭筋への体重の積載を生みます。その体重が勁力を生みます。

*というわけで、心意六合拳の鶏歩はユラギます。心意六合拳の弓歩はユラギます。宋氏形意拳の六合歩はユラギます。その足首はユラギます。でも、一番解りやすいのは、鶏歩のユラギです。

*だから、足首を硬く固定してはいけません。足首が硬く固定されているのか? それともユラギがあるのか? それは本人しか知り得ません。外からはなかなか見えません。

*しかし、厄介なのは、地面を蹴っても足首のユラギが生じることです。その場合はもちろん、勁力は発生しません。勁力の赤ちゃんは死にます。

*足首のユラギは、足首をゆるめることによって生じます。つまり、力を抜くわけです。

*足首のユラギは、目に見えません。姿勢の勁力なので、勁力が目に見えない=発勁動作が無い、のは当然なのですが。

*この足首のユラギを可視化できないものか? と考えていたら、心意六合拳の燕子点水がありました。燕子点水では、足首のユラギを見ることができます。

*この燕子点水の足首のユラギから、虎抱頭を撃つことができるようになります。虎爪も撃つことができます。双虎抱頭も撃つことができます。そして、鷹抓把も、単虎抱頭も撃つことができます。

*ここから、心意六合拳の弓歩における足首のユラギも理会できるようになります。宋氏形意拳の六合歩における足首のユラギも理会できるようになります。

*コツは地面を蹴らないことです。そして、足首をゆるめることです。これが弱いバネの正体です。

*弱いバネは、それ自体が勁力ではありません。弱いバネによって、下腿三頭筋に体重が降りてきます。その体重が勁力を生みます。(地面を蹴る強いバネは、指行性ランニングとなります。) 

*足首のユラギが姿勢勁力の根源となります。それを心意六合拳の燕子点水は、可視化させることができます。
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by tiger-hawk | 2016-07-01 06:08 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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