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動物武術の虎鷹拳院日誌

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すなおっていいなあ

(昨日の体育館から)

*突然、見知らぬ若い女性がやって来ました。「blog を見て来ました」とのこと。勁力に興味がある、とのこと。

*え? あのアホblog を見たの? (このblog ですけど) 見たら普通引くでしょう。ドン引きしますよ。きれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! と書いてあるでしょ。みんなblog 見て帰るんですよ。東京の若い女性なんか一人も来ませんよ。若くないオバチャンは二人いますけど。逃げろ~~

*東京ではありませんでした。新幹線の距離でした。クルマで来たそうです。

*勁力が欲しいとのことなので、心意六合拳の鷹爪から教えてみました。ほとんどすぐにできました。

*心意六合拳の弓歩、鶏歩、宋氏形意拳の六合歩を教えてみました。弓歩の勁力はすぐに出ました。「なんか不思議な力」と言ってました。

*不思議でもなんでもありません。姿勢の力です。鶏歩の勁力も少し出ました。

*すぐに出たのには理由があります。武術経験が全くありませんでした。だから悪いクセがありません。

*「寄りかかり」がほとんどありません。体重移動がほとんどありません。これ、みんなやります。女性でも男性でもやります。特に武術経験者は必ずやります。なかなか治りません。

*それと、素直な性格です。私のようなひねくれ者ではありません。これ重要です。

*女性なので、片手を取られた場合、両手を取られた場合、胸ぐらを取られた場合、などの宋氏形意拳・龍形基本功の応用編をやってみました。もちろん、合気道とは全く違います。フジマツ・オリジナルです。

*サンダーさんが鉄牛耕地を教えてくれました。とりあえず、膝を付いた状態から。腹で身体を持ち上げる、肩甲骨を出さないように僧帽筋で支える、前腕で支える、などの条件ですが、ちゃんとできました。なかなかよくできました。腕立て伏せにはなりませんでした。

*宋氏形意拳・熊の基本功1号、龍形基本功などを教えてみました。何回か来ればできそうです。時々は来てください。すなおって、いいですね。とひねくれ者が言ってみた。

(註) 二起脚の右足着地について・・・左足を踏み込み、さらに右足でジャンプします。その右足で蹴ります。その右足で着地します。それを三回連続します。つまり、右足着地から左足一歩踏み込み、さらに右足を踏み込みジャンプして蹴り、右足着地、というわけです。

旋風脚も同様なのですが、旋風脚は回転が加わるので、難しくなります。両足同時着地から練習してみてください。長拳では、左足ー右足ー左足ー右足と小さく四歩助走します。少林拳では、馬歩からジャンプします。馬歩から右足ジャンプで両足着地から練習すればいいかと思います。最初は蹴らないで、ジャンプして回転して両足着地です。なお、虎鷹拳院では嫌われるのでやりません。アハハ
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by tiger-hawk | 2017-01-31 08:17

墜落しない鶏歩・六合歩

*会員のwさんから、沖縄の古謝(こじゃ) さんについて質問されました。あの劈卦拳の天才です。

*もしも天才日本人という言葉を使うならば、それは古謝さんにこそ相応しい。古謝さんの劈卦拳以外、考えられません。劈卦拳には独特の"体幹のうねり"があります。ちょっと真似してみましたが、あの雰囲気は出ませんでした。

*どうしてもっと高い評価が得られないのか? とても不思議です。たぶん、世渡りが下手だったのかもしれません。世間の目も霞んでいたのでしょう。

*キジムナー君の情報によれば、形意拳も教えているそうです。形意拳については知りません。日本の形意拳はガチガチ五行拳が多いようです。もっとも、北京の東城区武術館で見た形意拳もガチガチ崩拳で、ちっとも面白くありませんでした。徐文忠先生に習った形意拳もガチガチでしたけど。

*私は子供の時から運動神経が鈍くて、走っても遅い。反射神経はあるのか? なんてレベルです。二起脚の右足着地はできても、旋風脚の右足着地は無理でした。馬鹿なので人にすぐに騙されます。なにしろ、小学一年生の時、五段階評価でオール1の快挙でした。先生が哀れんで2を一つくれましたけど。とにかく、毎日教室の後ろに立っていました。それで恥ずかしくもなんともありませんでした。

*教師の権威なんか無視していたので、オール1でも平気です。アハハ 18歳の時、私に反論できない東大生のリーダーに殺されそうになり、裸足で逃げ出しました。東大生といっても試験に上手いだけの奴もいます。それはアホです。

*中国では、フジマツがとても危なく見えたのでしょう。周りの中国人が助けてくれました。確かに、ボーとして中国の街をフラフラ歩いていました。馬鹿か? と言われると馬鹿です。

*武術の素質も格闘技の才能もありませんでしたが、それが幸いした一面もあります。つまり、素質や才能に頼ることはできませんでした。そこで自分で工夫しました。

*宋氏形意拳をやってみたら、フワフワと浮いている先輩がいました。ああ成っては駄目だなあ、と痛感しました。自分も浮いていたのですが、それを自覚できたというわけです。フワフワ先輩に感謝です。

*浮くのは、地面を蹴るからです。それは大腿直筋の過緊張です。もっともヒト科は大腿直筋で地面を蹴って、直立二足歩行を始めました。だから、歩けば浮くのです。走ればもっと浮きます。

*それを工夫したのが、心意六合拳の鶏歩です。形意拳の三体式です。しかし、忘れてしまう人もいます。すると浮いてしまいます。

*浮いてしまったら、沈めばいいのです。それが沈墜勁や震脚です。しかし、それは安直な解決法です。浮き沈みの繰り返しになってしまいます。

*もしも戦車のキャタピラのように歩けたら、地上ではかなり強く成れます。オスプレイは墜落しますが、墜落しない鶏歩・三体式(六合歩) を構築すればいいのです。

*そのためには、足首と足指に自分の体重を降ろします。力を抜いて降ろします。大腿直筋の過緊張を解きます。

*そのためには、鼠蹊部と足首が折れ曲がります。もちろん、自分の体重を利用しますので、筋力は直接使いません。筋力は支えるために間接的に使います。

(註)・・・宋氏形意拳が宋式心意拳だった頃、三体式は六合式と称していました。私は六合式の名称を保存しようと想いましたが、歩型なので六合歩としました。宋光華先生は北京の権力・権威に弱いので、宋氏形意拳に成ったようです。現在の中国では仕方有りませんけど。

@ 力なんか抜こうと思ったら簡単に抜ける。・・・と以前は考えていました。だから、力が抜けない人を理解できませんでした。でも私は普通の人ではありませんでした。浮いてはいけないと考えると、それを極端に押し進めます。力を抜くと考えると、それを極端に押し進めます。なんでも極端なんです。偏執狂なんです。アハハ 

@ 今はガチガチおじさん・ガチガチお兄さんのことを、なんとか理解しようとしています。それで教え方を工夫しています。実はガチガチさんは、自分にはできないと決めつけています。だからやりません。やらないことはできるようにならない、ということを理解できません。頭がガチガチです。あるいはプライドが高過ぎる。
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by tiger-hawk | 2017-01-30 07:44 | 心意六合*形意

浮くか浮かざるか

(昨日の体育館から)

*「心意六合拳・鷹爪における上腕主導から前腕主導への変換」・・・なんだか長ったらしいテーマですが、やってみました。

*指先をゆっくりとやや丸めながら伸ばします。だんだんと力を入れます。ある程度になると上腕が緊張します。

*それだと行き過ぎなので、また元へ戻ります。肘を緊張させずに、その手前の前腕の緊張で止めてしまいます。ここが限界です。

*全員成功しました。問題ありません。

*ただ押す時に、肩を緊張させる人がいました。最後に大胸筋を使ってしまいます。これは習慣性の問題です。そのようにしなければいけない、と脳神経が命令を出しています。

*人の脳神経へ手を突っ込むこともできないので、自分で克服しなければいけません。

*大胸筋を使わなければ不安になるようです。武術はそうあるべき、と思い込んでいます。力を入れてはいけないのですけど。力を入れなければ、力は出ます。どうしても納得できないようです。そんな人もいました。

*最後まで前腕だけで撃ちます。そのような習慣性を練習で自分に徹底させます。

*プロ選手ならば、徹底的な練習量で克服するところです。私たちの練習量なんてわずかなものですから、ていねいな練習で体得しなければなりません。

*宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳は、これを極端に押し進めた結果です。普通の人がやるフニャフニャ崩拳は、岩のような肩で実行されます。ガチガチ崩拳そのものです。本人には理解できません。

*「心意六合拳・鶏行歩における大腿直筋時間から下腿三頭筋時間への移行」・・・これも長ったらしいテーマですけど、やってみました。

*これ、指行性勁力の核心的部分です。ここを克服できたら、大腿直筋主導から下腿三頭筋主導へ変換できたなら、大きな問題は残っていません。簡単に撃てます。

*鶏歩から前足が半歩前進します。後ろ足は着地していません。前足一本足状態になります。

*この時は、大腿直筋時間です。

*ここから、足首が折れ曲がります。だんだんと下腿三頭筋時間が始まります。

*後ろ足が前へ行きます。前足は後ろ足となります。踵は浮き上がります。

*下腿三頭筋時間へ変換できないと、大腿直筋は地面を蹴ります。踵は高く浮き上がります。

*結果、身体は浮き上がります。

*一人だけできないので、私が手で修正してあげました。すると、大きい鶏歩に成りました。もちろん、勁力も出ました。

*しかし、一人でやらせると修正できません。なぜかなあ? と思ったら、自分の身体が浮いていることを感じ取れないようです。

*自分の身体が浮いていることを感じられない人をどうやって教えるか? さあ、困りました。大腿直筋の過緊張です。

*この人の場合は仕方無いので、次回は武式太極拳からやってもらうことにします。武式太極拳の虚歩は、後ろ足の踵が浮いていないので、大腿直筋が地面を蹴る心配は少なくなります。

*根本原因は大腿直筋の過緊張です。大きい鶏歩では後ろ足の踵が接地していないので、地面を蹴らないと不安になるようです。この不安感を克服する必要があります。もちろん、本人は無意識なので、不安に感じる自分を感じることはできていません。自分だけはとても安定しています。意識も安定しています。

*彼を見ている他人は、浮いているなあ、と不安になります。浮いていることを自覚できない人を教えるのは、なかなか難しいです。

*中国ではどうしているか? なんにも言いません。指導しません。私には指導放棄に見えます。どうでもいいみたいです。そんな人が先生となります。虎鷹拳院では指摘します。プライドの高い人はそれで消えてしまうこともあります。

*中国ではそんなことはできません。中国人は面子を重んじます。恨まれる場合があります。子供でも親に向かって「ごめんなさい」とは言わないそうです。うなだれて反省の意を表します。ごめんなさい、という中国語はありますが、使えません。怖いですねえ~ 私としては・・・逃げろ~~ 

@ どうして時々、読書感想文があるのか? とサンダーさんに質問されました。このblog はどうして存在しているのか? と聞かれたみたいです。このblog は虎鷹拳院の活動日誌なんですが、テキトーにやっています。私の存在そのものがテキトーなんです。テキトーに生きています。どうもすいません。今読んでみたい本は「哲学者とオオカミ」です。面白そうです。まあ、長くてもあと10年位で死ぬでしょう。え? 今すぐ死ね ! そうなんですか? 逃げろ~~ 

@ 私には武術の素質も格闘技の才能も欠落しているのですが、撃てるようになりたい、とだけ考えていました。誰でも達人に成れるわけではありません。私も達人には成れません。でも、撃てるようには成れました。だからあなたも撃てるように成るべきです。どうしてか? 楽しいからです。それと、浮かない身体はとても気持ちいいです。浮かない鶏行歩は快感なんです。
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by tiger-hawk | 2017-01-29 07:24 | 姿勢勁力

秘伝武術の終焉

*こんにちわ、全国のみなさまへ姿勢勁力をお届けするフジマツと虎鷹拳院です。

*そして、2月19日、姿勢勁力の太極拳版の武式太極拳(喬式太極拳) をお届けします。

*武式太極拳の姿勢勁力は、心意六合拳・宋氏形意拳と比較して容易に習得できます。

*それは、蹠行性(せきこうせい) から隠れ指行性への移行時間があるからです。(会員のwさんが看破していました。私ではありません。) 

*心意六合拳と宋氏形意拳の場合、いきなりの隠れ指行性が求められます。しかし、武式太極拳はそんなことはありません。だから、比較的簡単です。一回のワークショップで姿勢勁力を獲得することも可能です。

*でもその代わり、軽快なフット・ワークはありません。心意六合拳・鶏行歩のような、相手の退路を断つような歩法はありません。相手を激しく追いつめるためには、心意六合拳・鶏行歩が必要となります。

*しかし、武式太極拳の解明は、神秘の太極拳を終焉させます。気の太極拳を滅ぼします。

*そして、武術に希望をもたらします。現実の確実な勁力を獲得します。もはや、ファンタジーではありません。

*但し、ガチガチおじさん・ガチガチお兄さんには困っています。そこで、禅密功を準備体操として教えます。フラダンスはやったことないので、禅密功にします。

*指行性勁力は足指から始まります。だから、足指ウォーキングも準備体操としてやります。実はこれだけでも撃てます。

*ところで、ガチガチおじさん・ガチガチお兄さんには、ガチガチのままで最適な方法があります。それが、震脚です。でも、震脚は足や腰が痛くなるので、あまりおすすめできません。どうしてもやりたい人は、そっちの道場がおすすめです。

*しかし、力を抜く必要はありません。それは難しいので、役割を変えるだけです。それなら誰にでもできます。

*上腕主導から前腕主導にします。それが心意六合拳の鷹爪です。

*大腿直筋主導から下腿三頭筋主導にします。それが武式太極拳の弓歩です。心意六合拳の鶏歩です。宋氏形意拳の六合歩です。

*これで神秘の武術は終焉します。秘伝武術は終焉します。そして、誰でも勁力を獲得できます。
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by tiger-hawk | 2017-01-28 13:28 | 姿勢勁力

脊椎動物の拳・掌

*拳・掌の運動線について整理してみます。

*両足を腰幅に平行立ちします。

*両手を下げ、指を身体側面に付けます。

*そのまま肩の高さまで上げます。腕は真っ直ぐのままです。

*両手の指先を合わせます。

*すると、拳・掌の運動線が現れます。

*腕は身体の外側に付いています。だから、拳・掌の運動線は外側から中心へ向かいます。

*いわゆる中国拳法の拳などは、身体の中心から撃ち出されます。

*それは人体の構造に反しているので、とても弱い拳・掌となります。試しに横から押してみてください。身体の中心から出した拳は簡単に崩れてしまいます。これが、推手や化勁の成立する条件となります。

*しかし、拳・掌の運動線は外側から中心へ向かうといっても、身体外側に運動構造を造ってはいけません。

*それだと外の殻で身体を支える構造となります。それは昆虫です。外殻動物は大きな構造を造ることができません。だから、昆虫は大きな身体が造れません。SF映画で巨大な昆虫が暴れますが、あれは無理というものです。エイリアンの成虫も大きくなりますが、外殻動物の虫では無理なのです。

*大きくて重い身体を支えるためには、脊椎動物になる必要があります。

*拳・掌も内部は脊椎を造ります。

*それが、心意六合拳と形意拳の龍腰というわけです。

*それは、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かいます。外側から中心の鼠蹊部へ向かいます。内側へ絞り込みます。これは両側で同時に実行します。

*それが、宋氏形意拳の熊の基本功1号というわけです。心意六合拳の単把や熊吊膀も同様です。

*したがって、身体が回転してはいけません。腰の回転もしてはいけません。身体は内側へ絞り込みます。

*心意六合拳の熊吊膀で身体を回転させている先生がいますが、それは大間違いなのです。弱いばかりでなく、当たりません。かするだけです。

*武式太極拳の掌は、耳のそばで敬礼します。それがロウシツヨウホです。身体の外側から中心へ向かいます。そして、内側へ絞り込まれます。すると、脊椎動物の章となります。

*形意拳の崩拳も、身体の中心から撃ち出してはいけません。それではヒトの身体構造に反します。

*そして、体幹は脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ絞られます。

*外殻動物ではなく、脊椎動物になりましょう。
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by tiger-hawk | 2017-01-27 07:57 | 心意六合*形意

大腿直筋時間と下腿三頭筋時間

*前回は、前腕と上腕の分離でした。それは、上腕主導から前腕主導への変換です。普通の人は鷹爪を知りませんから、どうしても上腕主導になってしまいます。主導権を前腕に明け渡します。全ては指先から始まります。そして・・・足指先から始まります。

筋力の分離その二、大腿直筋時間と下腿三頭筋時間・・・です。

*どうして心意六合拳の鶏行歩は大股で歩かなければならないのでしょうか?

*どうして心意六合拳の鶏行歩は低く歩かなければならないのでしょうか?

*それらはみんな、足首が折れ曲がるためです。

*どうして足首が折れ曲がらなければならないのでしょうか?

*それは、足首と足指に体重を降ろすためです。

*どうして足首と足指に体重を降ろさなければならないのでしょうか?

*それは、体重を勁力へ変換するためです。そこで初めて勁力が発生します。

*しかし、それらのことに無知な人は、膝を折り曲げてしまいます。すると膝に体重がかかります。結果的に膝を痛めます。

*膝を痛めなくても、体重は大腿直筋にあるままです。すると、身体は浮いたままです。もちろん、姿勢勁力は発生しません。

*静的勁力は発生しないので、動的勁力に頼らざるを得ません。それが、沈墜勁や震脚となります。

*しかし、ヒトは大腿直筋で直立二足歩行を確立しました。そしてアフリカを出て世界に広がりました。それはヒトの宿命です。

*したがって、心意六合拳・鶏行歩において、大腿直筋から下腿三頭筋への移行時間を設定してやればいいのです。

*鶏行歩に大腿直筋時間と下腿三頭筋時間を設定します。

*鶏行歩では、足を踏み出して前足一本足になります。すぐに足指と趾球で立ちます。隠れ指行性です。しかし、やや大腿直筋寄りで立っています。まだ下腿三頭筋に移行していません。

*この前足一本足時間を大腿直筋時間とします。

*ここから足首が折れ曲がり、やがて後ろ足が前へ出ます。踵は地面から離れます。後ろ足一本足時間となります。

*この後ろ足一本足時間を下腿三頭筋時間とします。

*鶏行歩には二つの時間がありました。大腿直筋時間と下腿三頭筋時間がありました。

*二つの時間を設定することによって、指行性を実現します。

*これが姿勢勁力の基礎勁力となります。宋氏形意拳・六合歩の場合は、あらかじめ下腿三頭筋時間を仕込んでおきます。

*武式太極拳では、虚歩=大腿直筋時間、弓歩=下腿三頭筋時間、となります。

*筋力の分離には、前腕と上腕の分離があります。その他に、大胸筋と前鋸筋・小胸筋の分離、外側広筋と内側広筋・内転筋の分離、大腿直筋と大腿二頭筋の分離、などがあります。

*全身の力を使ってはいけません。筋力は部分的に使います。それが「気配り」というものです。

@ 私には武術の素質も格闘技の才能も欠落していました。しかし、中国の伝統思想をゴミ箱へ捨てました。そこから道が開けてきました。武術の安易な格闘技化もしませんでした。それは勁力を失う道です。勁力は歩くことの中にある、と妄想していました。それは半分当たっていました。半分は間違っていました。

@ 浮くことを徹底的に嫌いました。浮いていなければ沈む必要もありません。すると、沈墜勁も震脚も十字勁も要らなく成ります。そして、心意六合拳の素朴な動物生態論がありました。そこで、動物の立ち方・歩き方を考えてみました。そこから姿勢勁力を解明しました。
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by tiger-hawk | 2017-01-26 07:16 | 姿勢勁力

筋力の分離その一

*筋力の分離その一「前腕と上腕の分離」

*前腕の筋肉は緊張しますが、上腕の筋肉はゆるんでいます。上腕は伸張性収縮も短縮性収縮もしません。

*これが心意六合拳の鷹爪です。

*そしてこれが、心意六合拳の単把、宋氏形意拳の崩拳、武式太極拳(喬式太極拳) のロウシツヨウホとなります。

*力を込めて肩を固めてしまう人は、これができません。そのために、姿勢勁力は自滅します。

*それでは、その練習方法を考えてみます。

*両手をブランと垂らします。力が入っていない状態です。とりあえず、片手を用います。

*そのまま肩の高さまで上げます。

*この段階で既に力が入ってしまう人もいます。立派なガチガチおじさんです。その場合は、またダラリと下げます。

*腕をダラリと下げた状態、またはそのまま肩まで上げた状態、から始めます。

*手をほんの少し丸めた状態にして、五指を大きく広げて伸ばします。指の第一関節から始めます。(以前は第二関節からとしていましたが、ガチガチに肩まで固めてしまう人がいたので第一関節からとします。第三関節からやる人が圧倒的に多いのですが、大きな間違いです。)

*手首に力を入れてはいけません。あくまで、手首に近い前腕の筋肉で指を操作します。

*指の第三関節に力を込める人、手首に力を込める人、が圧倒的に多いのですが、大きな間違いです。関節は使わずに前腕の筋肉だけ使います。

*少しずつ鷹爪を造ります。弱い力から始めます。

*だんだんと強い力を用います。

*ある段階まで来ると、肘と上腕が固まります。

*それはやり過ぎなので、肘が固まる寸前で止めてしまいます。

*これが、鷹爪の状態です。指先に意識集中します。これが、鷹爪の掌です。

*これを基本状態とします。

*指先に意識集中したまま拳をにぎります。

*すると、前腕の筋肉の延長で手首はフラットになります。手首に力を入れてはいけないので、手首の力でフラットにしてはいけません。あくまで前腕の筋肉の延長です。

*拳の中はほんの少し空気が入った状態となります。完全にギュッとにぎった状態ではありません。石のコブシではありません。これも前腕の筋肉と指先が直結した状態です。指先は緊張しています。

*拳をゆるめることによって、拳の中に空間を造ってはいけません。つまり、意識的にやわらかく握るのは間違いです。指先だけは緊張しています。単純にやわらかくにぎるのは間違いです。

*こここまでできたなら、掌・拳を耳の高さまで上げてみます。鷹爪が維持できていれば問題ありません。肘と上腕が緊張していなければ、問題ありません。

*そこから、心意六合拳の単把を練習してみます。武式太極拳のロウシツヨウホを練習してみます。

*あるいは、単なるひっぱたきを練習してみます。前腕の筋力と上腕の筋力が分離していれば、ひっぱたきも強力な武器となります。耳の高さからひっぱたきます。掌根を用いれば強力な打撃となります。

*肩がはずれていると大胸筋が緊張して、弱くなります。肩甲骨が後ろへ出た状態だと、弱くなります。(肩甲骨発勁をやってはいけません。) 宋氏形意拳の龍形基本功の状態にします。
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by tiger-hawk | 2017-01-24 08:58 | 姿勢勁力

ガチガチおじさんの処方箋

*私は人の気持ちが解らないアスペルガーなんですが、死にそうな病気(腎不全&心不全) して少しは進歩しました。

*また、「センセーなんかよりハンマー投げの選手のほうがはるかに凄い」という会員を、彼の幸せのためにハンマー投げへ転身してもらいました。今頃、楽しくハンマー投げしていると思います。

*というわけで、ガチガチおじさんのことも理解しようと考えました。自分はこのような困難が無かったので、理解できませんでした。私もガチガチでしたが、宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳で克服しました。しかし、ガチガチおじさんにフニャフニャ崩拳を教えても効果ありません。

*ガチガチおじさんの大きな問題は二つあります。

*一つは足の問題です。

*いつもガチガチの大腿直筋で歩いているので、もっと下の下腿三頭筋に神経が通じていません。少しは通じているでしょうが、ナイフで切られないと感じられないでしょう。そんなことはできないので、穏やかな解決法を探します。

*大腿直筋で歩いているといっても、もちろん、下腿三頭筋も使っています。しかし、下腿三頭筋を感じることができません。

*ここで必要なのは、大腿直筋と下腿三頭筋の分離、です。いつもくっついて動いているので、下腿三頭筋が感じられないのです。

*どうして大腿直筋と下腿三頭筋が固く結合しているかというと、膝で結合しているのです。

*つまり、膝に体重が載っています。本人は知りません。

*これの解決法は、鼠蹊部を切り込みます。同時に尻を収めます。そして、足首が折れ曲がります。すると、膝にあった体重が足首と足指に降りてきます。

*この作業を心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩で実行します。なんとなく、立っていても解りません。

*ガチガチおじさんは鈍いので、実際に手で触れて教えてあげます。おじさんの鼠蹊部なんか触りたくないのですが、仕方ありません。口で言ってもおじさんには通じませんから。日本語としての意味は解っても、言葉の本質は理解できません。

*女性の場合は鼠蹊部を触ったら警察に逮捕されてしまいます。そこで、女性同士でやらせます。現在は、オバチャンが二人いるので助かっています。逮捕は免れました。もう歳なので警察のご厄介にはなりたくありません。

*N君の場合は、鼠蹊部と言いながらチンポ触っています。そういうことは自分の部屋でやってください。体育館でやってはいけません。

*もう一つの問題は腕です。

*心意六合拳の鷹爪とは、前腕の筋肉で指を操作することです。すると、鷹爪の拳、鷹爪の掌ができます。鷹爪で撃ちます。

*ということは、前腕の筋肉だけで撃ちます。すると、体重移動が消えます。前のめりにもなりません。宋氏形意拳の崩拳も前腕の筋肉だけで撃ちます。心意六合拳の単把も前腕の筋肉だけで撃ちます。

*ところがガチガチおじさんは、前腕だけでなく上腕も使ってしまいます。すると、肩も使ってしまいます。

*腕の課題は、前腕の筋肉と上腕の筋肉との分離です。

*実はこれ、とても簡単です。しかし、ガチガチおじさんにはできません。

*どうしてできないのでしょうか?

*ガチガチおじさんは、前腕の筋肉を使うと上腕も緊張させてしまいます。

*ガチガチおじさんには、フルパワーかナヨナヨか、選択肢が二つしかありません。中間段階が存在していないのです。頭が固くて想像力が枯渇しています。

*筋肉というと、フルパワーなのです。全ての筋肉を使いたいのです。全ての筋肉を使うと、強い力は出ません。全ての筋肉を使うと、勁力は死んでしまいます。

*「全身の力」なんか使ってはいけません。全身の力で撃つ、なんてことはあり得ません。そんな人がいたとしても、それは見せかけのパフォーマンスなんです。騙されてはいけません。

*実際には、中国の先生でも前腕と上腕の分離ができいない人がいます。そんな先生に引っかかってしまうと、武術人生を失敗します。

*鷹爪はある段階を越えると、上腕が緊張してしまいます。だから、上腕が緊張するギリギリのところを探します。その寸前で止めます。

*真面目な人はがんばってしまうので、その線を見つけられません。ゆっくりと少しずつ力を用います。本当に少しずつ用います。

*私のようないい加減で軽薄な人間だと簡単な作業です。でも、私のような人間に成ってはいけませんから、ゆっくり少しずつ、の原則を貫いてください。
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by tiger-hawk | 2017-01-23 08:29 | 姿勢勁力

圧腿と隠れた勁力

*圧腿は、少林拳や長拳の基本功として練習します。特に、蹴りの基本功として重要です。

*私は若い頃、故佐藤聖二さんに少林拳を教えてもらいました。その時に、圧腿も習いました。(佐藤聖二さんは後年、太気拳・意拳の先生として活躍しました。少林拳は高校生の佐藤さんに習いました。感謝しています。なお私は太気拳・意拳と無関係です。念のため) 

*この圧腿なんですが、姿勢勁力の足裏側筋肉の伸張性収縮にもたいへん役に立ちます。

*心意六合拳には、捲地風、刮地風、掃辺風、の低い蹴りがあります。これらは低い蹴りのため、それほど圧腿の必要性を感じられません。

*しかし、踵の前蹴り(馬形拳) 、踵の横蹴り(馬形拳、猴形券) 、踵の後ろ蹴り(馬形拳) などもあります。これらは足の裏側が伸びないと蹴ることができません。

*そのために、圧腿の練習が必要となります。股関節をやわらかくするのではなく、下腿三頭筋と大腿二頭筋を伸ばすためです。

*しかし、蹴りのためだけでなく、足の裏側が硬くなっていると、心意六合拳の弓歩ができません。弓歩で足を伸ばすことができません。足の裏側が縮んだままです。

*足の膝裏側が縮んだままです。特にガチガチおじさんの特徴です。

*さらに、心意六合拳の鶏歩も、宋氏形意拳の六合歩もできません。

*鶏歩と六合歩は、足が伸びないので圧腿の必要性が感じられません。ところが、足裏側筋肉の可動幅が狭いと、動きが制限されてしまいます。

*実は、鶏歩と六合歩でも、下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮するのです。これは見た目では解りません。実際、足の裏側は伸びません。しかし、内部で筋肉が伸びます。ほんの少し伸びます。

*心意六合拳の鶏行歩でも、内部で足の裏側筋肉が伸びます。すると、太もも表側の大腿直筋の呪縛から解放されます。

*縮んだ足裏では、心意六合拳の鶏行歩ができません。すると、表側の大腿直筋に頼る結果となります。そして、ガチガチの硬い鶏行歩ができあがります。

*もちろん、足首も硬いままです。すると、足首が折れ曲がりません。すると、足首と足指に体重が降りてきません。すると、勁力が発生しません。

*圧腿は蹴りのためだけではありませんでした。圧腿は、足裏側筋肉の伸張性収縮を実現させてくれます。

*圧腿は心意六合拳の弓歩のためだけではありませんでした。

*圧腿は、足の裏側筋肉で歩く心意六合拳の鶏行歩を実現させてくれます。

*圧腿は少林拳・長拳のためだけではありませんでした。

*圧腿は、心意六合拳・鶏歩、宋氏形意拳の六合歩における、隠れた伸張性収縮を助けてくれます。すると、地面を蹴る呪縛から解放されます。

*なお、武術は地面を蹴るものだ、心意六合拳は力強く表現するものだ、という思考に捕われていると姿勢勁力は発見できません。

*見た目の雰囲気に騙されてはいけません。力強く表現しても良く、やわらかく表現しても良いのです。それは個人的好みの問題です。そこにある隠された伸張性収縮に気付くべきです。

*力強く表現するのは、相手を威嚇するためです。やわらかく表現するのは、相手を騙すためです。それだけではありませんが、そのような効果もあります。

*力強い表現そのものに勁力はありません。やわらかい表現そのものに勁力はありません。隠れた勁力を発見してください。
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by tiger-hawk | 2017-01-22 06:59 | 姿勢勁力

緊急のお知らせ

*緊急のお知らせです !

*1月21日(土) 19時~開進第一中学校体育館の練習なんですが、突然、PTAに横取りされてしまいました。

*こんなムチャブリなPTA、聞いたことアラヘンガナ ! と文句を言ってもシャーナイので、平和台体育館に変更します。PTA、もっと計画的に活動してほしいものです。くれぐれも間違いのないように、平和台体育館に来てください。

*平和台体育館は18時30分から使えるので、フジマツは18時30分から練習しています。柔道場の予定です。

*というわけで、よろしくお願いいたします。

*21日は12時30分からサンダーさんと臨時練習の予定です。15時30分からウチへ帰っても時間が無いので、16時~18時は自分で勝手に練習することにしました。その時は剣道場の予定です。たくさん練習できるのでよかったです。アハハ
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by tiger-hawk | 2017-01-21 19:00

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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