動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

<   2017年 10月 ( 32 )   > この月の画像一覧

手の動きと足指・足首の動きが一致します

*「オマエのその技術(勁力) 、人に教えてはいけない」と別れた中国人の嫁さんに言われたことがあります。教えるとオマエが不利になる、とのこと。どうやら、中国人は教えない、というのは定説らしいです。

*私の場合、勁力が欲しかった。頭は悪いし、身体能力も劣っているので武器が欲しかった。それが勁力です。

*八極拳で震脚をさんざんやったので、もう震脚はいいや、と思っていました。そして、宋氏形意拳に出会ったら、勁力らしいものがなにも無い。どうやって撃ったらいいのか? まるでわからない。(今考えると、動作勁力が無い。)

*ともかく、自分の身体が浮いていることだけは解った。でも沈墜勁は使えない。使ってはいけない。そのままで浮かない身体を造らないといけない。その方法が解らない。

*力を入れると、崩拳など五行拳が撃てない。それで力を抜きました。すると、ますます撃てなくなりました。撃てなくてもいい、と頭を切り替えました。フニャフニャ崩拳・五行拳の始まりです。

*手がかりが何も無いので、教わった龍形基本功と熊の基本功1号・2号をやり続けました。たぶん、それが大切なのだろう、と勝手に決めました。それが幸いしました。

*どうして熊の2号が必要なのか? とオバチャンAに聴かれました。普通にストレートに撃てばいいのに、というわけです。わざわざ小さい半円を造る必要があるのか? というわけです。どうしてだろう、と一瞬考えました。

*自分でやってみると、手の動きと足指・足首の動きが一致していました。きれいに連動しています。

*すると、足首が「深く」折れ曲がります。(姿勢勁力の始まりは、折れ曲がる足首です。)

*シロクマさんは自称101kgだそうです。まだ103kgはありそうですが。アハハ ともかく、筋肉太りの100kg級なので、普通に立っていては押せません。ただの100kgなら押せるのですが。

*それで、心意六合拳・鶏歩、または宋氏形意拳の六合歩を「深く」します。深く足首が折れ曲がります。すると押せます。(この時注意したいのは、膝が折れ曲がるわけではない、ということです。あくまで足首が折れ曲がります。つまり、膝に体重を載せてはいけません。足首に体重を降ろします。)

*足首が深く折れ曲がると、より強い勁力が出ます。(強い勁力とは形容矛盾だ、という突っ込みは勘弁してください。)

*熊の2号の最初の動作の意味が解りました。やっと解ったのかい ! ボケ ! ハイ、どうもすいません。質問してくれたオバチャンAに感謝です。

*また、熊の1号・2号は足指で立ちます。足指の第一関節の部分です。特に、親指、人差し指、中指を使います。薬指、小指は重要ではありません。小指は浮かなければ、それで十分です。

*世間では小指が大切らしいのですが、姿勢勁力では浮かなければそれでいいです。

*小指側エッジを使うと、がに股になります。がに股にならなくても、膝が開いて胯が開きます。膝と小指が一致してしまいます。

*すると内転筋が効きません。立つ時、歩く時、内転筋でバランスを取ります。それができなくなります。

*今回は、手を開いて横拳をやってみました。熊の2号よりも解りやすいと思いました。横拳にも拳があります。掌だけではありません。でも、掌の横拳のほうが解りやすいと考えます。

*横拳の学習は、掌の横拳から始めます。

*熊の2号は解らない、という声が多いので、これからは掌の横拳から始めることにします。やっていることはほとんど同じですから。

*すると、手の動きと足指・足首の動きが一致しているのが理解できます。

*横拳の動きで、推手の動きも陳式太極拳の動きも理解できます。推手も陳式太極拳も虎鷹拳院ではやりませんけど。参考にしたい人は遊びに来てください。一回で終わります。30分でできます。以後は体育館に来る必要ありません。

追伸・・・世界に一つだけの花、はどうして間違いなのか? 「弱者の戦略」稲垣栄洋 著、新潮選書、から

 この世に存在している生物はそれがどんなにつまらなく見える生き物であったとしてもそれぞれの居場所で、ナンバー1なのである。
 もし同じ居場所に棲む生物がいたとすると、激しい競争が起こるため、自然界に存在しているすべての生き物にとって、自分の居場所は自分だけのものとなっているはずである。つまりすべての生物がオンリー1でもあるのである。
 ナンバー1であることが大事なのか? オンリー1であることが大事なのか? この答えはもうおわかりだろう。
 既に述べたように、すべての生物はオンリー1である。しかし、ナンバー1でなければ生存できないという鉄則もある。つまり、すべての生物は、どんなに小さくともナンバー1になれるオンリー1の場所を持っているのである。
 オンリー1というのは個性のことではない。その個性を最大限に活かしてナンバー1になることのできる「ポジション」のことなのである。もっともSMAPが歌う「世界に一つだけの花」は、「花屋の店先に並んだいろんな花」である。人間が世話をしてくれる花屋の花であるなら、ナンバー1でなくとも、オンリー1であればそれでいい。
 しかし、自然界であれば、ナンバー1になれる居場所を見出さなければ生存することはできない。オンリー1とは、自分が見出した自分のポジションのことなのである。
 どんなに小さくとも、ナンバー1を勝ち取った生物が、この自然界を埋め尽くしている。世界のどこかの場所で、すべての生物はナンバー1なのである。(引用終わり) 

この花屋の花とは、動物ならば家畜、ということになります。野生動物ではありません。なんだか、人類学の自己家畜化説と通じるものがあるのかな? アハハ

ところで野生動物の繁殖拡大は自然淘汰では説明できません。それは食料問題です。優秀なものが生き残るのではなく、食料を確保できれば生き残るのです。(参照「はだかの起原(不適者は生き残る)」島泰三 著、木楽舎)

追伸2

根気よく教えたら、オバチャンAから簡単に勁力が出ました。引っ込む鎖骨、が効いたようです。引っ込む鎖骨で、含胸拔背です。そのまま撃てば、寸勁も長勁も無くなります。肩甲骨発勁も無くなります。よかったです。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-31 08:14 | 心意六合*形意

2スタンス理論

<お知らせ>
10月30日(月) は平和台体育館の事情により、16時から練習します。

<騙す武術>

*心意六合拳には弱者の生き残る方法があります。それは、蛇形、猴形、龍形、馬形、虎形などの技に隠れてあります。体格差や身体能力差を補うものです。

*それも技術の内ですから、当然許される範囲だと考えます。ところが、弟子を騙す先生もいます。私は回族のある先生に、心意六合拳のウソ套路を教わったことがあります。別の先生には、ウソ技=ウソ単把を教わりました。どちらも私の師匠が、「フジマツからかわれたんだよ」と指摘してくれました。それで被害はありませんでした。

*もっと悪質な例があります。それは推手やタントウ(立禅) です。数十年、推手やタントウをやって、結局勁力を獲得できなかった例があります。これは被害甚大です。武術人生を台無しにされてしまいました。これは、わざと勁力から遠ざけた例です。悪意は無かったかもしれませんが、詐欺師といっていいでしょう。私は幸いにも、推手やタントウに興味がありませんでした。そのために被害を免れました。(悪意は自覚しないと、無いとされます。ヒトは悪意が無くても殺人を犯します。)

*そのことを指摘しても、認めない人もいます。認めてしまうと、自分が否定されたかのように感じてしまうのでしょう。しかし、無駄な時間を過ごしたことは事実です。無駄だと知ることも進歩ではないでしょうか。

<二つのスタイル、二つのスタンス>

*姿勢勁力の根本は指行性です。これは、心意六合拳と形意拳が動物武術だったことが原因です。特に、ニワトリの指行性一本足を取り入れたことが原因です。

*しかし、ヒトは蹠行性です。蹠行性のヒトが指行性一本足になるのは、とても不自然です。そこで、揺り戻し現象が起こります。

*それが蹠行性の動作勁力となります。沈墜勁や震脚などのことです。

*そのために、心意六合拳と形意拳には二つの勁力スタイルが生まれました。一つは姿勢勁力スタイル、もう一つは動作勁力スタイルです。そして蹠行性スタンスと指行性スタンスです。

*どちらのスタイルが良いのか? これはそれぞれメリットとデメリットがあります。選択は個人の好みとなります。

*しかし、姿勢勁力は指行性なので、ヒトの本能に反します。これが大きな障害となります。

*だから、自然が大好きな人は動作勁力が合っていると考えます。

*ただ立っているだけで勁力が発生する姿勢勁力は、とても静かです。宋氏形意拳が静の形意拳といわれるのは、理由がありました。

*姿勢勁力で心意六合拳を理解すると、迫力はどうでもいいとなります。というわけで、フジマツの心意六合拳は全く迫力がありません。最近では鶏歩もフニャフニャになってしまいました。自分としては楽しいのですが、世間的にはどうしたものか? アハハ

*指行性というとランニングが有名ですが、 ランニングはジャンプ運動です。ジャンプすると身体は浮いてしまいます。浮いた身体は利用できる体重が無くなってしまいます。というわけで、ランニングは使えません。

*心意六合拳には跳躍技がたくさんありますが、着地した瞬間に撃っています。跳躍は戦術で戦略ではありません。

*ウォーキングは蹠行性ですが、やはりジャンプ筋肉の大腿直筋に頼ります。すると、隠れジャンプ運動となります。身体は浮いてしまうので、ウォーキングも使えません。

*ジャンプ運動とは、地面を蹴ることです。ヒトは地面を蹴って前進します。地面を蹴らずに前進するためには、足首が折れ曲がります。すると指行性になります。

*小指側エッジを使うとがに股の蹠行性になります。そのために、親指側エッジを使います。親指側エッジの指行性です。

*しかし、ヒトは膝と大腿直筋で直立二足歩行しています。そのために、そのままでは膝に体重が載ってしまいます。そこで、鼠蹊部が折れ曲がります。同時に尻を収めます。

*すると、体重は下腿に掛かります。ヒラメ筋が覚醒します。

*すると、下腿の勁力トライアングルが造られます。足指・趾球ー足首内側ーヒラメ筋、による勁力トライアングルです。

*この下腿勁力トライアングルが姿勢勁力の根本となります。体幹の勁力はまた別の問題です。

*蹠行性は踵を使って立ち、踵を使って歩きます。指行性は踵を使わずに、足指と趾球で立ち・歩きます。

*ヒトなど霊長類は蹠行性です。ネコ科・イヌ科は指行性です。踵に相当する関節はかなり高い位置にあります。

*恐竜=鳥類も指行性です。恐竜=鳥類は指行性二足歩行ですが、ニワトリはゆっくり歩く時、指行性一本足になります。心意六合拳はこれに着想して、鶏歩と鶏行歩を作りました。

*ヒトの骨格は蹠行性なので、完全な指行性にはなれません。鶏行歩では瞬間的に踵が地面に触れます。足首が折れ曲がります。即、足指と趾球で立ちます。前足一本足状態になります。

*宋氏形意拳の六合歩では、踵が地面に触れていますが、体重は足指と趾球で支えています。筋肉は主にヒラメ筋・腓腹筋となります。

追伸

4スタンス理論が嫌いなのは、下心が見え見えだからです。あなたの個性を尊重します、その個性を伸ばしましょう、という大衆受けをする言葉で誘惑します。「世界に一つだけの花」というわけです。これは商売のための理論なのです。姿勢勁力はヒトの本能に反する勁力運動です。個性どころか本能に反します。

追加のお知らせ

11月25日(土) は学校事業の関係で開進第一中学校体育館が使用できません。平和台体育館地下武道場に変更します。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-30 08:01 | 姿勢勁力

前足一本足スタンス

*「食事しているセンセーを見ると、ただのジジイだ。」・・・とシロクマさんは言います。それがいいんですよ。世の中の片隅でゴキブリのように生きる・・・それが理想の姿です。


*武張るのは嫌いです。姿勢勁力はただ立っているだけで勁力が発生します。それがいいんです。シロクマさんの言うように、動作勁力のほうが強い場合もあります。その時は、心意六合拳の蛇さんのように、猿猴さんのように、避けます。心意六合拳には、ちゃんと逃げて避ける技も用意されています。


*龍形にも避ける技が用意されています。無理に正面突破する必要はありません。相手が強かったら、正直に闘う必要はありません。


*推手でも、勝った負けた、なんてどうでもいいんです。相手が強ければ自分は負けます。体格差、身体能力差、などもあります。その時は正面突破は避けます。別に急所狙いせよ、と言うわけでもありません。相手が強いと急所も撃たせてくれません。心意六合拳の吊歩なんて、推手から見るとルール違反です。それでもいいんです。推手に拘る人を見ると、可哀想だなあ、と感じます。


*それでも接触できれば撃てます。距離は要りません。なにしろ、立っているだけで勁力は発生します。アピールする必要もありません。飄々と生きていればいいんです。飄々と闘います。


*立っているだけで勁力が発生するので、体力を消耗しません。すると、運動不足になります。なにしろ、心意六合拳の鶏歩も、宋氏形意拳の六合歩もフニャフニャになってしまったし。アハハ そこで、心意六合拳の鶏行歩するようにしています。


*ところが鶏行歩もどんどん力が抜けてきたので、30分以上やらないと運動になりません。雨の日は困ったものです。


*立っているだけで勁力が発生しますが、歩くとなると事情が違ってきます。


*鶏行歩にも一歩があります。それが前足一本足状態です。ニワトリの指行性一本足と似ています。


*心意六合拳の場合、撃った瞬間は、前足一本足状態です。それが、前手前足同着、の原則です。実は、どんな技も前足一本足状態なんです。


*でもそれだと、後の展開に困ります。フットワーク悪過ぎです。そこで、後ろ足を即時に引き付けて鶏歩になります。


*なんて言うと、前足の踏み込みで撃っているんだろう、と誤解されます。


*そうではありません。あくまで後ろ足の踏み込みで撃ちます。前足の着地以前に勁力は発生しているのです。


*鶏行歩は鶏歩から始めます。鶏歩になった瞬間に既に勁力が発生しています。それが姿勢の勁力です。


*鶏歩の後ろ足が伸びます。後ろ足一本足状態となります。勁力はそのまま保存されています。その段階でも勁力が続いています。


*その勁力で撃ちます。身体が浮いてしまうと、勁力は消えてしまいます。


*前足一本足状態になるのは、歩くということは左右の足が交替することだからです。


*前足一本足状態で撃つ技が二つだけあります。それが馬形鑽拳と搖閂把です。それだけです。馬形鑽拳と搖閂把には、三つの状態があります。鶏歩で終わる、弓歩で終わる、そして前足一本足で終わる、三個のスタンスです。


*その前足一本足スタンスを見た時、全く理解できませんでした。あの技はなんだ? 教えてもらったことないし。


*しかし、帰国後、その二つの技を練習してみて、初めて心意六合拳を理解できました。鶏歩で終わる技が撃てるようになりました。


*しかし、身体が浮いている人がこの技を練習しても無駄になります。身体が浮いている状態は、後ろ足の勁力トライアングルが存在していないということです。無重力状態みたいな感じです。足首に体重が降りていない状態です。後ろ足は空っぽです。


(註)

前足一本足状態の瞬間、後ろ足は体重も力も抜かれています。後ろ足が地面から離れた瞬間、後ろ足を空っぽにします。もう勁力は放たれていますから、後ろ足は用無しです。


追伸


ナンバー1よりオンリー1、なんて話しがあります。それは生物学的にはウソです。ナンバー1しか生き残れません。それではその他は自然淘汰されるのか? そんなことはありません。その他の生物は、棲み分けで生き残ります。生息地、食料、などを棲み分けします。つまり、自分の地でナンバー1になります。


それとはちょっと別の話になりますが、ダーウィンの自然淘汰説は間違いだと明らかになっています。


追伸2


体格、身体能力で劣っている場合、それでも闘う方法が心意六合拳にはあります。相手が一般論としての姿勢勁力を会得していても、闘う方法があります。もちろん推手や化勁ではありません。推手や化勁は稚拙な方法です。弱者の方法があります。もちろん訓練が必要です。そのままの自分では駄目です。「そのままの自分でいいんだよ」という理論や武術は全てウソです。


[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-29 12:05 | 姿勢勁力

力を伸ばす(姿勢を変えないで)

*力を入れると力が出ない。

*ではどうすればいいのか?

*それは、力を伸ばす、ことです。

*あれ? 適切な言葉がありました。それも日常的な言葉です。造語する必要もありませんでした。

*どうして今まで気付かなかったのか? それはフジマツが馬鹿だからです。申し訳ありません。馬鹿は治りません。

*ともかく、力を伸ばす、ことです。

*これは陳先生が見せてくれた、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮とみごとに合致します。心意六合拳の鷹爪=前腕前半の筋肉で指を伸ばすこと、とみごとに合致します。

*ところが、陳先生の見せてくれたのは、鶏歩から小さい弓歩になることです。武式太極拳の場合は、虚歩から小さい弓歩になります。すなわち、歩型が変化します。

*これでは、心意六合拳の鶏歩を説明できません。宋氏形意拳の六合歩を説明できません。

*鶏歩と六合歩の場合、歩型は全く変化しません。そのままで撃ちます。

*では、弓歩と鶏歩の違いとは何か? 弓歩と六合歩の違いは何か?

*弓歩では後ろ足が伸びています。鶏歩と六合歩では後ろ足が曲がっています。それだけの違いです。

*鶏歩と六合歩では、膝が伸びる過程がありません。ところが、弓歩で膝を伸ばすと失敗します。膝関節ではなく、裏側筋肉を伸ばすことが大切です。

*すなわち、弓歩を造る時、膝を無視する必要があります。

*鶏歩・六合歩でも、膝を無視する必要があります。膝を無視することが共通しています。

*ところが、鶏歩・六合歩で失敗する人は、膝を使ってしまいます。その結果、膝に体重を載せてしまいます。そして、膝を痛めます。

*どうしてこんなことになるのでしょうか?

*それは日頃、膝で歩いているからです。現代日本人の直立二足歩行とは、膝で歩くことです。だから歳取ると膝を悪くします。

*もちろん、膝だけでは歩けないので、太もも表側の大腿直筋に頼ります。膝プラス大腿直筋で歩きます。それがウォーキングです。

*根本的には、この膝プラス大腿直筋による歩行を変える必要があります。ウォーキングを止めてしまう必要があります。

*それが心意六合拳の鶏行歩です。

*鶏行歩は、前足の踏み込みを否定します。すなわち、前足膝を使ってはいけません。その結果、前足膝が伸びません。

*鶏行歩は、後ろ足の踏み込みを用います。この後ろ足の踏み込みこそ、裏側筋肉の伸張性収縮なのです。すなわち、後ろ足の膝を用いません。

*そのために、足首が折れ曲がります。すると指行性になります。鼠蹊部も折れ曲がります。そして、尻が収まります。

*これが鶏歩の正体です。六合歩の正体です。

*歩型が変わらない鶏歩と六合歩、とは膝が伸びないことです。これは実は弓歩と同じです。弓歩でも、姿勢勁力の場合、膝を用いません。裏側筋肉の伸張性収縮も共通しています。

*鶏歩と六合歩の内部運動は、鶏行歩に現れます。もちろん、膝と大腿直筋で歩かない鶏行歩です。推進力は、折れ曲がる足首による指行性です。そして、裏側筋肉の伸張性収縮です。

*姿勢を変えないで力を伸ばす、それが心意六合拳・鶏歩と宋氏形意拳・六合歩の正体です。

*こんなことは、生まれてからやったことがありません。そのために想像できません。フジマツは馬鹿ではないのか? 馬鹿なことは認めますが、姿勢を変えないで力を伸ばす、ことは現実に存在します。秘伝でも「気」でもありません。超能力でもないので、誰でもできます。4次元の話しでもありません。

*但し、日常生活には存在しません。存在する必要がありません。オカネにもなりません。勁力にだけはなります。

追伸

気とか、陰陽五行説とか、推手とか、タントウ(立禅) とか、洗脳されていると思います。勁力にならないものは捨てましょう。長年、推手とかタントウとかやって結局、勁力ができなかった人を私は知っています。可哀想だと思います。そんな武術人生は考えられません。みなさんはそうならないことを祈ります。

追伸2

気とか、陰陽五行説とか、推手とか、タントウ(立禅) とか、本当の勁力を教えないために考え出された方法と考えられます。しかし、それだけだと本当の勁力は失伝してしまいます。そこで、一人にだけは伝えます。それが、「一子相伝」の方法と考え方です。こうして細々と伝えられて来たのが姿勢勁力です。私は「一子」ではありませんが、宋氏形意拳と心意六合拳と武式太極拳を合わせて学ぶことによって、そのクイズを解いてしまいました。それは中国人にはできない方法です。外国人であるからこそ、できたことです。外国人=日本人であることが幸いしました。面白いものですね。でも、伝統武術思想や秘伝に縛られている日本人にはできません。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-28 08:19 | 姿勢勁力

本能違反の心意拳

*普通、ヒトはこけながら歩きます。しかし、それだと素の体重しか使えません。

*そこで、勢いを加えます。それが動作勁力です。いわゆる沈墜勁、震脚、十字勁、纏絲勁、開合、などのことです。これらは勢いを分類しただけのことです。そのために、心意六合拳を体当たりと誤解する人も現れます。それが心意六合拳の中国人先生だったりします。

*姿勢勁力は勢いを否定します。そのために、歩いて撃っても、止まって撃っても、結局は止まって撃っています。だから、心意六合拳の鶏行歩には勢いがありません。勢いがあるように見えるのは、目の錯覚です。

*心意六合拳にいわゆるパンチが無いのは、そのためです。そしてそのために、姿勢勁力に最も適しているのが心意六合拳となります。カラダ全部を使いますが、勢いは殺します。ここは理解が難しいところです。(走って撃つ心意六合拳とか形意拳とか、論外です。おやすみなさい) 

*今日、勢いで撃つ心意六合拳が多いのは、無知なだけです。そのほうが簡単、ということもあります。三ヶ月でできます。ガンガンやるだけです。

*しかし、勢いを否定する姿勢勁力は理解が難しい。それは、ヒトの本能に反するからです。本能違反の姿勢勁力です。

*ヒトは蹠行性(せきこうせい) の二足歩行です。しかし、姿勢勁力で求められるのは指行性の二足歩行です。それは無理があります。指行性の二足歩行は恐竜=鳥類です。もはやヒトではありません。

*そこで、足首が折り曲がります。それで指行性になります。さらに一本足時間を長くします。それがニワトリの指行性一本足です。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。

*鶏行歩は、前へ突っ込んではいけません。ところが、ヒトは毎日毎時、前へ突っ込んで歩いています。だから、鶏行歩はたいへん困難になります。どうしても、地面を蹴って前へ倒れ込みたいのが、ヒトの本能なのです。

*そこで、私は二種類の前段階鶏行歩を考えました。

その一・・・一歩毎に止まります。大きい鶏歩で止まります。そこで自分が前へ突っ込んでいないかどうか、チェックします。これはかなりもどかしいです。そして、辛いです。前へ行きたいのに行けない、みたいな感じです。かなり力を抜かないとできません。

その二・・・前足一本足状態で止まります。これを繰り返します。ニワトリの指行性一本足にかなり近くなります。

*これらができるようになったら、滑らかに鶏行歩します。

*通常ヒトは、地面を蹴り、前足の踏み込みで前進します。ビジネスマンの前足の踏み込みはかなり力強いものです。(お年寄りになると、前足の踏み込みは消えて、純粋にこけて歩くだけです。幼児も同様です。) 

*それを古拳譜風にいうと、後ろ足の踏み込みで身体を運びます。そのように改造します。そのために、前足の膝は伸びません。力も入りません。これが本能違反の鶏行歩です。

*後ろ足の踏み込みとは、後ろ足の足首が折れ曲がることです。すなわち、指行性になることてす。霊長類は蹠行性ですから、これは進化の道に反します。

*宋氏形意拳の六合歩は、姿勢勁力の下腿勁力トライアングルそのものです。

*ところが、宋氏形意拳の五行拳はかなり特殊です。心意六合拳の鶏行歩だけでは解決できません。

*五行拳には五行拳の事情があります。心意六合拳はパンチを捨てて、拳の問題を解決しました。拳と身体が簡単に一体化しました。ところが、五行拳はパンチではないけど、パンチみたいな要素があります。

*もちろん陰陽五行説は関係ありません。それはご隠居に任せます。五行拳には特有の訓練が必要となります。

*それが熊の基本功1号と2号です。最近、熊の1号の教え方が進歩しました。それが、引っ込む鎖骨です。五行拳も引っ込む鎖骨状態を維持して撃ちます。

*これで、胸、肩、上腕の力が抜けます。

*これが心意六合拳にも良い影響を与えます。純粋に鷹爪だけで撃つことになります。すなわち前腕前半の筋肉だけで撃ちます。

*また、体幹あるいは流行の言葉でいうと、軸を造ることができます。

*体幹とか軸とか、末端の筋肉から造ります。すなわち、下腿勁力トライアングルのヒラメ筋と、鷹爪の前腕前半の筋肉です。末端の筋肉から造るので、軸という言葉はあまり使いたくありません。

*それでもまだ宋氏形意拳・五行拳特有の撃ち方があります。これは心意六合拳よりもさらに力を抜く必要があります。心意六合拳では、そこまで求めていません。鶏行歩よりもさらに本能違反の五行拳です。

追伸

体育館を借りるのが難しいので、2月の無料ワークショップを二本立てにします。第一部は武式太極拳、第二部は宋氏形意拳・炮拳、とします。これはお得です。どちらでも、両方出てもかまいません。楽しいですよ~~

追伸2

勁力に失敗する傾向・・・筋肉を固めて動くと失敗します。ゆるめてしまいましょう。とりあえず、禅密功などいかがでしょうか。筋肉をゆるめて動きましょう。下腿三頭筋もゆるめます。寸勁は捨てましょう。鎖骨の下を引っ込めると、大胸筋の力が抜けます。そのまま動きます。撃つ時もそのままです。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-27 08:17 | 心意六合*形意

地面を蹴るのか? それとも?

*どうしてランニングやウォーキングでは姿勢勁力ができないのか? それは足首が折れ曲がらないからです。

*どうして推手や殴り合いでは姿勢勁力ができないのか? それは前のめりになり、足首が伸びてしまうからです。

*どうして馬歩や立禅では姿勢勁力ができないのか? それは足首が折れ曲がらないからです。

*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、などは後ろ足の足首が折れ曲がるのが出発点です。そこを外しては無意味です。

*足首が折れ曲がることによって、蹠行性から指行性になります。

*そして、体重を足首に降ろします。そのために力を抜きます。特に、肩と胸の力を抜きます。腰の力を抜きます。そのために尻を収めます。

*体重を足首に降ろすことによって、ヒラメ筋が覚醒します。これが姿勢勁力の要の筋肉となります。後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮が、ヒラメ筋から始まります。

*宋氏形意拳の六合歩は、下腿の勁力トライアングルをそのまま表現しています。

*もちろん、そんなことは誰も教えてくれません。そもそも、そんな表現は何処にもありません。

*下腿の勁力トライアングルはより深くなると、それに連れて大きな力を発揮します。

*浅くなると、勁力は消えてしまいます。だから深く足首が折れ曲がるようにします。

*しかし、それは無理矢理ではなく、体重によって折れ曲がるようにします。

*ところがヒトは地面を蹴って歩きます。地面を蹴るのは太ももの大腿直筋です。

*地面を蹴るのではなく、足首が折れ曲がります。これはヒトの本能的習慣に反します。だから不自然です。

*心意六合拳の鶏行歩は、不自然な歩き方になります。

*沈墜勁や震脚などの動作勁力が自然勁力なのに対し、姿勢勁力は不自然勁力となります。

*単純に低い姿勢になっても、無駄なことです。

*それでは、膝が折れ曲がってしまうからです。膝が折れ曲がると、膝に体重が降りて膝を痛めます。太極拳で膝を痛める原因です。

*膝ではなく、足首が折れ曲がります。すると、指行性になります。

*蹠行性のヒトは、低い姿勢になると、どうしても膝を折り曲げてしまいます。それしか選択肢がありません。

*だから指行性を理解する必要があります。

*しかし、ランニングは地面を蹴るジャンプ運動なので、使えません。指行性であっても使えません。

*選択肢は心意六合拳の鶏行歩しかありません。

関係ない追伸

山之口貘さんは沖縄の詩人です。「生活の柄」、も彼の詩です。貘さんの娘さんの手記によると、高田渡さんは勝手にメロディを付けて歌っていたようです。勝手に、というところが高田渡さんらしい。高田渡さんの、自転車に乗って、という歌があります。その自転車も、勝手に、となぎらけんいちさんがライブで話していました。世持桜さんの生活の柄も沖縄系イベントで歌って欲しいと思います。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-26 08:08 | 姿勢勁力

鶏行歩の取り扱い説明書

*「歩く鶏歩」が心意六合拳の鶏行歩です。

*しかし、歩くとなると様々な問題が生じます。それは鶏歩が歩くからです。

*鶏歩とはニワトリの歩型のことです。しかし、ヒトはニワトリではありません。ヒトは蹠行性(せきこうせい) の直立二足歩行です。ところがニワトリは指行性の一本足になります。

*始めから矛盾しています。心意六合拳と形意拳は動物武術ですから、始めからヒトとは矛盾している存在なのです。ですから、姿勢勁力とは不自然勁力となります。

*沈墜勁や震脚などの動作勁力は、ヒトの運動を拡大強化したものなので、自然勁力となります。

*この矛盾は、歩くことに顕著に現れます。

*ヒトはこけながら歩きます。しかし、ただこけるだけでは倒れてしまいます。

*そこで、地面を蹴ります。地面を蹴ってジャンプします。ジャンプしてこけます。それがヒトの歩き方です。ウォーキングもそうなっています。

*そのジャンプの部分を大きくするとランニングになります。さらにジャンプに都合良くすると、指行性のランニングになります。

*鶏行歩では地面を蹴りません。ジャンプしません。だから、身体が浮くことがありません。

*ところが、そのままでは倒れてしまいます。二足歩行では、こけながら歩くしかありません。四足歩行ならば、そんなことはありませんが。赤ちゃんのハイハイはこけません。しかし、ヒトの手と足の長さはかなり違うので、膝を付くことになります。(赤ちゃんはすぐにひっくり返りますが、こけているわけではありません。)

*鶏行歩はジャンプしないので、こけながら歩くと倒れてしまいます。

*そこで、足首だけがこけます。そのために、膝は伸びません。

*足首は折れ曲がります。足首は直立しません。すなわち、蹠行性になりません。指行性になります。

*折れ曲がった足首と足指の指行性だけでは、体重を支えきれません。そこで、足首に近いヒラメ筋が覚醒します。

*すると、下腿の勁力トライアグルが形成されます。これが姿勢勁力の根本となります。

*さらに、ニワトリに倣って、一本足時間を長くします。

*ヒトが歩く時、左右の足が交替するので一本足時間が生じます。しかし、勁力が発生するには短過ぎるので、これを長くします。すると、大きい鶏歩が発生します。正確には一本足なので、鶏歩ではありませんが。

*この一本足状態が勁力を発生させます。

*これを整理すると、ヒトはこけながら歩きます。倒れないために、地面を蹴ってジャンプします。

*鶏行歩もこけながら歩きます。しかし、倒れないために、足首だけがこけます。足首は横にこけると怪我しますが、前方へ折れ曲がるだけなら怪我しません。その結果、指行性になります。

*宋氏形意拳の六合歩は、変形の鶏歩です。未完成の鶏歩ともいえます。そのために、形成過程が明らかになります。メリットがあります。体幹の形成過程もあります。これはかなりのメリットです。

*心意六合拳の学習の前に宋氏形意拳を学習したことは、かなり運が良かったことになります。

追伸

寸勁の概念が最後の一押しを生み出し、さらに肩甲骨発勁を生じさせました。だから、寸勁の概念そのものを捨て去ればいいのです。というわけで、さようなら寸勁、ということになります。では何があるのか? それは鷹爪だけです。

追伸2

身体能力も頭脳も普通よりも劣っているフジマツでも、鶏行歩はできました。それは、前へ突っ込んではいけない、という鶏行歩の特性のためです。というわけで、前へ突っ込まない鶏行歩を練習しましょう。

関係ない追伸

シロクマさんが冷蔵庫と電子レンジをめぐんでくれたお陰で、生活が楽になりました。元気になりました。ありがとね。

追伸3

推手と立禅と馬歩はどうして姿勢勁力ができないのか? それは足首が折れ曲がらないからです。きわめて単純な理由です。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-25 08:07 | 姿勢勁力

寸勁も消えます

*はじめての4スタンス理論・・・誰だよ、こんな本送って来たのは? 厚い紙だからケツも拭けない。怒怒怒

4スタンス理論、使えないッス ス、ス、ス、

発行する価値ないだろ、こんな本とか、4タイプチェックとか、(豊田真弓子様風に)

*というわけで、やーめた。八方美人はやめろよ。あっ四方美人か? おつかれさまですう。

*でも付属のDVDを見てみた。死ぬほどつまらない。モデルのオネーサン、肩がガチガチです。コーチ のオッサンよりもひどい。姿勢勁力としては致命的欠陥です。もちろん、訓練によって治すべきです。

*四つのタイプは訓練によって変わることができると、私は考えます。虎鷹拳院では、がに股を修正します。蹠行性から隠れ指行性に修正します。体重を足首に降ろします。小指側エッジは使いません。親指側エッジだけ使います。

*でも、姿勢勁力の立ち方は、4タイプの中にはありません。だから、4スタンス理論と姿勢勁力は関係ありません。

*剣道をやっている人が体育館に来ました。心意六合拳の鷹爪がほとんどできそうです。剣道の小手の絞りが鷹爪に通じているようです。前腕前半筋肉の絞りです。

*いろいろやってみたけど、体重移動はあります。これ、人間の本能みたいです。これも訓練により消します。

*心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、の他に心意六合拳の鶏行歩をやってみました。始めは、前足一本足の鶏行歩です。次に、大きい鶏歩で一歩ずつ、の鶏行歩です。

*宋氏形意拳の熊の1号もやってみました。引っ込む鎖骨、が大切です。実際には鎖骨の下の部分が引っ込みます。そうすると、胸の力が完全に抜けます。

*これは効果あります。これで、心意六合拳の虎撲が、単把が、形意拳の馬形拳が、五行拳も、撃てるようになります。

*最後の一押し、も消えるようになります。寸勁も消えます。肩甲骨発勁も消えます。なにもしなくていいんです。なにかしてはいけません。それが姿勢勁力です。

追伸

月一コースがポチポチ来ます。忙しいあなたに最適な月一コース、おすすめです。いきなり勁力の造り方、教えます。秘密にしません。本当の含胸拔背教えます。立禅や推手は姿勢勁力造れないのでやりません。

お知らせ

10月30日(月) は平和台体育館の事情により、16時から練習します。よろしくお願いします。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-24 08:30 | 姿勢勁力

使えない4スタンス理論

*誰か知らない人から送られて来た、「はじめての4スタンス理論」廣戸聡一 著、というめっちゃ怪しい本。

4スタンス理論を知ると、アナタ本来の身体に適した動きかたになる。自分を好きになる。そして、心が広くなる。・・・正しく立つ 身体の軸を感じる 身体を解放する

なんて本の表紙にあります。

*これだけで、十分怪しい。「みんな違ってみんな美しい」、「世界に一つだけの花」、なんて流行の傾向です。これ、要するに大衆迎合主義のことです。

*大衆受けする理論で、商売しよう、という姿勢です。筋肉批判、骨理論、軸理論、なども大衆迎合主義がプンプン匂ってきます。

*骨とか軸とか、みなさん好きですよね。姿勢勁力は、鷹爪と指行性を重視しますので、骨理論にも軸理論にも無縁です。

*新しい全体主義理論というわけです。今の世の中の動きとも合致します。ポピュリズムともいいます。全体主義の運動姿勢版というわけです。そう考えると恐ろしい本です。(こんな捉え方をするのはフジマツ一人だけかもしれません。かなりの反発が予想されます。いつの世も先進的な人間は孤独なんです。なんちゃって)

*で、詳しい批判もする必要が無いのですが、その前に姿勢勁力の姿勢について再確認してみます。

*心意六合拳の弓歩、武式太極拳の弓歩では、足の親指側エッジを使います。小指側エッジは使いません。小指側エッジを使う武術のスタイルもあります。こちらのほうが主流と考えられます。

*後ろ足の小指側エッジを使うと、外側広筋と大腿直筋に直結します。これ、楊式太極拳や陳式太極拳のスタイルです。つまり、沈墜勁や震脚のスタイルです。ということは、形意拳や心意六合拳もこのスタイルが主流かもしれません。

*このスタイルは身体解放型ともいえます。身体が開きます。親指側エッジを使うと、身体は絞られます。(フジマツはデブだろうって? これ体形とは関係ありません。運動姿勢のことです。念のため)

*心意六合拳と形意拳の龍身・龍腰は身体を内側へ絞るためにあります。

*後ろ足の親指側エッジを使うと、身体は内側へ絞られます。すると、半腱半膜様筋から内転筋が膨らみます。

*これに、折れ曲がる足首が加わると、下腿の勁力トライアングルが形成されます。指行性になり、足指と趾球ー足首内側ーヒラメ筋による下腿勁力トライアングルです。これが大腿二頭筋へ繋がります。

*これはいいかえると、裏側筋肉の伸張性収縮のことです。弓歩だとわかりやすいのですが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩になると内部運動になってしまうので、わかりにくい。

*鶏歩、六合歩の内部運動には、一つのハードルがあるのではないか? と考えています。だから、弓歩では簡単なことも、鶏歩、六合歩では難しくなります。弓歩では発勁できても、鶏歩、六合歩では発勁できない、なんてことになります。

*そのハードルとは、体重を足首に降ろす、ことです。これはなかなか難しい。身体の力を抜いてゆるめる必要があります。上半身による体重の支え、大腿直筋による体重の負担、を減らす必要があります。

*しかし、ヒトは肩と胸が常に緊張しています。これは直立二足歩行の結果です。そして、大腿直筋がいつも緊張しています。これも直立二足歩行の結果です。なにしろ、初期人類(猿人) は、大腿直筋で直立したのですから。つまり、ヒトの本能に触れることになります。その分、困難になります。

*ところで、小指側エッジを使うと身体が開きます。つまり、程度の差はあるけど、がに股になります。現代日本人はほとんどがに股です。女性にもがに股が多い。

*がに股だと、内転筋がゆるんできます。すると、バランスが悪くなります。そのバランスを外側広筋で補強する結果となります。ますますがに股になります。

*心意六合拳の鶏行歩をがに股でやってはいけません。だから、鶏行歩はオカマ歩きとなります。私も心意六合拳を始めた頃はがに股でした。これは自覚症状がありません。無意識にやっています。

*形意拳の三体式(六合歩) は少し開いているので、がに股かどうかわかりません。これは、後ろ足の親指と膝の方向を一致させます。撃つ瞬間、足首はさらに折れ曲がります。ということで、がに股を克服します。

次回へ続く、かもしれません。

追伸

もしも姿勢勁力に軸があるのなら、それは手足の末端から造ります。鷹爪(前腕前半の筋肉) と指行性(ヒラメ筋)から造ります。

関係ない追伸

世持桜の初ワンマンライブへ台風の中、行ってきました。120人位来たようです。沖縄居酒屋ライブからはじめて、南青山のライブハウスまで来ました。素晴らしいです。桜さんの後輩(八重山高校伝統芸能部? ) による踊りも添えて華やかに。三歳から踊っているという男の子がプロ級でした。兄弟4人でまさかの"生活の柄"もよかった。高田渡さんとはがらりと違って明るく演奏していました。

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-23 08:08 | 姿勢勁力

腰を使わないという魔法

(昨日の体育館から)

*あまり役に立たないみなさん大好きの推手ですが、実は役に立たせる方法があります。

*それが、「腰を使わない」という方法です。

*腰を使うから、上半身と下半身が分裂してしまいます。

*もしも、腰を使わないと、手指と足指が直結します。すると、姿勢勁力が生まれます。

*もちろん、前提条件として心意六合拳の鷹爪で阻止線を張ります。

*これが、武式太極拳の推手の実態です。そして、宋氏形意拳の龍形基本功です。心意六合拳の熊吊膀(ゆうちょうぼう) です。

*どうですか? 腰を使わない、という魔法により、姿勢勁力に繋がります。

*実は、宋氏形意拳の龍形基本功でも腰を使う人がいます。心意六合拳の熊吊膀でも腰を使う中国の先生もいます。みなさん、本当のことを知りません。

*私は、「腰を使わない」ことを誰かから教わったことはありません。宋氏形意拳と心意六合拳の学習の中から、自然と理解できました。

*手指と足指を直結させるためには、手指と足指が覚醒している必要があります。

*手指の覚醒が、心意六合拳の鷹爪となります。足指の覚醒が、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、となります。

*これらのことに無知だと、鷹爪も、鶏歩も、六合歩も、失敗します。

*さらに問題があります。自分よりも強い相手に、無理して推手のルールで対抗する必要はありません。そんな、良い子でいる必要はありません。それではやられてしまいます。

*自分よりも強い相手には、悪い子になります。

*それが、心意六合拳の蛇撥草です。手を差し替えます。

*もう一つの方法が、心意六合拳の吊歩です。足を差し替えます。

*腰を使わない、から、心意六合拳と形意拳の称する龍身と龍腰を理解します。

*手は肩からではなく、脇腹の前鋸筋から生やします。それが龍身の意味です。

*体幹は、脇腹の前鋸筋から鼠蹊部へ向かって絞られます。それが龍腰の意味です。そのラインは鼠蹊部でクロスして内転筋へ繋がります。内転筋で、下腿勁力トライアングルと結合します。

*どうですか? 腰を使わないという魔法から、姿勢勁力へ発展する道が拓かれます。

追伸

誰かが「はじめての4スタンス理論」という難しい本を送ってきた。これを読んで感想を述べよ、ということらしい。今、「雨の自然誌」を読んでいるのですけど・・・で、ちらちら見た。筋肉批判、軸理論、骨理論、と今風の理論みたい。自然派です。不自然派のフジマツとは正反対です。ヒトは蹠行性だから指行性は不自然です。ヒトは動物としては不自然だから、自然派は嫌いなんですけど。でも世の中全部、自然派だからなあ・・・つまらないけど読んでみます。・・・宇宙人はロボットと合体しているそうですけど、ヒトもそのうちそうなると思います。すると、全ての理論は無くなりますね。アハハ

もしも4スタンス理論が正しいとなると、虎鷹拳院へ来る人は皆無となりますね。なにしろ、姿勢勁力は不自然勁力ですから。完全に絶滅します。アハハ

その前に、憲法改正して戦争国家になるそうです。そしてまた焼け野原になるでしょうね。その頃には私は死んでいるでしょうけど。焼け野原からまた再生するのかな? お疲れさまです。アハハ

[PR]
by tiger-hawk | 2017-10-22 08:34 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー