動物武術の虎鷹拳院日誌

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姿勢勁力の作製手順その一

*小保方さんがSTAP細胞の作製手順を公開したそうです。そこで、妄想家フジマツも姿勢勁力の作製手順を公開します。<姿勢勁力の作製手順その一>

<心意六合拳の指行性弓歩>

*普通の武術はヒト武術です。ヒト武術は蹠行性(せきこうせい) 勁力となっています。したがって、弓歩も蹠行性弓歩となります。後ろ足の踵はしっかりと着地しています。その結果、後ろ足の外側広筋と大腿直筋が主体となります。外側広筋主体ですから、その弓歩はやや開き気味となります。後ろ足の足指の方向と膝の方向は一致しています。

*(註) いわゆる発勁動作とはほとんど全て蹠行性勁力です。沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、など全て蹠行性勁力です。しかし、指行性勁力には発勁動作がありません。爆発しません。だから、静かな姿勢の勁力となります。最後は、前腕の鷹爪で撃ちます。蹴りの場合は、足首と下腿三頭筋で蹴ります。低い蹴りの捲地風と刮地風は趾球を当てます。やや高い蹴りは踵が当たります。前蹴りも横蹴りも後ろ蹴りも踵を当てます。どれも下腿三頭筋主体です。もちろん、膝の屈伸は用いません。

*心意六合拳は動物武術です。動物武術は指行性勁力となります。したがって、弓歩も指行性弓歩となります。後ろ足の踵は地面に触れているけれども、着地はしていません。趾球と足指で着地しています。(心意六合拳でも蹠行性勁力となっている傾向の流派もありますが、本稿では触れません。宋氏形意拳でも同様の対応を取ります。)

*指行性弓歩は、足首から下腿三頭筋、そして大腿二頭筋が内側へ入り正面を向きます。その結果、足指の方向と膝の方向が一致しません。膝はやや内側へ入ります。そして、両足の内転筋でバランスを取ります。結果、内転筋は緊張して膨らみます。

*ところが、体幹は脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞ります。そして、弓歩は順歩となりますから、体幹の方向と後ろ足の絞りの方向が逆となります。雑巾絞りの弓歩です。

*前鋸筋は緊張して膨らみます。同時に、腹横筋は左右横へ引っ張ります。結果、脇腹は膨らみます。腹の中央はやや凹みます。顎は少し引きます。背中は腹直筋で立てます。

*全てはこの指行性弓歩から始まります。心意六合拳の鶏歩も、宋氏形意拳の六合歩も、指行性弓歩の変化として捉えることができます。鶏歩は典型的な指行性となります。六合歩は隠れ指行性です。
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# by tiger-hawk | 2016-04-01 06:16 | 姿勢勁力

閉じられた勁力

*心意六合拳と宋氏形意拳の勁力の根本は、後ろ足の下腿三頭筋に体重を落とすことです。これはいわゆる沈墜勁とは違います。

*それは、立ち方の問題だからです。発勁動作ではありません。慣れて来ると、棒立ちでも撃てます。棒立ちでも、下腿三頭筋に体重が落ちているのです。つまり、常の状態=常態、ということです。だから爆発するような勁力は、動物武術にはありません。

*同様に、体幹の絞りとは纏絲勁のことではありません。纏絲勁は足下から腕へ勁力を伝える図が有名ですが、心意六合拳と宋氏形意拳には勁力の伝達という概念がありません。

*つまり、勁道の概念はありません。勁道ではなく、勁力の身体=勁体を造ります。これが心意六合拳のいうところの「渾身拳」となります。拳=渾身、という関係性です。

*渾身拳のために、体幹を絞ります。これは、心意六合拳の弓歩が典型的です。下半身は、正面へ向かうように絞ります。足首から下腿三頭筋、そして大腿二頭筋へと絞ります。すると鼠蹊部が開くことはありません。鼠蹊部は閉じられます。

*そして、上半身は半身になるように絞ります。これを普通は、肩と胸を使ってしまいます。それが間違いの元です。

*肩と胸ではなく、腹横筋と前鋸筋で半身となります。順歩の半身も逆歩の半身も、腹横筋と前鋸筋で造ります。

*弓歩の半身は順歩となります。すると、絞りの方向が、下半身と上半身で逆方向となります。まるで、雑巾を絞るようです。

*ところで、昨日、翻子拳を習いたいとの見学者が来ました。私は翻子拳の専門ではありませんが、希望があれば教えます。あまり得意ではありませんけど。

*翻子拳は、身体がうねるように動きます。これは、体幹のうねりです。こちらのほうが龍身の言葉そのものです。大きな龍が空中を泳ぐようです。体幹の絞りとは、全く違います。

*この体幹のうねりは、劈卦拳から来ています。馬家の翻子拳も八極拳も劈卦拳でできています。劈卦拳といえば、沖縄の天才・古謝先生です。まさに龍のように体幹がうねります。私にはとても無理です。才能が違います。(劈卦拳は全身が疲れます。それは体幹のうねりから来ています。心意六合拳は体幹の絞りなので、それほど疲れません。劈卦拳よりも楽です。)

*体幹の絞りについては、最近自分の教え方が進歩したので、昨日の見学者さんも、すぐに心意六合拳・弓歩で勁力が出ていました。本人の性格も素直だったので、教えるのは楽でした。腕力を使わずに、楽々と目の前の相手を押していました。フニャフニャでも押せます。

*実はこれが、宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳となります。実際に撃つ時は、これに前腕の鷹爪を加えます。すると、強いコブシが造られます。でも、上腕と肩はフニャフニャです。なお、他の形意拳・崩拳については、知りません。私の守備範囲ではありません。

*指行性勁力は立ち方の問題ですから、常態の勁力です。沈墜勁などの発勁動作ではありません。

*動物武術の体幹の絞りは、纏絲勁とは違います。体幹の絞りが心意六合拳の渾身拳となります。そして、劈卦拳の体幹のうねりとは全く違います。体幹の絞りは、とても地味です。見ても解りません。それは閉じられた勁力だからです。
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# by tiger-hawk | 2016-03-31 05:34 | 姿勢勁力

後ろ足はなにもしません

*姿勢の勁力の根本は、後ろ足の下腿三頭筋に体重を落とすことです。結果的に足首は折り曲げられます。たったそれだけです。それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*ということは、後ろ足は何もしません。全く何もしません。ここが、後ろ足勁力のネーミングの失敗でした。後ろ足は立っているだけ、なのです。

*体重を下腿三頭筋に落とすだけで、勁力が発生します。落とし物発勁? なんです。立つ我慢は必要ですが、それだけです。というわけで、爆発もしません。突然の発勁もありません。勁力は常に存在しています。

*心意六合拳の鶏行歩は鶏歩の延長です。鶏行歩も立っているだけなのです。立っているだけなのですが、左右の足が交替するのです。ただ、それだけです。それが、心意六合拳の吊歩です。

*つまり、吊歩が大きくなったのが鶏行歩となります。後ろ足は積極的に動かないのです。なんにも仕事しないんです。やる気ありません(笑) 。もちろん、沈墜勁とか震脚とかとも無関係です。

*怠け者の後ろ足です。一生懸命にがんばる人は、何かやろうとして地面を蹴ってしまいます。真面目な人は失敗してしまうのが、鶏行歩なんです。私の場合は不真面目なので成功しました。真面目な人の場合は考え方を変える必要があります。

*何かやるのは、前腕の筋肉=鷹爪だけです。

*ということは、反射神経と身体能力に支配された格闘技やスポーツの世界とは無縁です。

*それは、地に呪われた世界だからです。(立て、地に呪われた者たちよ) だから、華やかなショースポーツ=表演武術とも無縁です。

*そして、秘伝と伝統思想に呪縛された伝統武術の世界とも無縁です。おどろおどろしい秘伝の物語は、朽ち果てた廃墟の屋敷や寺院から始まります。

*姿勢の勁力の練習は、鶏歩・弓歩・六合歩で立つことです。そして、平起平落の鉄牛耕地をすることです。できれば、一本足でやりましょう。それは、ニワトリの一本足時間、すなわち心意六合拳の鶏行歩に繋がります。

*体重移動しない姿勢の勁力は、宋氏形意拳の崩拳で気がつきました。崩拳(五行拳) は、姿勢が全く変化しないで撃ちます。六合歩そのままで撃ちます。楽なもんです。後ろ足は立っているだけです。撃つことに関与しません。しらんぷりです。

*そして、心意六合拳の収勢=挑領・鷹捉・虎撲で気がつきました。挑領・鷹捉・虎撲は、後ろ足の下腿三頭筋に体重が落ちたまま撃ちます。地面を蹴ることもありません。

*典型的なのが虎撲です。その弓歩は既に完成されています。完成形の弓歩から撃ちます。そのまま、前腕の鷹爪だけで撃ちます。後ろ足は全くなにもしません。冷たいもんです。

*もちろん、教えていないのに、地面を蹴る人もいました。地面を蹴ってはいけないよ、と注意してもその人は蹴り続けました。そして、虎鷹拳院から消えていきました。真面目な人なんです。それは、その人の選択です。それ以上は関与できません。

*私は、反射神経が鈍くて、身体能力も劣っていました。だから、姿勢の勁力に出会ったのは必然でした。その運命だったのです。それ以外に選択肢はありませんでした。偶然なのか? 動物の精霊の導きなのか? 知る由もありませんが・・・

*世の中には反射神経を磨く武術流派もあるらしいですが、凡人には無駄な努力です。反射神経も身体能力も、生まれ持ったものです。ちょっとだけ進歩しても、すぐに限界が来ます。誰もが一流のスポーツ選手には成れません。自分の能力を知るべきです。もちろん才能のある人はやるべきでしょう。

*しかし、姿勢の勁力では、習慣の変革を求められます。

*肩と胸の代わりに、前鋸筋と腹横筋を用います。

*開いた身体から、閉じた身体へ変ります。すなわち、体幹を絞ります。前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞ります。開いた半身から、閉じた半身へ変ります。それが、形意拳と心意六合拳の称するところの龍腰です。(整体の先生は龍腰のネーミングに問題あり、と指摘していましたが。ウフフ)

*それが宋氏形意拳の熊の1号です。あるいは心意六合拳の熊吊膀と龍形挿把です。

*蹠行性ウォークから指行性ウォークへ変ります。

*指は前腕の筋肉で遠隔操作します。それが心意六合拳の鷹爪です。最後は前腕の鷹爪だけで撃ちます。

*習慣の変革には、頭の切り替えが必要です。がんばるのではなく、意識を変えます。

*そして知ります。後ろ足はなにもしません。立っているだけです。
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# by tiger-hawk | 2016-03-30 05:59 | 姿勢勁力

ヘンテコな才能

*私は身体能力が低い。人並み以下です。反射神経も鈍い。人並み以下です。筋力も貧弱です。頭も馬鹿です。だから、格闘技の才能も武術の素質もありません。

*しかし、宋氏形意拳の隠された静かな勁力を明らかにしてしまいました。心意六合拳の姿勢の勁力を身につけてしまいました。結果的に、沈墜勁などの発勁動作は要らなくなりました。

*宋氏形意拳と心意六合拳の本質を獲得してしまいました。ですから、普通にいうところの才能はありませんが、ヘンテコな才能はあったというべきでしょう。それを認めます。もう年取ったから、正直に認めます。

*宋氏形意拳の熊の1号は、すぐにできるようになりました。心意六合拳の鶏行歩もできてしまいました。だから、人の気持ちが解りませんでした。申し訳ありません。

*しかも、先生に詳細には習ったことありません。自分で考えました。習ったところで私の拙い中国語では理解できなかったことでしょう。そして決定的なのは、中国にはそんな理論はありませんでした。私がこのblog で明らかにしたような理論は、中国にも日本にもありません。世界にもたぶんありません。

*古拳譜にも書いてありません。紙背を見抜くことが必要です。言葉の裏を知ることです。中国では誰も教えてはくれません。だから秘伝といいます。秘伝の裏には何もありません。箱を開けてみたら空っぽです。レンガが一個入っています(笑) 。

*だから、私には武術の才能が無かったけれど、ヘンテコな才能はありました。それは、本質を見抜く才能です。

*上海のモスクで演武させられた時、わざと力を抜いてやりました。その頃は勁力が無かったし、力を入れてごまかすのもイヤでした。それで、心意六合拳の師匠にボロクソに叱られました。「お前のはそれでも武術か ! 踊り以下だ ! 」と師匠は怒り心頭でした。

*でもその時は勁力無いのですから、何を言われても平気でした。無理に力を込めても、撃てないのですから。力でごまかしても無意味です。

*勁力を身につけてからは、迫力を出さないようにしました。迫力も勢いも、本質的には勁力とは無関係だと気がついていたからです。だから笑われても平気です。性格が悪い? のでしょうか?

*中国にも勁力が無いのに、勢いや腕力でごまかしている先生が少なくありません。本人も気がついていないのでしょう。でも私には一瞬で見分けられます。だからといって、直接には指摘はしません。面子を傷つけたら恨まれてしまいます。中国流にやればいいのです。「素晴らしい」と言えばいいのです。

*勁力でなくても、暴力心意六合拳でもそれなりにケンカには使えます。殴られたら痛いです。自分には必要ありませんけど。

*ちょっとでも縁のあった人には、姿勢の勁力を身につけて欲しいと希望しています。最初から否定するために来た見学者さんは、縁が無かったということですけど。

*静かな姿勢の勁力には、迫力も勢いも要りません。だから、見ても解りません。だから、私と接触しないと解りません。接触する機会があっても、最初から否定するつもりの人には何も見えません。

*これはいわゆる太極拳のリラックスとは違います。普通の太極拳は力が抜けているようですが、実は肩に力が入っています。本人も気がついていませんけど。これは直立二足歩行のヒトの宿命なのです。動物武術は動物の生態に学んだので、ヒトの習性から逃れられたのです。

*私には格闘技や武術の才能が欠落していましたが、ヘンテコな才能はありました。だから、今は噛み砕いて教えています。

*反射神経や身体能力に優れた人は、それを生かした格闘技や武術がいいです。それは持って生まれた特質です。鍛えてどうなるものでもありません。誰でも一流のプロ・スポーツ選手になれるものでもありません。

*反射神経や身体能力が人並みの人は、姿勢の勁力がおすすめです。なにしろ凡人の私でもできましたから。ただし、本質を見抜くことに注意してください。
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# by tiger-hawk | 2016-03-29 00:18 | 姿勢勁力

固定観念を捨てます

*私は宋氏形意拳と心意六合拳の学習の中から、体重を勁力に変換する方法を再発見しました。それは、たいへんなことのようですが、実は大したことはありません。

*現実を受け入れただけです。私は反射神経が鈍く、頭も悪い。だから、人に簡単に騙されます。もちろん、身体能力も低い。となると、格闘技の才能はありません。

*というわけで、勁力の獲得を目指しました。勁力で撃てなければ、どうしようもありませんでした。普通に闘ったのでは、絶対に勝てません。反射神経を鍛えたところで、それは生まれつきのものです。どうしようもありません。(反射神経に頼らないで闘う方法が、心意六合拳には存在しています。後に知ったのですが。)

*宋氏形意拳を学んだ時、沈墜勁も十字勁も纏絲勁も震脚もありませんでした。宋氏形意拳は「静」だと教わりました。つまり、なんにもありません。

*あるのは、六合歩(三体式) と、龍形基本功、熊の1号・2号だけでした。素材はこれだけです。つまり、発勁動作がありません。

*いわゆる秘伝なんてものは、はったりです。まあ、嘘っぱちです。そんなものを期待しても無駄です。せいぜい、戦術的コツです。戦略的問題を解決するものではありません。

*心意六合拳を学習してみて、原点は鶏歩だと解りました。それは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を落とすことでした。すると、宋氏形意拳の六合歩も氷解しました。勁力は、後ろ足の下腿三頭筋に体重を落とすだけで発生します。なんて単純なんでしょうか ! 秘伝は何処? だからありませんから、そんなもん。犬のクソみたいなもんです。

*しかし、邪魔をするものがあります。いわゆる固定観念です。発勁動作はあってしかるべきもの、体重移動はあるべきもの、地面は蹴るべきもの、といった固定観念です。

*姿勢の勁力には、発勁動作がありません。もし発勁動作を導入してしまうと、姿勢が崩れてしまいます。体重移動を導入してしまうと、地面を蹴ってしまうと、同様に姿勢が崩れてしまいます。つまり、迫力や勢いは必要ありません。

*鶏歩をやっていても、地面を無意識に蹴る人がいます。もう習慣化しているのです。自分の体重に全てを任せてしまいます。逆らってはいけません。全てを神様に委ねます。ウフフ、じゃなくて、全てを自分の体重に委ねます。加工はしてはいけません。体重を衝撃や勢いで増やしてはいけません。ありのままの自分の体重で十分なのです。

*そして最後は、前腕の鷹爪だけで撃ちます。すると、姿勢が崩れてしまうことはありません。この前腕の筋肉は前鋸筋と直結させます。上腕の筋肉も肩もスルーしてしまいます。ここはたいへん重要です。

*どうしても肩を使ってしまう人がいます。肩を使わない発勁なんて、絶対に信じられないのです。意識の最下部で、妄想家フジマツの言うことが受け入れられません。ところが、初心者でも素直な人は、すぐに勁力が出ます。

*頑固な人は、どうしても肩を使ってしまいます。性格が直に現れます。いい人とか悪い人とか、関係ありません。頑固なのか、素直なのか、だけです。これは意識の最下部に潜んでいる問題なので、見ても解りません。長い期間付き合っても、解らないものです。

*でも練習で相手を押してもらうと、一瞬で解ります。ああ、肩を使っているなあ、この人は頑固なんだな、と解ります。頑固な人は真面目です。素直な人も真面目なんですが。私はひねくれ者なんですが、武術にだけは素直でした。それは自分に才能が無いことを理解していたからです。

*才能が無くても、反射神経や秘伝に頼らなくても、姿勢の勁力は誰にでもできます。それは、現実を受け入れるだけです。固定観念を捨てるだけです。もちろんプライドも捨てます。

*肩を使う人は、本当に残念です。地面を蹴る人も、本当に残念です。固定観念を捨てるのは、自分自身なので、最終局面では私は無力です。

*肩を使う人には、後ろから両脇腹を叩いてあげます。すると、肩を使わずに前にいる相手を押すことができます。それでも、一人でやらせてみると、やはり肩を使ってしまいます。

*これは鉄牛耕地からも修正できます。腕立て伏せは肩と胸を使います。鉄牛耕地は、前腕と前鋸筋と腹横筋を使います。肩と胸の代わりに前鋸筋と腹横筋を使います。

*そのために、意識集中します。才能は無くても、意識で補うことができます。勁力の邪魔をするのは、固定観念やプライドです。
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# by tiger-hawk | 2016-03-28 05:24 | 姿勢勁力

防御も攻撃も体幹の絞り

(昨日の体育館から)

*体幹は雑巾のように絞れ ! ・・・心意六合拳の猴縮身の防御=猴抱頭(サルが頭を抱える) をやってみました。

*そこから、パンチングミットでサルパンチの練習をしてみました。平行立ちから変形鶏歩になり、左右へ撃ちます。もちろん、下腿三頭筋に体重を積載します。

*防御も攻撃も体幹の絞りです。肩も胸も使わず、前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって絞ります。これが、形意拳と心意六合拳がいうところの龍腰です。龍=ワニ=爬虫類の体幹です。(これは妄想家フジマツが解明しました。)

*みんなまだ絞りが不十分なので、心意六合拳の龍形挿把をやってみました。

*体幹の絞りで、身体と勁力が凝縮します。そして、凝縮したまま前腕の鷹爪で撃ちます。

*この凝縮を心意六合拳では縮身と称します。縮身とは体幹の絞りのことです。

*典型的なのが、心意六合拳の弓歩です。

*後ろ足は、足首と下腿三頭筋から太もも裏=大腿二頭筋を内側へ絞ります。

*体幹は前鋸筋から鼠蹊部へ向かって、後ろ足とは反対側へ絞ります。後ろ足と体幹は、絞りの方向が逆となります。

*こうして、身体は凝縮されます。勁力は内側へ集まります。そのまま鷹爪で撃ちます。

*心意六合拳では、体幹の絞りを完成させてから撃ちます。宋氏形意拳では、体幹の絞りの過程があります。だから、宋氏形意拳の六合歩は体幹の絞りが未完成です。心意六合拳の鶏歩では、体幹の絞りが完成しています。

*心意六合拳のほうが単純となっています。

*宋氏形意拳の熊の1号は、体幹の絞りの過程を学ぶことになります。もちろん、腹横筋は横へ張ります。前鋸筋は収縮して膨らみます。・・・すると、前鋸筋と腹斜筋が繋がります。(これはちくわさんが指摘していました。でも、意識しなくても繋がります。)

*この前鋸筋は鉄牛耕地で造ります。肩を使わず、肩の代わりに前鋸筋を用います。すると、肩が落ちてきます。肩のハンガーが取れます。そして、前鋸筋と前腕が直結します。ここが大切です。

*防御も攻撃も体幹の絞りです。身体を凝縮させます。これが、心意六合拳のいうところの渾身拳・周身功となります。
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# by tiger-hawk | 2016-03-27 04:07 | 心意六合*形意

伝統思想を捨てて動物の生態に学びます

*姿勢を造れば、勁力が発生します。しかし、そんな話しはちょっと信じられません。

*そもそも動作が無ければ運動は発生しません。だから、発勁動作が必要となります。体重移動が必要となります。その体重移動が姿勢の勁力を殺します。

*常識的には、沈墜勁、十字勁、纏絲勁、震脚、開合、などの発勁動作が必要となります。

*もちろん、姿勢の勁力にも動作は存在します。発勁動作ではありませんけど。

*その動作とは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することなのです。 これで勁力が発生します。これが体重移動してしまうと、他に移動してしまいます。結果、下腿三頭筋は空っぽになります。これが、姿勢の勁力の死です。

*それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩の本質です。宋氏形意拳の六合歩の本質です。

*そのために、足首は折り曲がります。結果的に指行性となります。

*しかし、指行性になれば勁力が発生するわけではありません。

*ランニングは指行性で地面を蹴ります。ウォーキングは蹠行性で地面を蹴ります。

*心意六合拳の鶏行歩は、指行性で地面を蹴りません。左右の足が交替するだけです。その時の一本足時間を大切にします。それがニワトリの一本足時間となります。その足は指行性です。

*地面を蹴ることが、発勁動作に繋がります。というか、発勁動作そのものです。地面を蹴ることが、姿勢の崩壊に直結します。

*姿勢の勁力は、地面を蹴らないことから始まります。だから、ニワトリの一本足時間なのです。

*そして、最後は前腕の鷹爪で撃ちます。これによって、姿勢の崩壊はあり得ません。(但し、最後まで肩を使わないことが大切です。肩で当たる時も、肩を使いません。それが心意六合拳の熊吊膀です。そして、宋氏形意拳の熊の1号です。)

*もしも、姿勢の勁力が存在しないのなら、辛い鶏歩や六合歩(三体式) をやる必然性がありません。

*鶏歩や六合歩で立って、辛い思いをする必要は全くありません。無意味な練習です。鶏歩や六合歩の存在理由は、姿勢の勁力があればこそ、なのです。

*それが心意六合拳や宋氏形意拳の存在理由なのです。もし、発勁動作が欲しいのならば、他の武術流派を練習すればいいのです。心意六合拳や宋氏形意拳を練習する必要はありません。

*この辺りの問題は、中国でも整理されていません。今のところ、日本の虎鷹拳院が最も進歩的なのです。中国でも日本でも、使い道の無い伝統思想が邪魔をしています。

*心意六合拳には、素朴な動物生態論がありました。これが救いの道でした。回族はイスラームを信仰する少数民族です。そのために漢族の伝統思想に犯されることがありませんでした。その伝統思想とは儒教です。(漢族に伝わった心意六合拳には、余計な伝統思想が導入されたようです。)

*中国の伝統思想を捨てて、動物の生態に学びます。

*ついでに、中国武術の共同幻想も捨ててしまいます。中国武術という武術流派は存在していません。中国武術は幻想です。中国武術とは、1970年代に中国共産党政府によって政策として作られました。それは全国武術比賽(全中国武術表演大会) として具現化しました。

*国家も共同幻想ですが、権力の裏付けがあります。それは、直接には暴力装置としての警察と軍隊です。警察は国内向け、軍隊は国外向けの暴力装置です。しかし、中国武術には暴力装置が存在していません。武術権力はあっても、とても曖昧な存在です。だから参加しなければ、無視できます。

*日本における中国武術の共同幻想は、中国武術雑誌によって作られました。ところが、今やその中国武術雑誌も存在していません。共同幻想の立つ所も無くなりました。
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# by tiger-hawk | 2016-03-26 04:21 | 心意六合*形意

構造は龍形基本功

*動物武術の構造は、宋氏形意拳の龍形基本功です。

*その両腕を広げたポーズが、身体の根本構造となります。

*その両腕の外側と背中に一本の張りを造ります。

*両腕が狭まれば、形意拳の虎形拳となります。心意六合拳の虎撲となります。(太極拳の双按となります。)

*両掌を両拳にすれば、心意六合拳と形意拳の馬形拳となります。馬形拳は、片拳を前にしたものもありますが、それは、両拳の位置がズレているだけで、両腕と背中の張りは同じです。

*同様に、両掌を片掌にしても、両腕と背中の張りは同じです。それは心意六合拳の猴形単把となります。搖閂把となります。宋氏形意拳の劈拳となります。(太極拳のロウシツヨウホとなります。)

*ということは、龍形基本功は宋氏形意拳の六合歩(三体式) の腕形となります。そして、心意六合拳の鶏歩の腕形となります。

*いわゆる中国拳法では、胸を縮めて張りを造ります。これを含胸拔背と称します。これは間違いです。胸を縮めてはいけません。胸を縮めるにせよ、広げるにせよ、大胸筋を使ってはいけません。

*拳を正中線に沿って出してはいけません。とても弱い構造となります。形意拳の崩拳は、見た目、正中線に従っているようですが、それは錯覚です。実は、体幹が一つになって動いているだけです。

*両手をまっすぐに前に出してみましょう。その両手の指先を身体の前で合わせてみます。それが拳の軌道となります。それが人体の構造だからです。

*拳を正中線に沿って出すことは、人体の構造に反します。

*拳は身体の中心から出すのではなく、身体の中心へ向かうのです。

*それだけだと弱いので、体幹の絞りを用います。脇腹の前鋸筋から反対側の鼠蹊部へ向かって切り込みます。体幹の絞りは、左右の両線となります。これが、いわゆる龍腰・龍身ということになります。

*体幹の絞りについて無知だと、身体は開いてしまいます。動物武術に開合は存在しません。常に体幹の絞りを用います。

*体幹の絞りについて無知だと、心意六合拳の起勢は、鶏歩は、肩と胸を用いて開いてしまいます。熊吊膀は両手を振り回す結果となります。

*拳を腕の伸縮で成立させるのではなく、拳の構造で成立させるのです。掌も同様です。つまり、拳も掌も、龍形基本功の腕形となります。

*打撃は、身体の構造で撃ちます。その構造とは、龍形基本功のことです。

*胸を縮めるのではなく、胸を広げるのでもなく、胸は用いません。同様に、肩は用いません。

*胸と肩の代わりに、前鋸筋を用います。腹横筋を用います。それが強い構造を造ります。その強い構造で撃つのです。拳や掌で撃つわけではありません。肩で撃つわけではありません。

*この構造を、心意六合拳の一本足の平起平落鉄牛耕地で強化します。

*腕立て伏せでは、肩が出てしまいます。肩が出てしまうとは、大胸筋を使っているということです。たとえ、両手を狭めても同じ構造となります。つまり、効果が無いばかりでなく弊害があります。腕立て伏せは止めましょう。
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# by tiger-hawk | 2016-03-25 02:14 | 心意六合*形意

原点は熊の1号

*動物武術の原点は、宋氏形意拳の熊の1号です。

*熊の1号は、崩拳の原点です。崩拳は五行拳の原点です。つまり、熊の1号は、様々な拳と掌と技の原点です。(この辺り、宋氏形意拳の公式見解とは違うかもしれません。私の独断と偏見ですから。)

*そして後に、熊の1号は心意六合拳の熊吊膀と同じだと気付きました。すると、熊吊膀の間違いやすい点にも気付きました。それは、肩が体幹から分離してしまうことです。

*熊の1号は、宋光華先生に初めて会ったその日に見せてもらいました。ガツンと撃たれただけですけど。翌日の早朝、一人で見よう見まねで練習していました。すると、起きて来た宋光華先生がゆっくりとやって見せてくれました。習ったのはそれだけです。正味5分位かな。

*それから一人で練習を続けてきました。最近はちょっとアレンジして、体幹の絞りを完全にしました。

*熊の1号は、教えてみると、肩が勝手に動いてしまうようです。そのために、教えることが困難です。(私はすぐにできてしまったため、人の気持ちが理解できませんでした。申し訳ありません。)

*これは、ヒトの習慣性の問題のようです。ヒトは直立二足歩行ですから、腕と肩は地面から解放されました。同時に、腕と肩は体幹から分離しました。

*熊の1号は、分離した腕と肩を、もう一度、体幹に戻すことを要求しています。

*そして、全ての拳と掌と肘と腕と肩を、体幹の支配下に置くことを要求しています。

*その体幹は、二本の横軸と一本の縦軸で構築されています。

*二本の横軸は、前鋸筋と腹横筋です。一本の縦軸は、腹直筋です。

*それを背中の僧帽筋が援護します。それが、牛の字形の体幹となります。

*その始まりが、熊の1号なのです。

*しかし、ほとんどの人は、肩が暴走してしまいます。体幹から肩が分離してしまいます。

*これが、姿勢の勁力を阻害します。姿勢の勁力は、最後は前腕だけで撃ちます。それが、姿勢の崩壊を防ぎます。これが、心意六合拳の鷹爪の拳理です。

*ところが、多くの人は、肩で撃ってしまいます。肩を使ってしまいます。見てみると、肩が詰まっています。そのために、姿勢の勁力が死んでしまいます。

*熊の1号の失敗も、肩を使ってしまうことによります。心意六合拳の熊吊膀の失敗も、肩を使ってしまうことによります。

*熊吊膀は肩を当てますが、肩を使ってはいけません。

*当たる所は肩なのですが、実は体幹が一体となって当たります。

*これが、拳にも掌にも肘にも腕にも適用されます。当たる所は、拳であったり掌であったり、肘であったり腕であったりするのですが、実は体幹が当たるのです。

*これが、心意六合拳は体当たり、と誤解されるところとなります。その誤解している中国の先生も、肩が体幹から分離しています。不幸の上に不幸が重なります。

*幸いにして、宋氏形意拳の熊の1号がありました。偶然なのか、熊の精霊のご加護なのか、知る由もありませんが。

*熊の1号により、肩と腕が体幹に戻ります。肩と腕は、体幹と一体化します。
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# by tiger-hawk | 2016-03-23 05:11 | 心意六合*形意

三カ所折れ

*姿勢の勁力の根本は指行性勁力です。では、その指行性勁力は、どのようにしたら発生するのでしょうか? 

*それは、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することによって発生します。

*それが、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩の根っことなります。

*なんて単純なのでしょうか。ハイ、アホのフジマツの考えたことなので、とても単純なんです。

*それは、"秘伝"なのでしょうか? いいえ、アホのフジマツが世界で初めて解明したことなのです。ですから、いわゆる"秘伝"ではありません。月刊"秘伝"にも載っていません。

*ただ、後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載することだけです。だから、沈墜勁・十字勁・纏絲勁・震脚、などの発勁動作は必要ありません。だから、静かな姿勢の発勁力、ということになります。

*ところが、とても単純なのですが、簡単ではありません。後ろ足の下腿三頭筋に体重を積載するためには、三つの要素が必要となります。

*それは、人体の三カ所を折り曲げることです。略して、三カ所折り、と称します。

*その一・・・鼠蹊部を折り曲げます。特に膀胱の辺りです。鼠蹊部を折り曲げると、尻を出す人がいます。それは間違いです。鼠蹊部を折り曲げるけれど、尻を出してはいけません。

*尻は収めます。そのために、腹横筋で尻を持ち上げます。腹横筋で尻を巻き上げるようにします。同時に、鼠蹊部を折り曲げます。鼠蹊部を伸ばしてはいけません。それはとても弱い姿勢となります。

*その二・・・後ろ足の膝の裏を折り曲げます。折り曲げるのは、膝の裏です。

*膝の表を折り曲げてはいけません。膝の表を折り曲げると、しゃがむ、結果となります。心意六合拳の鶏歩でも、しゃがむ、ことは可能です。それは、前のめり、にもなります。どちらも、下腿三頭筋は空っぽになります。勁力は発生しません。(心意六合拳の弓歩では、膝裏を折り曲げることはありませんが、伸ばしてはいけません。ですから膝の力を抜きます。) 

*その三・・・後ろ足の足首を折り曲げます。すると、下腿三頭筋に体重が積載されます。

*そのために、心意六合拳の鶏歩の踵は少し浮きます。しかし、浮き過ぎると、足首は伸びてしまいます。足首が伸びてしまうと、下腿三頭筋は空っぽとなります。太もも表=大腿直筋で立つ結果となります。すると、蹠行性(せきこうせい) となります。(ヒトは本来蹠行性なので、ヒト武術は蹠行性勁力となります。動物武術は指行性勁力です。)

*宋氏形意拳の六合歩の後ろ足踵は、地面と触れています。そのために、鶏歩よりもやわらかい足首を要求されます。

*歩く時、地面を蹴ると、足首は伸びてしまいます。すると、下腿三頭筋に体重が積載されることはありません。したがって、地面を蹴ってはいけません。だから、ランニングもウォーキングも、姿勢の勁力では採用されません。ランニングもウォーキングも、太もも表=大腿直筋で地面を蹴ります。

*地面を蹴らない心意六合拳の鶏行歩が、必要となります。(下腿三頭筋で地面を蹴る流派もあるようですが、どちらにせよ、地面を蹴ってはいけません。地面を蹴ると、下腿三頭筋に体重は積載されません。) 

*鶏行歩は鶏歩の延長なので、大きい鶏歩となります。すると、下腿三頭筋に加えて、太もも裏の大腿二頭筋も支えとして動員されます。
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# by tiger-hawk | 2016-03-21 05:35 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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