気と勁、なる特集をある雑誌がやったらしい。アホらしい企画ですが、気とは何か? 解説しておく。
気とは、古代戦争において、雲の流れを見て吉凶を占ったのが語源です。気の字の上部が雲の流れを表しています。つまり気とは占いのこと。
それが転じて、気持ち、気分、感情、を表現する言葉になりました。
日本では、気持ちから精神主義=根性論になります。いわゆる気合です。気合をひっくり返して合気になります。合気は幼稚な心理学のことです。気を合わし、そして騙すわけです。合気は騙しの術です。だから気とは詐欺師の屁です。
勁とは強い力のことです。気持ちだけあっても強い力には結び付きません。つまり、気と勁は無関係です。気と勁、なんて企画はくだらないものです。
ネット上に見る発勁は、ただの体重浴びせです。体重移動=重心移動しているだけです。くだらないものです。気なんて実在しないのだから当然です。
重心移動すると、勁力は消えてしまいます。根本的な勁力は、下腿に降ろした体重ですから。虎鷹拳院では、重心移動を徹底的に排除して訓練します。
そのための形意拳・三体式です。そのための心意六合拳・鶏歩です。イージーだろ!
根本的勁力を半腱半膜様筋・内転筋・大腿二頭筋で強化します。
重心移動しないから、勁力が無いと腕力だけになってしまいます。でも昔の先生は勁力を解説しないから、失伝してしまいます。
勁力はどうやって生まれるのか?
勁力は、後退する鼠蹊部・後退する足首・後退する前鋸筋、から生まれます。もはやヒトの姿勢ではありません。
すなわち、直立二足歩行からは勁力が生まれません。