動物武術の虎鷹拳院日誌

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一番大切な筋肉

*エキサイトニュースに、中年になったら鍛えたい筋肉、という記事がありました。

*見える筋肉も大切だから、胸筋を鍛えろ、とありました。たぶん、大胸筋のことだと思います。姿勢勁力としては、見える筋肉なんかどうでもいいので、記事の内容は無視して、動物武術の筋肉について整理してみます。

*なお、骨だ、気だ、とかいう武術世間の風潮には一切関わりません。姿勢勁力はあくまで筋肉にこだわります。

*骨は死んだら焼いてくれるので、拾ってくれます。気は死んだら煙となって、空へ登っていきます。南無阿弥陀仏・・・迷わず成仏して、悪霊と成らないでください。生きている悪霊もいますけど・・・ウフフ

*姿勢勁力にとって一番大切な筋肉とは何か?

*それは、前腕の筋肉と下腿三頭筋です。両方とも手足の先端と関係します。まさに、四足歩行動物の発想です。前腕の筋肉も下腿三頭筋も、攻撃と防御の最前線となります。

*最初の肩の問題も、最後の肩の問題も、前腕の筋肉の意識が弱いことから発生します。心意六合拳の鷹爪が弱いことから発生します。最初から最後まで、前腕の筋肉で撃ちます。肩を使ってはいけません。(肩甲骨発勁と腕立て伏せは最悪です。) 

*足首に近い下腿三頭筋は、姿勢勁力の根本となります。面白いことに、スポーツ・ジムで造った下腿三頭筋は役に立ちません。心意六合拳の鶏歩で造った下腿三頭筋が必要となります。

*心意六合拳・鶏歩で造る下腿三頭筋は、自分の体重だけで造ります。宋氏形意拳の六合歩も同様です。道具は要りません。体重で造った下腿三頭筋は、体重を勁力に変えてくれます。

*スポーツ・ジムで造った下腿三頭筋は、地面を蹴ってしまいます。すると、勁力は消えてしまいます。

*自分の体重で訓練すれば、スポーツ・ジムへ通う時間もオカネも要りません。タタミ一畳の空間があれば練習できます。え? 足の踏み場も無い? 部屋の掃除と整理をしてくださいね。私の部屋もかなり乱れていますけど。女性に縁が無くなると、だらしなくなります。どうもすいません。

*大切な筋肉は、前腕の筋肉と下腿三頭筋だけではありませんので、まとめてみます。

*上半身の筋肉・・・
前腕の筋肉、前鋸筋、腹横筋、僧帽筋、となります。

*前鋸筋が前腕の筋肉と直結します。腹横筋が身体全体のバランスの要です。僧帽筋は背中から支えます。

*下半身の筋肉・・・
下腿三頭筋、内転筋、大腿二頭筋、内側広筋、などです。内転筋が足全体のバランスを整えます。特に歩く時のバランスの要です。

*大腿二頭筋は下腿三頭筋と繋がって勁力の要となります。内側広筋は内転筋と繋がってバランスを保ちます。

*大腿直筋と外側広筋はついでに使ってしまうので、意識する必要はありません。

*下半身の筋肉は、心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩で造ります。その他、心意六合拳の鶏行歩と単把なども役に立ちます。

*上半身の筋肉は鉄牛耕地で造ります。腕立て伏せは止めましょう。

*最初は膝を付いた状態から始めます。肩甲骨が出ないようにします。肘を使わないようにします。

*慣れてきたら、両足を付いて鉄牛耕地の平起平落をします。

*慣れてきたら、一本足の鉄牛耕地をします。

*現在の私は、一本足の鉄牛耕地を、12回1セットで5セットやります。それ以上もできるのですが、翌日疲れが出る時もあります。それで今のところ、12回5セットにしています。ヘタレ・フジマツのことなので、みなさんはもっとできると思います。とりあえず、1回から始めてみましょう。

*ところで、心意六合拳の鶏形単把なんですが、吊歩で200回やってみたところ、約12分かかりました。かなりゆっくりとやってみました。というわけで、12分を目安に体育館でやってみます。これも一本足を明確に造ると足も鍛えられます。
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# by tiger-hawk | 2017-02-10 07:27 | 姿勢勁力

最後の肩を消す

*相手の体重や圧力を肩で受け止めてしまう場合があります。すると、勁力は死んでしまいます。

*しかしこの場合は、瞬間的に修正ができます。瞬間的に肩の力を抜きます。そこから、撃つ・押す、ことができます。

*この瞬間的な修正を繰り返していると、だんだんと肩に力が入らなくなります。

*もう一つの肩の問題があります。ある程度勁力が出ている人でも、最後に肩を使ってしまいます。すると、勁力は激減します。少しはありますけど。

*これは男性の性(さが) なのか? と考えていましたが、女性でもやります。

*どうしても最後に肩で撃ちたい、という潜在的欲求があるようです。

*これは直立したサルの本能的欲求ではないのか? と疑っています。(もちろん中国の先生でもやる人が少なくありません。)

*肩ではなく、脇腹の前鋸筋を使います。前鋸筋と腕を直結させます。

*最後まで前腕で撃つ、という命令を徹底させます。前腕で撃つとは、心意六合拳の鷹爪で撃つ、ということです。

*この「最後の肩」の問題はかなり深刻です。

*ちくわさんは、宋氏形意拳の崩拳で克服したそうです。

*でも崩拳に限らず、心意六合拳の馬形拳、宋氏形意拳の馬形拳、心意六合拳の単把などでも解決できると考えています。

*馬形拳の最後の小さい動作で撃つ要領です。それはコブシ一個分の距離です。拳は全てコブシ一個分の距離で撃ちます。もちろん、距離ゼロでも撃てるようになります。(すると、両手を前へ出してディフェンス・ゾーンを造ることができます。このディフェンス・ゾーンに入らせないようにします。化勁とか推手とか考える必要はありません。) 

*これ実は、足で撃ちます。足を瞬間的に使います。見た目では動いていませんが、ほんの少し動いています。つまり、体重移動がありません。

*心意六合拳・鶏歩の勁力、宋氏形意拳・六合歩の勁力、です。足は見た目は動いていません。

*肩の力を抜く方法は、心意六合拳の鶏形単把でもできると考えます。しかし、200回位撃ちます。

*心意六合拳の師匠からは、単把を毎日100回撃て、といわれました。これは、吊歩で足を入れ替えて撃ちます。

*でも100回ではすぐに終わってしまいます。200回位やると、だんだんと肩の力が抜けて来ると考えます。(やってみとる解りますが、とても気持ちいいです。腹の調子が良くなります。コツは一本足を明確に造ることです。) 

*とゔせ、みんな自宅ではやらないので、体育館でやらせるつもりです。(集合住宅では隣から叱られる場合があります。あるいは嫁さんから叱られます。) 

*ガチガチおじさんの場合、崩拳ではハードルが高過ぎます。見ていると最初から肩がガチガチで、岩のようです。とても見ていられません。アハハ (本場の宋氏形意拳でも、そんなおじさんがいますけど。) 

*単把では両手を使うので、少し改善されると考えます。少なくとも、構えている時は肩に力が入りません。

*心意六合拳・単把で、「最後の肩」を消しましょう。
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# by tiger-hawk | 2017-02-09 08:11 | 心意六合*形意

足首が折れ曲がる時

*武式太極拳は歩いているのか? 武式太極拳は歩いていません。

*それは、虚歩から弓歩へ変化するだけです。歩いていないので、姿勢勁力の入門に最適だと考えます。(だから太極拳はカウンター専門ともいわれます。)

*なぜなら、ヒトは歩くとどうしても浮いてしまうからです。(武式太極拳でも浮いている先生もいます。) 

*尻尾のないサルは四つん這いから直立しました。すると、重心がとても高くなりました。

*さらに、大腿直筋で地面を蹴って進みました。地面を蹴ると、浮き上がります。だから、今日のウォーキングもランニングも浮き上がっています。

*でも、浮き上がっているとやがて墜落します。それが現代日本人の歩き方です。浮き沈みを繰り返します。え? お前には浮いた話の一つも無い? ホットイテンカ ! あっきれいなオネーサン、帰らないでくださーい ! 

*恐竜=鳥類も二足歩行ですが、体幹が横になっているので、重心はかなり低くなります。(四足歩行の恐竜は二次的に発生しました。本来は二足歩行です。ヒトと比べると恐竜=鳥類は前へ倒れています。)

*武式太極拳が浮いているのか、浮いていないのか? 簡単に見分けられます。

*そして、沈墜勁や震脚を使う武術は、全て浮いています。浮いているから沈まなければなりません。

*たとえ、馬歩で低くなっても、大腿直筋で立っているので、浮いているのです。(それがヒトの自然な姿です。だから、動的勁力は自然な勁力です。反対に静的勁力は不自然な勁力です。) 

*高く見えても下腿三頭筋で立っていると、浮いていません。下腿三頭筋は足首の近くにあるからです。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩です。(鶏歩や三体式でも沈むことが可能です。それは墜落した状態です。勁力は発生しません。あるいは勁力の終わった姿です。) 

*宋氏形意拳は歩いているのか? 五行拳を見ると歩いていないようです。でも、虎形拳や馬形拳を見ると、歩いているみたいです。

*歩いている・歩いていない、の中間のようです。

*心意六合拳は歩いているのか? これは明確に歩いています。古い拳譜にも、心意六合拳の歩法は全て鶏行歩、とあります。(だから軽快なフットワークが求められます。) 

*これが厄介な問題を起こします。なにしろ、ヒトは歩くと浮いてしまうのです。

*これを解決するために導入された概念が、ニワトリの指行性一本足です。だから、鶏歩・鶏行歩と称します。

*鶏歩では、後ろ足の足首が折れ曲がります。すると、足首と足指に体重が降りてきます。しかし、足首と足指は筋肉ではありませんから、実際の仕事は下腿三頭筋が担います。

*そこから、いきなり歩き出すと、足首は伸びてしまいます。すると、下腿三頭筋が担っていた体重は消えてしまいます。もちろん、体重そのものが消えるわけではありません。

*その体重は、前足の大腿直筋に移動してしまいます。空っぽの下腿三頭筋では、勁力が発生しません。

*そこで、鶏歩の後ろ足の状態をできるだけ維持します。それでも、左右の足は交替する時を迎えます。

*そこで、中間動作を導入します。それが、前足一本足状態です。鶏歩から前足を前進させて、後ろ足が浮いた状態です。

*これは中間動作なので、そこから前足の足首が折れ曲がります。この前足はすぐに後ろ足になります。でも、動作の始まりは前足一本足状態なのです。

*鶏歩は後ろ足の足首が折れ曲がります。しかし、鶏行歩は前足一本足状態の足首が折れ曲がります。そこから鶏行歩は始まる、ともいえます。ここを理解しないと混乱します。

*足首が折れ曲がる時、姿勢勁力は始まります。
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# by tiger-hawk | 2017-02-08 05:56 | 姿勢勁力

延長しますワークショップ

*武式太極拳ワーク・ショップは、2月19日(日) 12時開場、12時15分~15時15分、の予定です。

*でも、体育館は17時まで借りています。そこで、希望者には延長します。もちろん、希望者だけです。

*心意六合拳の鶏撲食(けいぼくしょく) の歩法を練習します。鶏撲食の歩法の中に、心意六合拳と宋氏形意拳の勁力の根っこがあります。

*この根っこを習得すれば、心意六合拳と宋氏形意拳の根本が理解できます。

*時間があれば、心意六合拳・鶏形単把も練習します。

*なお、武式太極拳ワークショップの参加者が対象です。延長時間だけの参加は認められません。

*武式太極拳の勁力は、虚歩から弓歩の間にあります。虚歩から弓歩に成るのですが、その中間動作が大切です。

*虚歩は、後ろ足の足裏全体で立っています。そこから、つま先へ移動します。つまり、蹠行性(せきこうせい) から隠れ指行性に移行します。

*同時に、後ろ足裏側の下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮します。

*これだけで勁力が発生します。

*ただし、表側の大腿直筋が過緊張している人には難しいものがあります。ガヂガチおじさんは、大腿直筋と大胸筋が過緊張しています。これで勁力は死にます。

*日頃、大腿直筋で歩いている人も大腿直筋が過緊張しています。特に現代日本人は大腿直筋で歩いています。足指は使いません。その結果、ホンダのアシモ君が生まれました。だから、アシモ君には足指がありません。あれが現代日本人の姿です。

*そこで、足をゆるめます。また、足指ウォーキングします。
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# by tiger-hawk | 2017-02-07 07:44 | 心意六合*形意

外から自分を観察します

*どうして喬松茂先生は武式太極拳(喬式太極拳) を弟子にちゃんと教えなかったのか? 今は完全に理解できました。

*弟子の演武を見ながら、なんだか浮いているなあ、と喬先生はつぶやきました。それで私は、太極拳における浮いている状態を完全に理解できました。

*独り言なのか? 私に聞こえるようにつぶやいたのか? そこまでは解りませんでしたが。どうせ質問したところで、とぼけるに決まっているのだから。

*先日、素人のオネーサンaを指導したら、初日で心意六合拳・弓歩の勁力を出しました。小さな勁力でしたが、それでも姿勢勁力です。

*それはオネーサンaにいわゆる中国拳法の経験が無かったことが幸いしました。つまり、悪いクセがありませんでした。ガチガチお兄さんでもありませんでした。

*そして、性格が素直でした。本人は素直ではない、と否定していましたが、私もそう思います。とても頑固です。自分の意志を大切にします。だから、いきなり訪ねてきました。私のアホblog だけで判断して。

*でも、私に習いながら私を馬鹿にする人もいます。とてもプライドの高い男もいます。そんな人はたいてい失敗しますが、実在しました。

*以前、一日だけ空手家先生を指導したことがあります。私なんかよりとても腕力があり、身体能力も高そうでした。心意六合拳の弓歩で勁力を出していました。心意六合拳の鶏歩はまだ無理でしたが、続ければ簡単に出しそうです。

*で、私は遠からず倒されてしまうでしょう、彼が悪い人だったら。幸い、いい人でした。まあ普通、悪い人は虎鷹拳院には来ません。頭から馬鹿にしているので。

*でも、心意六合拳のことわざが理解できました。・・・師匠は弟子に餌を与え養う。やがて弟子は師匠を倒す。・・・なんか怖い世界ですねえ・・・

*私が武式太極拳を習った当時、武式太極拳第五代伝人がいました。喬先生は、伝人を名乗りたかったら勝手に名乗れ、なんて言ってました。本を出したかったら勝手に出せ、とも言ってました。私の前ではそんなこと言ってました。つまり、彼のことを認めていませんでした。(彼の本は北京体育大学出版社から出ていました。) 

*私から見ても勁力は無さそうでした。フワフワと浮いていました。後に来日し東京でも指導していました。電話がありましたが、私は行きませんでした。彼が嫌いでしたし、勁力も無いし、他団体でしたし。先のエピソードで演武したのは彼の奥さんです。

*オーストラリアに移住して、後に奥さんを◯したらしいです。どんな事情があったのか知りませんが、彼の奥さんは強烈な人でした。私なら絶対に逃亡するところです。もちろん、◯す発想はありません。裸足で逃げ出します。私、ヘタレなんです。18歳の時も、靴を履いていたら◯されると瞬間に判断して、裸足で逃亡しました。(当時の◯◯なら私の死体は消せます。) 

*というわけで、武式太極拳の勁力は初日でも出せます。ただし、大胸筋と大腿直筋が過緊張している人は出ません。胸・肩・太ももはゆるめてください。いろいろと考える人は失敗します。私の場合はアホなので、勁力だけは成功しました。

*心意六合拳の鶏歩は、微妙なバランスが求められます。地面を蹴るとバランスが良くなります。しかし、姿勢勁力は消えます。

*武式太極拳には鶏歩がありませんから、その分とても簡単です。しかし、普通の弓歩は大腿直筋で造ります。すると失敗します。武式太極拳の弓歩は裏側の下腿三頭筋と大腿二頭筋で造ります。

*いろいろ考える人は、正確に考えてください。客観的に自分を観察します。もう一人の自分がいて、外から自分を観察します。(幽体離脱とは違います。) 外から自分を観察できない人は、進歩が遅くなります。プライドとか自意識は不要です。
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# by tiger-hawk | 2017-02-06 07:47 | 心意六合*形意

オオカミの走り?

(昨日の体育館から)

*久しぶりに関西から来たXさんを迎えて、もうすぐコアラと結婚するオネーサンaを交えて、blog に書いた心意六合拳・形意拳のおかしな歩法を教えてみました。

*これさえできたら、もう勁力を獲得してしまうという歩法です。

*一番解りやすい、心意六合拳・鶏撲食(けいぼくしょく) からやってみました。

*最初の一歩が肝心です。これでもう運命が決まります。

*でもやはりちょっと無理でした。鶏歩が浮いている人には早過ぎました。まあ、いつか解ると思うので、解説した要領を忘れないで練習してください。

*鶏歩が浮いている原因は、いろいろあります。人によって違いますが、だいたい共通する原因を並べてみます。

*上半身がゆるんでいないと失敗します。

*学校では、胸を張れ、背筋を伸ばせ、と教えられます。この学校教育が間違っています。だから、真面目な人は悪影響を被ってしまいます。(私は不真面目な人間なので、悪影響はありませんでした。先生のいうことなんか無視です。アハハ) 

*胸を張ると、大胸筋が過緊張してしまいます。これだけで身体が浮いてしまいます。なにしろヒトは直立二足歩行なので、すぐに悪影響が出ます。

*大胸筋が過緊張すると、肩が緊張してしまいます。肩が緊張すると、もういけません。勁力が死んでしまいます。肩はいつもゆるめるように注意します。

*背骨は胴体の真ん中にあります。背中を触ると感じるのは、背骨の突起です。というわけで、背筋を伸ばすと、背骨は反り返ってしまいます。

*背筋を真っ直ぐにするためには、どうしたらいいのでしょうか? 幸いなことに腹直筋があります。腹直筋で体幹を立てます。すると、背筋は真っ直ぐになります。

*お年寄りの背中が曲がるのは、腹直筋が衰えるからです。ではどうしたらいいでしょうか? 腹筋運動する? いわゆる腹筋運動は腰を痛めるたげです。腰痛の原因にもなります。

*腹直筋は体幹を立てます。これだけでいいんです。座っていも練習できます。座って何もしないと、猫背になってしまいます。腹直筋がゆるんでいるからです。腰痛の原因になります。(腹直筋は見せるためのものではありません。腹筋が割れていなくてもどうでもいいんです。腹筋で体幹を立てることが必要不可欠です。) 

*しかし、体幹の土台が必要となります。腹直筋はタテ方向なので、ヨコ方向の柱が必要となります。

*それが腹横筋です。腹をほんの少し凹ませて、左右横へ引っ張ります。ヘソの横数センチのところに圧力点が二つできます。ヘソそのものではありません。だから楕円形になります。

*これが心意六合拳の雷声となります。最初は息を吐きながら実行します。慣れてきたら、息を吸う時も維持します。息を吸う時に腹横筋がゆるんでいると、KOされてしまいます。

*同時に尻を収めます。腹横筋で膀胱のあたりの下腹部を持ち上げるようにします。すると、尻が収まります。これをいわゆる提肛と称します。

*そして、鼠蹊部が折れ曲がります。相撲の蹲踞の姿勢と本質的に同じです。いわゆるハイレグの部分です。真っ直ぐに立っていても、鼠蹊部が伸びてしまわないように注意します。鼠蹊部が伸びていると、とても弱い姿勢となります。中年のオジサンの姿勢を見ると、ほとんどの人の鼠蹊部が伸びています。

*なかなか下半身へ行きません。アハハ

*「哲学者とオオカミ」(愛・死・幸福についてのレッスン) 、マーク・ローランズ著、を読むと、イヌとオオカミの走りの違いについて述べていました。

*イヌの走りは、ほんの少し垂直方向の力が働くそうです。その結果、上下動が生じます。オオカミの場合、上下動が全く無いそうです。その結果、滑るように走るそうです。

*残念なことに、オオカミの走る姿を見る機会がありませんが、上下動が無いのは心意六合拳と宋氏形意拳にも共通しています。特に、心意六合拳の鶏行歩に顕著です。(沈墜勁や震脚を用いると上下動します。地面を蹴ると上下動します。) 

*アメリカのイエローストーン公園に二ヶ月位滞在すれば、オオカミの走りが見えるかもしれない。そんなチャンスは死ぬまで無いけど。アハハ 

(註) 走り=ランニングなので、オオカミの走りと鶏行歩は本質的に異なります。オオカミはバランスが素晴らしいのでしょう。イヌは家畜化されて少しズレたようです。

*ヒトの場合、滑るように歩くためには、足首が折れ曲がります。体重は足首と足指にかかるようにします。すると上下動が消えます。足首と足指は筋肉そのものではありませんから、実態としては下腿三頭筋が働きます。

*浮かない心意六合拳・鶏歩、浮かない宋氏形意拳の六合歩、を造るためには、鼠蹊部と足首が折れ曲がることが必要不可欠となります。

*しかしヒトは低い姿勢を造ると、膝を折り曲げてしまいます。すると、太ももの大腿直筋が過緊張してしまいます。大腿直筋の過緊張とは、実は墜落する姿勢なんです。

*なぜなら、その時、下腿三頭筋は空っぽとなります。足は大腿直筋と直結します。途中が空っぽです。非常に不安定となり、浮いた姿勢となります。浮いた姿勢は墜落するしかありません。

*下腿三頭筋を覚醒させて、浮かない鶏歩、浮かない六合歩を獲得しましょう。
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# by tiger-hawk | 2017-02-05 07:56 | 心意六合*形意

おかしな歩き方

*とてもおかしな歩き方です。前足が前へ出ます。心意六合拳と形意拳の最初の一歩は、前足が前へ出ます。例外もありますが、基本の単練法はそうなっています。

*普通の歩き方では、後ろ足が前へ出ます。その後ろ足は前足となります。次の一歩は、やはり後ろ足が前へ出ます。そうして歩いて行きます。

*ところが、心意六合拳と形意拳の最初の一歩は、前足が前へ出ます。そのために、後ろ足に体重のほとんどが載っています。そうしないと、前足を前へ運べません。前足に体重が載っていると、前足を動かすことができません。

*だから心意六合拳の鶏歩は、形意拳の三体式(宋氏形意拳の六合歩) は、ほとんど後ろ足で立っています。

*このおかしな歩き方に、姿勢勁力の基礎勁力が隠されています。

*そのことに無知な人は、震脚に意味があると誤解しています。あるいは、後ろ足を引き付ける「跟歩」に意味があると誤解しています。

*浮いている身体では撃つことができません。だから、震脚や沈墜勁を用います。それだけのことです。後ろ足を引き付けないと、前足を前へ出すことができません。それだけのことです。

*前足を前へ出すためには、前足に体重移動してはいけません。前足に体重移動してしまうと、もう前足は動けません。

*これがニワトリの指行性一本足と関係があります。一本足になることによって、体重移動しなくなります。体重移動以前の動作が加わります。

*ここに、心意六合拳と形意拳の指行性勁力が成立します。

*ジクザク歩法の最初の一歩では、後ろ足が前へ出ます。その時も、いきなり体重移動してはいけません。その前に、指行性勁力が発動します。

*すなわち、後ろ足の下腿三頭筋と大腿二頭筋が伸張性収縮します。この場合は弓歩になりませんので、大きい鶏歩・大きい六合歩となります。その最初の「きざし」あるいは「起こり」があります。

*これは解説してもらわないと、なかなか解りません。なぜなら、普通のように歩けば、いきなり体重移動してしまうので、その過程が存在していないからです。

*あるいは、地面を蹴ってしまうと、同様にその過程が消えてしまいます。

*もちろん、私はある段階でこの隠された過程を理解できました。でもこれは例外的でした。多くの人は気付きません。だから私は公開しています。先生から教えてもらったことはありません。でも、先生の動作を観察していれば、理解できました。
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ジュンク堂へ行ったら一冊ありました。これは面白そうです。サル的生き方からオオカミ的生き方へ変われそうです。
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# by tiger-hawk | 2017-02-04 08:43 | 心意六合*形意

つぶれそうなんですけど・・・

*どうして勁力を手に入れようと思ったのですか?

*オネーサンAの直球質問です。

*自分は背が低い。頭か悪い。腕力が弱い。身体能力が低い。反射神経が弱い。ジャンプ力が弱い。・・・つまり、武器が何にも無い。頭も弱い。しつこい ! 

*というわけで、武器としての勁力を手に入れようと考えました。

*しかし、気で打つ、なんてウソです。詐欺師です。中国の伝統思想は役に立たない。儒教も道教も仏教も、武術の役には立たない。信じるのは自由ですけど、勝手にやってください。

*歩く中に勁力があると、思い込んでいました。だから、フワフワと浮くことは許せなかった。震脚はもううんざりしていました。八極拳でさんざんやったので、やりたくありませんでした。これは好みの問題です。震脚やりたい人はどうぞ。

*オネーサンAは婚約者がいるそうです。結婚したら難しくなるので、結婚前の短い期間に、勁力を造らせます。基本技も習得してもらいます。(披露宴は着るものが無いので、勘弁してください。あのような席も苦手です。あらかじめ断る。ウフフ) 

*「内動する下腿三頭筋」との記事を書いたけど、実は、内動も外動もありません。見かけの問題です。心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、は足が曲がっているけれど、下腿三頭筋が曲がるわけではない。大腿二頭筋が曲がるわけではない。だから、弓歩も鶏歩も実は同じことなんです。

*下腿三頭筋も大腿二頭筋も、そのまんまです。ただ、見た目は曲がった足なのに、下腿三頭筋を、大腿二頭筋を、伸張性収縮させるのは想像しにくい。

*想像できないことは、人間は実現できません。だから、想像してください。頭を切り替えてください。それだけのことです。

*頭の切り替えだけで、身体の動きは変ります。想像力だけで、勁力は出ます。もちろん、初めは小さい勁力だけど、習熟すれば大きい勁力となります。

*注意すべきは大腿直筋の過緊張です。ほとんどの仕事を大腿直筋がやってしまう。こうなると、下腿三頭筋も大腿二頭筋も使えません。ガチガチおじさん・ガチガチお兄さんの特徴です。

*久しぶりに電話の問い合わせがきた。60歳という年齢の不安があると言う。まあ、筋肉痛にはなりますけど。若い女性でも筋肉痛になります。でも別に骨折するわけでもない。死ぬこともない。何を怖がっているのか理解できない。

*でも、こういう人は六合歩をやらせると「こんなに辛いとは思わなかった」、とすぐに逃げ出します。気の太極拳にでも行けばあー と言いたくなる。歓迎してくれるよー

*何人いるのか? と質問される。どうしてそんなことを聞くのか、理解できない。そこで、つぶれそうなんです、と言ってみる。いつもつぶれそうなんですけど・・・と言ってみる。アハハ 本当のことだからウソではない。もうたぶん来ないだろうな。渋谷がお似合いのようで・・・

*男性は弱い。女性のほうが強い。ナンデヤネン ! 
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# by tiger-hawk | 2017-02-03 13:27

内動する下腿三頭筋

*今からお話することが、姿勢勁力の発射装置となります。

*姿勢勁力は静的勁力ですが、発射装置はあります。爆発はしません。長く続けて撃つことができます。(もちろん、疲れると止まります。)

*それは、心意六合拳の鶏歩に、弓歩に、宋氏形意拳の六合歩に、その内部に備わっています。

*もちろん、初心者の足には構築されていません。また、動的勁力だと必要ありません。

*同じ心意六合拳でも、同じ形意拳でも、沈墜勁や震脚などの動的勁力を採用した場合、要らないので構築されません。だから、感じることはできません。だから、一般的勁力の場合、納得できません。

*指行性勁力の始まりは足指です。足指に体重を降ろします。そして、足首は折れ曲がります。すると、下腿三頭筋が覚醒します。

*下腿三頭筋の伸張性収縮です。解りやすいのが、弓歩です。心意六合拳の弓歩、あるいは武式太極拳の弓歩です。

*弓歩の後ろ足は伸びています。その膝裏が伸びています。その動力が下腿三頭筋の伸張性収縮です。(大腿直筋でも足を伸ばすことができます。普通の弓歩です。その場合は下腿三頭筋が使えません。) 

*では、心意六合拳の鶏歩や宋氏形意拳の六合歩では? 鶏歩や六合歩の後ろ足は伸びていません。見た目は膝が折れ曲がっています。伸張性収縮の伸張がありません。

*どうなっているのでしょうか? 実は、足が曲がっていても、下腿三頭筋は「内動」するのです。下腿三頭筋自体は曲がりませんから、当然のことです。同様に大腿二頭筋自体も曲がりませんから内動できます。(こうして見ると、当たり前のことですね。アハハ 秘伝も何もありません。) 

*見た目では動いていません。実はほんの少し動いています。

*これが見える瞬間があります。それが、心意六合拳の鶏行歩です。でも、鶏行歩でもなかなか見えません。(同じ鶏行歩でも存在していない先生もいます。中国にもたくさんいます。) 

*鶏行歩は、鶏歩から始まります。その歩き出しの「起こり」に下腿三頭筋の内動があります。

*ところが、そんなものは無くても歩けます。普通は地面を蹴ってしまうので、そんなものは必要ありません。鶏行歩でも、普通に歩く時でも、そんなものは必要ありません。

*普通に歩く時は、体重移動から始まります。これがいわゆる寄りかかり発勁となります。

*この体重移動の瞬間を見つめてみると、下腿三頭筋は使っていません。下腿三頭筋に体重はありません。下腿三頭筋は空っぽの状態です。後ろ足の踵は高く挙がります。

*同じ鶏歩でも、後ろ足の踵が高く挙がっていると、下腿三頭筋は空っぽの状態です。

*歩き出しの「起こり」で体重移動すると、身体を支えるのは大腿直筋となります。その大腿直筋で地面を蹴って進みます。

*最初の起こりの違いが、静的勁力と動的勁力の運命を決めます。

*最初の起こりで、下腿三頭筋が地面を蹴る場合もあります。そんな流派もあります。その場合も、下腿三頭筋の内動は存在できません。

*普通に歩いていても、ウォーキングしても、ランニングしても、下腿三頭筋の内動は生まれません。

*特に現代日本人は足指を使って歩かないので、永遠に生まれません。ホンダのアシモ君は、足指を使わない現代日本人を元にして創作されました。だから、アシモ君にも、現代日本人にも、姿勢勁力は生まれません。永遠に理解できません。

*だから、おすすめは足指ウォーキングです。これを鶏歩と併用します。日頃歩く時は足指ウォーキングします。

*もちろん、足指ウォーキングだけでは下腿三頭筋の内動は生まれません。しかし、近づくことができます。鶏歩ができるようになれば、足指ウォーキングだけで発射装置が備わります。

*この段階になると、歩型は自由となります。棒立ちでも撃てます。どうでもよくなります。しかし、その内実は鶏歩・六合歩なのです。(この記事は良く書けました。◎です。ウフフ) 
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# by tiger-hawk | 2017-02-02 07:25 | 姿勢勁力

肉体と意識の改造

*力を抜くといっても、闇雲に抜くのではありません。やたら力を抜くとヨーガの死のポーズに成ります。つまり、寝てしまいます。

*しかし、気で打つ、わけではありません。気とは気持ちのことです。しかし、武術の気とは何か? それは反射神経と成ります。

*武術を安易に格闘技化すると、反射神経の競争となります。どっちが先に当てるか、という競争です。残念ながら、そこに勁力は生まれません。反射神経は勁力ではありません。戦略・戦術も生まれません。

*拳は速ければそれだけでいいわけでもありません。速さだけ競うと、腕の伸縮運動になってしまいます。軽い拳となります。

*上半身では、肩と大胸筋と上腕の力を抜きます。でも、なかなか難しいものがあります。全てフニャフニャでも困ります。そこで、代わりのものを用意します。

*肩(肩甲骨) の代わりに僧帽筋です。

*大胸筋の代わりに小胸筋と前鋸筋です。

*上腕の代わりに前腕です。この前腕の筋肉で指を操作します。前腕の筋肉で掌を、拳を造ります。それが心意六合拳の「鷹爪」です。心意六合拳の単把は、宋氏形意拳の崩拳は、直接には前腕の筋肉で撃ちます。

*身体全体の制御は腹筋群です。腹を少し凹ませて左右横へ腹横筋を引っ張ります。ここが中心となります。腹直筋で体幹を立てます。腹斜筋で体幹を締めます。これが心意六合拳と形意拳の「龍腰」へ繋がります。

*背骨は体幹の真ん中にあります。だから、背筋を伸ばすと背骨は反り返ります。それは弱い姿勢となります。

*猫背になるのは、腹直筋を使わないからです。すると、だんだんと腹直筋は弱まります。やがて背骨は曲がります。

*座っていても少し訓練はできます。それは体幹を腹直筋で立てることです。もちろん、腹横筋も使います。

*上半身は体重の利用が難しくなります。そこで、鉄牛耕地します。しかし、注意しないと鉄牛耕地は腕立て伏せになってしまいます。腕立て伏せは肩甲骨発勁に発展します。

*誰が考案したのか知りませんが、肩甲骨発勁は愚かな行為です。私は笑って見ていましたが、かなり病気が拡大しているそうです。肩の脱臼も招きます。

*歩型の練習が姿勢勁力の基礎となります。心意六合拳の鶏歩と弓歩、宋氏形意拳の六合歩、です。

*秘術を求めて虎鷹拳院に来る人もいます。そんな人は鶏歩や六合歩の練習から逃げます。虎鷹拳院に秘術はありません。姿勢勁力の根本は指行性勁力です。立ち方・歩き方が基礎です。秘伝はありません。全部、公開しています。

*弓歩から始めます。弓歩の勁力は練習の初日から出ることもあります。先日の若い女性は見学の初日に勁力を出していました。とても簡単です。

*でも、武術の経験者は大腿直筋で弓歩を造ってしまいます。大腿直筋に外側広筋も加わります。これはなかなか治りません。だから、未経験者のほうが上手く場合があります。寄りかかり病もありません。肩発勁病もありません。

*秘術・秘伝はありません。だから、いつも同じことを書いています。だから読んでも面白くありません。実際にやってみると、面白くなります。実行するのは、あなたの肉体です。肉体と意識の改造です。気ではありません。

*ところで・・・いつも馬鹿なことばかり言っているので、オバチャンBが「センセーはアホ だから」と言ってました。若い女性の前でそんなこと、言わんといてなー アホやけどー
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# by tiger-hawk | 2017-02-01 07:44 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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