武術右翼なんです
*中国語で保守というと、日本語とはニュアンスが違います。昔からの伝統を守る、という意味があります。国家権力主義者とか政治的右翼という意味ではありません。
*でも武術右翼なんです。中身は伝統派です。
*しかし、本質論で迫ります。だから、ひたすら基本功をやります。基本功ができなければ、いくら技や套路をやっても無駄です。
*保守的というのには、別の意味もあります。それは秘密主義ということです。つまり、秘伝派ということです。私は秘伝派ではありません。
*なんでも秘密にしてしまうと、失伝する恐れがあります。優秀な弟子も育ちません。
*また、中国の伝統思想は捨てました。その点は魯迅派です。今の中国では魯迅の著作は冷遇されているそうですが、私は若い頃、魯迅に溺れたことがあります。今でも魯迅は好きです。若いみなさんにも魯迅をおすすめします。中国共産党の政策には反しますけど、そんなの関係ナイ ! (天安門事件の直後、山西省太源市にいました。テレビは中国共産党を打倒しようとする反革命暴乱だとわめいていました。そこで、好(ハオ=よきかな) 、打倒中国共産党 ! というと周りの中国人がびっくりしていました。プププ 本当は学生側も中国共産党に対する反乱は考えていませんでしたけど。ただの抗議行動でした。)
*だから、伝統思想を捨てるのに全く躊躇しませんでした。伝統思想無き伝統派です。伝統の中から基本功を抽出しました。その点からは、基本功派です。
*その基本功とは、宋氏形意拳の熊の基本功(0号から2号) と龍形基本功です。そして、心意六合拳の鶏歩と鉄牛耕地です。これが最低限で最高の基本功です。鉄牛耕地に鶏歩を組み合わせます。
*つまり、武術右翼で基本功派となります。
*熊の2号は難しいので、簡単にしてみようと考えて、熊の3号を造りました。すると、相撲の押しが完全に理解できました。日本の相撲て素晴らしいなあ、と想いました。自分よりも重い人を簡単に押すことができます。
*熊の2号で陳式太極拳をやってみたら、陳式太極拳ができるようになってしまいました。若い頃、套路だけ学習して、全く使い物にならない私の陳式太極拳ができるようになってしまいました。これには自分でびっくりしました。(虎鷹拳院では陳式太極拳を絶対にやりませんけど。プププ)
*スポーツ理論主義者がいて、スポーツ理論を強要されました。スポーツと武術は違う、なんて理論は立てませんけど、これには混乱しました。
*でも、野球と動物武術は違います。サッカーと動物武術は違います。ランニングと心意六合拳・鶏行歩は決定的に違います。というわけで、武術右翼としては、スポーツ理論主義者には辞めてもらいました。(もっと大きな問題行動がありました。)
*これからも、伝統思想無き伝統派として、武術右翼として、基本功を大切にして練習していきます。
<インチキ道場の練習予定>・・・予約無しで遊びにおいでませ~
8月22日(月) 13時~光が丘公園芝生広場北口方面、石のテーブルがあります。
8月24日(水) 12時30分~桜台体育館柔道場
8月24日(水) 19時~開進第一中学校体育館