無人の荒野を行く
*誰が残した言葉なのか、詳しいことは知りませんが素晴らしい言葉です。
*その意味は、相手の存在に惑わされることなく、あくまで自分の姿勢を維持しなさい、ということです。
*前のめりになることなく、いつもの練習と同じように進みなさいと教えています。
*そして、最も重要なのは、肩に力を入れてはいけない、との教えです。
*肩に力を入れてしまうと、肩が突っ張ります。肩で相手の体重を受け止めてしまいます。すると使えるのは腕力だけです。体幹は使えません。足も使えません。
*肩に力が入っていると、勁力の死を招きます。
*日常的に肩に力が入っていなくても、練習の時は肩に力が入っていなくても、相手を意識した瞬間、肩に力が入ってしまいます。
*だから、相手を意識してはいけません。相手を無視するかのように、進んで撃ちます。
*そのような態度の姿勢が大切なのです。
*すると前のめりになることなく、体重移動することなく、肩に力が入ることなく、前進して撃てます。
*だから、無人の荒野を行くが如く、前進します。心意六合拳の鶏行歩も同様です。
*黄土平原をただ一人、どこまでも進みます。放浪する狼のように・・・