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動物武術の虎鷹拳院日誌

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動物変態者の独り言

*というようなわけで(前回からの続き) 、死ぬ病気から生還しました。元々、頭がおかしいのですが、さらにおかしくなりました。いいかえると、明るい性格になりました。

*元々、どうでもいいや、といういい加減な性格です。元の奥さんには、「オマエには人生の目標が無いのか」と毎日のように叱られていました。それは愚問というものです。人生の目標とか、人生の目的とか、そんなものはありません。中学生の頃から欠落しています。

*向上心というものが欠落しています。なんとなく生きていれば、それで満足です。それは、18歳の時、二度殺されそうになった結果です。でも、死地に飛び込んだのも自分の選択です。つまり、死ぬのに失敗しました。

*中国をふらふらと歩いたのも、なにか面白いことないかなあ、と思っていただけです。別に武術を極めようなんて、大それた考えはありませんでした。それは才能のある人がやることです。アホのフジマツがやることではありません。

*武術の素質も才能も欠落していました。頭も悪い。ちくわさんによれば、アスペルガーらしい。でも、アスペルガーは極端な選択もします、たぶん。

*なんの勝算も無しに、中国をふらふらしただけです。そしたら、運に恵まれました。上海の徐文忠先生に習った形意拳は、めっちゃ硬い形意拳でした。うるさい震脚もありました。正直、あんなもので闘えるのか? 疑問でした。

*形意拳の故郷、山西省太谷県へ行けば、なんとかなるかもしれない? とわずかな希望を抱きました。

*そこで、静の形意拳=宋氏形意拳に出会いました。宋光華先生に習いました。趙栄昌先生にも習いました。後に、それらをミックスしました。ある部分は宋光華先生、ある部分は趙栄昌先生です。起勢と収勢は、露骨に趙栄昌先生です。

*宋光華先生に習った、龍形基本功と熊の基本功1号&2号を徹底的に考えました。そして、自分のスタイルを作りました。

*心意六合拳はやる、と決めていました。そしたら、当時、弟子が一人もいない張克強先生に弟子入りできました。弟子が一人もいないのだから、独占できました。

*排打功でボコボコにされ、徹底的に罵倒され、日本に帰ろうと考えたこともありましたが、踏みとどまりました。本当に張克強先生は素晴らしい人でした。漢族にありがちな民族差別がありませんでした。大学出身なので教養がありました。中国伝統思想の縛りもありませんでした。中国共産党の思想もありませんでした。伝統武術家の悪癖もありませんでした。

*そして、オカネの無い私を無償で教えてくれました。無銭飲食、無銭宿泊、無銭武術学習です。

*勁力なんて全く解りませんでした。でも、なんとか習得するつもりでした。

*私には強みがありました。それは、宋氏形意拳の龍形基本功、熊の基本功1号&2号を学習したことです。そのために、心意六合拳が解りました。体幹と腕の問題は解決しました。これは他の心意六合拳者には無い強みです。

*力を抜くことは自分で考えました。徹底的に力を抜きました。でも、闇雲に力を抜いたわけではありません。あくまで熊の1号&2号がありました。

*足の問題は別です。足の問題は自分で解決しました。師匠の足を徹底的に観察しました。すると、体重移動がありません。いつまでも後ろ足に体重があります。(後に解ったのですが、足の下腿三頭筋に体重があります。)

*もちろん、左右の足は交替するのですが、体重移動はしません。後に宋氏形意拳も同様だと気付きました。

*そして、回族の陳先生に後ろ足下腿三頭筋の伸張性収縮を教えてもらいました。もちろん、ただ動作を見せてくれただけです。後ろ足の踵を上げて降ろしただけです。そして、この勁で撃つ、と言いました。

*ウソ単把を教えてくれた陳先生ですが、私はそれで理会できました。(理に会う、とは竹中労さんの言葉ですが、とても素敵です。労さん、ありがとう。私の若い頃の拙い文章が労さんの著作にあります。恥ずかしいけど想い出になりました。あっ探さないでください。)

*ともかく、陳先生の動作を身体内部でやればいいわけです。それが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、というわけです。

*武式太極拳(喬式太極拳) では、ほぼ陳先生の動作と同じですけど。武式太極拳は宋氏形意拳・熊の1号でできます。陳式太極拳は熊の2号でできます。これは後年に解ったことです。

*熊の2号で陳式太極拳ができるということは、真実の纏絲勁は足から起こるものではない、ということです。纏絲勁は腹から起こります。ヘソの周りに楕円形の球があります。それを8の字を横にした形で回します。坪井先生の言葉を借りるとメビウスの輪です。その小さい輪です。それは腹横筋で作ります。

*陳式太極拳者に教えてあげたいけど、インチキフジマツの言うことなんか誰も聞く耳持たないでしょう。というわけで、虎鷹拳院の秘伝です。アハハ

*私の性格の欠点は、すぐにあきらめてしまうことです。ああ、駄目だあ、とあきらめてしまいます。熊の1号も2号も、すぐにあきらめてしまいました。教えてもできません。

*病気して良かったことは、根気よく教えるようになったことです。また、教える工夫をしたことです。病気前の会員には申し訳ありませんでした。正確には、2015年1月からちゃんと教えるようになったそうです。(ちくわさんの証言によれば) それはスポーツ理論主義者を追放してからです。

*実はアホのフジマツができたのだから、誰にでもできると決めつけていました。実際はそうではありませんでした。常識を捨てることができる人だけが、姿勢勁力を理会できます。世の中の常識と、スポーツ理論と、既存の武術理論を捨てることができる人だけが、姿勢勁力に出会えます。

*また病気してからシートン動物記とシートン動物誌に出会いました。そこから動物の立ち方・歩き方に出会いました。ヒト蹠行性から動物指行性への変態、という課題が解りました。動物学に感謝です。

*常識人には困難です。ニワトリの指行性一本足に変態したい人だけ来てください。

*というわけで、虎鷹拳院には頭のおかしい人しか来ません。その頭のおかしい代表がシロクマさんです。常識人はオバチャンズだけです。オバチャンズは別のルートから、間違って虎鷹拳院に来たのです。

*第一回伝統武術表演交流大会には、頭のおかしい先生はいません。みんな素晴らしい先生ばかりです。だから安心して来てください。動物変態者はいません。素晴らしい先生と道場が見つかります。
by tiger-hawk | 2017-04-19 00:38

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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