直立二足歩行の呪いからの解放
*浮かない身体、を心意六合拳・鶏行歩などで練習してみました。
*みなさん、まだ身体が浮いています。地面に反発しているからです。
*しかし、地面に反発することこそ、ヒトの直立二足歩行のはじまりです。
*地面に反発することによって、蹠行性(せきこうせい) の二足歩行になります。
*動物武術は地面を受け入れます。それはヒトの本能に反する行為です。地上から直立してから700万年経っています。地面に反発することは、もはやヒトの本能です。
*地面から直立することなく、二足歩行するのは恐竜=鳥類の営みです。
*だから、ニワトリの指行性一本足です。
*それは、足首が折れ曲がります。足首が直立しません。
*だから、心意六合拳の鶏歩と鶏行歩です。
*それは、足首の力をゆるめてしまいます。直立の放棄です。
*直立の姿勢を放棄すると、後ろ足の下腿三頭筋が支える結果となります。下腿三頭筋の伸張性収縮です。
*もはや人類の営みではありません。恐竜=鳥類の二足歩行になるのが、虎鷹拳院の営みです。
*地面を受け入れること、が心意六合拳・宋氏形意拳の姿勢です。
*地を受け入れ、地に呪われる運命なのです。すると、直立二足歩行の呪いから解放されます。
*これを相手との関係性でいえば、相手の圧力を肩で受けてはいけない、ということです。
*相手からの圧力を肩で受ける人が圧倒的に多いのですが、それが自滅の元です。もちろん、勁力も死にます。
*相手からの圧力を何処で受けるのか? それは足指で受けます。すると、はじめて返せます。
*肩で受けることも、直立二足歩行の影響です。直立二足歩行により、腕は体幹から独立しました。それにより、弱い体幹が生まれました。
*腕は脇腹の前鋸筋から直結させます。そして、相手からの圧力は足指で受けて返します。それが指行性ということです。これが無いと、全ては無意味となります。