*どうも、インチキのフジマツです。
*人と話していると、なんか論点がズレているなあ、と感じる時があります。共通の認識だと思っていたことが、実は違っていたということです。
*指行性の姿勢勁力は、自分の体重を利用します。体重だけです。
*いいかえると、力を込めることはしません。してはいけません。体重を勁力に変換するだけです。となると、当然、力を込めてはいけません。
*姿勢勁力の様々な大秘伝=コツは、全て、力を込めてはいけません。
*地面を蹴ってはいけないということは、力を込めてはいけないから、当然そうなります。
*その代わりに、折れ曲がる足首を用意しました。もちろん、足首に力を込めてはいけません。
*その前提条件として、折れ曲がる鼠蹊部があります。もちろん、鼠蹊部に力を込めてはいけません。
*なんでこんなこと説明しなければいけないのか? 正直、馬鹿馬鹿しいのですけど。
*姿勢勁力は体重を利用するだけです。ですから、力を込めてはいけないのです。
*心意六合拳の全ての技、宋氏形意拳の全ての技、武式太極拳の全ての技、は力を込めてはいけません。
*これが、共通の認識のはずでした。でも、違ってた。ナンデヤネン !
*姿勢勁力には共通分母があります。
*心意六合拳、宋氏形意拳、武式太極拳、には共通分母があります。
*共通分母は、力を込めてはいけない、ということです。
*力を入れれば力は出ない。当たり前ですよね。言うまでもないことです。
*だから、心意六合拳の弓歩は、鶏歩は、宋氏形意拳の六合歩は、力を込めてはいけません。
*その中で唯一の例外が、心意六合拳の鷹爪です。どうしてでしょうか?
*前腕の筋肉は、体重を利用できないからです。そのために、心意六合拳の鶏歩・弓歩でも、宋氏形意拳の六合歩でも、鍛えることができません。
*ヒトは四足歩行ではありません。直立二足歩行です。そのために、前腕の筋肉を鍛えられません。そのために、鉄牛耕地します。鉄牛耕地で前腕の筋肉を鍛えます。
*そして、前腕の筋肉は相手の体重を利用します。相手を支えてあげます。それが打撃となります。拳とは、掌とは、腕とは、相手を支えてあげるために存在しています。なんて優しいのでしょうか?
*共通分母を忘れてはいけません。