(昨日の体育館から)
*ヒトは倒れ込みながら歩く、と学者先生が解説していました。
*それに対して、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、は足首に体重を降ろします。
*すると、どうなるのか? 足首は関節なので体重に耐えられません。すると、下腿三頭筋が覚醒します。同時に、足指が覚醒します。
*しかし、足指が覚醒するためには、ある条件が加わります。
*それは、大腿直筋の負担を減らすことです。倒れ込みながら歩くヒトは、大腿直筋で地面を蹴り、大腿直筋で身体を支えています。
*その仕事量を減らします。そして、倒れ込まずに一本足になります。一本足時間を長くします。
*そして、足首に近い部分の下腿三頭筋に仕事してもらいます。それは、足首に近いところなので、特にヒラメ筋ということです。
*倒れ込みますと、このヒラメ筋をスルーしてしまいます。
*たとえ、足首が折れ曲がっていたとしても、ヒラメ筋を何事も無く通り過ぎてしまうと、元の木阿弥です。
*つまり、体重を支えるにはヒラメ筋が仕事してくれなくては駄目だということです。鶏歩と鶏行歩の運動原則ということです。
*倒れ込みながら歩く、とは、前へ突っ込んでしまうことです。
*しかし、いつも倒れ込みながら歩く普通の人にとっては、なかなか理解し難い問題です。前へ突っ込んではいけない、と口で言っても全く理解できません。
*そこで、文字通り、手取り足取り教えてみました。一歩歩く毎にヒラメ筋の位置をフジマツの手で修正してみました。
*すると、これでもう前へ突っ込んでいるのか ! とびっくりした顔をしていました。
*いや、そんなにびっくりされても困るのですけど・・・
*ヒラメ筋の生と死が、姿勢勁力の生と死を別けてしまいます。
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