鶏行歩の三段階学習法
*(昨日の光が丘公園にて)
*おじさんXに大きい鶏歩をさせてみたら、少し勁力が出ました。その感覚を大事にしてください。
*心意六合拳の鶏行歩の原点は、ニワトリの指行性一本足です。
*これを鶏行歩に当てはめてみると、前足一本足、ということになります。前足一本足で立った時が、鶏行歩の一歩です。
*この練習を積むと、前足のストッパーが確保できるようになります。
*ところが、これをいきなりやると、どうしても蹠行性(せきこうせい) になります。ヒトは蹠行性の二足歩行なので、当然の結果です。(恐竜=鳥類は指行性の二足歩行です。四足歩行の恐竜は、二足歩行から派生しました。)
*これを指行性一本足に変えるには、前足の力を抜く必要があります。
*すなわち、前足の踏み込みで歩くのではなく、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮を用います。
*しかし、いきなりは無理なので、大きい鶏歩を一歩とします。
*足を進めて、前足が着地します。後ろ足も着地しています。ここで止まります。2秒から3秒止まります。
*そこで、鼠蹊部が折れ曲がっているかどうか? 足首が折れ曲がっているかどうか、自分で検査します。
*今回は、フジマツがおじさんXを検査しました。そして、押してもらいました。確実に勁力が出ていました。
*しかし、次回は無理だと思われます。たぶん、感覚の学習がしっかりと記憶されていません。何回も修正する必要があります。
*シロクマさんにもやってもらいました。シロクマさんはどうしても動いてしまいます。それで失敗します。動かない発勁、を体得してほしいです。つまり、前腕だけで押します(撃ちます) 。
*シロクマさんは、格闘技経験者なので、その癖が抜けません。でも、空手の先生でも成功しているので、克服できると考えられます。
*しばらくは、大きい鶏歩で止まる鶏行歩、を練習しましょう。
*それができるようになったら、前足一本足の鶏行歩です。
*その次は、滑らかに歩けるようにします。
*つまり、鶏行歩の三段階学習法です。
追伸
シロクマさんが中古の自転車を改造して、プレゼントしてくれるそうです。それも、ベルト方式の8段変速です。かなりの珍品です。もちろん、生産中止しています。これに大きなカゴを付けてママチャリにしてくれるそうです。
センセーはひねくれ者だからぴったり、とシロクマさんはフジマツのことを誤解しています。フジマツはとても素直ないい子なんです。だから姿勢勁力を解明できました。世の中が不条理なだけです。
ともかく、この変わったママチャリで開進第一中学校と平和台体育館へ通います。かなり電車賃が浮きます。ありがとうございます。
追伸2
ある人が貸してくれた「シ◯テマ剣術」というDVDを見ました。正直な感想です。冒頭から延々と心理学的訓練を見せられて、あきてしまいました。途中で見るのをあきらめました。
どんな武道・武術にも心理学的要素はあります。人間のやることですから。それを、心理学的要素だけ取り出して訓練しても、意味があるのか? 無意味ではないのか?
普通に剣道や柔道を練習すればいいのでは? 剣道や柔道にも心理学的要素はあります。試合ともなれば、騙し合いもあります。
いわゆる"気"や"意"も心理学です。
太極拳の心理学といえば推手です。武式太極拳が推手を実質的に放棄したのは、一つの見識だと評価できます。
日本人は礼儀正しいので、こんなことは言いません。でも私、いい加減な性格なのでして・・・逃げろ~~