*虎鷹拳院では、いわゆる推手をやりません。推手を300年やったところで、姿勢勁力は獲得できません。反対にどんどん姿勢勁力はヘタクソになります。
*スパーと称する殴り合いもやりません。殴り合いを300年やったところで、姿勢勁力は獲得できません。反対にどんどん姿勢勁力はヘタクソになります。
*推手と殴り合いは、勁力の役には立ちません。どんどん姿勢勁力が劣化するだけです。推手と殴り合いで、姿勢勁力を獲得した例があるのでしょうか? 私の知る限り、そんな人はいません。
*どうして推手や殴り合いにこだわるのでしょうか? それは姿勢勁力に無知だからです。
*推手や殴り合いでは、先に相手に当てようと、どうしても前のめりになります。
*その結果、肩を使ってしまいます。肩を使うことによって、姿勢は崩れます。体幹勁力は死にます。
*肩を使うと、上腕三頭筋も使ってしまいます。その結果、心意六合拳の鷹爪が死にます。前腕の打撃ができません。
*前のめりになることによって、下腿の勁力トライアングルが形成されません。崩壊して勁力は死にます。
*推手では、防御の瞬間と攻撃の瞬間が別れます。
*姿勢勁力では、勁力が防御となります。その結果、防御と攻撃が全く同じ動作となります。これが姿勢勁力と心意拳の特徴です。
*防御の中に勁力が含まれています。だから防御できる、というわけです。勁力が無ければそのまま押し切られて、進入と破壊を許してしまいます。
*姿勢勁力の姿勢とは、砦を造ることでもあります。
*そのために、一撃必倒はあり得ません。一撃で倒すのは、漫画の中だけです。あるいは、秘伝の中だけです。
*これらの論も、勁力が無ければ砂上の楼閣です。砦なのか? 砂上の楼閣なのか?
*推手に勝ったところで、殴り合いに勝ったところで、砦は造れません。
*この砦、日々のメンテナンスが必要です。そうしないと崩壊してしまいます。
*下腿の勁力トライアングルは、いくら動画を見ても発見できません。なぜなら、それは自分の中に隠れているからです。
*だから、自分の中に見つけなければなりません。