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動物武術の虎鷹拳院日誌

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逆転する太ももの役割

*前足ストッパーについて質問されたので、整理してみます。

*心意六合拳・鶏行歩は、前足一本足状態を造ります。これか鶏行歩の一歩です。これがニワトリの指行性一本足です。

*これは、階段の下り運動に似ています。これも前足ストッパーの一例です。(がに股の人はこの例に当てはまりません。)

*では、階段の登り運動とは何か? それは大腿直筋(太ももの前面) によるジャンプ運動です。

*すなわち、ウォーキングやランニングのことです。日常歩行も同様です。

*それらは大腿直筋を伸ばすように筋収縮させます。それが普通の弓歩の造り方です。

*ところが姿勢勁力の弓歩は、これが逆転します。

*後ろ足裏側筋肉を伸ばすように用います。それは、下腿三頭筋から半腱半膜様筋・大腿二頭筋、そして内転筋へ至ります。

*これが心意六合拳の弓歩となります。

*では、表側の大腿直筋は使わないのか? そんなことはありません。

*それが前足のストッパーです。すなわち、地面を押さえるように使います。

*普通の大腿直筋は地面を蹴ります。だから、身体は浮き上がります。ランニング、ウォーキング、日常歩行、跳躍動作などのことです。(初期人類は大腿直筋で直立しました。そのまま700万年経過しました。)

*姿勢勁力は、その反対に、大腿直筋は地面を押さえるのです。だから、前足ストッパーが実現します。

*この時、足裏全体を使うと安定しません。浮いてしまいます。足指先を使います。隠れ指行性となります。

*大腿直筋の使い方が逆転します。

*武術の基礎といわれる馬歩では、これが理解できません。馬歩の大腿直筋は、地面を押さえることができません。押さえる必要はありません。

*馬歩はジャンプするための姿勢でもあるのです。だから、馬歩から旋風脚します。

by tiger-hawk | 2017-12-05 08:57 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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