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動物武術の虎鷹拳院日誌

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ソフトなクッション

*勁力の可視化について考えていたのですが、結局は、蹠行性(せきこうせい)から隠れ指行性への移行過程、ということになります。

*これは、心意六合拳と武式太極拳の弓歩、宋氏形意拳の六合歩、心意六合拳の鶏歩、に共通しています。

*その現象は、親指側エッジがはっきりする、足首がさらに折れ曲がる、内転筋がはっきりする、などということです。

*これ、動作が無いとチンプンカンプンで申し訳有りません。動作自体もとても小さい変化なので、注意していないとわかりません。

*弓歩の場合も、六合歩の場合も、鶏歩の場合も、前足指も隠れ指行性になります。これが、前足指のストッパーということです。これ以上、前へ行ってはいけません。

*だから、体重移動がありません。前のめりになりません。前進する時は、カラダ全部が前進します。

*龍腰=前鋸筋の覚醒も、ほとんど外からは見えません。

*龍腰=脇腹の前鋸筋から鼠蹊部への切り込みも、ほとんど外からは見えません。

*鷹爪=指先と前腕筋肉の結合も、ほとんど外からは見えません。

*姿勢勁力だから、外から見えないのは当然なのですが、申し訳ありません。

*また、フジマツはインチキなので、神秘的なお座敷芸もできません。ただ地味な練習をしているだけです。このインチキの称号については、インターネットでインチキと盛んに言われていたので、ああインチキなんだ、と納得した次第です。

*まあインチキのほうが楽なんで、フジマツ怠け者なんで、楽なほうに流れます。転がる石でございます。ライク・ア・ローリング・ストーンです。せめてなりたやローリング・サンダーなんですが。

*反本能の姿勢勁力ですが、昔から存在していました。心意六合拳と形意拳と武式太極拳にありました。


*でも、主流は本能の動作勁力だと考えられます。それは、心意六合拳にも形意拳にも太極拳にもあります。


*私は、伝統とか、正統とか、継承とか、の言葉が馬鹿馬鹿しくなったので、使いたくありません。そんなもの、どうでもいいです。中国風の衣装もまっぴらご免です。でも、日本風の衣装もまっぴらご免です。武士にも武士道にも興味ありません。


*昔からあった姿勢勁力ですが、それを私は言語表現しただけです。


*しかし、言語表現したら、姿勢勁力が純化しました。曖昧な部分が無くなりました。その分の効果がありました。


*龍身とか、龍腰とか、の訳の解らない言葉も具体化できました。鷹爪もはっきりと理解できました。


*鶏歩と鶏行歩の、ニワトリの意味も動物学のお陰で理解できました。


*ただ、現代日本人は膝で立って膝で歩くので、心意六合拳・鶏歩の学習が難しくなっています。宋氏形意拳・六合歩の隠れ指行性も難しくなります。


*膝で立って膝で歩く人は、足指を使って歩くことができません。隠れ指行性ができません。鶏行歩もできません。


*というわけで、足指を使って歩くことをおすすめしています。


*これは簡単で、足指に体重を載せるだけです。歩くときは一本足状態になります。左右の足が交替するので、その時は一本足になります。


*その一本足の時に、足指に体重が載ることを確認します。


*その時に地面を蹴ってはいけません。地面を蹴ると ジャンプ運動になります。指行性ランニングになります。


*地面を蹴るのではなく、足首が折れ曲がります。つまり、自分の体重に任せます。


*勁力といっても自分の体重を生かすだけです。ところが、自分の体重は、常に浮いています。それが直立二足歩行で生活する知恵です。


*その体重を足首に降ろします。そのために力を抜きます。地面に引きずり降ろします。なんていうと誤解されますけど。


*地面に引きずり降ろす時、下腿勁力トライアングルのクッションを使います。クッションですからソフトでやわらかいのです。力を込めるとクッションではなくなります。石の座布団になります。


*そのための、ニワトリの指行性一本足です。


追伸・・・昔の八極拳仲間から連絡があった。みんなが死ぬ前に会おうや、ということらしい。佐藤聖二さんが若くして亡くなったのは残念だったが、次に死ぬのはフジマツだ。なにしろ、腎不全と急性心不全の"実績"がある。威張るな、ボケ ! しかし、姿勢勁力に覚醒したのは八極拳のお陰です。八極拳と真逆なことをやれば心意六合拳と形意拳の姿勢勁力ができます。李英先生やみんなに感謝です。八極拳の裏切り者ですが・・・


by tiger-hawk | 2018-02-06 08:04 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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