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動物武術の虎鷹拳院日誌

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始まりは八極拳、え?

*ある日、フジマツは気がつきました。心意六合拳の師匠の後ろ足が変です。それは伸びそうで伸びないおかしな後ろ足です。膝は曲がったままです。

*しかも、水平移動しています。身体が浮いていません。つまり、地面を蹴っていません。それは鶏行歩よりも、鶏撲食(けいぼくしょく) や鷹抓把(ようそうば) などの技で目立っていました。技での歩きは、鶏行歩よりも大きく移動するからです。

*そこから姿勢勁力に気付きました。

*回族の陳先生からは、後ろ足の伸張性収縮を教えてもらいました。それは、弓歩になる過程で起きる現象です。

*しかし、鶏歩や鶏行歩の大きい鶏歩、移動中の後ろ足は、膝が曲がったままです。膝下の下腿三頭筋が伸張性収縮します。膝上の大腿二頭筋も伸張性収縮します。しかしその両者は膝で結合していません。運動として連動しているだけです。つまり、見た目は伸張性収縮していません。伸張していません。

*問題は膝ではなく、蹠行性から指行性への移行にありました。折れ曲がる足首にありました。

*しかし、馬鹿のフジマツはどうして姿勢勁力に気がついたのか? 馬鹿頭で姿勢勁力が解るわけありません。

*それには過去の八極拳が関係していました。八極拳で、地面を蹴る武術を経験していました。1980年から85年にかけてです。その後、様々な事情が重なり八極拳を離れました。

*そして、上海の徐文忠先生の自宅で、形意拳を学習しました。ところが、半歩崩拳で先生はドヤ顔で震脚しました。それを見て、心底がっかりしました。ダメだこりゃ、また震脚だ。うんざりだよ。

*ところが、形意拳の故郷山西省の事情に詳しい邵善康先生の存在を知りました。当時、上海武術隊の総教練でした。さっそく自宅へお邪魔して、出されたスイカを全部喰い散らかして話を伺いました。フジマツ、出されたものは全部喰い散らかす主義です。案内してくれたのは陳如慶先生でした。(後年、心意六合拳の師匠も探してくれた恩人です。)

*すると、宋鉄麟の長男宋光華先生がご健在とのこと。宋鉄麟は全中国に名を轟かせた伝説の形意拳家です。(フジマツは無知でしたけど) そこから山西省太谷県への旅が始まりました。

*邵善康先生は上海に伝わる山西派形意拳の正式な伝承者=伝人でしたが、そのスタイルは山西省太谷県の宋氏形意拳とは、全く違っていたという オチもありましたが、それはまた別の話。(徐文忠先生は正式な伝承者ではありません。心意六合拳も正式な伝承者ではありません。裏話がありますが、省略します。)

*そして、フジマツは静かな形意拳に辿り着きました。その旅は、はるか昔の八極拳から始まっていたのです。

*さらにそれは地面を蹴らない心意六合拳まで繋がっていました。

*全ての始まりは、地面を蹴る震脚の八極拳でした。だから、李英先生と昔の仲間に感謝しなければいけません。八極拳が無かったら、馬鹿頭のフジマツが姿勢勁力を解明することはできませんでした。姿勢勁力の宋氏形意拳と心意六合拳に出会うこともありませんでした。

*え? 感謝の念が足らない? 仰る通りでございます。しかしフジマツ、八極拳の裏切り者だし・・・その場合は・・・逃げろ~~

関係ない追伸・・・シロクマさんがやって来て、みかんをくれた。「ホレ、ブタミンCをやるよ」え? ビタミンCじゃなくてブタミンC? ヂグジョー、痩せてやる、痩せてトーキョー・ガールズ・コレクションにデビューしてやる ! 

追伸・・・八極拳は本当に参考になりました。八極拳と真反対のことをやり、なおかつ、身体が浮かないようにするにはどうすれば良いか? が最初のテーマになりました。

追伸2・・・片足鉄牛耕地20回やろうとしたら、14回で挫折した。なんてこった。そしたらシロクマさんが、つまんねえ崩拳の記事を送ってきた。屁みたいな崩拳だ。やる気なくした。

by tiger-hawk | 2018-02-07 08:00 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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