動物武術の虎鷹拳院日誌

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権威はウンコ、出会いは偶然

*オラが宋氏形意拳を学んだのは、完全に偶然です。当時、36歳、武術の才能も素質も完全欠落していたフジマツは、完全に行き詰まっていました。このままなら、武術を止めて市井に埋もれて死んでいくべきだな、と考えていました。死んだように生きるわけです。

*でも最後に、形意拳と心意六合拳を完全決着したかった。それで駄目なら、足を洗う予定でした。形意拳は徐文忠先生に習ったけれど、半歩崩拳で震脚を見せられてがっかりしました。震脚は八極拳でさんざんやったので、もううんざりでした。

*当時、形意拳の故郷・山西省の情報は全くありませんでした。すると、山西省へ行ったことのある先生の話しを聴いてみよう、と陳如慶先生の提案で、上海武術隊総教練の邵善康先生の自宅へ押し掛けました。(その後、邵先生はシンガポールへ移住したとのことです。) 

*そこで、宋鉄麟の長男・宋光華先生が山西省太谷県に健在だと伺いました。なにやら、宋鉄麟は全中国に名声高い形意拳の名家だそうです。オラとしては教えてくれれば満足なので、宋鉄麟の名声についてはあまり興味ありませんでした。

*当時、北京は戒厳令が敷かれているとの噂でしたので、北京経由ではなく、山西省太源市へ列車で向かいました。上海は革命前夜の様子でした。しかし、後の天安門血の日曜日が来るとは、誰も予想できませんでした。オラは高校生の頃の経験から、その内壊滅的事態が来るだろうなと予感していましたが、外国人だから関わらないと決めていました。

*太源から太谷県へ乗り合いバスに乗って行きました。宋光華先生はとても親切に教えてくれました。特に、龍形基本功、熊形基本功、鷂形基本功、猴形基本功、横拳基本功などを丁寧に教えてくれました。それらが、後にたいへん役に立ちました。

*五行拳は習いましたが、もちろん、全く撃てません。歩くと浮いてしまうので、歩くこともあきらめました。その後、全く情報の無い不安な日々を過ごし、太源へ戻りました。太谷県は田舎なので、のんびりしたものです。太源市では天安門と長安街で3000人死亡なんて情報が流れていました。

*それで飛行機で元嫁さんの安徽省へ行き、上海から帰国しました。ジャンポ機体に客は私たち夫婦とヤクザさん一人でした。外国人はみんな帰国したとのことでした。ヤクザさんは、中国の若い女性を日本へ愛人として売り飛ばす仕事をしているとのことでした。

*宋氏形意拳は、静かな形意拳です。それが震脚に飽きたオラにとってとても魅力でした。宋光華先生も趙栄昌先生も親切に教えてくれました。それだけのことです。

*心意六合拳の張克強先生との出会いも、完全に偶然です。陶子鴻先生の著作を上海体育学院の邱先生からもらいました。その心意六合拳が面白そうと感じたので、陶子鴻先生に入門しようと思いました。しかし、当時既に亡くなっていたので、そのお弟子さんをやはり陳如慶先生に探してもらいました。すると、警察学校に教官の張克強先生がいるとのことでした。(警察学校の教官ならば、外国人のフジマツからぼったくりしないだろうとの陳さんの配慮もありました。) 

*武式太極拳の喬松茂先生との出会いは、元嫁さんに付いて行ったことでした。元嫁さんが武式太極拳を習うとのことで、オマエも行くか、と聴かれました。武式太極拳に興味はありませんでしたが、なんとなく付いて行きました。習ってみたら、手型の鷹爪も弓歩も、心意六合拳と共通していました。元嫁さんは、その硬い動作を嫌い、武式太極拳を止めてしまいました。オラは長い套路がメンドー臭いので短い套路を作りました。武式太極拳にもいろいろなスタイルがあります。鷹爪と弓歩が心意六合拳と共通した武式太極拳に出会ったことは、偶然です。

*というわけで、全て偶然の仕業です。権威を求めて中国へ行ったわけではありません。教えてくれればラッキー、と思っただけです。権威なんてウンコです。自分が向上できるどうか、が全てです。自分が撃てるかどうか、勁力を獲得できるかどうか、が問題です。権威や肩書きで強くなれるわけではありません。権威なんてどうでもいいのです。(キチのシロクマが、宋光華先生の権威を利用しようとしてフジマツに近づいたと、ある人に指摘されたので書いてみました。そういえばシロクマ、著者の経歴を見てその本を読むかどうか、を判断するそうです。本は面白ければそれでいいのです。経歴とか権威とか、どうでもいいですよ~~)

追伸・・・最近、高野秀行の本を読んでます。謎の独立国家ソマリランド、恋するソマリア、未来国家ブータン、西南シルクロードは密林に消える、など。彼も権威なんてありません。探検家らしいけど、正統的な探検家でもない。とても怪しい探検家です。でも彼の本は楽しい。楽しければいいんです。武術も勁力が出ると楽しくなります。武術にも権威なんか要らない。楽しければいいんです。オラは今、みんなが上手くなることが楽しい。もう自分の伸びしろは無いようだし。寿命も怪しいし。アハハ

追伸2・・・権威や権力が大好きな人は、つぶれそうな虎鷹拳院ではなく(笑)、大きくて有名な流派の道場がおすすめです。そのほうがあなたのためです。楽しいですよ~~ いわば洛中が京都人です。洛外は京都人ではありません。洛外はニセモノです。インチキ・フジマツはおすすめできません。バイバイキーン !

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by tiger-hawk | 2018-05-04 08:28 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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