日曜日の体育館から
膝を使わないで弓歩を造る、をやってみた。おばちゃん、おじちゃんは苦労している。こんなこと、一般の太極拳教室では教えない。太極拳の指導者でも、できる人はほとんどいないだろう。
膝の力を抜くことが大切です。そして下腿3頭筋の伸長性収縮を用います。これだけである程度の勁力が出ます。
宋氏形意拳の龍形基本功をやってみた。これ、足の親指が覚醒しないと、できたとは言えない。極意は親指にあり。
ここから、龍形基本功から生まれたさまざまな技をやってみる。
相手との結合の方法、相手を捉えて逃さない方法、などをやってみた。ここからはフジマツのオリジナルです。なお、合気上げとは無関係です。
龍形基本功をしつこくやっていたら、生まれました。自分よりも強い人につかまれたらどうするか? という発想です。動けなくなります。投げられてしまいます。
ところが、脱出の方法があります。それは姿勢の構造力です。それは龍形基本功の正確な構造です。根元は親指です。そして、下腿3頭筋への体重の圧力です。
下腿3頭筋への体重圧を逃さないようにします。さらに、胸の形が問題となります。胸の形はとても微妙です。鎖骨の下が少し凹みます。すると前鋸筋が覚醒します。この前鋸筋が前腕の根元となります。
小柄なおばちゃんが、体重差30キロを感じさせず、デブのフジマツを片手で支えます。構造の力です。誰でもできます。但し、おじちゃんはあちこちカラダが歪んでいるので、苦労します。
一番の問題は、体重移動してしまうことです。長年の習慣が抜けません。日頃の前倒し歩行にどっぷり漬かっています。もう腐れ縁です。
おじちゃん、おばちゃんが帰って、若い人だけになりました。さらに龍形基本功を掘り下げます。
やがて、覚醒してきました。技が決まりました。よかったよかった。次回は、熊形基本功やります。これもなかなかできないですが。しつこくやります。
龍形基本功と熊形基本功ができると、上腕三頭筋を使わない拳が撃てるようになります。前腕筋肉の伸長性収縮だけ使います。すると距離が関係なくなります。どんな距離でも撃てるようになります。
宋氏形意拳の五行拳、心意六合拳の馬形拳が撃てるようになります。
追伸→横を向いた時、どうして親指がズレてしまうのか? それは鼠蹊部がわずかに開くからです。横を向いても、鼠蹊部の位置は変化しないようにします。