動物武術の虎鷹拳院日誌

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本質を体得します

基本に戻る、ということですね。とyさんは言う。いえいえ基本に戻ってはいけません。それでは元の木阿氏弥です。進歩できません。

基本功や技をカタチと捉えている限り、永遠に進歩できません。

例えば、宋氏形意拳の龍形基本功と熊形基本功で、宋氏形意拳と心意六合拳の本質を修得することができます。するとそこから、宋氏形意拳と心意六合拳の技を、勁力運動として修得することができます。

ところが、基本功に戻ってしまうと、基本功もカタチとして理解してしまいます。すると、全ては形骸化してしまいます。技も形骸化してしまいます。そこに生命はありません。死んでしまいます。型の形骸化の始まりです。

だから安易に基本に戻ってはいけません。基本功も技も、その本質を理解しなければなりません。

以前、鉄牛耕地を毎日200回やっている、と豪語している人がいました。びっくりしました。信じられません。普通は10回も困難です。

そこでやってもらったら、1回もできませんでした。彼は、腕立て伏せを200回やっていたのです。そのために、肩は突出して、腹は落ちていました。それでは1000回やっても無駄というものです。

表面的観察に基づいて、基本功や技を理解してはいけません。本質を理解すれば、全ての技に応用できます。

最初は誰でも、カタチとして覚えます。しかし、そこに留まってはいけません。勁力運動としての本質を捉えるのです。先生の技を表面的に真似してはいけません。その本質を抽出します。

動画を見て真似をしても無駄なことです。私は心意六合拳の師匠の、おかしな後ろ足を見つけました。その足は地面を蹴りません。だから地を這うように進みます。

どうしてそんなことが可能なのか? もしも師匠の後ろ足を表面的に真似したら、膝を壊してしまいます。地を這うように歩いたら膝が悲鳴を上げます。

どうして膝が壊れないのか? それは、膝に体重が掛かっていないからです。それは、膝を使わない鶏歩に基づいているからです。

膝を使わないなら、なにを使うのか? 下腿3頭筋を使います。常に、下腿3頭筋に体重圧が掛かります。その状態を造ります。そのために、足首は折れ曲がります。そのために鼠蹊部は切り込まれます。そのために隠れ指行性になります。

それは、膝を使わない弓歩から始まります。

なんてこと言うと、一生懸命に下腿3頭筋に力を込める人がいます。それでは、1000年練習しても無駄です。それは、下腿3頭筋の短縮性収縮です。勁力は発生しません。

力を込めると、力は引きこもります。力は出ていけません。力を出すためには、力を込めてはいけません。下腿3頭筋は自分の体重に委ねます。

勁力運動の本質を見ます。本質を見る目を養います。本質を体得している指導者に習います。

追伸→私は常に本質を追求しました。だから、教わったこと以上のものを獲得できました。でも一般の人には無理なようです。そこで体育館ではゼロから教えるようにしています。問題は格闘技経験者です。既成概念ができあがっているので、理解が難しいようです。アタマをやわらかくしてくださいね。でも未経験者も自分なりに作り上げた概念があるので、やはりアタマが硬くなっていますけど。

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by tiger-hawk | 2018-12-07 08:40 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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