宋氏形意拳を学んだ時、全く撃てなくて困りました。とりあえず体幹の勁力は、龍形基本功、熊形基本功、ワニ形基本功の三つでなんとかなりそうでした。
問題は足の勁力です。自分は歩くとカラダが浮いてしまいます。それは地面を蹴ってしまうからです。
しかし、地面を蹴らないと前進できません。そこで歩くのをあきらめました。六合歩の定歩で、ひたすら五行拳です。
でもそれは問題の先送りです。ごまかしです。
二年後、心意六合拳を師匠の家に転がり込んで学びました。鈍い私は、その一年後、師匠の体重移動しない後ろ足に気付きました。
それは、足首が折れ曲がることによって、指行性になり、下腿三頭筋の伸長性収縮を呼び覚ます方法でした。そんな風に整理できたのは、後の話しですけど。
下腿三頭筋の伸長性収縮で足を伸ばすと、弓歩になってしまいます。しかし、下腿三頭筋の伸長性収縮ですが、足を伸ばさないと、鶏歩で前進できます。
それが心意六合拳の鶏行歩となります。下腿三頭筋の伸長性収縮が隠れて、内包されています。だから外から見てもわかりません。
だから気付く人はほとんどいなかったのです。ところがフジマツは、回族の陳先生に下腿三頭筋による弓歩の作り方を見せてもらっています。
それを一回で見破りました。そこがアホのフジマツです。
これを鶏歩に応用します。すると、地面を蹴らないで前進できます。そして、体重移動ゼロの勁力が発生します。
この体重移動ゼロ勁力で、宋氏形意拳の五行拳を撃てばいいのです。すると、宋氏形意拳の称する、静の勁力となります。
こうして、静の勁力を解明しました。同時に、人間本能から一部解放されました。基本的には本能の奴隷ですけど。とほほ でも過去は捨てて、都合良く生きる。アハハ
追伸 雷声を古武道風にやられると気持ち悪い。ちゃんと第四声でやりましょう。でも、ある人によると日本人には第四声が難しいようです。そうかなあ? 高い声から一気に下げるだけです。そもそも日本語にはアクセントがほとんど無いけど。若い頃、上海外国語大学で、最初に声調の練習をしました。オラは第二声がヘタクソでした。おばちゃん先生に習いました。
胃袋を肘でえぐる、というのは翻子拳でもやりました。肘の先でクイと持ち上げるようにします。馬歩ですけど。それは上海体育学院で。なお、ダンスだと両手でやる人もいます。
お知らせ 1月28日月曜、31日木曜、事情により練習を休みます。
追伸2 宋氏形意拳を学んだオラは歩けなくなりました。そんな自分は頭がおかしい。そんな奴いません。でも、その問題意識のお陰で、勁力を解明できました。頭がおかしいことは、役に立つこともあります。たまあに、ですけど。アハ