発勁力の四原則なんですが、もっとも優先するのは、鼠径部の切り込みです。これだけである程度の勁力は出ます。
ところが、これだけだと、すぐに限界がきます。勁力の伸びが止まります。
さらに向上するためには、足首をさらにゆるめます。ここが肝心です。
上から下ヘ撃つ技、例えば虎抱頭でしゃがんでしまう場合があります。もちろん勁力は出ません。
これは足首が硬直しているからです。足首をゆるめることが、心意六合拳の鶏歩で求められます。宋氏形意拳の六合歩で求められます。
心意六合拳の技は2歩で構成されています。最初の一歩で、前足一本足になります。この時に、足首をゆるめてしまいます。ここがコツです。大秘伝です。月刊秘伝には載っていません。アハハ
格闘技経験者には理解が難しいところです。格闘技は地面を蹴ることが常識です。足首がゆるんでしまうと、地面を蹴れません。キックボクサーやボクサーには酷な話しです。