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動物武術の虎鷹拳院日誌

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太極拳の起勢の撃ち方

太極拳はスピリチュアル症候群の一つなので、撃てなくても全く問題ありません。でも、余計なお節介やってみます。

先日、タントウを専門に練習してきた人が見学にきました。そこで、さっそく勁力を引き出そうとしました。

しかし、予想外の鼠蹊部の硬さに遭遇して、失敗しました。やっぱり専門家には敵いません。

私がグイグイ下腹を押すのですが、ひるむことなく、押し返されてしまいました。私のほうがギブアップしました。

足首のくびれは大切ですが、それも鼠蹊部のくびれがなくては無意味となります。

考え方を変えれば簡単に勁力が出ますが、考え方を変えるのはたいへん難しいものです。

鼠蹊部のくびれを造るためには、今までのタントウの間違いを認めなければなりません。それは考えられません。過去の修行を否定することになります。

私の得意技は、今までの流派をあっさり離れることです。形意拳も心意六合拳も、36歳以前のものをあっさりやめました。まるで今までやったことないような顔をして、新しい形意拳や心意六合拳に取り組みます。恥知らず、というわけです。

そんなわけですから、八極拳からもあっさり離れて裏切り者となりました。まあ私は馬鹿ですから、たくさん失敗しました。だから自分の過去を否定することに心が痛みません。人の気持ちがわからないアスペルガーですし。

推手で怪我した人に対して、推手なんて無意味だ、と平気で言います。人の心を傷つけることに鈍感です。ごめんなさい。

でも過去を捨てることは必要です。失敗をたくさんした私が言います。

というわけで、鼠蹊部の力を抜きましょう。そこから勁力を引き出す一歩となります。

太極拳の起勢の姿勢でも、鼠蹊部の力を抜きます。そして鼠蹊部のくびれを造ります。

鼠蹊部のくびれが足首のくびれを導き出します。足首のくびれが指行性の一歩となります。

人間は踵で直立する蹠行性ですが、蹠行性では勁力は出ません。指行性になる必要があります。

だからニワトリ、心意六合拳の鶏行歩なのです。鳥類と恐竜は指行性二足歩行です。

最近のランニングは指行性ですが、ジャンプ運動では勁力が出ません。ランニングはジャンプ運動です。

ジャンプしない指行性二足歩行が心意六合拳の鶏行歩です。

鳥類は羽で鼠蹊部が見えません。そこで、同じ指行性のネコやイヌの後ろ足鼠蹊部を観察してみましょう。みごとにくびれています。

あのくびれがほしいのです。そうすれば勁力が出ます。

でもそれは人間の直立姿勢に反します。これは学校の先生から見ると悪い姿勢です。もう人間ではなく動物です。勁力を出すために、動物になります。

太極拳の起勢の手の動きを見てみましょう。上から下ヘ降ろします。前へ出ません。あれで撃てるのか? ハイ、撃てます。

上から斜め下ヘ撃てます。胸から背中の腰ヘ撃ちます。

どうやって上から斜め下ヘ撃つのか? それは足に秘密があります。これは外から見てもわかりません。

最初に立った時は蹠行性か指行性かわかりません。とても曖昧な立ち方です。そこから手を降ろしながら指行性になります。足の親指で立ちます。その過程で斜め下ヘ撃ちます。

私はこれを心意六合拳の虎爪や鶏行歩で会得しました。人間の骨格は蹠行性なので、歩く時、踵で着地します。

この踵の着地を踵の接地に変えてしまいます。踵は地面に触れるだけです。そして、一気に親指で立ちます。拇指球ではありません。親指の第一関節から先の部分です。

この作業は、足の力を抜く必要があります。足に力が入っているとできません。

追伸 普通は大腿四頭筋、特に大腿直筋で歩きます。この大腿直筋の比率を下げる必要があります。それが足の力を抜く、という意味です。大腿四頭筋はカラダを支える役割にします。そして下腿3頭筋で歩きます。役割が逆転します。

追伸2 最近、私の鼠蹊部は常時くびれていることを発見しました。開こうとしても開きません。体型が変化しました。全然わかりませんけど。アハハ

by tiger-hawk | 2019-05-25 08:39 | 反人間本能の勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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