心意六合拳と宋氏形意拳は、足にストッパーを造ります。ストッパーは前足にも後ろ足にもあります。
ストッパーが曖昧だと、打撃も投げも曖昧になり成功しません。
そのストッパーは、親指と人差し指にあります。
親指側エッジの実体は、親指と人差し指の間のラインです。
つまり、足袋のラインです。足袋は親指と人差し指の間が分かれています。
よくある間違いに、膝が流れてしまうことがあります。するとカラダが流れてしまいます。打撃も投げも失敗します。
特に、膝でリズムをとって歩く人の場合です。そんな人は、膝で歩いているように見えます。これは日本人に多いようです。そのために、日本人の足指は退化しつつあるそうです。つまり、足指を使わないで歩きます。
あるいは、ウォーキングの影響が考えられます。
ウォーキングは踵でリズムをとって歩きます。踵が着地した時に一歩となります。もちろん蹠行性です。
踵が着地して終点です。歩きますから、終点の踵が起点となります。
心意六合拳と宋氏形意拳は指行性で歩きます。指行性は足指と趾球を用います。この時、親指側エッジですから、親指と人差し指を用います。
膝で歩く人は、膝をコントロールできません。膝で膝をコントロールできないからです。膝は地面と接触できませんから。
この場合、膝のことは忘れてしまいます。そして、親指と人差し指の感覚を大切にします。
踵は地面に触れるだけです。親指と人差し指の着地を一歩とします。それが終点です。そして起点です。
もちろん、足指は地面をつかんではいけません。地面をつかむと、ヒラメ筋は固まって短縮性収縮してしまいます。
私はこれらのことを、主に心意六合拳の鶏撲食で学びました。
追伸 前鋸筋を造るには、やはり鉄牛耕地が必要です。背中の首下にくびれができないように実行します。無理すると僧帽筋を痛めるので注意しましょう。回数は少な目に。前鋸筋で起勢や鶏歩の半身を造ります。
追伸 らくちんどーさんがブログで取り上げてくれた。ありがとう。宋氏形意拳と心意六合拳を月刊秘伝を通じて教えている先生がいるらしい。月刊秘伝は見るのもイヤなので確認できません。ネタ元をバラさないことは、今では感謝しています。フジマツが教えた結果、あんなヘタクソになった、と世間のみなさまに叱られることが避けられました。これは良い状況です。結果OKです。彼らから教わった人たちはどうなる? 中国でも失敗した先生もいます。だから私に責任はありません。笑 知らね。逃げろ〜