最近、発勁力の練習法を作りました。なかなか美味しいです。
空撃ちだと、できているのかいないのか? 本人も周囲の人も分かりません。腕力でごまかすこともできます。欠点を指摘しても納得してくれない場合もあります。
ミット撃ちだと、腕力でごまかすこともできます。音でごまかすこともできます。
実際に撃つと、受け手が怪我してしまいます。
そこで、両手首をにぎってもらいます。もちろん合気上げみたいなくだらないことはしません。
強くにぎってもらい、そこから心意六合拳・虎撲を撃ちます。重心移動・体重移動でごまかすと失敗します。腕力でごまかすと失敗します。成功と失敗が明らかです。
受け手が怪我する心配はありません。ここは重要です。
宋氏形意拳・馬形拳、五行拳、心意六合拳・馬形伏道、馬形崩拳、などでもできます。
弓歩の場合はそのままで撃ちます。心意六合拳・鶏歩の場合は、そのままで、あるいは半歩前進で撃ちます。宋氏形意拳・六合歩の場合は、そのままで、あるいは半歩前進で撃ちます。
虎抱頭、蛇行歩、などの肘撃ちにも使えそう。次回試してみます。面白そう。
この練習方法ならば、本人も見ている人も納得できます。そして怪我しません。 以上
追記 どうして勁力が見つからないのか? それは、ヒトの直立姿勢・直立二足歩行に勁力が無いことに無知だから。無知は恐ろしい。
どうして太極拳に勁力が見つからないのか? それは太極拳十要が間違っているから。というわけで、太極拳十要批判を近日中にやります。需要は無いけど、自分の整理のために。
鉄牛耕地は発勁力の稽古です。筋トレではありません。要領は、ゆっくり降ろして、瞬間的に上げます。それが心意六合拳・虎撲になります。使う筋肉は、腹横筋、腹直筋、前鋸筋、前腕筋、です。
背中の筋肉を使うと腕立て伏せになり、失敗します。
足の筋肉は主に裏側の筋肉を使う。体幹の筋肉は、主に表側の筋肉を使う。なんでだろう? オラ知らん。でもそうなっている。足の筋肉については、指行性だから裏側の筋肉のほうが都合良いから。体幹については、背中の筋肉を使うと勁力が出ない。だから腕立て伏せをやると、永遠に勁力は出ない。