坂道を下る心意六合拳&形意拳
直立二足歩行は地面を蹴って成立します。しかし地面を蹴ると体が浮いてしまいます。結果、勁力は生まれません。
どうすれば良いのか? そこで、鳥類=獣脚類の趾行性二足歩行を参考にして、心意六合拳の鶏行歩が創作されました。
それだけでは分かりません。ヒトは趾行性二足歩行ではなく、蹠行性二足歩行です。どう折り合いを付けるのか?
そこで分かりやすく説明します。心意六合拳&形意拳は坂道を下ります。下り歩きを平地で実行します。
坂道を登るためには、地面を蹴らなければなりません。地面を蹴るのは大腿四頭筋の仕事です。つまりジャンプ運動です。
その反対をやれば良いのです。だから坂道を下ります。平地ですけど。すると大腿二頭筋をフル活用できます。
もう一つ要素があります。それは止まることです。連綿不断してはいけません。止まることにより勁力が生まれます。
どこで止まるのか?
前足の親指です。
平地だけど坂道を下りましょう!
追記 胸を張るのとは違うのか? 肩甲骨の下にくびれを作る、を教えたら質問されました。大胸筋を使わず前鋸筋を使うだけです。
by tiger-hawk
| 2025-06-09 07:09
| 反人間本能の勁力