動物武術の虎鷹拳院日誌

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2018年 01月 31日 ( 1 )

踵の前蹴りと発勁の関係

*心意六合拳の馬形拳には、踵の前蹴り、踵の横蹴り、踵の後ろ蹴り、があります。猴形拳にも踵の横蹴りがあります。

*それらの基本は踵の前蹴りです。実は、踵の前蹴りができないと、姿勢勁力の発勁ができません。

*そんなに高く蹴る必要はありません。顔面ではなく、相手の腹を蹴れれば十分です。(背の高い人は、顔面を蹴ってもいいですけど。昔の上海にはそんな心意六合拳家がいました。) 

*膝の屈伸運動みたいな蹴りをする人がいます。空手にも、古武道にも、中国武術にも、膝の屈伸運動みたいな蹴りをする人がいます。

*膝の屈伸運動では、足の裏側が伸びません。それでは踵の前蹴りができません。

*踵の前蹴りを成立させるためには、足の裏側の筋肉が十分に伸びる必要があります。

*それは、膝下の下腿三頭筋と膝上の大腿二頭筋のことです。

*そのために、圧腿が必要となります。圧腿は姿勢勁力の発勁のために必要、ということになります。

*圧腿をすることによって、心意六合拳の弓歩が可能となります。武式太極拳の弓歩が可能となります。すなわち、足の裏側が伸びた弓歩のことです。

*裏側が伸びた弓歩ができないと、心意六合拳の鶏歩はできません。宋氏形意拳の六合歩はできません。

*なぜなら、鶏歩と六合歩は、足の裏側の筋肉を伸ばす運動だからです。

*膝で区切られているので、見えないのですが、鶏歩と六合歩は裏側の筋肉を伸ばす運動だからです。

*すなわち、鶏歩と六合歩は弓歩が素となっています。弓歩が原形なのです。

*その弓歩はただの弓歩ではありません。十分に裏側の筋肉が伸びた弓歩なのです。

(註) 沈墜勁や震脚などの動作勁力の場合は、事情が異なります。その場合、足の裏側の筋肉が伸びる必要はありません。動作の勁力ですから、内部の筋肉運動は要りません。心意六合拳と形意拳の動作勁力も同様です。それは他の道場で学んでください。虎鷹拳院ではお取り扱いしていません。

*以前は、踵の前蹴りができない人がいても、まあ仕方ないか、と放置していました。その人が踵の前蹴りを放棄しているのだから、いいか? なんて具合です。かなりテキトーなフジマツです。

*しかし、踵の前蹴りができないということは、弓歩もできません。すると、鶏歩も六合歩もできません。残念です。やはり、圧腿が必要です。使わなくてもいいけど踵の前蹴りが必要です。

*足の裏側が伸びないと、相手の腹に踵を当てることはできません。どうしても、つま先、あるいは足裏全体が当たってしまいます。使う使わないは別として、踵の前蹴りを練習する必要があります。

*その場合、膝の屈伸を使ってはいけません。つまり、膝を完全に曲げた状態から蹴ってはいけません。膝がある程度伸びた状態で上げて、蹴ります。かなり泥臭い蹴りになります。

*蹠行性と指行性の関係でいえば、足裏全体で立っている状態を蹠行性とします。そこから、足指へ移行します。すると、隠れ指行性となります。その過程で撃ちます。宋氏形意拳の六合歩では、その過程があります。それが熊の1号です。

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by tiger-hawk | 2018-01-31 08:22 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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