動物武術の虎鷹拳院日誌

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2018年 04月 17日 ( 1 )

圧力は永遠に解放されません

*姿勢勁力を圧力理論として整理してみました。宋氏形意拳、心意六合拳、武式太極拳の圧力理論です。それは四つの要素として整理できます。

1、体重圧  2、腹圧  3、脇腹圧  4、前腕圧

*体重圧が基礎勁力となります。これだけが下半身です。腹圧、脇腹圧、前腕圧、が上半身=体幹となります。

*体重圧だけは体重を利用できます。そのために、足の力を抜かなければなりません。踏ん張ってはいけません。足指が地面をつかんではいけません。体重を足首に降ろします。

*腹圧、脇腹圧、前腕圧、は体重を直接利用できません。ヒトは直立二足歩行だからです。しかし、体重を利用して訓練する方法があります。それが鉄牛耕地です。つまり四足歩行動物になります。

*しかし、肩を使ってしまうと、腕立て伏せになって失敗してしまいます。腕立て伏せは効果が全くありません。また手首を使うと、肩を使う結果となります。なるべく手首を使わず前腕の筋肉を用います。それが心意六合拳の鷹爪となります。

*体重圧を利用するための訓練が、宋氏形意拳の六合歩、心意六合拳の鶏歩と弓歩、武式太極拳の弓歩,となります。

*その立ち方と歩き方の特徴は、指行性、親指側エッジ、ほぼ一本足、となります。それがニワトリの一本足歩行というわけです。それが、鶏歩と鶏行歩の由来です。心意六合拳と形意拳の根本です。

*この、指行性、親指側エッジ、ほぼ一本足、を直接的に効果的に訓練する方法が、フジマツ考案のスウィング功です。

*体重圧を高めようと、足に力を込めてしまうと、地面を蹴る結果になります。地面を蹴る運動はジャンプ運動です。すなわち、身体が浮いてしまいます。すると、体重は瞬間的に地面を離れてしまいます。つまり、体重圧が消えてしまいます。動機が正しくても、結果は間違いということになります。

*これが、ランニングとウォーキングを使えない運動とする理由です。心意六合拳の鶏行歩運動のみ使えます。その鶏行歩運動は勢いを殺す必要があります。

*そのために、前足一本足状態で瞬間的に止まります。その時に、親指側エッジで指行性という条件が求められます。指行性だから、足指と趾球で止まります。踵に体重は掛かりません。特に大事なのが親指です。その第一関節から先です。

*その前足一本足は後ろ足一本足へ変化します。しかし、同じ足です。左(右) 足が前足から、左(右) 足が後ろ足になるだけです。この一本足時間が勁力時間となります。この時に浮いてはいけないということです。浮いていなければ、基礎勁力が発生します。

*ところが、ヒトの直立二足歩行は身体が浮いてしまいます。地面を蹴ることがヒトの本能となっています。このヒトの本能を克服するために、恐竜=鳥類の二足歩行を取り入れました。特にその過程の一本足時間に注目しました。それが、ニワトリの鶏行歩ということです。

*この時に、下腿三頭筋のバネを形成します。足指と趾球ー足首内側ー下腿三頭筋の勁力トライアングルです。バネは通常、解放する時のエネルギーを利用します。ところが、姿勢勁力ではバネが永遠に解放されません。

*バネはバネのままです。これが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩の特徴です。つまり、圧力は永遠に解放されません。

*筋肉としては、下腿三頭筋の伸張性収縮となります。ところが、足は伸びません。膝は伸びません。しかし、膝に体重はありません。もしも膝に体重があると膝を痛めます。歩く時は、鶏歩が延長されるだけです。(つづく)

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by tiger-hawk | 2018-04-17 08:00 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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