動物武術の虎鷹拳院日誌

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2018年 05月 03日 ( 1 )

大好きな三盤落地

(昨日の体育館から)

*体育館へ向かいながら、今日は何をやろうかな? と漠然と考えていました。そして心意六合拳の三盤落地をやろう、と決めました。

*でも、集まったみんなの意見を聴いて変更することもあります。実にテキトーなのが虎鷹拳院です。アハハ

*というわけで、みんなに聴いて三盤落地にしました。三盤落地は心意六合拳の古典的套路です。

*三盤落地はその最初の技=飢虎撲羊(飢えた虎が羊を襲う) が一番大切です。Nさんは、飢えた羊が虎を襲う、とか言ってましたけど。アハハ 

*遊牧民にとって、歓迎できない事態です。動物武術の回族心意六合拳は、イスラーム系遊牧民から始まったと私は考えています。それは、モンゴル帝国がユーラシア大陸を統合した時代からのことです。その頃から、後の回族が形成されました。

・・・洛陽周辺の山野をあゆみゆけば、しばしば小集団をなして羊の群れを追いながらやってくるムスリム牧民たちに出会う。かれらは街に住まず、野に暮らす。
 洛陽あたりは、まさに中華本土の中央である。そうだからこそ、古くから洛陽は「土中(どちゅう) 」、大地の真ん中と考えられ、ここに定都することが真正の中華王朝であるとされた。
 紛れもない中華のなかの中華でも、こうなのである。現在の省でいえば、河南・山東・山西・河北でさえ、街と街の間にひろがる山野は、しばしば牧民の世界といっていい。中華本土は、一面の漢族の文明世界。かたや、長城のそとは沙漠と草原が織りなす牧民の素朴世界。ーーこうした単純な二分法のイメージは、すでに幾度か繰り返しのべたように、本当におかしい。・・・「遊牧民から見た世界史」杉山正明 著、日本経済新聞社

(註) この本は1997年初版ですから、現在の状況とは違っているかもしれません。しかし沙漠はどんどん広がっていて北京の郊外まで迫っているそうです。私が宋氏形意拳を学んだ山西省も乾燥地帯です。気管支炎が多いところです。中国へ行く時はのど飴をたくさん持って行きましょう。

*陶子鴻先生が伝えた心意六合拳には四把捶がありません。基礎套路としては、三盤落地と虎鷹相闘があります。(虎鷹拳院の名称は虎鷹相闘から名付けました。) 三盤落地の飢虎撲羊は最も原初的な心意六合拳の風格を表現しています。

*飢虎撲羊は厳しい4連続攻撃で構成されています。しかし、習った時は全くできませんでした。身体が浮いてしまいます。素早く移動できません。何処から勁力が出るのか、さっぱりわかりません。ドナイセエチュウネン ! ヤッテラレヘンワ ! アキサミヨー

*もちろん、今は解ります。勁力は後ろ足の親指と人差し指から出ます。そして、前足の親指と人差し指で着地します。今は大好きな三盤落地です。

*ここでも肩の力を抜きます。肩の動きは股関節と完全同化します。

*パンチング・ミットで練習してみました。撃てるか撃てないか、簡単に判断できます。ホナ、マタ

追伸・・・インターネット動画には、超派手な三盤落地がありますが、演出過剰かな、と思います。長拳かい ! アハハ

追伸2・・・三盤落地・飢虎撲羊の途中に、形意拳の半歩崩拳にそっくりな歩法があります。半歩崩拳の歩法の起原なのかもしれません。

追伸3・・・「遊牧民から見た世界史」によって、オラは中国伝統思想と中華思想から決別できました。中国武術者にもおすすめです。世界観が変わります。

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by tiger-hawk | 2018-05-03 08:51 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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