動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

2018年 07月 02日 ( 1 )

変化する鼠蹊部と腹直筋

*太極拳の失敗は、鼠蹊部の深い切り込み、を理解できないことによりもたらされます。


*形意拳の失敗は、鼠蹊部の深い切り込み、を理解できないことによりもたらされます。


*心意六合拳の失敗は、鼠蹊部の深い切り込み、を理解できないことによりもたらされます。


*失敗の根本原因は鼠蹊部にあります。しかし、人類は鼠蹊部を伸ばすことにより進化しました。木を降りたサルは直立して二足歩行を始めました。その直立姿勢は、鼠蹊部を伸ばすことにより成立します。


*つまり、太極拳の失敗は、形意拳の失敗は、心意六合拳の失敗は、ヒトの進化の歴史の中にあらかじめ用意されていたのです。(だから、鼠蹊部の深い切り込みという概念は存在していません。理解はたいへん難しくなります。) 


*心意六合拳と宋氏形意拳が人間武術ではなく動物武術だということは、偶然ではありません。心意六合拳が鶏歩と鶏行歩で成立していることは、偶然ではありません。


*鶏歩・鶏行歩=ニワトリ=鳥類=恐竜の鼠蹊部は、深く切り込まれています。指行性四足歩行の虎の鼠蹊部も、深く切り込まれています。心意六合拳はこれらに注目して学習したのです。それはヒトの蹠行性二足歩行ではなく、恐竜の指行性二足歩行です。


*私が山西省太谷県へ行った時、宋氏形意拳のある先輩は、身体がフワフワと浮いていました。自分も歩くと身体がフワフワと浮いてしまいました。それで歩くのをあきらめました。


*その当時は鼠蹊部なんて言葉も知りませんでした。全くの無知でしたが、歩くと失敗するということだけは理解できました。


*そこで、六合歩で立って五行拳をひたすら撃ちました。六合歩で立つということは、直立しないということです。直立しない姿勢をどんどん後退させると、鼠蹊部が深く切り込まれ、足首が深く折れ曲がってきます。歩かないという選択が、偶然に正しい方向へ導いてくれました。


*失敗する人を観察すると、失敗の原因が見えてきます。すると自然に正しい方向へ導かれます。ウソみたいな本当の話しです。(そうではない場合もありますけど。失敗する人に影響されて、自分も失敗する場合もあります。そっちの場合が多いかもしれません。権威や名誉で判断する場合も、ほとんど失敗します。本質が理解できないからです。)


*ある人に壁を使って、尻を収めることを教えてみました。そのまま前へ出てもらいました。すると、尻が出て、腰が張り、背中が緊張してしまいました。壁という支えを失った時、体幹の立て方が元へ戻ってしまったのです。


*体幹は腹直筋で立てます。つまり、背中を背中側で立てるのではなく、背中を腹側で立てます。これが、腹直筋で内臓を持ち上げる、ことの意味です。これは、腹直筋を伸ばすことです。腹直筋の伸張性収縮です。


*ところがその人は、V字腹筋運動で腹直筋の使い方を別の人に教えていました。私は、なんかへんだなあ、と感じていました。


*考えてみれば、V字腹筋運動は、腹直筋を縮める運動です。すなわち腹直筋の短縮性収縮です。これでは、使えません。内臓を持ち上げることもできません。


*さて、成功のキーワードは鼠蹊部にありました。実は、太極拳の起勢の姿勢も、その成功は鼠蹊部の深い切り込みにあります。でも、起勢だけで鼠蹊部の深い切り込みを理解するのは難しい。タントウや立禅でも、鼠蹊部の深い切り込みを理解するのは難しい。馬歩でも、鼠蹊部の深い切り込みを理解するのは難しい。中途半端なんです。


*鼠蹊部の深い切り込みは、ニワトリに、鳥類=恐竜に学びます。でも、私たちは人間です。もっと近い存在で、あるいは同じヒトで鼠蹊部の深い切り込みを学ぶことはできないのか? それがありました。スピードスケートの姿勢です。


*そこで、スピードスケートの姿勢を参考にして、スウィング功を作りました。但し、スピードスケートの場合、恐竜と同じように体幹を倒します。でも、武術の場合は体幹を倒してはいけません。それでは危険な姿勢となります。


*そこで、体幹を腹直筋で立てます。一般の人は、腰と背中で体幹を立てます。それでは尻が出てしまいます。腰も張ります。そこで、腹直筋で内臓を持ち上げてやります。


深く切り込まれる鼠蹊部、と、腹直筋で内臓を持ち上げることを組み合わせて、指行性二足歩行します。それが、心意六合拳の鶏行歩なのです。


[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-02 08:27 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー