動物武術の虎鷹拳院日誌

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2018年 07月 17日 ( 1 )

どうして力を抜く必要があるのか? 

*どうして力を抜く必要があるのでしょうか?

*それは骨で撃つから? 腱で撃つから? 気で撃つから?

*いえいえ、それらは非現実的です。そのような話題は月刊秘伝に任せましょう。

*どのような場合も筋肉は絶対に必要です。その筋肉の利用法が問題となります。力を抜くとは、筋肉を使わないということではありません。

*姿勢勁力の根本は、自分の体重の圧力プラス下腿三頭筋の伸張性収縮で成立しています。

*この体重圧を利用するために、力を抜かなければなりません

*体重圧を使うというと、勘違いして力を入れる人がたくさんいます。すると、地面を蹴ってしまう結果となり、身体は浮いてしまいます。身体が浮いてしまうと、体重の圧力はもはや消えてしまいます。(一般のフワフワ太極拳は、力が抜けているように見えますが、身体が浮いているので勁力はありません。) 

*体重の圧力を効果的に使うために、力を抜くのです。体重圧に耐えるために、その分だけ筋肉は収縮します。(その時は短縮性収縮です。) でも、積極的に力を入れてはいけません。自分の体重に任せてしまうのです。(そして、撃つ瞬間、伸張性収縮します。)

*「体重の圧力を感じますか? 」と質問すると、「バンバン感じます」と答える人がいます。その場合は、自分から力を入れているのです。もちろん、体重圧を利用することはできません。失敗です。そんな人がたくさんいます。自分の体重に任せる、ということが理解できません。そんなことで発勁できるのか? と納得できないようです。

*自分の体重に任せるのが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩です。自分の体重を受け入れます。逆らってはいけません。するとはじめて、自分の体重を感じ取れます。普段は自分の体重を感じられません。自分の体重を感じていたら、生活できないからです。

*心意六合拳の弓歩、武式太極拳の弓歩では、教えたその日に勁力を出すことができます。(素直でない人は出ませんけど。)

*どうして弓歩では比較的簡単に勁力が出るのでしょうか?

*それは体重の圧力が鶏歩・六合歩よりも小さいからです。だから、比較的簡単に立つことができます。

*鶏歩と六合歩では、訓練を重ねないと立つことができません。それだけ、体重の圧力が大きいのです。

*弓歩勁力のほとんどは下腿三頭筋(と内転筋など) の伸張性収縮ということです。鶏歩・六合歩では、体重の圧力がより大きくなります。

*ということは、鶏歩・六合歩のほうが弓歩よりも大きい勁力が出ます。

*体重の圧力といえば、馬歩が有名です。しかし、馬歩は二本足なので、それほど圧力は大きくありません。鶏歩・六合歩・スウィング功などは、一本足に近いので、圧力が大きくなります。

*鶏歩・六合歩で、さらに体重の圧力を大きくする方法があります。もちろん、力を入れるわけではありません。撃つ瞬間に、さらに低くなるのです。これも誤解されますけど。

*つまり、さらに足首が折れ曲がります。その瞬間、下腿三頭筋が伸張性収縮します。これらは同時進行しますが、厳密にはそうではありません。でもあまり考えないほうが上手くいきます。

*これは高低差の大きい技で確かめられます。心意六合拳の燕子点水や虎抱頭などです。それは下腿三頭筋の短縮性収縮から伸張性収縮の過程です。短縮性収縮だけだと、しゃがむ結果となり勁力は生まれません。下腿三頭筋のバネ効果を利用します。

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by tiger-hawk | 2018-07-17 08:16 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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