動物武術の虎鷹拳院日誌

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2018年 07月 20日 ( 1 )

推手は自殺行為

*一般の太極拳をやっている人に聴いたところ、踵で立つように指導されているそうです。考えてみれば人間は踵を使う蹠行性(せきこうせい) ですから、これは当然のことです。原始的な霊長類の頃から蹠行性です。だから直立できました。

*沖縄の空手の動画を見ても、踵で立っているようです。人間ですから当たり前です。

*しかし心意六合拳と宋氏形意拳は動物武術です。その立ち方と歩き方はニワトリを参考にしています。もはや人間ではありません。

*ニワトリは鳥類です。鳥類は元は恐竜です。恐竜は二足歩行ですが蹠行性ではなく指行性です。二足歩行ですが直立していません。ティラノサウルスなどは指行性二足歩行です。というわけで、心意六合拳と宋氏形意拳は指行性二足歩行です。

*武式太極拳(喬松茂先生) の場合、一歩の中で蹠行性から指行性へ変化します。蹠行性と指行性の中間、というべきですか。

*こんなことは中国では言いません。フジマツは馬鹿か? と思われるかもしれません。確かにフジマツは馬鹿ですが、フジマツの分析は正しいのです。動物武術ですから動物学を参考にしただけです。誰でもやりそうですが、誰もやろうとしなかった。ナンデヤネン ! やはり伝統に縛られている結果です。そんなに古い伝統は無いのですが。

*初めて心意六合拳を見たのは、1982年の上海だったかな? なんだあれは? アヒルの真似か? と想いました。その感想はそんなに間違ってはいませんでした。

*心意六合拳の鶏歩を見ると、後ろ足の踵が少し地面と離れています。そこから指行性に気がつきました。

*指行性という言葉は、「骨から見る生物の進化」という本から知りました。その本はきれいな動物の骨の写真と解説文で構成されいました。この本は私の宝物となりました。みなさんにもおすすめです。

*指行性二足歩行は直立していません。人間は直立二足歩行ですが、心意六合拳と宋氏形意拳は直立していません。

*その特徴は、鼠蹊部が深く切り込まれていることです。これによって直立ではなくなりました。これによって、足首が折れ曲がります。足首が折れ曲がることによって、指行性になります。

*鼠蹊部が深く切り込まれていることによって、下腿三頭筋へ体重圧が掛かります。それによって、歩く時、下腿三頭筋の伸張性収縮が起こります。これが姿勢勁力の原動力となります。

*しかし、体重移動してしまうと、この勁力は消えてしまいます。ヒトは体重移動によって歩くので、人間の歩き方ではいけません。蹠行性ではいけません。蹠行性では大腿直筋と膝を使います。

*推手が使えないのは、蹠行性に基づいているからです。指行性ではすぐに立ち位置を変えます。立ち位置の固定化は考えられません。活歩推手でも、立ち位置は固定化されています。

*ボクシングなどではジャンプして立ち位置を変化させます。姿勢勁力ではジャンプしての立ち位置変化はしません。ジャンプすると身体が浮いてしまうからです。

*ジャンプしない立ち位置の変化を、心意六合拳では吊歩(ちょうほ) と称します。熊吊膀の吊です。吊歩が使えない推手は、動物武術としては無意味です。

*推手を練習すると、動物武術は弱くなります。だから虎鷹拳院では推手しません。推手は動物武術の自殺行為です。

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by tiger-hawk | 2018-07-20 08:21 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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