動物武術の虎鷹拳院日誌

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2018年 11月 13日 ( 1 )

下腿三頭筋で歩く

最近、心意六合拳の鶏行歩の成功者が一人現れました。嬉しいのですが、会員がほとんどいない絶滅危惧種の虎鷹拳院なので、絶対数が増えません。姿勢勁力なんて、世間一般の姿勢の力と同じと思われているのでしょうか。

合気上げと同じ、なんていわれたこともありました。心外ですが、反論しても無駄です。相手はとにかく否定して安心したいのですから。もちろん合気上げはやりません。推手も殴り合いもやりません。合気上げ、推手、殴り合い、などをやっても勁力を見つけることができません。

姿勢勁力は、普通に歩いていては、一生見つけることができません。では、普通に歩くとは、どういうことなのでしょうか?

木から降りたサルは、曲がっている大腿骨を真っ直ぐにし、大腿四頭筋の特に大腿直筋を大きく改造して、地面を蹴って、直立二足歩行を確立しました。化石人類学によれば。

私たちの大腿骨は既に真っ直ぐです。類人猿ではなく、ヒトですから。そこで、大腿直筋と地面を蹴ることに注目しましょう。

地面を蹴るとはジャンプ運動です。歩くことも小さいジャンプ運動なのです。これを大きいジャンプ運動にすれば、ランニングになります。普通に歩くことも、ウォーキングも、小さいジャンプ運動なのです。

そして、歳を取ると、着地を支えられないので落下することになります。これを積極的に拡大したのが沈墜勁です。これに、着地にさらに地面を蹴る要素を加えたのが震脚です。この辺りは虎鷹拳院とは関係ありませんけど。他の道場で学んでください。

さて、ジャンプ運動の筋肉は大腿直筋です。ジャンプ運動と大腿直筋は密接な関係にあります。つまり、普通に歩くとは、大腿直筋で歩くということになります。

地面を蹴らないで歩くためには、大腿直筋ではなく、地面に近い筋肉で歩く必要があります。地面と仲良く歩きます。大腿直筋では高すぎるのです。既に身体は浮いています。

そこで下腿三頭筋で歩きます。そのために、直立姿勢を捨てます。そのために、鼠蹊部は切り込まれます。そのために、足首は折れ曲がります。そのために、足首の力を抜きます。

下腿三頭筋で歩くためには、ヒトの蹠行性ではなく、ネコやイヌやニワトリや恐竜の、指行性に近づける必要があります。もうヒトから離れてしまいました。

どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。全ては姿勢勁力で撃つためです。神様ごめんなさい。せっかく人間にしてもらったのに。これからはニワトリとして生きていきます。なんてことはないか! アハ ちょっと指行性に学ぶだけです。

下腿三頭筋で歩くと、強い力=勁を獲得できます。

追伸→下腿三頭筋で歩くためには、足首の特殊な角度が必要です。勢いよく歩くと、その角度は見つけられません。ゆっくり歩いても、足首が硬直していると、その角度を見つけられません。低く歩いても、膝を使っていると、その角度は見つけられません。一般の太極拳は膝を使っているので、やはりその角度を見つけられません。弓歩でも、膝を使わないことが必要です。膝からの解放が求められます。それが大腿直筋の呪縛からの解放に繫がります。

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by tiger-hawk | 2018-11-13 08:15 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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