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動物武術の虎鷹拳院日誌

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2019年 07月 02日 ( 1 )

内蔵勁力と外付け勁力

勁力の世界は、外付け勁力と内蔵勁力の二つに分かれます。

虎鷹拳院の心意六合拳と宋氏形意拳は、内蔵勁力です。

外付け勁力とは、沈墜勁、震脚、十字勁、纒糸勁、開合、など動作を伴う勁力です。

内蔵勁力とは、動作を伴うことのない勁力です。だから体重移動なしで撃てます。心意六合拳の鶏歩そのままで、宋氏形意拳の六合歩そのままで、撃てます。むしろ体重移動すると失敗します。

もちろん、心意六合拳にも内蔵勁力と外付け勁力の二つがあります。宋氏形意拳も同様です。

例えば、いわゆる呂式心意六合拳は外付け勁力です。それは、鶏歩を見るとわかります。

後ろ足の踵が高い位置にあります。それは、前足に体重移動が完了していることを表しています。後ろ足の下腿3頭筋は空っぽです。

外付け勁力の立場からは、内蔵勁力の存在を想像できません。だから存在を否定してしまいます。それは仕方のないことです。

人間は立場の違う人を理解できないものです。頭から否定しないでほしいものですが。

外付け勁力の優秀な点は、想像力が乏しくても習得できることです。

内蔵勁力の難しい点は、想像力が乏しいと習得できない点です。体重移動しないで撃つ、なんて信じられません。地面を蹴らないで撃つ、なんて信じられません。

体重移動することは、人間の本能なのです。地面を蹴ることは、人間の本能なのです。

内蔵勁力は、人間の本能に反する勁力です。だから反自然勁力です。

外付け勁力は、人間の本能に基づいています。だから自然勁力です。

それは歩き方にも表れます。内蔵勁力は、人間の歩き方ではありません。それは、鶏=鳥類=恐竜の指行性二足歩行です。

外付け勁力は、人間の歩き方です。すなわち、蹠行性二足歩行です。

内蔵勁力は、見た目わかりません。体重移動しないので、見た目、動いていません。

しかし、カラダ内部は動いています。動物なので動いています。

それが、見えない三つの動きです。すなわち…

前鋸筋の伸長性収縮=龍身、前腕筋肉の伸長性収縮=鷹爪、下腿3頭筋の伸長性収縮=鶏歩と六合歩、の三つです。

内転筋の伸長性収縮、大腿ニ頭筋の伸長性収縮なども加わります。また、上腕二頭筋の短縮性収縮なども加わります。

でも煩雑になるので、とりあえず三つの内部運動とします。

この三つの動きは、完全に見えないわけではありません。しかし、動作を伴わないので、見えません。写真や動画では全く見えません。肉眼でも、解説してくれないと全く見えません。

だから内蔵勁力と称します。でも想像できないという欠点は消えません。

成功の基礎条件は三つです。すなわち…

鼠蹊部の力を抜き、くびれを造ること。足首の力を抜き、くびれを造ること。肩と胸の力を抜き、査骨の下にくびれを造ること。

内蔵勁力については、中国では理論的に整理されていません。唯一、フジマツが整理しました。でも実際に表現できる人はたぶん、少なくありません。虎鷹拳院でも増えています。特に、基礎条件と筋肉を明らかにしたので、これからも増えるでしょう。

関係ない追伸 パピヨン見た。イヌじゃないよ。脱獄の映画。なかなか良かった。慈愛に満ちたカトリックの尼さんが、優しくパピヨンを警察に売ったのが面白い。

by tiger-hawk | 2019-07-02 08:30 | 反人間本能の勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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