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動物武術の虎鷹拳院日誌

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2019年 08月 31日 ( 1 )

力をどんどん抜くと勁力が出ます

力をどんどん抜くと、強い力=勁力がどんどん生まれます。これが、四両発千斤=小さい力で大きい力を生む、の発勁法則です。

力を抜くといっても、全身の力を抜くわけではありません。それでは寝てしまいます。永遠に寝てしまうかもしれません。

力を抜くのはもちろん目的があります。自分の体重を足首に降ろすためです。

体重を足首に降ろすと、足の親指ー足首ー下腿3頭筋による勁力トライアングルが形成されます。

これが心意六合拳の鶏歩の目的です。宋氏形意拳の六合歩の目的です。

足首に力が入っていると、地面を蹴ってしまいます。無自覚に地面を蹴ってしまいます。すると、勁力は生まれません。生まれる前に死んでしまいます。これは指摘されても理解できません。

それが、人間の直立姿勢だからです。直立姿勢では足首が伸びています。それは地面を蹴っている姿勢なのです。だから、意識的に足首の力を抜きます。

でも、人間の直立姿勢には決定的要素が、もう一つあります。それが鼠蹊部を伸ばすことです。

身近に四足歩行動物がいます。イヌとネコです。彼らの鼠蹊部はくびれています。伸びていません。四足歩行動物なので当然、と言われるかもしれません。

では、二足歩行動物ではどうでしょうか。

人間以外にも二足歩行動物はいます。ニワトリです。鳥類です。恐竜です。ティラノサウルスです。

彼らの鼠蹊部はくびれています。だから直立できません。恐竜は滅びています。でも身近に恐竜の子孫がいました。ニワトリです。それが心意六合拳の鶏歩の始まりです。

鼠蹊部のくびれを造るためには、鼠蹊部の力を抜かなければなりません。それが鶏歩の基本条件です。六合歩の基本条件です。勁力の基本条件です。

え? 気はどうした? 丹田はどうした? そんな妄想は、燃えるゴミの日に出してしまいましょう。

気とか丹田はどうでもいいのですが、尻を収めなければなりません。鼠蹊部のくびれを造ると、へっぴり腰になる人がたくさんいます。これを修正しなければなりません。

直立姿勢の弊害はもう一つあります。それは肩が緊張してしまうことです。肩に力が入ると、勁力は生まれません。だから、肩の力を抜きます。

緊張体質の人は、無意識に力が入っています。だから力を抜くことはたいへんです。でも、力を抜くことが、勁力への道なのです。

追伸 合気道には様々な流派がありますが、背中と腰をガチガチにする流派があるそうです。フジマツのフニャフニャ崩拳と対極にあるような流派です。なんか帝国軍人の直立不動、みたいな感じ。でも、いかにも日本人受けしそうです。世の中いろいろで面白いです。

予告 心意六合拳の鶏歩には、強い鶏歩と弱い鶏歩があります。形意拳の三体式には、強い三体式と弱い三体式があります。

by tiger-hawk | 2019-08-31 08:03 | 反人間本能の勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


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