動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:心意六合*形意( 338 )

決定力

動物武術の勁力は、三つの力を抜くと生まれます。

三つの力とは、鼠蹊部の力、肩の力、足首の力、のことです。

このコツで、心意六合拳の鶏歩と弓歩を実行します。宋氏形意拳の六合歩を実行します。武式太極拳の弓歩を実行します。

たったこれだけです。なんて単純なのでしょうか? 単純化したのは、アホのフジマツですけどなにか?

もっとありがたい表現はないのかい? 秘伝とか? 超秘伝とか? 南無阿弥陀仏とか? ヤマトタケルノミコトとか?

いえいえ、仏ほっとけ神かまうな、と昔から言われております。ひいじいさんから聞かされました。ホントですよー

鼠蹊部の力、肩の力、足首の力、はどこから生まれたのでしょうか?

それは人間の直立姿勢から生まれました。さらにその元は、霊長類の蹠行性です。

そこで、鶏=鳥類=恐竜の指行性二足歩行に学んだのが心意六合拳です。心意六合拳の創始者は天才です。私は天才のおこぼれを拾っただけのケチな野郎でございます。申し訳ありません。

さて、三つの力を抜けば勁力が生まれます。しかし、それだけでは最後の決定力に欠けます。

最後の決定力とはなにか?

それは前腕の力です。心意六合拳の称する鷹爪です。

気ではありません。骨ではありません。腱ではありません。詐欺師に耳を貸してはいけません。奴らは悪意の、あるいは善意の詐欺師です。

悪意のある無しは、主観の問題です。本人が悪意は無いと言えば、悪意はありません。しかし詐欺師であることには間違いありません。無知の詐欺師です。

前腕の筋肉が必要です。しかし落とし穴があります。それは力の使い過ぎです。力とオカネは使い過ぎに注意しましょう。

前腕の力を使い過ぎると、上腕が緊張してしまいます。肩も緊張してしまいます。

特に、上腕三頭筋が緊張していないか、チェックしましょう。上腕三頭筋がフニャフニャならばオッケーです。それが、伸びない拳です。

前腕の力は使い過ぎると失敗します。でも無くても決定力に欠けます。

by tiger-hawk | 2019-03-21 08:02 | 心意六合*形意

伸びない拳

心意六合拳と宋氏形意拳の拳は、伸びない拳です。腕が伸びません。

それは、上腕三頭筋を用いないからです。普通は、上腕三頭筋を用います。ボクシングも空手も、上腕三頭筋の伸長性収縮を用います。

ところが、心意六合拳と宋氏形意拳は、上腕三頭筋の伸長性収縮を用いません。

腕は肩からではなく、前鋸筋から生やします。あたかも、爬虫類のワニのように、脇腹から腕を直結させます。

したがって肩の力を抜きます。

そして、前鋸筋と前腕の筋肉を直結させます。これを、心意六合拳と形意拳では、龍身と称します。龍は爬虫類のワニから生まれました。

面白いことに、上腕三頭筋を用いないと、腕は少し曲がったままです。当たり前ですけど。

これを私は宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳で、会得しました。それが、心意六合拳の馬形拳で役だちました。

心意六合拳では、さらに上腕ニ頭筋の短縮性収縮を少し用います。さらに腕は短くなります。

拳を真っ直ぐ伸ばしてみてください。そこから上腕三頭筋をゆるめます。すると、腕は少し曲がります。それが、動物武術の拳となります。これは確認のためだけです。

もちろん、訓練によって、思い切り撃っても伸びない拳を造ります。

腕の根っこは前鋸筋ですから、文字通りの体幹の拳ができあがります。

by tiger-hawk | 2019-03-20 08:10 | 心意六合*形意

鷹爪の生と死

心意六合拳の鷹爪は、勁力の仕上げです。ここに、発勁の生と死があります。

鷹爪は、前腕の筋肉の張りにより指先の張りを造ります。指の第一関節から先の緊張です。

ところが、指先が死んでいる人が少なくありません。なんでだろう、と不思議でした。

で、観察してみると、力の使い過ぎ、でした。勁力運動の間違いのほとんどは、力の使い過ぎ、です。心意六合拳の鶏行歩の間違いも、足の力の使い過ぎです。

力の使い過ぎにより、上腕が緊張してしまいます。上腕が緊張すると、肩が緊張してしまいます。そして、指先が死にます。

指先と言っても、三本の指先が大事です。人差し指、中指、薬指、の三本の指先です。

親指と小指は重要ではありません。なぜなら、鷹爪とは、つかむ動作ではないから、です。ここ大切なところです。

よくある誤解です。鷹爪の名称から、つかむ手と勘違いしてしまいます。

これはつかむ手ではなく、打撃の手なのです。

でも、相手をキャッチする手です。正確にキャッチすると、正確に撃てます。

鷹爪は、4点接触します。これは重要です。

すなわち、人差し指の指先、中指の指先、薬指の指先、そして掌根です。この4点で相手と接触します。

すると正確に撃てます。小指と親指は重要ではないので、自然に任せます。

これは、壁でも練習できます。練習仲間のカラダでも、練習できます。撃たないで、軽く接触します。

鉄牛耕地も4点着地です。もちろん、掌の中に空間を造ります。

この鷹爪ができると、拳も造れます。鷹爪の要領でコブシを造ります。

だから、手の内に空気が残ります。ギュ、と握り込む結果にはなりません。

by tiger-hawk | 2019-03-19 08:01 | 心意六合*形意

弱い足首が勁力を生み出します

力を抜けば抜くほど、強い力=勁力が出る。なんてことはありません。それでは寝てしまいます。

ところが、足首の力を抜けば抜くほど、強い力=勁力が出ます。これは本当のことです。

しかし、世の中、良いことばかりではありません。

足首の力を抜けば抜くほど、足の筋肉は疲労します。その足の疲れは半端ではありません。そんな練習をダラダラ2時間もやると、足がだるいです。特に下腿3頭筋がだるいです。

勁力の代償は、足の筋肉の疲れです。でも、勁力のためですから、我慢しましょう。アハ

激しいスポーツの疲れとは、全く違います。なにしろ、地面を蹴りません。息が切れるようなこともしません。勢いも付けません。走りません。ラッシュしません。足首の力を抜いてしまうので、勢いは死にます。

それでも、とても疲れます。足首の力を抜くと、足の筋肉への負荷が増大します。地面を蹴ったほうが疲れません。

鼠蹊部の力を抜いて切り込むと、勁力姿勢の基礎ができます。しかし、勁力としてはもの足りません。

根本勁力が必要です。それは弱い足首から生まれます。

足首の力を抜いて、疲れたヨレヨレの弱い足首を造ります。それはとても弱いスプリングです。

体重は足首に降りて来るのに、足首は弱いので全く頼りになりません。仕方ないので、足の筋肉がイヤイヤながら体重と動きを支えます。筋肉には迷惑な話しです。とばっちりです。

その状況が勁力を生み出します。なんだか迫力がありません。勢いがありません。筋肉は不本意です。筋肉君、承知した覚えはありません。筋肉君、契約書に押印、サインしていません。

弱い足首が勁力を生み出します。それが、心意六合拳、宋氏形意拳、武式太極拳の根本勁力です。

追伸 正しい姿勢とは、鼠蹊部がゆるみ、足首がゆるみ、肩がゆるんだ状態です。とても非常識ですね。ウフ

by tiger-hawk | 2019-02-22 08:36 | 心意六合*形意

数ミリの修正です

昨日の体育館から

みんな、なにやりたい? と聞いてみました。リクエストに応えるリクエスト道場の虎鷹拳院です。

すると、基本をやれやフジマツのボケ、とみんなに言われました。

で、仕方なしに、みんなの心意六合拳の鶏歩を修正しました。

で、私が修正してあげると、みんな勁力を出していました。数ミリの修正です。

あれ? デブのフジマツがやけに軽いじゃないか? 30キロかよ、と私をぶっ飛ばして笑っています。なんなんだよ!

笑われてナンボのフジマツです。でもみなさん、私の修正をあてにしないで、自分で修正できるようにしましょう。私、もう長くはありませんからあー

数ミリの修正です。写真や動画でもわからないでしょう。でもそれが勁力の有無を決定します。いいのか悪いのか、わかりませんけど。

みなさん、鼠径部の切り込みが少し甘い。四足歩行動物の後肢鼠径部を想像してみてください。

そして、フニャフニャの足首を造りましょう。何簡単です。足首の力を抜くだけのことです。

その後、相手を制御する方法を練習してみました。技の練習は時間足らなくてできませんでした。ではまた

追伸 心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、について、姿勢の高低と勁力は無関係です。

by tiger-hawk | 2019-02-21 08:08 | 心意六合*形意

地面を押さえつけないこと

下腿の力を抜きます。下腿3頭筋に力を入れてはいけません。

下腿3頭筋の伸長性収縮は、体重圧によって、結果として生じるものです。つまり積極的なものではなく、かなり消極的なものです。

心意六合拳の鶏歩は、宋氏形意拳の六合歩は、武式太極拳の弓歩は、地面を押さえつけるものではありません。

自分の体重圧を、下腿3頭筋は受け入れます。同時に、地面と優しく接します。

これを誤解して、地面に圧力を掛ける人がいます。見た目は強そうですが、勁力が発生しません。

武張る発想の人が、この落とし穴にはまります。がんばると強そうに見えます。大衆受けはしますが、中身がありません。なにより、勁力がありません。

でも本人は満足しているので、説得はほぼ不可能です。修正はできません。そんな先生に当たったら、逃げることをおすすめします。

カラダが浮かないためには、上半身をフニャフニャにします。でも全てフニャフニャではありません。

前腕の筋肉は伸長性収縮します。心意六合拳の鷹爪です。肩と胸はフニャフニャにします。腰も働いてはいけません。

腹筋で内臓を持ち上げます。しかし、胸の手前でやめます。胸が緊張しないようにします。つまり弱い力です。

下半身もフニャフニャにします。地面に反発してはいけません。地面を押さえつけてはいけません。あるがままに受け入れます。

そして歩きます。鶏行歩です。足を引きずることはありません。しかし、地面に反発することはありません。地面を押さえつけることもありません。

武張る必要はありません。自分の体重を受け入れて、そのまま歩きます。

by tiger-hawk | 2019-02-11 08:36 | 心意六合*形意

体幹の中心は何処?

体幹の中心は何処でしょうか? それは、ズバリ、脇腹の前鋸筋です。

腕は何処から生えているのでしょうか? それは、脇腹の前鋸筋です。肩ではありません。だから龍身と称します。龍は爬虫類のワニです。ワニの前肢は脇腹の横から生えています。

心意六合拳の鶏歩の半身は何処から造るのでしょうか? それは、脇腹の前鋸筋です。肩ではありません。

宋氏形意拳の六合歩の半身は何処から造るのでしょうか? それは、脇腹の前鋸筋です。肩ではありません。

これらの原則は、宋氏形意拳の龍形基本功や熊形基本功で学習したはずです。

心意六合拳の蛇撥草に苦労していた人がいたけど、原則を理解していなかった、ということです。

原則は一つです。たった一つです。キックボクサーに理解できないのは無理ありません。でも、虎鷹拳院に縁があった人は理解し会得しましょう。たった一つですから。

by tiger-hawk | 2019-02-07 08:08 | 心意六合*形意

ヨウサンバから見つけます

心意六合拳と宋氏形意拳の勁力はカラダの内部にあります。だからといって気ではありません。意ではありません。骨ではありません。

運動です。でもランニングとは無関係です。ウォーキングとも無関係です。合気上げとも無関係です。どれも、自分が浮いてしまいます。浮いてしまうと勁力は消えます。

内部運動なので、通常は目に見えません。でも全く見えないわけでもありません。心意六合拳の弓歩で見える時があります。心意六合拳の技の練習で見える時があります。

心意六合拳の鶏歩では隠れていて見えません。宋氏形意拳の六合歩でも隠れていて見えません。

そのために、一生見つけられない中国の先生、日本の先生もいます。そして力でごまかします。

内部運動が見つけられない時も、力が障害になる場合があります。力の使い過ぎです。

私が筋肉名称を用いると、そこに一生懸命に力を入れる人がいます。そして勁力を殺してしまいます。筋肉名称はヒントの一つです。こだわると失敗します。自ら勁力を殺してはいけません。

あくまで内部運動です。その時、筋肉を用います。

勁力の素材は自分の体重です。

だから、体重移動してしまうと、勁力の素材が消えてしまいます。

そこで、体重移動しない歩き方が必要となります。それが心意六合拳の鶏行歩です。

ところが、人間の歩き方は体重移動に基づいています。木から降りたサルが直立二足歩行を始めた時からの運命です。業です。

この運命を断ち切ることが求められます。だから、人間の直立二足歩行ではなく、ニワトリ=鳥類=恐竜の指行性二足歩行なのです。

とりわけニワトリの一本足歩行です。

心意六合拳に、前足一本足で撃つ技が二つあります。馬形鑽拳と鶏形展翅=ヨウサンバです。この技の意味が全くわかりませんでした。フットワークも悪いので、実際に使うことはありえません。

でもニワトリの一本足歩行そのものです。つまり、勁力表現が露骨です。

以前、馬形鑽拳の鶏歩、ヨウサンバの鶏歩、が撃てなくて困っていました。それを私は前足一本足で解決しました。

でも教えてみると失敗しました。どうしても地面を蹴ってしまいます。そこで、馬形鑽拳の弓歩、ヨウサンバの弓歩、から修正することにしました。

とりわけヨウサンバはディフェンスに優れています。勁力が出ていれば、相手は攻撃できません。勁力の試験にも使えます。ヨウサンバから見つけられます。

by tiger-hawk | 2019-02-05 08:03 | 心意六合*形意

長い伸びない後ろ足時間=鶏行歩

お知らせ 2月4日、月曜日、事情により練習を休みます。

地面を蹴らない、体重移動しない、突然交代する左右の足、これらの条件が要求されるのが心意六合拳の鶏行歩です。これは、人間の直立二足歩行に反します。だからニワトリなのです。

この鶏行歩が、持続する勁力を生み出します。持続する勁力がなければ、心意六合拳は、宋氏形意拳は、闘うことが不可能になります。

太極拳は連綿不断、と称しますが、沈墜勁などの動作勁力を使うのなら、勁力は切断されてしまいます。

つまり、太極拳は連綿不断ではありません。そのフリをしているだけです。実際はブツ切れです。

鶏行歩は持続する勁力ですから、連綿不断です。しかし、結果として、連綿不断です。それを目的としたものではありません。

フジマツは馬鹿なのに、どうして鶏行歩ができるようになったのか? みなさん不思議に思われるようです。

実は馬鹿だからできたのです。みなさんは頭が良いので、いろいろと考えてしまいます。また確固とした考えを持っています。

私は馬鹿なので、頭が空っぽです。いろいろと悩むこともありますが、悩むと結果が悪くなります。頭を空っぽにすると、結果が良くなる場合が多くあります。失敗する場合もありますけど。

鶏行歩学習の場合は、頭を空っぽにすると、結果として成功します。全てを受け入れます。

固定観念を捨てます。まず、これが難しいようです。固定観念とは、例えば武術についてのイメージです。

気は捨てます。意は捨てます。骨は捨てます。丹田は捨てます。強くなりたいという希望は捨てます。

仏教は捨てます。道教は捨てます。儒教は捨てます。陰陽五行説は捨てます。普段の信仰は、普段の時に維持していればよろしい。キリスト教でもイスラームでも神道でも、なんでも良いのです。

武術学習する時は、頭を空っぽにします。師匠の動作を、そのまま受け入れます。すると見えてきます。

私の言うことを無視して練習する人が、時々います。自分の考えを持っていることは素晴らしいことですが、それが固定観念になってしまい、自分を縛り付けている場合があります。そんな人は鶏行歩が成功しません。

では、具体的に明らかにします。心意六合拳の技は、鶏行歩よりも歩幅が大きい。つまり、体重移しない後ろ足時間が長い。そのために、持続する勁力が見えてきます。

その時に、頭を空っぽにします。固定観念を捨てます。私の場合、鶏撲食や蛇行歩などで、体重移動しない長い後ろ足時間、が見えました。その後ろ足は、伸びません。曲がったままです。

頭の良い人には、残念ながら見えません。馬鹿なフジマツには見えました。みなさんは頭が良いので難しい。そこで、固定観念を捨てることをおすすめします。

by tiger-hawk | 2019-02-04 08:48 | 心意六合*形意

心意六合拳の基礎十大形

昨日の体育館から

Xさんに、体重移動ゼロの発勁力を教えてみました。心意六合拳の鶏歩をちょいちょいと修正して、前腕だけで推す、あるいは撃つ、というわけです。所要時間約5分で覚醒しました。めでたしめでたし。キンキンに冷えた夜の体育館でしたが、とても嬉しい。

これができると、とても軽く力感無しで、重い打撃が撃てます。格闘技的発想だと修得はたいへん困難です。というか無理です。

Yさんに、心意六合拳十大形套路の龍形套路を教えてみました。なんとか覚えてくれました。あとは数多く練習すれば、滑らかにリズムカルに撃てるようになります。

心意六合拳の基礎十大形を考えてみました。

心意六合拳 基礎十大形

鶏撲食  猴縮身  蛇行歩  燕子双抄水  龍形裹風

単虎抱頭 鷹抓把  馬形鑚拳 鷂子入林   熊吊旁

註 馬形拳には、もっと馬形拳らしい素敵な技が数種類あるのですが、勁力学習の観点から馬形鑚拳にしてみました。

by tiger-hawk | 2019-01-27 08:23 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・反人間本能の勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31