動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 298 )

永遠に地に呪われた拳

*凄い暑さです。こんな暑さの中、東京オリンピック開催するんですか? 世界の迷惑ですね。死人が出ないことを祈ります。(もう出ているけど)

*先日、Xさんに心意六合拳・単虎抱頭と心意六合拳の闘い方を教えてみました。まだ身体が浮いているXさんですが、技の習得は速かったようです。

*というわけで、9月に体育館借りられたら、心意六合拳・単虎抱頭とその闘い方の講習会を開催するつもりです。たぶん、16日か23日ですので、予定空けといてください。予定4名です。

*心意六合拳の闘い方の原則

その一・・・相手の虚を撃つな、その実を撃て。

*相手の隙を狙ってはいけません。相手の攻撃と防御の最前線を撃ちます。相手の最も強いところを叩きます。

その二・・・相手の反応に逆らってはいけない。その反応を助長させる。すると、相手への入り方が見えてくる。

その三・・・瞬時に技の左右を切り替える。したがって、常に一つの技で左右使えるように訓練する。

その四・・・自分独自のコンビネーションを作る。自由に技を組み合わせます。あなたのオリジナルです。アドリブ的発想です。

*心意六合拳の闘い方には、心理学と合理性が求められます。また推手的発想はありません。不利になりそうだったら、すぐに立ち位置を変えます。活歩推手も練習しません。推手を300年練習しても、勁力は得られません。

*フジマツの場合、身体能力が劣る、頭が弱い、身長が低い、と不利な条件ばかりなので、常に相手のほうが強いと想定しています。

*闘い方とは別に勁力が無いと、撃ち倒すことはできません。勁力は常に養成します。

*心意六合拳と宋氏形意拳は、立ち上がってはいけません。浮いてはいけません。そのために、鼠蹊部が深く切り込まれ、足首が折れ曲がります。

*ある種の木の上のサルは、鼠蹊部と足首を伸ばして地面に直立しました。それがやがてヒトとなりました。だから動物武術と姿勢勁力は、ヒトの道から外れます。つまり、立ち上がってはいけません。(尻を出してもいけません。)

*横道に入り、恐竜=鳥類=ニワトリの指行性二足歩行に学びます。それが鶏行歩です。

*その鶏行歩は、常に体重圧を足首と下腿三頭筋に掛けます。それが勁力の根本となります。

*その鶏行歩は鶏歩から始まります。特に低い鶏歩から始めると効果的です。例えば、単虎抱頭を撃ち終わってから始めると効果的です。その感覚を全ての技に適用します。

*低い鶏歩から立ち上がらずに、鶏行歩します。いつでも撃てるようにします。だから、浮いてはいけないけど沈んでもいけません。

*後ろ足の踵が高い位置にあると、既に身体は浮いています。立ち上がっています。足首は伸びています。鼠蹊部も伸びています。

*心意六合拳と宋氏形意拳は、永遠に地に呪われているのです。

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by tiger-hawk | 2018-07-19 08:23 | 心意六合*形意

武術と心理学

(昨日の体育館から)

*どんな武術にも心理学がある。特に合気道は心理学が発達している。・・・と言ったらびっくりされました。これを大阪の先生は「反射」と表現されていました。(昔、最後の拳杯でお世話になりました。ありがとうございました。)

*これは相手を一つの方向へ導く方法です。たいていは逃がす方法です。相手は技から逃げようとします。逃げようとすればするほど、相手の術にはまります。アリ地獄みたいなものです。

*これを解くには、逃げるのではなく愛し合うことです。つまり、キスします。本当にキスしなくていいです。キスする方向を取ると解くことができます。これを私は愛のキス作戦と称しています。自分で作りましたが、知っている人もいると想います。アハハ

*どうしてこんなことが分かるかというと、心意六合拳の師匠に、心意六合拳の心理学を教わったからです。相手の反応を引き出します。でも相手の反応も様々です。

*そこで、技を使い分けます。相手の出方によって、鷹さん、虎さん、蛇さん、熊さん、サルさん、燕さん、鷂さん、と十種の動物拳を使い分けます。相手との身長差、力量差、などによっても使い分けます。

*相手が自分よりも強い場合もあります。体重差が大きい場合もあります。その時も技を使い分けます。そのための十大形です。

*でも初心者ではそんな器用な芸当はできません。そこで、一つの技で突破します。例えば搖閂把(ようさんば) で突破します。最初に覚悟を決めます。その時も、技を使い分けます。内に入る、やや外から入る、大外から撃つ、という方法があります。

*たいていの技に三つの方法があります。これも心理学です。力量差が大きい場合、内に入れません。そんな時はやや外から入ります。そんな使い分けもします。力量差というのは、相手が強い場合です。相手が強くてもあきらめてはいけません。方法があるものです。

*これらの心理学は勁力とは無関係です。これをしっかりと区別しなくてはいけません。いわゆる化勁も心理学です。化勁なんて勁の字を使うから混乱します。こんなものは勁力ではありません。なんでも勁の字を使いたがる悪い癖です。困ったものです。

*どんなに大きい勁力を持つ人でも、一つの技だけで突破できるものではありません。オレには形意拳の崩拳だけあればいい、なんてなめた態度ではいけません。痛い目を見ます。崩拳に至る過程を創造します。相手もやすやすと撃たせてくれません。そこはあなたの工夫です。自分で考えましょう。オラ知らね。アハハ (オリジナルのコンピネーションを作ります。) 

*中国武術には推手というものがあります。推手も心理学ですが、合気道よりもはるかに幼稚な心理学です。一生追求するようなものではありません。心理学というからには、駆け引きのことです。駆け引きですから、自由に使います。ルールに縛られてはいけません。

*推手を300年やったところで勁力は生まれません。そんなものに時間を費やすよりも、勁力を作ることのほうが大事です。

*いいかえると、推手で勝った負けたなんてどうでもいいのです。負けそうになったら、別の手を選択します。拘泥してはいけません。そんなに一生懸命やるものではありません。それよりも勁力を作りましょう。それを大きく育てましょう。

*猪突猛進ではいけません。負けそうになった時の手も用意しておきます。柔軟にやりましょう。

追伸・・・goさんからハムの詰め合わせいただきました。ありがとうございます。お元気ですか? もう10年会ってない? 

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by tiger-hawk | 2018-07-15 08:13 | 心意六合*形意

チョコン拳のルーツ

*虎鷹拳院はつぶれそうですが、私を吹っ飛ばすことができる人も増えてきました。喜ばしいことです。でも、ちょっと違和感もあります。

*相手を吹っ飛ばしてしまうと、そんなにダメージはありません。壁に激突すれば、壁の効果があります。壁が無くて転んでしまう場合にはダメージがありません。もちろん練習ですから、ダメージが無いほうがいいわけです。

*でも、実際に撃てることも大切です。それは、相手が真下に崩れるように撃つことです。相手が真下に崩れ落ちるためには、チョコンと撃つことが効果的です。そうです、チョコン拳です。

*それには、打撃の衝撃が相手の体内に留まるように撃ちます。決して、突き抜けてはいけません。突き抜けると、衝撃は相手の背中から抜けてしまいます。

*つまり、カンフー映画のようにやってはいけません。映画は見た目が大事です。派手に吹っ飛ばせば、観客は凄いと喜んでくれます。でもそれは映画だからです。

*衝撃が相手の体内に留まるように撃つと、見ている人には伝わりません。でも映画ではありませんから、それでいいんです。

*このチョコン拳に気がついたのは、かなり昔のことです。それは、拳ではなく、心意六合拳の単把でした。(まだオラも若かった。今はジジイですけど。) 

*ある日、ひどい風邪をひいて高熱が出ました。フラフラしていましたが、こんな日は力が入らないだろうと、実験には都合が良かった。

*そこで、ある会員の胸を借りました。チョコンと力の入らない単把を撃ってみました。すると、みごとに真下に崩れ落ちてくれました。なにしろ自分がフラフラでしたので、相手もそんなにダメージはありませんでした。でもともかく、真下にストンと崩れ落ちてくれました。実験成功です。ナンデヤネン !

*彼に聴いてみたところ、突然、足の力が抜けたそうです。それで立っていられなくなってしゃがむように落ちました。

*単把は、両腕が伸びません。曲がったままです。最後に両手を合わせて撃ちますが、やはり曲がったままです。曲がった腕が効果的です。

*もう一つのルーツは、宋光華先生の宋氏形意拳・崩拳です。それは文字通りチョコンと撃ちます。その腕は全く伸びません。単把よりも曲がったままです。やる気があるんかい ! みたいな拳です。

*もちろん習った時は、全く撃てません。形を真似するだけです。それで力を入れるのをあきらめました。あきらめて、フニャフニャ崩拳を始めました。それが後に役に立ちましたけど、後の話です。小学生も倒せない崩拳です。

*崩拳は立拳ですけど、これを平拳にすると、宋氏形意拳の馬形拳となります。馬形拳のほうがわかりやすい。

*馬形拳を両掌にすると、虎形拳になります。心意六合拳の虎撲です。もちろん、虎撲もチョコンと撃ちます。迫力なんか要りません。武式太極拳の双按です。これは危険です。

*宋氏形意拳の崩拳よりも伸びない拳が、心意六合拳の馬形崩拳です。肘がほとんど腹から離れません。もっと短い馬形拳もあります。腕が腹に張り付いています。これも、どうやって撃ったらいいのか、全くわかりませんでした。できるようになったのは、かなり先の話です。

*チョコン拳は寸勁というわけではありません。なにしろ、長勁がありませんから。寸勁ではなく、チョコン拳です。だから、寸勁の練習をしたことがありません。

*それで、肩甲骨発勁の存在も知りませんでした。知らなくて良かった。チョコン拳は知るべきです。習得するべきです。

*それには、宋氏形意拳の馬形拳、心意六合拳の単把、などが適していると考えられます。

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by tiger-hawk | 2018-07-12 08:37 | 心意六合*形意

もっとフニャフニャになろう

お知らせ・・・7月9日(月) は平和台体育館が休館のため練習を休みます。

*先日、Aさんに、腹直筋で内臓を持ち上げる、を教えてみました。でも上手くいかないので、腹直筋で背中を立てる、といいかえてみました。内容は同じです。

*背中を背中で立てる、ではなく、腹直筋で背中を立てる、というわけです。たぶんオペラ歌手か狂言師に似ているのでは? と 勝手に想像しています。腹の底から声が出ます。間違っていたら、ごめんなさい。少なくとも、心意六合拳の雷声ではそうします。つまり、発勁の呼吸法の元です。

*こうすると、腹直筋は緊張しますが、胸、肩、背中、腰、尻、鼠蹊部などはゆるみます。

*鼠蹊部の深い切り込み、は姿勢勁力の要です。そのためには、鼠蹊部をゆるめる必要があります。座り圧腿もそのためにやります。

*ヒトの直立姿勢は、それだけで鼠蹊部が緊張します。鼠蹊部が緊張することによって、ヒトの直立姿勢が成り立っています。腰も緊張します。

*そこで、腹直筋に仕事してもらいます。すると、腰も鼠蹊部も背中もゆるみます。

*一般常識に反しますので、なかなか納得してくれないと想います。学校では反対のことを教えてくれます。背中を背中で立てる、と教えます。でも、大切な要領です。これで、肩をフニャフニャにできます。宋氏形意拳のフニャフニャ五行拳の根っこになります。

*Bさんには、拳立てをやってもらいました。すると、直後、チョコン突きが威力を増しました。フジマツを軽く吹っ飛ばしてくれました。素晴らしいです。前腕の使い方を体得しています。

*でも、ちよっと空手風かな? 腕を伸ばし過ぎです。ある空手出身なので、私とは雰囲気が違います。もう少し、腕を伸ばさないと、宋氏形意拳の馬形拳風になります。次回は、一歩踏み込んでフジマツを吹っ飛ばしてみてください。Bさんは下腿の勁力トライアングルを既に体得しているので、簡単にできると想います。

*勢いを殺す心意六合拳の鶏行歩も、もうすぐにできることでしょう。

*このチョコン突きは、平拳なので、宋氏形意拳の馬形拳が元です。立拳になると、宋氏形意拳の崩拳、または心意六合拳の馬形崩拳になります。

追伸・・・初心者でもできますか? と質問された。初心者でもできる芸術とかスポーツとか、そんなもの世の中に存在しているのだろうか? 絶対に存在していない。もし存在していたら、そんなもの習う必要があるのか? 習う価値無いだろう。めし喰ってウンコしていればよいのでは? 世の中では、初心者でもできます、なんていう教室があるが、ウソに決まっている。詐欺師だよ。

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by tiger-hawk | 2018-07-07 08:48 | 心意六合*形意

心意六合拳と形意拳の失敗

*心意六合拳の失敗の原因とは何か? 形意拳の失敗の原因とは何か?

*それは蹠行性(せきこうせい) で立って、蹠行性で歩くことにより生じます。(踵を用いて立って、踵を用いて歩くのが蹠行性です。それは霊長類の特徴です。)

*霊長類とヒトは蹠行性ですから、蹠行性で心意六合拳するのは、蹠行性で形意拳するのは当然のことです。それが自然なのです。

*ところが、心意六合拳と形意拳は隠れ指行性なのです。心意六合拳の鶏歩と鶏行歩は、ニワトリが元です。ニワトリ=鳥類=恐竜は、指行性二足歩行です。足指と趾球を用いて立ち・歩きます。踵を用いて立つ、踵を用いて歩く蹠行性ではないのです。

*形意拳は心意六合拳から派生しました。根っこは同じニワトリです。根っこは同じ指行性二足歩行です。(形意拳は槍の技法から生まれたというのは、ウソです。形意拳は漢族から生まれたので、被抑圧民族の回族の心意六合拳を認めるわけにはいきませんでした。) 

*私も蹠行性と指行性に無知でした。病気してから、動物学に触れました。そしてヒトの蹠行性、ネコ科(虎)・イヌ科(狼) の指行性、羊さん山羊さんとバレリーナの蹄行性を知りました。(バレリーナの足指は蹄に進化していないので、たいへんだと想います。) 

*宋氏形意拳の六合歩は、完全な隠れ指行性です。ところが、心意六合拳の鶏歩はわずかに指行性が見えます。それは、後ろ足の踵が少し地面から離れているからです。そのかくれんぼの意味を、病気してから気付きました。

*心意六合拳の鶏行歩の失敗も、蹠行性で歩くからです。鶏行歩は隠れ指行性で歩きます。心意六合拳の技も隠れ指行性で構成されています。

*すなわち、踵は地面にわずかに触れるだけで、足指と趾球で着地します。だから、後ろ足一本の時も、途中経過の時も、前足一本の時も、指行性となります。足指と趾球で立ちます。

*宋氏形意拳の六合歩は完全な隠れ指行性なので、蹠行性で(踵で) 立って歩いてしまう人も現れます。すると、身体は浮いてしまいます。浮いた身体は沈めなければなりません。そこに沈墜勁や震脚が現れます。沈墜勁や震脚は蹠行性の結果生じます。蹠行性の強調といえます。

*隠れ指行性を理解すると、蹠行性にはなりません。すると、沈墜勁も震脚も不要となります。すると、下腿三頭筋の伸張性収縮を理解できます。姿勢勁力の根本を体得できるのです。

*ヒトが指行性になるためには、足首が折れ曲がる必要があります。足首が折れ曲がるためには、鼠蹊部が切り込まれる必要があります。

*さらに、親指側エッジを用いる必要があります。もしも小指側エッジを用いると、蹠行性へ戻ってしまうからです。

*この、鼠蹊部の切り込み、足首の折れ曲がり、親指側エッジ、の三つの要素を学ぶためにスウィング功は生まれました。それは、ヒトの隠れ指行性への道なのです。

(註) 古拳譜には、蹠行性や指行性の記述はありません。それは古拳譜が書かれた当時、動物学がまだ未発達だったからです。しかし、心意六合拳には素朴な動物生態論がありました。そこから動物学へはほんの一歩です。そのほんの一歩をフジマツは歩みました。

(註2) 指行性といえば、アフリカの指行性マラソンが有名です。ところが、ランニングはジャンプ運動です。指行性であっても蹠行性であっても、ジャンプ運動は勁力を生み出しません。地面を蹴るので身体が浮いてしまうからです。ウォーキングは蹠行性のジャンプ運動の一種なので、これも勁力を生み出すことは不可能です。

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by tiger-hawk | 2018-07-04 08:40 | 心意六合*形意

鼠蹊部の切り込みの方向

*心意六合拳・鶏歩の鼠蹊部を深く切り込むには、方向性が必要です。それは、やや斜め下方です。宋氏形意拳・六合歩も斜め下方へ鼠蹊部を切り込みます。これ、左右両側で同時に実行します。(でも尻は収めます。尻を出してはいけません。)

*但し、鶏歩は完成形です。六合歩は未完成形です。ということは、六合歩では撃つ瞬間にさらに切り込みます。

*でも、技によっては方向を切り替えます。

*例えば、宋氏形意拳・崩拳の右(左) 逆歩拳です。この時、左(右) 側の鼠蹊部が極端に切り込まれます。でも、右(左) 側の鼠蹊部が出てはいけません。こちらも切り込まれます。だから、全体としては少し後退する感覚です。

*この時、身体が回転してしまうと、前足が小指側エッジとなり姿勢が崩壊してしまいます。身体は回転することなく、少し後退します。

*これと似ているのが、心意六合拳の熊形大劈です。蛇行歩も同様です。でも後退する感覚はありません。鶏歩は完成形だからです。

*この六合歩の性質を利用して、棒立ちから突然逆歩崩拳を撃つことができます。棒立ちから六合歩になりながら、鼠蹊部を切り込みます。

*ところで、宋氏形意拳・崩拳がある程度撃てるようになった人から質問されました。

*「心意六合拳の馬形崩拳も同様なのか? 」・・・ところがそうはいきません。心意六合拳・馬形崩拳と宋氏形意拳・崩拳は鼠蹊部の切り込み方向が違います。

*馬形崩拳は正面で撃ちます。逆側への切り込みがありません。ということは、両側を同じように切り込みます。

*これは分かりにくいので、心意六合拳の燕子点水を練習すると良いでしょう。これは順歩なので、身体を開いてしまいがちです。もちろん、身体を開いてしまうと失敗します。

*身体を開いてしまうと、後ろ足側の鼠蹊部が開いてしまいます。そこを防ぐために、後ろ足側の鼠蹊部を切り込みます。もちろん、前足側の鼠蹊部も切り込みます。

*燕子点水では、ジャンプして高い位置から、両側の鼠蹊部を切り込みます。その時に、下腿三頭筋にバネが生まれます。勁力トライアングルです。(これは露骨に分かりやすい。)

*この点については、収勢の鷹捉で師匠に厳しく指導されました。鷹捉は順歩の弓歩で撃ちます。この時に、後ろ足側の鼠蹊部が開く傾向があります。自然な方向に任せると開いてしまうのです。そこを閉じてしまいます。閉じるために、後ろ足側の鼠蹊部も前足側と同様に、深く切り込みます。方向は後ろ側です。これはかなり微妙です。

*鷹抓把も単虎抱頭も、自然に任せると後ろ足側の鼠蹊部が開いてしまいます。すると、後ろ足は小指側エッジとなってしまいます。

*宋氏形意拳の順歩崩拳も、自然に任せると失敗します。後ろ足は小指側エッジになってしまいます。身体を回転させることなく、鼠蹊部を両側で切り込みます。

*全ての技は、両足とも親指側エッジを用います。また、腰を用いません。腰は消してしまいます。この原則を全ての技に適用します。すると、自ずから鼠蹊部の切り込み方向が分かります。

*でもみなさんは、原則的思考が苦手のようなので、個々の技について指導しています。これは病気してからですけど。特に最近です。スウィング功の効果です。

*親指側エッジの原則だけでは分からない場合があるので、鼠蹊部の切り込み方向に注意しましょう。

*なお、一般的傾向として、鼠蹊部をガチガチに硬くしている人が多く見られます。ヒトの直立姿勢は鼠蹊部を伸ばして硬くします。軍隊や学校ではその傾向がさらに強くなります。日本の学校は軍隊式教育機関なので、鼠蹊部はどんどん硬くなります。頭もどんどん硬くなります。

*開脚座り圧腿で、鼠蹊部をやわらかくしましょう。日常生活でも鼠蹊部をやわらかくしましょう。歩く時も鼠蹊部をやわらかく使います。頭もやわらかくしましょう。

*鼠蹊部の切り込みも、一般の人の想像を越えています。え? こんなに切り込むの? と驚かれます。私が切り込んであげると、倒れてしまう人もいます。実際にやってみないと分かりません。そこで、スウィング功が役に立ちます。

追伸・・・スウィング功はスピードスケートを参考に作りました。でも、見た目は馬歩にちょっと似ています。だから、馬歩の進化形=進化馬歩ともいえます。本当は、ある人がいうように、表スウィング功=六合歩功、裏スウィング功=鶏歩功、ともいえます。

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by tiger-hawk | 2018-06-22 08:20 | 心意六合*形意

6・17心意形意出勁講習会

(この記事はしばらくトップ下に貼付けます。新しい記事は下のほうをご攬ください。)

<6・17心意形意出勁講習会>

日時>6月17日(日)

会場>開進第一中学校体育館(地下鉄有楽町線氷川台下車歩いて10分)

第一部 心意六合拳、12:00~14:20、予定5名、参加費2000円

内容>心意六合拳の基礎的技と発勁の原理

第二部 宋氏形意拳、14:30~16:50、予定3名、参加費2000円

内容>宋氏形意拳の五行拳と発勁の原理

どちらも姿勢勁力の出勁(発勁の初期段階)までできるように指導します。勁力のための姿勢を造って、何もしなければ出勁できます。失敗の原因は何かするからです。気、腱、骨、伝統思想、など直接には関係ありません。

予約連絡先>080-3736-6541フジマツ

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by tiger-hawk | 2018-06-16 16:08 | 心意六合*形意

腰の動きを消して、鼠蹊部を深く切り込む

*最近、宋氏形意拳の崩拳を完璧に教えることができるようになりました。

*要するに、腰の動きを消して、鼠蹊部を深く切り込む、ということです。

*腰の動きを消すことは、心意六合拳の馬形拳で完成していました。

*鼠蹊部を深く切り込む、ということはスウィング功で教えることができるようになりました。

*この二つの要素を組み合わせると、宋氏形意拳の崩拳をはじめとした五行拳が撃てるようになります。

*具体的には、鼠蹊部の切り込みを補助してあげます。深く押し込みます。位置の修正がかなり微妙です。

*しかしこれ、男性ならば問題ありませんけど、女性だと警察に逮捕されてしまいます。今のところ、女性の形意拳者はいませんので、問題ありません。もしも女性が来たら、医療関係者にやってもらいます。私はやりません。痴漢で逮捕されたくありませんので。

*これでほとんどの人に効果があります。中には身体の回転や腰の回転と勘違いする人もいます。その場合は失敗します。

*できるようになると、とても面白いことになります。

*6・17の講習会でもやってみます。とても楽しいですよ。

お知らせ・・・7月7日(土)19時~は学校体育館が使えないので、平和台体育館武道場で練習します。

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by tiger-hawk | 2018-06-15 08:29 | 心意六合*形意

歩けない歩型

*スウィング功は、心意六合拳・鶏歩ができない人もすぐにできます。宋氏形意拳・六合歩ができない人もすぐにできます。

*そして、すぐに発勁できます。さらに、鶏歩が楽にできるようになります。六合歩が楽にできるようになります。

*しかし、スウィング功にも落とし穴があります。

*それはまたしても、地面を蹴ることです。

*歩くためには、地面を蹴ることが必要です。

*しかし、姿勢勁力は歩けません。姿勢勁力は進めません。

*姿勢勁力の根本は下腿三頭筋の伸張性収縮です。それはやってみると解りますが、歩けないのです。進めないのです。歩くのには全く役に立ちません。もちろん、走るのにも全く役に立ちません。

*宋氏形意拳を始めた時、私は歩けなくなりました。歩くと、身体が浮いてしまうからです。そこで、歩くのをあきらめました。

*ひたすら、六合歩の定歩で五行拳を撃ち続けました。その場で歩くことなく、五行拳を撃ちました。

*後から考えてみると、宋氏形意拳は歩いていませんでした。その套路は、六合歩が連続しているだけです。(歩いている中国の先生もいます。その先生には勁力がありません。)

*心意六合拳の鶏歩も、鶏行歩も、地面を蹴ってはいけません。つまり、鶏歩も鶏行歩も歩けません。鶏行歩は歩いていなかったのです。鶏行歩は鶏歩が連続しているだけでした。となると、鶏行歩とか鶏歩とか、「歩」の字を使うことはおかしなことです。矛盾しています。

*これはよくあることです。例えば、心意六合拳の鷹爪はつかんではいけません。鷹爪は、前腕の筋肉と指の伸張性収縮を意味します。つかむことは短縮性収縮です。心意六合拳のこぶしは、つかんではいけません。握りしめてはいけません。

*形意拳のこぶしがやわらかいのは、握りしめていないからです。前腕の筋肉が短縮性収縮しないで、伸張性収縮するからです。これは中国でも日本でも明らかになっていません。フジマツが明らかにしました。(やわらかいこぶしの本当の意味を知りたかったら、虎鷹拳院にイラッシャーイ。) 

*歩く時も走る時も、地面を蹴ります。その時、下腿三頭筋はどうなっているのでしょうか? 下腿三頭筋は棒のように身体を支えます。下腿三頭筋は短縮性収縮しているのです。

*でも身体は浮きます。その運動は何処から来るのでしょうか? それは大腿直筋のジャンプ運動です。大腿直筋は伸張性収縮するのです。

*では鶏歩・六合歩ではどうなっているのでしょうか? 鶏歩・六合歩では、大腿直筋は短縮性収縮しているのです。そして、下腿三頭筋は伸張性収縮します。

*つまり、大腿直筋と下腿三頭筋の関係が逆転します。鶏歩と六合歩は、「歩けない歩型」だったのです。

*これは難しそうですが、そうでもありません。

*低い姿勢になる時、通常は踏ん張りますが、そんなことは止めてしまいます。足の力を抜いてしまいます。それだけのことです。

*足の力を抜いても、自分の体重の圧力は掛かります。それを利用するだけです。

*通常は、体重圧だけでなく、足に力を込めてしまいます。足に力を入れるのは止めてしまいます。足はがんばるのを止めてしまいます。それだけのことです。

*もちろん、下腿三頭筋の伸張性収縮は学習する必要があります。

追伸・・・最近、毎日聴いています。NITTY GRITTY DIRT BAND 、CELEBRATING 50 YEARS、渋谷タワーレコードで発見しました。

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by tiger-hawk | 2018-06-07 08:12 | 心意六合*形意

始まりはゆるゆるの後ろ足

*姿勢勁力の進化の歴史を明らかにすることは不可能です。少なくとも、私の能力を越えています。しかし、 心意六合拳と形意拳の形態から学習の助けとして推測することはできます。

*ここでも、回族の陳先生の方法から始めます。それは、後ろ足の踵を上げて降ろす動作です。この後ろ足の踵を上げる最初の動作に、落とし穴があります。

*後ろ足の踵を上げる時、力を入れて地面を蹴ると、下腿三頭筋の短縮性収縮が起こります。これで姿勢勁力はアウトとなります。短縮性収縮が起これば、伸張性収縮は不可能だからです。

*地面を蹴る運動は、進む運動です。歩く運動です。すなわち、ヒトの直立二足歩行のことです。姿勢勁力は進めない運動、歩けない運動のことです。それは進めない運動なので、ヒトとしては不自然運動となります。あるいは反自然運動です。

*だから、鶏歩、鶏行歩と称します。もはや人間ではありません。変態してニワトリの足になりました。宋氏形意拳の六合歩(三体式)は、鶏歩の変形です。あるいは弓歩の変形です。心意六合拳の鶏歩も、弓歩の変形です。元は弓歩ということです。

*しかし、この弓歩、普通の弓歩ではありません。それは、裏弓歩です。

*普通の弓歩=表弓歩は、地面を蹴る運動です。ヒトの直立二足歩行を拡大しただけです。でもそれだと、前へ突っ込むだけとなってしまいます。そこで、後ろ足の小指側エッジを用いることにしました。使う筋肉は大腿直筋に外側広筋が加わります。

*しかし、小指側エッジは足首が脱臼する方向です。危険な方向です。(親指側エッジは安全です。) さらに後ろ足の膝に体重が掛かります。今日、日本武術太極拳連盟の太極拳が日本国民の膝を痛撃しているのは、構造的欠陥があるのではないかと愚考しています。それは前足膝の角度だけではないということです。

*この表弓歩からどのようにして裏弓歩が進化したのか? わかりません。しかし、この進化には、蹠行性(せきこうせい) から指行性への変化が必要です。ここでも、恐竜=鳥類=ニワトリの指行性が関係してきます。

*後ろ足の指行性だけでなく、前足の指行性も必要となります。前足指のストッパーです。実は前足の下腿三頭筋も伸張性収縮となります。これは後ろ足の勁力だけでなく、次の動作も可能とします。次には、前足が後ろ足になるからです。

*これが、心意六合拳の鶏行歩へと発展します。

*さて、元へ戻ります。陳先生の後ろ足です。踵を上げる時、地面を蹴ってはいけません。ではどのようにすればいいのか? それは力を抜くことです。大腿直筋も下腿三頭筋もほとんど力が入っていません。ゆるゆるです。

*ゆるゆるな足が、下腿三頭筋などの伸張性収縮を可能とします。力の入った足は、既に下腿三頭筋の短縮性収縮が始まっています。

*この陳先生の後ろ足を習得できたなら、膝の伸びない伸張性収縮を実行するだけです。すると、心意六合拳の鶏歩が、宋氏形意拳の六合歩ができるようになります。

*心意六合拳の鶏歩を拡大すると、幻の大きい鶏歩となります。まぼろしというのは、前足が着地していないからです。前足が着地した時には、後ろ足が浮いています。前足一本足状態になります。これがニワトリの一本足状態です。すなわち、心意六合拳の鶏行歩です。

*始まりは、ゆるゆるの後ろ足です。これが裏弓歩の始まりです。そして姿勢勁力の始まりです。

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by tiger-hawk | 2018-06-02 08:20 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


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