動物武術の虎鷹拳院日誌

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カテゴリ:心意六合*形意( 293 )

鼠蹊部の切り込みの方向

*心意六合拳・鶏歩の鼠蹊部を深く切り込むには、方向性が必要です。それは、やや斜め下方です。宋氏形意拳・六合歩も斜め下方へ鼠蹊部を切り込みます。これ、左右両側で同時に実行します。(でも尻は収めます。尻を出してはいけません。)

*但し、鶏歩は完成形です。六合歩は未完成形です。ということは、六合歩では撃つ瞬間にさらに切り込みます。

*でも、技によっては方向を切り替えます。

*例えば、宋氏形意拳・崩拳の右(左) 逆歩拳です。この時、左(右) 側の鼠蹊部が極端に切り込まれます。でも、右(左) 側の鼠蹊部が出てはいけません。こちらも切り込まれます。だから、全体としては少し後退する感覚です。

*この時、身体が回転してしまうと、前足が小指側エッジとなり姿勢が崩壊してしまいます。身体は回転することなく、少し後退します。

*これと似ているのが、心意六合拳の熊形大劈です。蛇行歩も同様です。でも後退する感覚はありません。鶏歩は完成形だからです。

*この六合歩の性質を利用して、棒立ちから突然逆歩崩拳を撃つことができます。棒立ちから六合歩になりながら、鼠蹊部を切り込みます。

*ところで、宋氏形意拳・崩拳がある程度撃てるようになった人から質問されました。

*「心意六合拳の馬形崩拳も同様なのか? 」・・・ところがそうはいきません。心意六合拳・馬形崩拳と宋氏形意拳・崩拳は鼠蹊部の切り込み方向が違います。

*馬形崩拳は正面で撃ちます。逆側への切り込みがありません。ということは、両側を同じように切り込みます。

*これは分かりにくいので、心意六合拳の燕子点水を練習すると良いでしょう。これは順歩なので、身体を開いてしまいがちです。もちろん、身体を開いてしまうと失敗します。

*身体を開いてしまうと、後ろ足側の鼠蹊部が開いてしまいます。そこを防ぐために、後ろ足側の鼠蹊部を切り込みます。もちろん、前足側の鼠蹊部も切り込みます。

*燕子点水では、ジャンプして高い位置から、両側の鼠蹊部を切り込みます。その時に、下腿三頭筋にバネが生まれます。勁力トライアングルです。(これは露骨に分かりやすい。)

*この点については、収勢の鷹捉で師匠に厳しく指導されました。鷹捉は順歩の弓歩で撃ちます。この時に、後ろ足側の鼠蹊部が開く傾向があります。自然な方向に任せると開いてしまうのです。そこを閉じてしまいます。閉じるために、後ろ足側の鼠蹊部も前足側と同様に、深く切り込みます。方向は後ろ側です。これはかなり微妙です。

*鷹抓把も単虎抱頭も、自然に任せると後ろ足側の鼠蹊部が開いてしまいます。すると、後ろ足は小指側エッジとなってしまいます。

*宋氏形意拳の順歩崩拳も、自然に任せると失敗します。後ろ足は小指側エッジになってしまいます。身体を回転させることなく、鼠蹊部を両側で切り込みます。

*全ての技は、両足とも親指側エッジを用います。また、腰を用いません。腰は消してしまいます。この原則を全ての技に適用します。すると、自ずから鼠蹊部の切り込み方向が分かります。

*でもみなさんは、原則的思考が苦手のようなので、個々の技について指導しています。これは病気してからですけど。特に最近です。スウィング功の効果です。

*親指側エッジの原則だけでは分からない場合があるので、鼠蹊部の切り込み方向に注意しましょう。

*なお、一般的傾向として、鼠蹊部をガチガチに硬くしている人が多く見られます。ヒトの直立姿勢は鼠蹊部を伸ばして硬くします。軍隊や学校ではその傾向がさらに強くなります。日本の学校は軍隊式教育機関なので、鼠蹊部はどんどん硬くなります。頭もどんどん硬くなります。

*開脚座り圧腿で、鼠蹊部をやわらかくしましょう。日常生活でも鼠蹊部をやわらかくしましょう。歩く時も鼠蹊部をやわらかく使います。頭もやわらかくしましょう。

*鼠蹊部の切り込みも、一般の人の想像を越えています。え? こんなに切り込むの? と驚かれます。私が切り込んであげると、倒れてしまう人もいます。実際にやってみないと分かりません。そこで、スウィング功が役に立ちます。

追伸・・・スウィング功はスピードスケートを参考に作りました。でも、見た目は馬歩にちょっと似ています。だから、馬歩の進化形=進化馬歩ともいえます。本当は、ある人がいうように、表スウィング功=六合歩功、裏スウィング功=鶏歩功、ともいえます。

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by tiger-hawk | 2018-06-22 08:20 | 心意六合*形意

6・17心意形意出勁講習会

(この記事はしばらくトップ下に貼付けます。新しい記事は下のほうをご攬ください。)

<6・17心意形意出勁講習会>

日時>6月17日(日)

会場>開進第一中学校体育館(地下鉄有楽町線氷川台下車歩いて10分)

第一部 心意六合拳、12:00~14:20、予定5名、参加費2000円

内容>心意六合拳の基礎的技と発勁の原理

第二部 宋氏形意拳、14:30~16:50、予定3名、参加費2000円

内容>宋氏形意拳の五行拳と発勁の原理

どちらも姿勢勁力の出勁(発勁の初期段階)までできるように指導します。勁力のための姿勢を造って、何もしなければ出勁できます。失敗の原因は何かするからです。気、腱、骨、伝統思想、など直接には関係ありません。

予約連絡先>080-3736-6541フジマツ

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by tiger-hawk | 2018-06-16 16:08 | 心意六合*形意

腰の動きを消して、鼠蹊部を深く切り込む

*最近、宋氏形意拳の崩拳を完璧に教えることができるようになりました。

*要するに、腰の動きを消して、鼠蹊部を深く切り込む、ということです。

*腰の動きを消すことは、心意六合拳の馬形拳で完成していました。

*鼠蹊部を深く切り込む、ということはスウィング功で教えることができるようになりました。

*この二つの要素を組み合わせると、宋氏形意拳の崩拳をはじめとした五行拳が撃てるようになります。

*具体的には、鼠蹊部の切り込みを補助してあげます。深く押し込みます。位置の修正がかなり微妙です。

*しかしこれ、男性ならば問題ありませんけど、女性だと警察に逮捕されてしまいます。今のところ、女性の形意拳者はいませんので、問題ありません。もしも女性が来たら、医療関係者にやってもらいます。私はやりません。痴漢で逮捕されたくありませんので。

*これでほとんどの人に効果があります。中には身体の回転や腰の回転と勘違いする人もいます。その場合は失敗します。

*できるようになると、とても面白いことになります。

*6・17の講習会でもやってみます。とても楽しいですよ。

お知らせ・・・7月7日(土)19時~は学校体育館が使えないので、平和台体育館武道場で練習します。

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by tiger-hawk | 2018-06-15 08:29 | 心意六合*形意

歩けない歩型

*スウィング功は、心意六合拳・鶏歩ができない人もすぐにできます。宋氏形意拳・六合歩ができない人もすぐにできます。

*そして、すぐに発勁できます。さらに、鶏歩が楽にできるようになります。六合歩が楽にできるようになります。

*しかし、スウィング功にも落とし穴があります。

*それはまたしても、地面を蹴ることです。

*歩くためには、地面を蹴ることが必要です。

*しかし、姿勢勁力は歩けません。姿勢勁力は進めません。

*姿勢勁力の根本は下腿三頭筋の伸張性収縮です。それはやってみると解りますが、歩けないのです。進めないのです。歩くのには全く役に立ちません。もちろん、走るのにも全く役に立ちません。

*宋氏形意拳を始めた時、私は歩けなくなりました。歩くと、身体が浮いてしまうからです。そこで、歩くのをあきらめました。

*ひたすら、六合歩の定歩で五行拳を撃ち続けました。その場で歩くことなく、五行拳を撃ちました。

*後から考えてみると、宋氏形意拳は歩いていませんでした。その套路は、六合歩が連続しているだけです。(歩いている中国の先生もいます。その先生には勁力がありません。)

*心意六合拳の鶏歩も、鶏行歩も、地面を蹴ってはいけません。つまり、鶏歩も鶏行歩も歩けません。鶏行歩は歩いていなかったのです。鶏行歩は鶏歩が連続しているだけでした。となると、鶏行歩とか鶏歩とか、「歩」の字を使うことはおかしなことです。矛盾しています。

*これはよくあることです。例えば、心意六合拳の鷹爪はつかんではいけません。鷹爪は、前腕の筋肉と指の伸張性収縮を意味します。つかむことは短縮性収縮です。心意六合拳のこぶしは、つかんではいけません。握りしめてはいけません。

*形意拳のこぶしがやわらかいのは、握りしめていないからです。前腕の筋肉が短縮性収縮しないで、伸張性収縮するからです。これは中国でも日本でも明らかになっていません。フジマツが明らかにしました。(やわらかいこぶしの本当の意味を知りたかったら、虎鷹拳院にイラッシャーイ。) 

*歩く時も走る時も、地面を蹴ります。その時、下腿三頭筋はどうなっているのでしょうか? 下腿三頭筋は棒のように身体を支えます。下腿三頭筋は短縮性収縮しているのです。

*でも身体は浮きます。その運動は何処から来るのでしょうか? それは大腿直筋のジャンプ運動です。大腿直筋は伸張性収縮するのです。

*では鶏歩・六合歩ではどうなっているのでしょうか? 鶏歩・六合歩では、大腿直筋は短縮性収縮しているのです。そして、下腿三頭筋は伸張性収縮します。

*つまり、大腿直筋と下腿三頭筋の関係が逆転します。鶏歩と六合歩は、「歩けない歩型」だったのです。

*これは難しそうですが、そうでもありません。

*低い姿勢になる時、通常は踏ん張りますが、そんなことは止めてしまいます。足の力を抜いてしまいます。それだけのことです。

*足の力を抜いても、自分の体重の圧力は掛かります。それを利用するだけです。

*通常は、体重圧だけでなく、足に力を込めてしまいます。足に力を入れるのは止めてしまいます。足はがんばるのを止めてしまいます。それだけのことです。

*もちろん、下腿三頭筋の伸張性収縮は学習する必要があります。

追伸・・・最近、毎日聴いています。NITTY GRITTY DIRT BAND 、CELEBRATING 50 YEARS、渋谷タワーレコードで発見しました。

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by tiger-hawk | 2018-06-07 08:12 | 心意六合*形意

始まりはゆるゆるの後ろ足

*姿勢勁力の進化の歴史を明らかにすることは不可能です。少なくとも、私の能力を越えています。しかし、 心意六合拳と形意拳の形態から学習の助けとして推測することはできます。

*ここでも、回族の陳先生の方法から始めます。それは、後ろ足の踵を上げて降ろす動作です。この後ろ足の踵を上げる最初の動作に、落とし穴があります。

*後ろ足の踵を上げる時、力を入れて地面を蹴ると、下腿三頭筋の短縮性収縮が起こります。これで姿勢勁力はアウトとなります。短縮性収縮が起これば、伸張性収縮は不可能だからです。

*地面を蹴る運動は、進む運動です。歩く運動です。すなわち、ヒトの直立二足歩行のことです。姿勢勁力は進めない運動、歩けない運動のことです。それは進めない運動なので、ヒトとしては不自然運動となります。あるいは反自然運動です。

*だから、鶏歩、鶏行歩と称します。もはや人間ではありません。変態してニワトリの足になりました。宋氏形意拳の六合歩(三体式)は、鶏歩の変形です。あるいは弓歩の変形です。心意六合拳の鶏歩も、弓歩の変形です。元は弓歩ということです。

*しかし、この弓歩、普通の弓歩ではありません。それは、裏弓歩です。

*普通の弓歩=表弓歩は、地面を蹴る運動です。ヒトの直立二足歩行を拡大しただけです。でもそれだと、前へ突っ込むだけとなってしまいます。そこで、後ろ足の小指側エッジを用いることにしました。使う筋肉は大腿直筋に外側広筋が加わります。

*しかし、小指側エッジは足首が脱臼する方向です。危険な方向です。(親指側エッジは安全です。) さらに後ろ足の膝に体重が掛かります。今日、日本武術太極拳連盟の太極拳が日本国民の膝を痛撃しているのは、構造的欠陥があるのではないかと愚考しています。それは前足膝の角度だけではないということです。

*この表弓歩からどのようにして裏弓歩が進化したのか? わかりません。しかし、この進化には、蹠行性(せきこうせい) から指行性への変化が必要です。ここでも、恐竜=鳥類=ニワトリの指行性が関係してきます。

*後ろ足の指行性だけでなく、前足の指行性も必要となります。前足指のストッパーです。実は前足の下腿三頭筋も伸張性収縮となります。これは後ろ足の勁力だけでなく、次の動作も可能とします。次には、前足が後ろ足になるからです。

*これが、心意六合拳の鶏行歩へと発展します。

*さて、元へ戻ります。陳先生の後ろ足です。踵を上げる時、地面を蹴ってはいけません。ではどのようにすればいいのか? それは力を抜くことです。大腿直筋も下腿三頭筋もほとんど力が入っていません。ゆるゆるです。

*ゆるゆるな足が、下腿三頭筋などの伸張性収縮を可能とします。力の入った足は、既に下腿三頭筋の短縮性収縮が始まっています。

*この陳先生の後ろ足を習得できたなら、膝の伸びない伸張性収縮を実行するだけです。すると、心意六合拳の鶏歩が、宋氏形意拳の六合歩ができるようになります。

*心意六合拳の鶏歩を拡大すると、幻の大きい鶏歩となります。まぼろしというのは、前足が着地していないからです。前足が着地した時には、後ろ足が浮いています。前足一本足状態になります。これがニワトリの一本足状態です。すなわち、心意六合拳の鶏行歩です。

*始まりは、ゆるゆるの後ろ足です。これが裏弓歩の始まりです。そして姿勢勁力の始まりです。

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by tiger-hawk | 2018-06-02 08:20 | 心意六合*形意

裏弓歩と表弓歩

*宋氏形意拳をやりたいという人がいて、たまに来るので教えています。でも、彼にどうやって姿勢勁力を伝えたらいいのか? ちょっと考えてしまいます。

*宋氏形意拳の六合歩の勁力は、進めない力、歩けない力です。当然、目に見えません。心意六合拳の鶏歩と同様です。

*しかし、心意六合拳には弓歩があります。弓歩の勁力は辛うじて見えます。だから、陳先生も踵を上げて降ろして小さい弓歩の勁力を見せてくれました。

*それを弓歩の内部運動とすることもできます。それは、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮です。主に下腿三頭筋、大腿二頭筋、内転筋、などです。裏側筋肉なので、これを裏弓歩と称することにします。

*一般的武術の弓歩は、大腿直筋、外側広筋などで造ります。これを表弓歩と称することにします。表側の筋肉を主体とするからです。

*心意六合拳には様々なスタイルがあるので、表弓歩を使うスタイルもあります。そのほうが主流です。姿勢勁力の場合、裏弓歩です。(こんな表現は中国にはありません。フジマツ独自の表現です。ご了承ください。)

*自然に任せていると表弓歩になります。表弓歩は自然勁力です。ヒトの直立二足歩行は、通常、表筋肉主体です。裏弓歩は不自然勁力です。

*この裏弓歩が、進めない力、歩けない力、の元となっています。実際にやってみると、裏弓歩では前進できません。歩けません。

*宋氏形意拳の六合歩では、見えない内部運動となります。これだと手がかりが少ない。宋氏形意拳希望者にも、心意六合拳の裏弓歩を教えたほうがいいかな? と考えています。

*山西省太谷県には、身体が浮いている先輩がいました。宋光華先生は全く注意しません。ニコニコと見ています。中国の先生はあんな風なんだなあ、と私もボーと見ていました。ああなったら人生終わりだなあ、とは感じましたけど。なにしろ、自分の身体もフワフと浮いていましたから。

*身体が浮いているということは、当然勁力がありません。簡単な解決法としては、沈墜勁や震脚です。でも、姿勢勁力は動作発勁しません。特別な発勁動作がありません。

*何かすると姿勢勁力は失敗します。何かすれば姿勢が崩れるからです。姿勢が崩れると、姿勢勁力は発生しません。

*試しに押してもらうと、何かしてしまう人がいます。普通の人は何かします。それが普通の反応です。それが姿勢勁力にとっては致命傷になります。これはなかなか解ってもらえません。何かするのは本能的反応のようです。

*宋氏形意拳希望者にも、裏弓歩を教えようかと考えています。そのほうが姿勢勁力を理解しやすいでしょう。

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by tiger-hawk | 2018-05-28 08:27 | 心意六合*形意

前進できない足、にぎらない拳

*私は普通の人ができないことができます。それが姿勢勁力です。それは自然な力ではありません。不自然な力です。例えば、蹠行性のヒトが指行性になるのですから、不自然です。二足歩行で蹠行性から指行性になります。ますます不自然です。

*恐竜と鳥類は、二足歩行で指行性です。でも、そのための骨格が備わっています。しかし、ヒトには指行性用の骨格はありません。ヒトの骨格は蹠行性用にできています。(バレリーナは羊さんと同じ蹄行性だから、もっとたいへんです。) 

*姿勢勁力の足は、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮が基礎となっています。でも、それでは前進できません。姿勢勁力の心意六合拳と宋氏形意拳は、前進できない武術なのです。これは困りました。武術として成立しません。

*普通の心意六合拳と形意拳は前進します。それは地面を蹴って前進します。ヒトの歩行は前進します。ランニングもウォーキングも前進します。地面を蹴って前進します。

*前進できない心意六合拳と宋氏形意拳ですが、それでも移動できないと武術として成り立ちません。

*地面を蹴らないで移動するためには、どうしたら良いのか? そんな方法があるのか? 

*姿勢勁力の心意六合拳と宋氏形意拳は、移動するために、足首が折れ曲がるのです。

*だから、心意六合拳の鶏歩は、宋氏形意拳の六合歩は、後ろ足の足首が折れ曲がっているのです。それは親指側に折れ曲がります。親指側エッジを造るためです。だから、わずかに内股になります。

*足首が折れ曲がるためには、鼠蹊部が深く切り込まれる必要があります。足首と鼠蹊部は連動しているのです。鼠蹊部が伸びれば、足首も伸びてしまいます。

*鶏歩は、六合歩は地面を蹴らないので前進できません。前進しない換わりに、足の裏側筋肉が伸張性収縮します。それは、下腿三頭筋から始まります。特にヒラメ筋から始まります。

*この瞬間、姿勢の根本的な力が生まれます。前進しない力が生まれます。この前進できない力で撃ちます。

*拳も同様に、前腕筋肉の伸張性収縮によって造ります。それが心意六合拳の鷹爪です。

*鷹爪の語感だと、つかむ動作を連想します。ところが、鷹爪はつかむ動作ではありません。つかむ動作は短縮性収縮です。

*拳をにぎる、という表現があります。にぎるのだから、つかむと同じ短縮性収縮です。拳をにぎると、短縮性収縮となってしまいます。それが常識的な拳です。

*鷹爪の拳は、にぎらない拳なのです。それは、掌と同じ性質です。すなわち、前腕の筋肉と指が伸びる伸張性収縮によってできる拳なのです。心意六合拳の拳は、宋氏形意拳の拳は、にぎらない拳です。だから、拳の中に空気が残ります。

*鷹爪の拳はにぎらない拳なので、非常識な拳となります。

*前進できない足と、にぎらない拳、これが姿勢勁力の特徴といえます。どちらも不自然で非常識です。

追伸・・・普通の心意六合拳と形意拳は普通に前進します。つまり、地面を蹴ります。姿勢勁力の心意六合拳と形意拳は、前進する前にある作業があります。その作業が、裏側筋肉の伸張性収縮なのです。そのために、勁力が生じます。その作業で足が伸びる場合は、弓歩になります。足が伸びない場合は、鶏歩に、六合歩(三体式) になります。

追伸2・・・ふぇいすぶっくが・・・消えた? まっいいか。ん? 

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by tiger-hawk | 2018-05-26 08:11 | 心意六合*形意

恐竜の鼠蹊部から始まる

*「鼠蹊部の切り込み、て概念上の問題だと思っていました。」・・・「それが実際の現象だとわかりました。」・・・「スウィング功のお陰です。」・・・とおじさんWに言われました。

*やっと解ってくれましたか ! そうなんです。実際に存在するんです、鼠蹊部の深い切り込みは。でも、外からは見えません。

*だから、口で説明しても解ってもらえません。私の鶏歩を見せても、チンプンカンプンです。でも、鼠蹊部の深い切り込みが無いと、心意六合拳の鶏歩は成功しません。宋氏形意拳の六合歩は成功しません。だから、鶏歩を教えても、六合歩を教えても、成功する人はほとんどいません。(中国の先生でも失敗する原因となります。) 

*しかし、スウィング功だと、目に見えます。だから、修正も比較的簡単です。足も強くなります。

*読者のみなさんには、完全にチンプンカンプンです。申し訳ありません。動画で見てもチンプンカンプンです。スウィング功で、実際に私が鼠蹊部を押し込んであげないと、解りません。

*実はもう一つ問題を抱えている人もいます。鼠蹊部がやたら硬い人です。そんな人もいます。なんで硬くしているのか? 不思議なんですが、おそらく無意識に硬くしています。これは少し厄介です。本人も無自覚ですから。まあ、余計なことをやってくれるなあ、と尊敬? しますけど。

*そんな人が心意六合拳の鶏行歩をやると、身体が完全に浮き上がってしまいます。宋氏形意拳もできません。

*ここは鼠蹊部の力を抜いて、やわらかくしてあげます。もちろん、私は他人の鼠蹊部をもむのは嫌ですから、自分で努力してください。力を抜くにも努力が必要なんです。今の自分のままで、そのままの自然体で、勁力ができることはあり得ません。

*肉体改造が必要です。肉体改造とは筋トレばかりではありません。肩の力を抜くことも、鼠蹊部の力を抜くことも、肉体改造です。

*鼠蹊部が硬くても、日常生活には問題ありません。そもそもヒトの直立姿勢は、鼠蹊部を伸ばすことによって成立していますから。

*でもゴリラはナックル・ウォークで四足歩行に近い。スピード・スケートはかなり倒れ込んで、二足歩行の恐竜に近い。スピード・スケートを見て恐竜を連想する人はフジマツ位でしょうけど。

*ゴリラも、スピード・スケートも、二足歩行の恐竜も、鼠蹊部が深く切り込まれています。どうですか? フジマツの目の付けどころは、かなりぶっ飛んでいます。変態といわれても反論できません。でも正論です。

*二足歩行の恐竜は、やがて鳥類となります。ニワトリとなります。それが心意六合拳・鶏歩の始まりとなります。凄いですね。心意六合拳の歴史は中生代から始まっていたのです。中生代とは、二億5000万年前から六五00万年前の期間をいいます。凄いスケールのホラです。中国4000年のホラなんかぶっ飛んでしまいます。アハハ (中国の文明は古代から何度も断絶しています。だから中国文明4000年とは言えません。) 

*そして、心意六合拳の鶏歩も、宋氏形意拳の六合歩も鼠蹊部が深く切り込まれています。これを明らかにしたのは、世界でフジマツが初めてです。

*するとはじめて姿勢勁力が発生します。おじさんWの鶏歩も、鶏歩ポクなりました。見た目も、鶏歩ポイのです。試しに押してもらったら、勁力がしっかり出ていました。

*体重を掛けないで、相手を軽く押すことができました。姿勢勁力では、体重を相手に掛けないで押すことが要求されます。つまり、体重移動がありません。体重を相手に掛けたのでは、自分の身体が浮いてしまいます。勁力は発生できません。

*蹠行性で直立姿勢のヒトが、体幹だけ直立させて、指行性で鼠蹊部を深く切り込みます。それが鶏歩と六合歩です。これでは目に見えません。申し訳ありません。申し訳ないので、フジマツが本質を明らかにしました。

*陰陽五行も気も関係ありません。そんなクソみたいな理論は捨てましょう。目に見えない姿勢が課題です。

参照・・・「地球の歴史(下) 」鎌田浩毅 著、中公新書

(註) 四足歩行の恐竜は二足歩行の恐竜から派生しました。二足歩行の恐竜から鳥類となりました。だからニワトリは恐竜の子孫なのです。ニワトリの歩法から発想した心意六合拳は恐竜から繋がっていることになります。

追伸・・・龍腰=前鋸筋から鼠蹊部への切り込みも、鼠蹊部の深い切り込みがあってこそ理解できる、ということなのだろう。となると、まずは鼠蹊部の深い切り込みを習得する必要があります。

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by tiger-hawk | 2018-05-25 08:31 | 心意六合*形意

開く身体、閉じる身体

(昨日の体育館から)

*心意六合拳の収勢をやってみました。その中には、挑領、鷹捉、虎撲、と三つの古典的な技が含まれています。そして、挑領と鷹捉では、身体が開いてしまうことがあります。

*開いてしまうと、どうなるか? 鼠蹊部が開いてしまいます。足首が開いてしまいます。その結果、後ろ足の踵へ体重が乗ってしまいます。すると、勁力は死にます。勁力は分散して、生まれ出ることができません。

*私は、鷹捉の学習において、師匠から身体を閉じることを厳命されました。その意味は後に成って理解できました。当時は、ふーん、そんなものかねえ、とボーと聴いていました。馬鹿ですから。

*身体を閉じると、不自由な感じです。リラックスできません。身体を閉じるということは、腹圧が常に掛かっているということです。

*いいかえると、腹圧によって身体を閉じます。鼠蹊部を閉じます。足首を親指側エッジに閉じます。足首は内側へ折れ曲がります。すると、足の親指と人差し指で立つ結果となります。指行性プラス親指側エッジ、となります。

*身体を閉じることは、心意六合拳の鶏歩において、顕著になります。その半身は、そのままだと身体が開いてしまいます。ギリギリと体幹を絞って、半身を造ります。すると、後ろ足側の腹圧が抜けてしまいます。前足側の腹圧だけになってしまいます。これはなかなか気がつきません。私も、習った当時は全く無知でした。

*ヒトの習性として、本能として、自然に任せてしまうと身体は開いてしまいます。閉じた身体とは、ヒトとして不自然です。

*姿勢勁力とは不自然勁力なのです。だからリラックスできません。動作勁力は自然勁力です。だからリラックスできます。沈墜勁も震脚も、自然勁力です。

*リラックスできない武術なんて、世の中の流れに逆らっています。普通の太極拳とは真逆です。だから、喬先生の武式太極拳は特異な印象を与えます。

*形意拳の三体式は、そもそも身体が開いています。宋氏形意拳の六合歩も例外ではありません。一般的な三体式よりは、身体が閉じていますが、やはり少し開いています。それはどうなっているのでしょうか?

*六合歩は、撃つ過程において、どんどん身体を閉じて行きます。どんどん、後ろ足の親指側エッジが明らかになって行きます。これは逆歩だと解りやすい。逆歩の場合、極端に逆側の半身となります。ところが、順歩だと開きやすい。

*順歩だと、自然に任せると後ろ足の踵に体重が掛かってしまいます。だから、意図的に親指側エッジを表してやります。これも教わらないと理解が難しいことです。

*この順歩の半身は、心意六合拳の鶏歩と共通している性質があります。すなわち、後ろ側の足を意図的に閉じます。

*心意六合拳の鶏歩は始めから閉じていることを要求されます。宋氏形意拳の六合歩は、それを撃つ過程で表現します。その違いが、鶏歩と六合歩の違いです。心意六合拳と宋氏形意拳の違いです。

*閉じる身体については、中国の先生でも共通の認識となっていません。無知な先生もいます。そもそも閉じる身体は、ヒトとして不自然だからです。

*最後に、順歩のスウィング功で確かめてみました。順歩のスウィング功の場合、逆側の足が取り残されて、忘れ去られて、開いてしまいます。すると、踵に体重が乗ってしまいます。これも流れに従わず、足の親指と人差し指で地面を感じ取るようにします。常に、両足の親指と人差し指で地面を感じ取ります。

では、又ヤーサイ わしんなよー

追伸・・・6・17心意形意出勁講習会においても、心意六合拳の収勢を詳しくやることにしました。閉じる身体を習得してもらいます。

追伸2・・・指行性プラス親指側エッジ=親指と人差し指、これを前足と後ろ足で実行します。踏ん張ると身体は浮いてしまいますから、踏ん張らないようにしましょう。

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by tiger-hawk | 2018-05-20 08:20 | 心意六合*形意

鶏歩の体幹の絞り

*誰にでも姿勢勁力を簡単に教えられる方法として、スウィング功を作りました。これ、虎鷹拳院内部では評判が高いのですが、外部では全く関心が低い、というよりも無視されています。

*まあ、当然といえます。インチキ・フジマツがまたおかしなことを始めた、位なものでしょう。でも、このままインチキ路線で行くと決めていたので問題ありません。インチキがフジマツの生きる道ですから。

*スウィング功は今まで順歩でやっていたのですが、逆歩を思いつきました。すると、心意六合拳の馬形拳そっくりになりました。これは面白い。体幹の絞りが徹底されます。つまり、鶏歩のようになります。

*今まで、スウィング功はなんとなく宋氏形意拳ぽい、と感じていました。ところが、それは順歩だったからです。

*逆歩のスウィング功をやってみたら、心意六合拳ぽい、と感じました。

*これで、順歩=宋氏形意拳、逆歩=心意六合拳、と揃いました。面白い展開です。

*もちろん、こんなこと文章で書いてもチンプンカンプンですけど。申し訳ありません。

*これからは、逆歩のスウィング功もみんなに教えます。心意六合拳が飛躍的に上手くなります。ホントですよ。鶏歩の体幹の絞りが体感できます。これ中国の先生でも曖昧な人が少なくありません。その点、私の師匠は厳格に教えてくれました。

*宋氏形意拳・六合歩で立つことは難しい。心意六合拳・鶏歩で立つことは難しい。この段階であきらめてしまう人が少なくありません。

*しかし、スウィング功から始めれば、六合歩も鶏歩も楽にできるようになります。

*心意六合拳と宋氏形意拳を学んだフジマツだからこそ、できたスウィング功です。

*そして、逆歩のスウィング功をやると体感の絞りが習得できます。これは心意六合拳の鶏歩の習得に最適です。

追伸・・・6月に体育館を借りられたら、心意形意特別講習会とします。第一部が心意六合拳、第二部が宋氏形意拳、とします。両方受講してもかまいません。かなり内容の濃い講習会となります。必ずノートを持参してください。(予定6名) 

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by tiger-hawk | 2018-05-15 08:45 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
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