動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

カテゴリ:姿勢勁力( 468 )

どうして力を抜く必要があるのか? 

*どうして力を抜く必要があるのでしょうか?

*それは骨で撃つから? 腱で撃つから? 気で撃つから?

*いえいえ、それらは非現実的です。そのような話題は月刊秘伝に任せましょう。

*どのような場合も筋肉は絶対に必要です。その筋肉の利用法が問題となります。力を抜くとは、筋肉を使わないということではありません。

*姿勢勁力の根本は、自分の体重の圧力プラス下腿三頭筋の伸張性収縮で成立しています。

*この体重圧を利用するために、力を抜かなければなりません

*体重圧を使うというと、勘違いして力を入れる人がたくさんいます。すると、地面を蹴ってしまう結果となり、身体は浮いてしまいます。身体が浮いてしまうと、体重の圧力はもはや消えてしまいます。(一般のフワフワ太極拳は、力が抜けているように見えますが、身体が浮いているので勁力はありません。) 

*体重の圧力を効果的に使うために、力を抜くのです。体重圧に耐えるために、その分だけ筋肉は収縮します。(その時は短縮性収縮です。) でも、積極的に力を入れてはいけません。自分の体重に任せてしまうのです。(そして、撃つ瞬間、伸張性収縮します。)

*「体重の圧力を感じますか? 」と質問すると、「バンバン感じます」と答える人がいます。その場合は、自分から力を入れているのです。もちろん、体重圧を利用することはできません。失敗です。そんな人がたくさんいます。自分の体重に任せる、ということが理解できません。そんなことで発勁できるのか? と納得できないようです。

*自分の体重に任せるのが、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩です。自分の体重を受け入れます。逆らってはいけません。するとはじめて、自分の体重を感じ取れます。普段は自分の体重を感じられません。自分の体重を感じていたら、生活できないからです。

*心意六合拳の弓歩、武式太極拳の弓歩では、教えたその日に勁力を出すことができます。(素直でない人は出ませんけど。)

*どうして弓歩では比較的簡単に勁力が出るのでしょうか?

*それは体重の圧力が鶏歩・六合歩よりも小さいからです。だから、比較的簡単に立つことができます。

*鶏歩と六合歩では、訓練を重ねないと立つことができません。それだけ、体重の圧力が大きいのです。

*弓歩勁力のほとんどは下腿三頭筋(と内転筋など) の伸張性収縮ということです。鶏歩・六合歩では、体重の圧力がより大きくなります。

*ということは、鶏歩・六合歩のほうが弓歩よりも大きい勁力が出ます。

*体重の圧力といえば、馬歩が有名です。しかし、馬歩は二本足なので、それほど圧力は大きくありません。鶏歩・六合歩・スウィング功などは、一本足に近いので、圧力が大きくなります。

*鶏歩・六合歩で、さらに体重の圧力を大きくする方法があります。もちろん、力を入れるわけではありません。撃つ瞬間に、さらに低くなるのです。これも誤解されますけど。

*つまり、さらに足首が折れ曲がります。その瞬間、下腿三頭筋が伸張性収縮します。これらは同時進行しますが、厳密にはそうではありません。でもあまり考えないほうが上手くいきます。

*これは高低差の大きい技で確かめられます。心意六合拳の燕子点水や虎抱頭などです。それは下腿三頭筋の短縮性収縮から伸張性収縮の過程です。短縮性収縮だけだと、しゃがむ結果となり勁力は生まれません。下腿三頭筋のバネ効果を利用します。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-17 08:16 | 姿勢勁力

鼠蹊部から可視化する勁力

*姿勢勁力の根本は、下腿三頭筋の伸張性収縮です。これは心意六合拳、宋氏形意拳、武式太極拳に共通しています。


*それは目に見えます、心意六合拳の弓歩と武式太極拳の弓歩では。


*ところが、心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩では目に見えません。完全に隠れてしまいます。それが一つの高いハードルとなります。


*下腿三頭筋の伸張性収縮といいつつ、足の形は変化しません。内部運動になってしまいます。これを知らないと、動作勁力に頼ることになります。いわゆる沈墜勁や震脚などです。


*ところが、目に見える勁力動作と目に見えない勁力動作を繋ぐ動作があります。


*それが、心意六合拳の鶏行歩です。鶏行歩は連続する大きい鶏歩です。この大きい鶏歩の勁力を体得すれば、目に見えない勁力を獲得できます。


*それは、切り込まれた鼠蹊部を維持して歩くことです。


*従来は、地面を蹴ってはいけない、と指導していました。しかし、これは効果がありませんでした。どうしても地面を蹴ってしまいます。


*地面を蹴ると、足首が伸びてしまいます。踵が上がってしまいます。しかし、それらをコントロールすることは困難です。


*身体を浮かせることが習慣になっています。それは本能レベルになっています。ここを修正することは難しい。


*そこで、視点を変えて、鼠蹊部から改造することにしました。これが効果的でした。鼠蹊部から姿勢勁力を可視化できます。


*700万年前、サルは鼠蹊部を伸ばして直立しました。猿人の誕生です。それがやがて現世人類となります。


*この歴史を逆行します。もう一度、鼠蹊部を切り込みます。そして、恐竜=鳥類=ニワトリの指行性二足歩行となります。


*根本の鼠蹊部から改造します。


*そして、大きい鶏歩から発勁します。この発勁を体験して、記憶を固定します。すると、いつでも発勁できるようになります。


*この鼠蹊部の深い切り込みを学習するために、スウィング功を作りました。


追伸・・・心意六合拳の単虎抱頭をXさんに教えました。みんなにも教えたいと想います。9月に体育館が借りられたら、単虎抱頭の講習会を予定しています。格言「心意六合拳に後手無し」、ナンデヤネン ! 本当は後手「も」あります。


追伸2・・・鼠蹊部に力を入れてしまう男性が多いのですが、なんだか滑稽です。威張る人に多いようです。鼠蹊部がゆるまないと、勁力にはほど遠いのですけど。ナンダカナー 腹横筋が使えると鼠蹊部がゆるみます。


[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-16 08:29 | 姿勢勁力

人間の歩き方ではありません

*姿勢勁力の四つの要素です。心意六合拳・宋氏形意拳・武式太極拳の姿勢勁力です。沈墜勁などの動作勁力、骨、腱、気、などについては月刊秘伝などを読んでください。私は知りませんので。骨ガー、腱ガー、気ガー、という方面の人はここではありません。フジマツ脳が未発達なので、よくわかりません。人の心がわからないので、スピリチュアルもわかりません。

1、勁力の根本とは何か? 根本は下腿三頭筋の伸張性収縮です。

2、勁力のバランスとは何か? バランスは内転筋の伸張性収縮です。

3、勁力の中心とは何か? 中心は、腹横筋を左右横へ引っ張ること、と、腹直筋で内臓を持ち上げること、です。腹横筋を左右横へ引っ張ることで尻を収めます。いわゆる提肛のことです。さらに内臓を腹直筋で持ち上げやります。腹横筋と腹直筋の伸張性収縮です。

4、勁力の先端とは何か? 先端は前腕の筋肉の伸張性収縮です。それを指先と直結させます。これを心意六合拳では鷹爪と称します。前腕の筋肉は前鋸筋と直結させます。これを心意六合拳と形意拳では龍身と称します。

*根本の下腿三頭筋の伸張性収縮については、武式太極拳と心意六合拳の弓歩がわかりやすい。動作が目に見えるからです。

*心意六合拳の鶏歩と宋氏形意拳の六合歩では、目に見えません。そのためにわかりません。伸張性といいながら、足は変化しません。伸びません。内部が動くだけです。それは膝で分断されているからです。

*この動きは、人間の蹠行性二足歩行ではありません。したがって、ウォーキングとは無関係です。恐竜=鳥類=ニワトリの指行性二足歩行に基づいています。心意六合拳では鶏行歩と称します。したがって、人間の歩き方ではありません。とても奇妙な歩き方です。

(註) ランニングには指行性ランニングがあります。それは指行性によるジャンプ運動です。ジャンプすると身体は浮いてしまいます。したがって、指行性二足歩行=鶏行歩とは無関係です。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-14 08:17 | 姿勢勁力

内臓と腹直筋と含胸拔背

*スウィング功 の指導をしている時、全く効果の無い人がいます。下腿三頭筋への体重の圧力が掛からない人です。おかしいなあ、と想っていると、尻が出ています。


*尻が収められません。そこで、尻を押してみるのですが、鼠蹊部が硬くてコンクリートでできています。絶対に動かないぞ、との強い意志を感じられます。そんなところをコンクリートで固めなくていいですから。


*おじさんの尻を修正しようとしている私の感情を考慮してください。決して気持ちいいものではないのです。女性の鼠蹊部を修正しようとしたら、警察に逮捕されてしまうので、それよりはいいか? 位の慰めにしかなりません。・・・涙


*なんであんなに硬い鼠蹊部なんだろう? 長年の習慣でしょうね。やはり、開脚座り圧腿をやってもらわないと。体育館に来ても、こちらから要求しないとやろうとしません。子供じゃないんだから、もうおじさんなんだから。おじさんだからこそ、鼠蹊部も頭もカチンコチンなんでしょうけど。


*尻を収める=提肛とは、いいかえると腹直筋で内臓を持ち上げる、ということです。ヨーガで腹をぺしゃんこにしますが、あれに近いものがあります。あそこまで極端にやる必要はありませんが、上へ向かって腹直筋を伸ばすようにして、内臓を持ち上げてやります。腹直筋の伸張性収縮です。


*椅子に座っていてもできます。デスクワークの人もできます。すると、胸も肩も背中もゆるめることができます。


*普通の腹筋運動は、腹直筋の短縮性収縮です。だから普通の腹筋運動は使えません。


*結果として、背中が真っ直ぐになります。背中を背中で伸ばしてはいけません。すると、胸を張ってしまいます。大胸筋を使ってはいけません。鎖骨の下が凹みます。これが本当の含胸拔背です。


*ここ、含みが大切です。この含みのまま撃ちます。腕を伸ばさないのもそのためです。そのほうが強いのです。ほとんどの太極拳指導者は知りませんけど。オマエはそれを誰に習ったのか? そんなことは自然にわかるものなんですよ。それがアホのフジマツでございます。


*尻が収まらないと、心意六合拳の鶏歩をやっても効果ありません。宋氏形意拳の六合歩をやっても、無意味となります。体重圧が下腿三頭筋に掛かりません。では体重圧は何処へ行ってしまうのか? 全て大腿直筋と外側広筋へ行ってしまいます。とても深刻な問題なのです。本人には全く通じてませんけど。


*内転筋も覚醒しません。お先真っ暗です。


*太極拳の経験者もできていません。どんな指導を受けてきたのか? ナンデダロウ~~ アハハ


*まあ、世間のレベルが低いわけですが、私たちがそれに合わせる必要はありません。


*内臓が垂れてしまうのは、人類の病だそうです。それはサルが直立してしまったから。それ以来、内臓は垂れているのです。四足歩行の動物ではそんなことはありません。


*でも、今さら四足歩行へ戻れません。指行性二足歩行の恐竜だと、胴体は横になっていますから、内臓は垂れていないでしょう。そこで、直立姿勢だけれども、指行性二足歩行を取り入れます。それが、心意六合拳の鶏行歩です。そのために、内臓を腹直筋で持ち上げてやります。


[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-13 08:44 | 姿勢勁力

勢いは姿勢勁力を殺します

*武式太極拳の弓歩発勁はとても簡単でした。練馬区民限定教室で、初めて教えた女性が成功していました。もっとも一人だけでしたけど。

*その女性、とても素直でした。腹直筋で内臓を持ち上げる、こともだいたいできました。前腕だけで押す、ということもこちらの指導に従いました。

*鼠蹊部を切り込む、ということを、股関節か? と聞き返す人もいました。そんな人は駄目です。翻訳してしまう人です。

*太極拳経験者の男性がいました。その男性は、尻を収めることができませんでした。前腕だけで押す、ということも理解できませんでした。無理矢理やってました。学ぶ姿勢、というものがありません。

*どんな武術をやるにせよ、カラダ作り、が大切だなあ、と想いました。カラダ作りとは、姿勢作りのことです。

*自分は今、開脚座り禅密功でヨコ動作しています。これをカラダの整理体操にしています。椅子に座っていてもできます。腹横筋で脇腹を動かします。腹直筋で内臓を持ち上げます。同時にやります。これが好調の秘密です。

*それと、スウィング功です。表スウィング功を5分間、裏スウィング功を10分間、です。裏スウィング功のほうが下腿三頭筋にダイレクトに効きます。それでよりきつい裏スウィング功の時間を増やしました。

*表スウィング功は、宋氏形意拳の六合歩風です。裏スウィング功は、心意六合拳の鶏歩風です。開脚座り禅密功も、スウィング功も、もっと若い時に気付けばよかった。それは無理でしたけど。これ、カラダ作りとしても、勁力作りとしても素晴らしいと自画自賛です。

*下腿三頭筋の伸張性収縮は、下腿三頭筋の圧腿と全く同じでした。なんで気付かなかったのだろう。ハイ、アホです。でも、これで、弓歩発勁は全く問題ありません。

*問題は、鶏歩発勁と六合歩発勁です。六合歩(三体式) は鶏歩の変化形なので、鶏歩発勁が理解できれば、問題ありません。

*鶏歩も、下腿三頭筋の伸張性収縮です。ところが、足は伸びません。膝が折れています。しかし、膝を使ってはいけません。つまり、膝は空っぽにします。

*問題は、普通の人は大腿直筋と膝で歩いていることです。ウォーキングも大腿直筋と膝を用います。ランニングはジャンプ運動なので、大腿直筋でジャンプします。

*鶏歩も大腿直筋で立ってしまう場合が多い。これを下腿三頭筋に切り替えます。そのために、足首が折れ曲がります。そのために、鼠蹊部を深く切り込みます。そのために、腹直筋で内臓を持ち上げます。(これ、ヨーガの人がやっていますけど、あんなに極端にやる必要はありません。内臓が持ち上げればそれでいいです。) 

*というわけで、大腿直筋の力を少し抜いてやります。ここが肝心です。もちろん大腿直筋も使いますが、下腿三頭筋を主要とします。

*つまり、ウォーキングも、おじさん歩きも使えません。ここが高いハードルとなります。このハードルを越えることが、勢いを殺す、ことにつながります。勢いは姿勢勁力を殺します。

*一般のフワフワ太極拳にも勢いがあります。勢いがあるからフワフワと浮いてしまいます。

*姿勢勁力の武式太極拳・心意六合拳・宋氏形意拳は、浮いてはいけません。姿勢勁力は地に呪われている武術です。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-11 08:16 | 姿勢勁力

下腿三頭筋の伸張性収縮へ

*私には昔から大きな疑問がありました。24式太極拳の教科書に、後ろ足の小指側エッジを用いて地面を削り出す、とあったことです。

*小指側エッジを用いると、足首が折れ曲がることはありません。体重は踵へ行ってしまいます。すなわち、踵を用いる蹠行性(せきこうせい) となります。さらに、内転筋が空っぽになります。すると、身体は開いてしまいます。これを世間では、がに股と称します。24式太極拳はがに股だったのです。

*反対に、親指側エッジを用いると、足首が折れ曲がります。体重は親指と人差し指へ向かいます。すなわち、足指と趾球を用いる指行性となります。そして、内転筋が効いてきます。すると、身体は閉じます。これを世間では、オカマ歩きと称します。

*オカマ歩き、すなわち、心意六合拳の鶏行歩です。鶏行歩とは連続する鶏歩のことです。形意拳の三体式(宋氏形意拳の六合歩) 、は心意六合拳・鶏歩の変化形と考えれば簡単に整理できます。形意拳は心意六合拳から派生したのですから。

*鶏行歩にも鶏歩にも、ニワトリの字があります。ニワトリは鳥類ですから、指行性二足歩行です。(ヒトは蹠行性二足歩行です。) 鳥類の祖先=恐竜も指行性二足歩行です。

*ニワトリは指行性二足歩行ですが、ゆっくり歩く時は一本足時間が長くなります。昔、心意六合拳の師匠と、隣の農家のニワトリを観察しました。その時の、ニワトリの一本足時間が印象的でした。

*この一本足時間に着目しました。一本足時間こそが勁力時間だと理解できました。

*心意六合拳の師匠の、鶏撲食、鷹抓把、単虎抱頭、などの技に着目しました。その途中の長い一本足時間です。これは、地面を蹴ると消えてしまいます。地面を蹴る動作はジャンプ運動です。ジャンプすると、瞬間的に両足が浮いてしまいます。それがランニングです。

*通常歩く時は、弱いジャンプ運動なので、両足が浮く瞬間はありません。競歩はかなり強く地面を蹴るので、どうしても両足が浮いてしまいます。それを強制的に押さえ付けています。かなり辛い運動です。

*一般的な太極拳は、地面をとても軽く蹴ります。だから、身体はフワフワと浮いてしまいます。すると、下腿三頭筋が空っぽになります。姿勢勁力は死にます。

*地面を軽く蹴っても、強く蹴っても、身体は浮いてしまいます。すると、姿勢勁力は死にます。そこで、代わりのものとして、沈墜勁や震脚を用います。浮いた身体では撃てませんから、沈めるのです。でも沈めると勁力運動は途切れてしまいます。

*心意六合拳は相手を確実に倒すまで、攻撃の手を休めてはいけない、と教えます。そのためには、勁力運動の断絶は避けるべきです。

*さて、地面を蹴らずに移動する方法があるのでしょうか? それが、折れ曲がる足首、なのです。それは膝を用いずに、下腿三頭筋を用います。

*しかしその時、鼠蹊部が深く切り込まれていないと、膝が前へ出て、体重が膝に掛かります。結果、膝を痛めてしまいます。そんな動きを長期間続けていると、膝を壊してしまいます。

*一般的な太極拳で膝を壊してしまうのは、鼠蹊部が深く切り込まれていないからです。

*直立姿勢で歩く時、膝を用いても大きな問題にはなりません。体重がそれほど膝に掛かっていないからです。

*しかし、一般的な太極拳では低い姿勢を用います。すると、体重の圧力が膝に強く作用します。だから、膝が壊れてしまいます。

*体重の圧力を腰に負担してもらうと、腰が壊れます。では、何処に体重の圧力を負担してもらえばいいのでしょうか?

*それが、折れ曲がる足首なのです。足首が折れ曲がると、足指へ体重圧力の負荷が掛かります。親指側エッジならば、親指と人差し指です。

*ところが、足首は折れ曲がっています。すると、体重の圧力は主に下腿三頭筋に掛かることになります。それは、下腿三頭筋の伸張性収縮です。

*一般的なふくらはぎの体操は、下腿三頭筋の短縮性収縮です。すると、一般的なふくらはぎ体操は使えません。

*心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩、は下腿三頭筋の伸張性収縮です。でもこれらは分かりにくい。

*そこで、スウィング功の登場です。スウィング功は、下腿三頭筋の伸張性収縮です。しかも、膝で分断されている。だから、膝を痛めることがありません。

追伸・・・ジャコウネコ(ネコ科ではない) の肛門から出たコーヒー、いただきました。まろやかです。ありがとう居さん。ボブ・ディランの天国の扉を聴きながら・・・森田童子さんは逝ってしまったけれど、オラはしつこく生きていきます。しつこさだけが取り柄です。さよならぼくのともだち・・・

本当の追伸・・・どうして日本武術太極拳連盟の太極拳では膝を壊してしまうのか? それは膝に体重を掛けるからです。膝を使わなければ問題ない。膝の換わりに下腿三頭筋を使えばいいだけ。実に簡単な問題です。でも、踵を使えば膝を使ってしまいます。踵も使ってはいけません。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-10 08:02 | 姿勢勁力

腹直筋から隠れ指行性へ

*膝なのか? 下腿三頭筋なのか? これが別れ目です。

*姿勢勁力の獲得には、膝を使わず下腿三頭筋を使います。これで根本的な勁力が生まれます。

*それだけではありませんが、それが根本です。

*下腿三頭筋を使うために、鼠蹊部を深く切り込みます。鼠蹊部が深く切り込まれると、足首が折れ曲がります。

*足首が折れ曲がると、隠れ指行性になります。

*鼠蹊部ー足首ー隠れ指行性、という関係です。

*その前に、腹直筋で背中を立てます。背中を背中で立てると失敗します。

*そして、腹横筋で尻を収めます。

*すると、腹直筋ー腹横筋ー鼠蹊部ー足首ー隠れ指行性、という図式になります。これが、姿勢霊力の心意六合拳・宋氏形意拳・武式太極拳の身体関係図です。

*タントウとか、無意味ではないのか? と想っていました。でも、タントウでも勁力を作れます。鼠蹊部を深く切り込むことができれば、タントウでも勁力が生まれます。これはかなり微妙なので、写真見てもわかりませんけど。

*「センセーのは気ですか? 」と質問されました。相変わらず愚かな質問だなあ、と思いましたが、「運動です」と答えました。

*気とは何か? 気とは呪術です。気の語源は、古代の戦争で、雲の流れを見て吉凶を占ったのが起原です。気の字の上の部分は雲の流れを表現しています。つまり、呪術です。(白川静先生の著作を参照) 

*呪術とは妄想です。根性だけで戦争に勝てるという大日本帝国軍部の発想です。突撃して玉砕です。巻き込まれて死んだ日本人が400万人だそうです。とんだ迷惑です。

*気とは良く言えば、気持ちのことです。つまり、心理学や精神医学の分野です。気持ちは大切ですが、それだけで問題が解決するわけでもありません。自分も気持ちの問題から、腎不全と心不全になりました。腎臓は治ることはありません。

*太極拳や武術を気で語る奴らは、全員詐欺師です。あるいはキチガイです。ヒトの運動は主要には筋肉でできています。骨でも腱でも気でもありません。

*しかし、筋肉を鍛えてもそれだけでは解決できません。筋肉の使い方が問題となります。その根本が、下腿三頭筋の伸張性収縮です。その運動は走れない運動です。むしろ勢いを殺します。

追伸・・・練馬区民限定教室はお年寄りがいるので、鉄牛耕地は無理そうです。そこで浅い拳立てをやってもらうことにしました。これならお年寄りでもできます。柔道用タタミはやわらかいので痛くありません。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-09 08:03 | 姿勢勁力

人間の条件を捨てる

お知らせ・・・7月9日(月) は平和台体育館が休館のため練習を休みます。

*どうして心意六合拳の鶏行歩は失敗してしまうのか? それは鼠蹊部が伸びてしまうからです。

*鶏行歩を成功させるためには、鼠蹊部を深く切り込みます。

*心意六合拳の鶏歩も同様です。宋氏形意拳の六合歩も同様です。太極拳の起勢も同様です。

*全て、鼠蹊部を深く切り込むと成功します。

*しかし、これはなかなか難しい。なぜなら、ヒトの直立姿勢は、鼠蹊部を伸ばして完成したからです。それ以来、直立したサルは鼠蹊部を伸ばしきって生きてきました。

*鼠蹊部が伸びていること、これが人間の条件です。この人間の条件を捨てることが、姿勢勁力の道です。だから、姿勢勁力は動物武術なのです。

*しかし、鼠蹊部を深く切り込むと、ヒトは尻を出してしまいます。これは尻の問題だけでなく、背中の問題でもあります。

*背中を背中で立ててしまうのです。これは学校で教わる姿勢です。これがいけません。

*背中は腹で立てます。腹直筋で背中を立てます。いいかえると、腹直筋で内臓を持ち上げます。

*これはヒトの直立姿勢の問題です。直立したサルは、その姿勢により内臓が下がってしまいます。四足歩行ならば問題は無かったのですが。

*そこで、腹直筋で内臓を持ち上げてやります。すると、結果として背中が立ちます。

*この腹直筋の使い方と、鼠蹊部の深い切り込みは実際に教えてもらわないとできません。フジマツは例外です。フジマツは普通の人間とはちょっと違います。アホやねん。発達障害かもしれません。逃げろ~~

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-08 08:11 | 姿勢勁力

世界最先端の基本功

*絶滅しそうな虎鷹拳院に異変が起こっています。様々な人が発勁に成功しています。超鈍いといわれた人、四歩歩くと忘れてしまう人、それらの人も発勁に成功しています。(絶滅しそうな状況に変化はありませんけど) 

*宋氏形意拳の六合歩でも発勁に成功しています。心意六合拳の鶏歩でも発勁に成功しています。

*これ全て、世界最先端の基本功=スウィング功の成果です。フジマツの勁力も、スウィング功で向上しました。下腿三頭筋がさらに充実してきました。

*中には成果のあがらない人もいます。そんな人は、足の親指と人差し指で立つ、ということが意識できなくて、足裏全体で立っています。親指側エッジもはっきりしません。ただなんとなくやっていると、勁力は出ません。

*スウィング功は、スピードスケートの姿勢から考案しました。その姿勢は、鼠蹊部が深く切り込まれています。一本足になります。親指側エッジがはっきりとします。

*但し、スピードスケートは、ニワトリ=鳥類=恐竜のように、体幹を倒します。スピードスケートの姿勢は恐竜とそっくりです。心意六合拳の鶏歩もニワトリ由来ですが、武術の性質上、体幹は倒しません。体幹を倒すと転びやすくなります。それは恐竜のような尻尾が無いからです。

*心意六合拳の鶏行歩は、ニワトリ=鳥類=恐竜と同じ指行性二足歩行です。しかし、体幹は倒しません。ところが、完全な直立でもありません。宋氏形意拳の六合歩も、完全な直立ではありません。スウィング功も完全な直立ではありません。ここがミソです。

*全ての出発点は、鼠蹊部の深い切り込み、です。鼠蹊部が深く切り込まれると、足首が折れ曲がります。これは、自分の体重の圧力によって、足首が折れ曲がります。その体重は、足の親指と人差し指に到達します。拇指球ではありません。親指と人差し指の第一関節から先の部分です。

*はじめは表スウィング功だけでした。そのうち、裏スウィング功ができました。すると、表スウィング功は、宋氏形意拳の六合歩風なことがわかりました。裏スウィング功は、心意六合拳の鶏歩風でした。手の形を変えただけで、同じ足の形なんですけど。

*裏スウィング功は、心意六合拳の馬形拳を意識したらできました。すると、反対側(鶏歩の後ろ足に当たる側) の親指側エッジがさらにはっきりしました。そして、反対側(鶏歩の後ろ足に当たる側) の下腿三頭筋にダイレクトに体重の圧力が掛かります。

*後ろ足の下腿三頭筋にダイレクトに体重の圧力が掛かります。これは心意六合拳の鶏歩と全く同じです。

*ところが、表スウィング功も裏スウィング功も、踵が地面と接触しています。踵が地面と完全に離れることはありません。こうしたほうが、より足首が折れ曲がります。より体重の圧力が下腿三頭筋に掛かります。より下腿三頭筋が鍛えられます。

*自分の鶏歩を観察してみると、初期の頃は、後ろ足の踵がかなり高い位置にありました。それがだんだんと低い位置になってきました。今では、かなり下がって、地面の近くになりました。

*でも鶏歩の性質上、足首の構造上、これ以上は下がりません。ところが、スウィング功では、後ろ足に当たる足の踵が地面と触れています。その結果、鶏歩よりもさらに下腿三頭筋が鍛えられます。そして、足首もやわらかくなります。

*但し、武術として考えるとスウィング功の姿勢はそのままでは使えません。前蹴りをそのままもらってしまいます。金的を蹴られてしまいます。だから、スウィング功で鍛えて、発勁を覚えて、それを宋氏形意拳・六合歩に、心意六合拳・鶏歩に活かします。

追伸・・・最近、真面目に拳立てしています。今までやらんかったんかい ! どうもすいません。もっとも、とても浅い拳立てです。自分の心意六合拳の拳も、宋氏形意拳の拳も、チョコンと突くだけですから。それに深くやると肩が出てしまいます。だから浅くていいのだ、と気付きました。すると、背中がしっかりしてきました。チョコン拳も強くなりました。このチョコン拳、宋光華先生の崩拳の影響が強いようです。もっとも、張克強先生の心意六合拳・馬形拳もチョコン拳ですけど。で、わかりました。「チョコン拳は背中で突く。」だけど、自分の背中は緊張していません。ガチガチの背中を見ると、不思議だなあ、なんでだろう? と感じます。

「大清帝国と中華の混迷」平野聡 著、講談社学術文庫、を読んでます。この平野聡先生、凄い分析力です。びっくりしました。どうして清朝に興味があるかというと、現代中国は清朝の延長にあるからです。清朝の後継者が中国共産党です。また、今日に伝わる中国の伝統武術は清朝時代に始まるからです。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-05 08:36 | 姿勢勁力

変化する鼠蹊部と腹直筋

*太極拳の失敗は、鼠蹊部の深い切り込み、を理解できないことによりもたらされます。


*形意拳の失敗は、鼠蹊部の深い切り込み、を理解できないことによりもたらされます。


*心意六合拳の失敗は、鼠蹊部の深い切り込み、を理解できないことによりもたらされます。


*失敗の根本原因は鼠蹊部にあります。しかし、人類は鼠蹊部を伸ばすことにより進化しました。木を降りたサルは直立して二足歩行を始めました。その直立姿勢は、鼠蹊部を伸ばすことにより成立します。


*つまり、太極拳の失敗は、形意拳の失敗は、心意六合拳の失敗は、ヒトの進化の歴史の中にあらかじめ用意されていたのです。(だから、鼠蹊部の深い切り込みという概念は存在していません。理解はたいへん難しくなります。) 


*心意六合拳と宋氏形意拳が人間武術ではなく動物武術だということは、偶然ではありません。心意六合拳が鶏歩と鶏行歩で成立していることは、偶然ではありません。


*鶏歩・鶏行歩=ニワトリ=鳥類=恐竜の鼠蹊部は、深く切り込まれています。指行性四足歩行の虎の鼠蹊部も、深く切り込まれています。心意六合拳はこれらに注目して学習したのです。それはヒトの蹠行性二足歩行ではなく、恐竜の指行性二足歩行です。


*私が山西省太谷県へ行った時、宋氏形意拳のある先輩は、身体がフワフワと浮いていました。自分も歩くと身体がフワフワと浮いてしまいました。それで歩くのをあきらめました。


*その当時は鼠蹊部なんて言葉も知りませんでした。全くの無知でしたが、歩くと失敗するということだけは理解できました。


*そこで、六合歩で立って五行拳をひたすら撃ちました。六合歩で立つということは、直立しないということです。直立しない姿勢をどんどん後退させると、鼠蹊部が深く切り込まれ、足首が深く折れ曲がってきます。歩かないという選択が、偶然に正しい方向へ導いてくれました。


*失敗する人を観察すると、失敗の原因が見えてきます。すると自然に正しい方向へ導かれます。ウソみたいな本当の話しです。(そうではない場合もありますけど。失敗する人に影響されて、自分も失敗する場合もあります。そっちの場合が多いかもしれません。権威や名誉で判断する場合も、ほとんど失敗します。本質が理解できないからです。)


*ある人に壁を使って、尻を収めることを教えてみました。そのまま前へ出てもらいました。すると、尻が出て、腰が張り、背中が緊張してしまいました。壁という支えを失った時、体幹の立て方が元へ戻ってしまったのです。


*体幹は腹直筋で立てます。つまり、背中を背中側で立てるのではなく、背中を腹側で立てます。これが、腹直筋で内臓を持ち上げる、ことの意味です。これは、腹直筋を伸ばすことです。腹直筋の伸張性収縮です。


*ところがその人は、V字腹筋運動で腹直筋の使い方を別の人に教えていました。私は、なんかへんだなあ、と感じていました。


*考えてみれば、V字腹筋運動は、腹直筋を縮める運動です。すなわち腹直筋の短縮性収縮です。これでは、使えません。内臓を持ち上げることもできません。


*さて、成功のキーワードは鼠蹊部にありました。実は、太極拳の起勢の姿勢も、その成功は鼠蹊部の深い切り込みにあります。でも、起勢だけで鼠蹊部の深い切り込みを理解するのは難しい。タントウや立禅でも、鼠蹊部の深い切り込みを理解するのは難しい。馬歩でも、鼠蹊部の深い切り込みを理解するのは難しい。中途半端なんです。


*鼠蹊部の深い切り込みは、ニワトリに、鳥類=恐竜に学びます。でも、私たちは人間です。もっと近い存在で、あるいは同じヒトで鼠蹊部の深い切り込みを学ぶことはできないのか? それがありました。スピードスケートの姿勢です。


*そこで、スピードスケートの姿勢を参考にして、スウィング功を作りました。但し、スピードスケートの場合、恐竜と同じように体幹を倒します。でも、武術の場合は体幹を倒してはいけません。それでは危険な姿勢となります。


*そこで、体幹を腹直筋で立てます。一般の人は、腰と背中で体幹を立てます。それでは尻が出てしまいます。腰も張ります。そこで、腹直筋で内臓を持ち上げてやります。


深く切り込まれる鼠蹊部、と、腹直筋で内臓を持ち上げることを組み合わせて、指行性二足歩行します。それが、心意六合拳の鶏行歩なのです。


[PR]
by tiger-hawk | 2018-07-02 08:27 | 姿勢勁力

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー