動物武術の虎鷹拳院日誌

tigerhawk.exblog.jp ブログトップ

<   2018年 05月 ( 26 )   > この月の画像一覧

突きと崩拳

*いわゆる突きの構造から、姿勢勁力の心意六合拳と宋氏形意拳の拳を見てみましょう。

*突きにおいては、こぶしを握ります。指先は握り込まれます。これは、前腕筋肉の短縮性収縮となります。

*突きの腕の運動は、上腕三頭筋の伸張性収縮です。腕を伸ばす動作は、通常、上腕三頭筋によります。

*突きは、前腕筋肉の短縮性収縮と上腕三頭筋の伸張性収縮によって成り立っています。

*ところが、心意六合拳の鷹爪は、指先と前腕筋肉の伸張性収縮によって成り立っています。これで、掌も拳も造ります。

*掌も拳も同じ構造なのです。となると、拳は握り込まれていません。拳も指先と前腕筋肉の伸張性収縮によって成り立っています。

*結果、こぶしの中に空気が残ります。やわらかい握りというよりも、指先も伸張性収縮しています。見たところ、やわらかい拳なのですが、こぶしの中は指先が伸びています。これが鷹爪の拳です。

*結果、手の甲の皮膚が張ります。手首はフラットになります。いわゆるこぶしは、手の甲の皮膚が張りません。手首はフラットになりません。

*さらにややこしいのですが、上腕三頭筋の伸張性収縮を用いません。腕を伸ばすのは上腕三頭筋ですが、これを用いません。

*だから、腕は伸びません。心意六合拳の馬形拳も、宋氏形意拳の崩拳など五行拳も、腕は伸びないのです。

*でも一見、腕は伸びているように見えます。

*それは、前腕筋肉の伸張性収縮によって腕が伸びているのです。上腕三頭筋はフニャフニャのままです。これが、宋氏形意拳のフニャフニャ崩拳となります。

*さらにややこしいのですが、心意六合拳の馬形拳においては、上腕二頭筋の短縮性収縮を用いています。上腕二頭筋は腕を縮める筋肉です。いわゆる力こぶを造る筋肉です。心意六合拳の馬形拳は、腕を縮めているのです。同時に、前腕筋肉の伸張性収縮を用いています。

*宋氏形意拳の崩拳など五行拳の場合、上腕二頭筋はそれほど露骨に用いません。腕を固定するために、隠し味的に用いています。意識する必要はありません。

*姿勢勁力の上腕三頭筋は、拳には直接用いません。しかし、相手と接触した瞬間、相手の体重の圧力が生じます。撃った瞬間、相手の体重の衝撃を受けます。この衝撃を受けて、自分の腕を支えるために、上腕三頭筋を用いています。これは自然な反応なので、意識して練習する必要はありません。

*いわゆる突きでは、腕は肩から発します。そして腰を用います。

*姿勢勁力の腕は肩からではなく、前鋸筋から生えます。姿勢勁力の拳は、肩ではなく前鋸筋で支えます。前鋸筋の伸張性収縮です。さらに、尻を含めた体幹を用います。腰は用いません。腰は消えます。腰の回転もありません。

*そして、根本的な力は、足の親指と人差し指から発します。隠れ指行性となります。それはまた、別のお話です。

*どうでしょうか? これがクソリアリズムの勁力のお話です。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-31 08:40 | 姿勢勁力

勁力創造の過程

*姿勢勁力を創造するのは、とても楽しいことです。なにしろ、身体能力や体格だけに縛られない可能性が広がります。

*でも、心意六合拳の鶏歩、宋氏形意拳の六合歩はハードルが高い。なかなか理解が難しい。

*そこで、過程を設けることにしました。

*第一・・・後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮を習得する。これは、進めない運動、歩けない運動、です。つまり、こんなものは通常、存在しません。生活にもスポーツにも存在しません。

*武式太極拳の方法もありますが、ここでは回族の陳先生の方法を採用します。それは、後ろ足の踵を上げて降ろす方法です。

*膝の運動でもなく、地面を蹴ることもなく、下腿三頭筋などの裏側筋肉を伸張性収縮させます。このハードルはそんなに高くありません。

*次に、これを内部運動にするのですが、これはハードルが高い。つまり、心意六合拳・鶏歩、宋氏形意拳・六合歩はハードルが高い。

*そこで、心意六合拳の弓歩、あるいは武式太極拳の弓歩、(どちらも同じですが) を用います。

*弓歩を造る過程で、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮を用いるようにします。

*それと平行して、スウィング功をやってもらいます。肝心なことは、鼠蹊部の切り込みです。(足首の折れ曲がりは、鼠蹊部の切り込みに連動します。)

*鼠蹊部の切り込みは、心意六合拳・鶏歩では解りにくい。宋氏形意拳・六合歩では解りにくい。スウィング功はたいへん解りやすい。わかりやすさは、体験者から高い評価をもらいました。

*スウィング功を学習してから、心意六合拳・鶏歩、宋氏形意拳・六合歩の学習に入ります。

*中国で感じたこと・・・心意六合拳の失敗例は少なくありません。失敗した人も先生になります。失敗が再生産・増殖します。宋氏形意拳も同様です。

*スウィング功があれば、成功への道が拓かれます。

*姿勢勁力の創造の過程を経て、成功しましょう。

追伸・・・この内容は、6・17心意形意出勁講習会で実技で解説します。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-30 08:18 | 姿勢勁力

裏弓歩と表弓歩

*宋氏形意拳をやりたいという人がいて、たまに来るので教えています。でも、彼にどうやって姿勢勁力を伝えたらいいのか? ちょっと考えてしまいます。

*宋氏形意拳の六合歩の勁力は、進めない力、歩けない力です。当然、目に見えません。心意六合拳の鶏歩と同様です。

*しかし、心意六合拳には弓歩があります。弓歩の勁力は辛うじて見えます。だから、陳先生も踵を上げて降ろして小さい弓歩の勁力を見せてくれました。

*それを弓歩の内部運動とすることもできます。それは、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮です。主に下腿三頭筋、大腿二頭筋、内転筋、などです。裏側筋肉なので、これを裏弓歩と称することにします。

*一般的武術の弓歩は、大腿直筋、外側広筋などで造ります。これを表弓歩と称することにします。表側の筋肉を主体とするからです。

*心意六合拳には様々なスタイルがあるので、表弓歩を使うスタイルもあります。そのほうが主流です。姿勢勁力の場合、裏弓歩です。(こんな表現は中国にはありません。フジマツ独自の表現です。ご了承ください。)

*自然に任せていると表弓歩になります。表弓歩は自然勁力です。ヒトの直立二足歩行は、通常、表筋肉主体です。裏弓歩は不自然勁力です。

*この裏弓歩が、進めない力、歩けない力、の元となっています。実際にやってみると、裏弓歩では前進できません。歩けません。

*宋氏形意拳の六合歩では、見えない内部運動となります。これだと手がかりが少ない。宋氏形意拳希望者にも、心意六合拳の裏弓歩を教えたほうがいいかな? と考えています。

*山西省太谷県には、身体が浮いている先輩がいました。宋光華先生は全く注意しません。ニコニコと見ています。中国の先生はあんな風なんだなあ、と私もボーと見ていました。ああなったら人生終わりだなあ、とは感じましたけど。なにしろ、自分の身体もフワフと浮いていましたから。

*身体が浮いているということは、当然勁力がありません。簡単な解決法としては、沈墜勁や震脚です。でも、姿勢勁力は動作発勁しません。特別な発勁動作がありません。

*何かすると姿勢勁力は失敗します。何かすれば姿勢が崩れるからです。姿勢が崩れると、姿勢勁力は発生しません。

*試しに押してもらうと、何かしてしまう人がいます。普通の人は何かします。それが普通の反応です。それが姿勢勁力にとっては致命傷になります。これはなかなか解ってもらえません。何かするのは本能的反応のようです。

*宋氏形意拳希望者にも、裏弓歩を教えようかと考えています。そのほうが姿勢勁力を理解しやすいでしょう。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-28 08:27 | 心意六合*形意

進めない力で撃つ

*姿勢勁力の根本とは何か? それは、進めない力、です。歩けない力、です。

*回族の陳先生は、後ろ足の踵を上げて降ろしました。そして一言、「この勁で撃つ」と言いました。

*その時撃ったのが、ウソ単把だったのはご愛嬌ですけど。アハハ ウソ単把は、漫画「拳児」に出て来る心意六合拳の単把のことです。回族の先生が騙すスタンダードなニセ技のようです。原作者の故松田先生も私と同じようにからかわれたのです。私は別の回族の先生に、ニセ套路でからかわれたこともありました。

*しかし、陳先生の足の使い方には真実がありました。私はその夜、師匠の張克強先生に質問しました。しかし、一笑に付されてしまいました。

*ところが私には解ってしまいました。師匠も同じことをしている、と解ってしまいました。それは、陳先生の足の動きを内部運動としている、ということです。

*心意六合拳の鶏歩には、内部運動があります。内部運動だから、当然、外からは見えません。宋氏形意拳の六合歩(三体式) にも同じ内部運動があります。それはもちろん、目に見えません。

*その内部運動とは、進めない力、歩けない力、のことです。

*後ろ足の踵を降ろしたところで、進めません。歩けません。つまり、通常の運動ではありません。

*膝を伸ばすわけでもありません。膝を伸ばせば頭は上下します。地面を蹴るわけでもありません。それはランニングまたはウォーキングです。

*体重を乗せる拳、は進む力で撃ちます。歩く力で撃ちます。体重移動があるので、進む力、歩く力、のことです。

*鶏歩・六合歩の内部運動は、体重移動が無いので、進めない力・歩けない力なのです。

*それは、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮のことです。これでは進むことはできません。歩くことはできません。

*どうして鶏歩・鶏行歩と称するのか? ニワトリはゆっくりと歩く時、一本足で立ち止まります。それから足を降ろします。そしてまた一本足になります。この動きに着目したので、鶏歩・鶏行歩と称することになったのです。それが心意六合拳の始まりです。

*心意六合拳はこの見えない動きで撃ちます。宋氏形意拳はこの見えない動きで撃ちます。それは前進できない力です。

*宋氏形意拳の套路を観察していて、ある日気付きました。あれ? 前進していない? 歩いていない? ということに気付きました。宋氏形意拳の套路は、六合歩が連続しているだけです。全然歩いていません。なんてこった !

*心意六合拳の鶏行歩は、左右の鶏歩が交替しているだけです。前へ進んでいません。歩いていません。

*ではどうやって移動しているのか? それは足首が折れ曲がって指行性になることによって移動しているのです。その時、鶏歩の内部運動が起こっています。しかし、その内部運動は裏側筋肉の伸張性収縮です。それだけでは進めません。歩けません。

*でも、左右の鶏歩が交替するので、移動できるわけです。それを悟られないように、心意六合拳は勇猛果敢に表現するともいえます。

*しかし、宋氏形意拳は静かなものです。私は宋氏形意拳を先に学習したので、静かな力の存在に気がついていました。学習当時は表現できませんでしたけど。

*鶏行歩は連続する鶏歩です。鶏歩は進めない力なので、距離を稼ぐために大きい鶏歩になります。そのために足首が折れ曲がり、指行性になります。

*左右の足が交替する時、前足一本足状態になります。後ろ足は浮いています。そのために、見えない勁力運動は前足一本足状態から始まります。その前足はすぐに後ろ足になります。前足はまだ着地していません。前足は浮いています。勁力運動は続いています。

*後に学習した僑松茂先生の武式太極拳も、進めない太極拳、歩けない太極拳でした。その弓歩は、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮によって成立しています。

*この内容は、6・17心意形意出勁講習会で実技で解説します。

関係ない追伸・・・「京都ぎらい」井上章一 著、の続編が出ました。「京都ぎらい官能篇」です。面白そうです。

追伸・・・心意六合拳・鶏行歩の理解がなぜ難しいのか? 鶏行歩には、進めない運動、歩けない運動が含まれているからです。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-27 08:40 | 姿勢勁力

前進できない足、にぎらない拳

*私は普通の人ができないことができます。それが姿勢勁力です。それは自然な力ではありません。不自然な力です。例えば、蹠行性のヒトが指行性になるのですから、不自然です。二足歩行で蹠行性から指行性になります。ますます不自然です。

*恐竜と鳥類は、二足歩行で指行性です。でも、そのための骨格が備わっています。しかし、ヒトには指行性用の骨格はありません。ヒトの骨格は蹠行性用にできています。(バレリーナは羊さんと同じ蹄行性だから、もっとたいへんです。) 

*姿勢勁力の足は、後ろ足裏側筋肉の伸張性収縮が基礎となっています。でも、それでは前進できません。姿勢勁力の心意六合拳と宋氏形意拳は、前進できない武術なのです。これは困りました。武術として成立しません。

*普通の心意六合拳と形意拳は前進します。それは地面を蹴って前進します。ヒトの歩行は前進します。ランニングもウォーキングも前進します。地面を蹴って前進します。

*前進できない心意六合拳と宋氏形意拳ですが、それでも移動できないと武術として成り立ちません。

*地面を蹴らないで移動するためには、どうしたら良いのか? そんな方法があるのか? 

*姿勢勁力の心意六合拳と宋氏形意拳は、移動するために、足首が折れ曲がるのです。

*だから、心意六合拳の鶏歩は、宋氏形意拳の六合歩は、後ろ足の足首が折れ曲がっているのです。それは親指側に折れ曲がります。親指側エッジを造るためです。だから、わずかに内股になります。

*足首が折れ曲がるためには、鼠蹊部が深く切り込まれる必要があります。足首と鼠蹊部は連動しているのです。鼠蹊部が伸びれば、足首も伸びてしまいます。

*鶏歩は、六合歩は地面を蹴らないので前進できません。前進しない換わりに、足の裏側筋肉が伸張性収縮します。それは、下腿三頭筋から始まります。特にヒラメ筋から始まります。

*この瞬間、姿勢の根本的な力が生まれます。前進しない力が生まれます。この前進できない力で撃ちます。

*拳も同様に、前腕筋肉の伸張性収縮によって造ります。それが心意六合拳の鷹爪です。

*鷹爪の語感だと、つかむ動作を連想します。ところが、鷹爪はつかむ動作ではありません。つかむ動作は短縮性収縮です。

*拳をにぎる、という表現があります。にぎるのだから、つかむと同じ短縮性収縮です。拳をにぎると、短縮性収縮となってしまいます。それが常識的な拳です。

*鷹爪の拳は、にぎらない拳なのです。それは、掌と同じ性質です。すなわち、前腕の筋肉と指が伸びる伸張性収縮によってできる拳なのです。心意六合拳の拳は、宋氏形意拳の拳は、にぎらない拳です。だから、拳の中に空気が残ります。

*鷹爪の拳はにぎらない拳なので、非常識な拳となります。

*前進できない足と、にぎらない拳、これが姿勢勁力の特徴といえます。どちらも不自然で非常識です。

追伸・・・普通の心意六合拳と形意拳は普通に前進します。つまり、地面を蹴ります。姿勢勁力の心意六合拳と形意拳は、前進する前にある作業があります。その作業が、裏側筋肉の伸張性収縮なのです。そのために、勁力が生じます。その作業で足が伸びる場合は、弓歩になります。足が伸びない場合は、鶏歩に、六合歩(三体式) になります。

追伸2・・・ふぇいすぶっくが・・・消えた? まっいいか。ん? 

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-26 08:11 | 心意六合*形意

恐竜の鼠蹊部から始まる

*「鼠蹊部の切り込み、て概念上の問題だと思っていました。」・・・「それが実際の現象だとわかりました。」・・・「スウィング功のお陰です。」・・・とおじさんWに言われました。

*やっと解ってくれましたか ! そうなんです。実際に存在するんです、鼠蹊部の深い切り込みは。でも、外からは見えません。

*だから、口で説明しても解ってもらえません。私の鶏歩を見せても、チンプンカンプンです。でも、鼠蹊部の深い切り込みが無いと、心意六合拳の鶏歩は成功しません。宋氏形意拳の六合歩は成功しません。だから、鶏歩を教えても、六合歩を教えても、成功する人はほとんどいません。(中国の先生でも失敗する原因となります。) 

*しかし、スウィング功だと、目に見えます。だから、修正も比較的簡単です。足も強くなります。

*読者のみなさんには、完全にチンプンカンプンです。申し訳ありません。動画で見てもチンプンカンプンです。スウィング功で、実際に私が鼠蹊部を押し込んであげないと、解りません。

*実はもう一つ問題を抱えている人もいます。鼠蹊部がやたら硬い人です。そんな人もいます。なんで硬くしているのか? 不思議なんですが、おそらく無意識に硬くしています。これは少し厄介です。本人も無自覚ですから。まあ、余計なことをやってくれるなあ、と尊敬? しますけど。

*そんな人が心意六合拳の鶏行歩をやると、身体が完全に浮き上がってしまいます。宋氏形意拳もできません。

*ここは鼠蹊部の力を抜いて、やわらかくしてあげます。もちろん、私は他人の鼠蹊部をもむのは嫌ですから、自分で努力してください。力を抜くにも努力が必要なんです。今の自分のままで、そのままの自然体で、勁力ができることはあり得ません。

*肉体改造が必要です。肉体改造とは筋トレばかりではありません。肩の力を抜くことも、鼠蹊部の力を抜くことも、肉体改造です。

*鼠蹊部が硬くても、日常生活には問題ありません。そもそもヒトの直立姿勢は、鼠蹊部を伸ばすことによって成立していますから。

*でもゴリラはナックル・ウォークで四足歩行に近い。スピード・スケートはかなり倒れ込んで、二足歩行の恐竜に近い。スピード・スケートを見て恐竜を連想する人はフジマツ位でしょうけど。

*ゴリラも、スピード・スケートも、二足歩行の恐竜も、鼠蹊部が深く切り込まれています。どうですか? フジマツの目の付けどころは、かなりぶっ飛んでいます。変態といわれても反論できません。でも正論です。

*二足歩行の恐竜は、やがて鳥類となります。ニワトリとなります。それが心意六合拳・鶏歩の始まりとなります。凄いですね。心意六合拳の歴史は中生代から始まっていたのです。中生代とは、二億5000万年前から六五00万年前の期間をいいます。凄いスケールのホラです。中国4000年のホラなんかぶっ飛んでしまいます。アハハ (中国の文明は古代から何度も断絶しています。だから中国文明4000年とは言えません。) 

*そして、心意六合拳の鶏歩も、宋氏形意拳の六合歩も鼠蹊部が深く切り込まれています。これを明らかにしたのは、世界でフジマツが初めてです。

*するとはじめて姿勢勁力が発生します。おじさんWの鶏歩も、鶏歩ポクなりました。見た目も、鶏歩ポイのです。試しに押してもらったら、勁力がしっかり出ていました。

*体重を掛けないで、相手を軽く押すことができました。姿勢勁力では、体重を相手に掛けないで押すことが要求されます。つまり、体重移動がありません。体重を相手に掛けたのでは、自分の身体が浮いてしまいます。勁力は発生できません。

*蹠行性で直立姿勢のヒトが、体幹だけ直立させて、指行性で鼠蹊部を深く切り込みます。それが鶏歩と六合歩です。これでは目に見えません。申し訳ありません。申し訳ないので、フジマツが本質を明らかにしました。

*陰陽五行も気も関係ありません。そんなクソみたいな理論は捨てましょう。目に見えない姿勢が課題です。

参照・・・「地球の歴史(下) 」鎌田浩毅 著、中公新書

(註) 四足歩行の恐竜は二足歩行の恐竜から派生しました。二足歩行の恐竜から鳥類となりました。だからニワトリは恐竜の子孫なのです。ニワトリの歩法から発想した心意六合拳は恐竜から繋がっていることになります。

追伸・・・龍腰=前鋸筋から鼠蹊部への切り込みも、鼠蹊部の深い切り込みがあってこそ理解できる、ということなのだろう。となると、まずは鼠蹊部の深い切り込みを習得する必要があります。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-25 08:31 | 心意六合*形意

スピードスケートの鼠蹊部あるいはゴリラの鼠蹊部

*心意六合拳の鶏歩を失敗する人、宋氏形意拳の六合歩を失敗する人は、鼠蹊部の深い切り込みができていないことが原因です。

*でも、これを説明することは難しい。修正することも難しい。鼠蹊部の深い切り込みといっても、世間の基準とはまるで違う次元だからです。

*ヒトの直立姿勢は、鼠蹊部が伸びきってしまいます。足首も伸びきってしまいます。姿勢勁力の立場からは、そのように捉えます。ここを修正できれば、勁力が出ます。

*これは四足歩行動物の後肢が基準なのです。あるいは、ナックル・ウォークのゴリラの足です。そこまでいかなくても、それに近いものがあります。これをヒトに適用すると、とても微妙な問題となります。

*スピードスケートの姿勢を見た時、鼠蹊部の深い切り込みが見えました。正確には全く違う運動なんですけど、あの雰囲気を生かせないかなあ、と考えました。そうしたら、スウィング功ができました。

*スウィング功は一本足の要素もある、しかし歪んだ馬歩ともいえるので、安定性があります。とりあえず、立つことができます。心意六合拳の鶏歩となると、立つこともできません。立つことのできない人を、修正することはできません。不可能です。宋氏形意拳の六合歩の場合、ごまかせば立つことができます。それも無意味なんですけど。

*スウィング功では、修正することが可能になりました。私がチョイチョイと修正してやれば、すぐに勁力が出ます。

*中には、動作を加える人もいます。すると失敗します。実は動作を加える人が多いのが現実です。姿勢勁力ですから、動作は要らないのです。動作を加えると、姿勢が崩れてしまいます。姿勢が崩れてしまうと、姿勢勁力は発生しません。当たり前ですけど。

*実際には、相手を押す時に鼠蹊部が伸びてしまいます。無意識に鼠蹊部を伸ばします。これは本能的要素が大きいのかなあ、と思います。ヒトの直立二足歩行は鼠蹊部を伸ばすことが前提ですから。ついでに、足首も伸びてしまいます。

*体育館では成功します。でも自宅へ帰ると忘れてしまいます。記憶を固定するために、毎日練習することが必要です。最低、3分間2セットです。20秒位静止します。ゆっくり呼吸して10数えると、20秒位になります。

*自分は現在、順歩のスウィング功を6分間、逆歩のスウィング功を6分間やっています。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-24 08:08

肩ではなく鼠蹊部

*腕は肩からではなく、脇腹の前鋸筋から生やします。そして、身体全体の動きの要は、肩ではなく、鼠蹊部です。

*要は鼠蹊部とは、宋氏形意拳・心意六合拳・武式太極拳に共通した原則です。

*宋氏形意拳の龍形基本功、熊形基本功、横拳基本功、心意六合拳の熊吊膀など全ての技、に共通しています。

*これを私は、宋氏形意拳の龍形基本功、熊形基本功などで学びました。でも、なかなか伝わりませんでした。

*肩を身体の中心としている人が大多数でした。だから、宋氏形意拳の六合歩も、心意六合拳の鶏歩も、肩で造ります。

*鶏歩も六合歩も、鼠蹊部の深い切り込みが大切なんですが、それを感じ取れる人はほとんどいません。

*これはやはり、 ヒトの直立姿勢が伸びきった鼠蹊部により成立しているからでしょう。

*スウィング功の要求は、鼠蹊部の深い切り込みです。それをダイレクトに両足に要求します。問題が単純化されました。

*しかし、問題が無いわけではありません。それは、順歩のスウィング功の後ろ足に相当する足にありました。足の親指と人差し指ではな、踵に後退してしまうことです。

*これも起因は、鼠蹊部の開きなんです。無意識に鼠蹊部を開いてしまいます。そこで、ここを修正してやることにしました。

*無理に鼠蹊部を閉じる人もいましたが、ここは鼠蹊部と足首の力を抜くことが大切です。力を抜けば、自然と切り込まれてしまいます。

*踵に後退する問題も、足首の力を抜けば解決します。もちろん、力を抜くだけでは、崩れ落ちてしまいます。ぎりぎりのところで、下腿三頭筋が働きます。下腿三頭筋の伸張性収縮です。足は伸びないので、伸張しない伸張性収縮です。当然、目には見えません。

*鼠蹊部を深く切り込むと、尻を出す人がいます。この尻は収めます。それを提肛と称します。尻は腹横筋で持ち上げてやります。

*腹横筋はなかなか覚醒しません。私は、開脚禅密功のヨコ動作をおすすめします。これは座って圧腿をやっている時に、なんとなく作りました。椅子に座ってもできますが、開脚ほどの効果はありません。骨盤がズレる、なんてクレームがありましたが、それは力を入れ過ぎです。そんなに力は要りません。

*開脚禅密功の腹の動きに、左右の半回転を加えてやれば、宋氏形意拳の横拳基本功ができあがります。

*歩く時に足を踏みしめる人がいますが、それも力の入れ過ぎです。地面はやさしく踏みます。もちろん、心意六合拳の鶏行歩でも、地面をやさしく踏みます。それは身体が浮いている現象とは違います。

*なんでもガンガン一生懸命やれば解決するというものではありません。問題は静かにやさしく解決しましょう。

*肩ではなく鼠蹊部、ということは手ではなく足ということです。足の根元の鼠蹊部です。そして、手の根元は肩ではなく前鋸筋です。これを現実のものとします。脳の指令系統を変えてしまいます。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-23 08:21 | 姿勢勁力

身体の絞りとしての勁力

*スウィング功を創作してみたら、心意六合拳の鶏歩よりも鶏行歩よりも足の筋肉と骨に効きます。宋氏形意拳の六合歩よりも足の筋肉と骨に効きます。つまり、より体重圧が掛かります。そして、足が太く成るのではなく、締まってきます。

*また、逆歩のスウィング功を作ってみたら、順歩のスウィング功よりも足の筋肉と骨に効くことを確認しました。これは意外な効果でした。

*さらに副産物がありました。スウィング功はインチキ・フジマツの創作です。となると、キチガイのシロクマのような権威主義者は絶対にやりません。つまり、キチの権威主義者の接近を阻止することができます。まあこれはどうでもいい効果かもしれませんが。アハハ (推手とか、骨とか、腱とか、気とか、に騙される人は権威に弱い人たちです。権威はウンコという認識が広がることを希望します。)

*推手を五百年練習しても勁力はできません。人生の無駄です。宋氏形意拳の龍形基本功を練習すれば、それで十分効果があります。

*さて、スウィング功の成否を握るコツは、鼠蹊部の深い切り込みです。これは、心意六合拳・鶏歩と宋氏形意拳・六合歩の成否を握るコツでもあります。

*ところが鶏歩と六合歩では、鼠蹊部の深い切り込みが見えません。そんなものあるの? 状態です。しかし、鶏歩においては鼠蹊部の深い切り込みが無いと膝を痛めてしまいます。

*六合歩ではごまかすことができます。でもごまかしてしまうと、姿勢勁力は死にます。

*スウィング功では鼠蹊部の深い切り込みが見えてしまいます。修正もとても簡単です。みなさん、こんなに深く切り込むのか ! とびっくりします。びっくりさせる位切り込ませます。

*するとはじめて鶏歩と六合歩が理解できるようになります。勁力発生のレベルまで理解できます。普通に鶏歩と六合歩をやらせても、勁力発生のレベルまで到達できません。普通の人の限界です。だから中国人でも失敗する人が少なくありません。フジマツは極端な変態なので可能でした。(アスペルガーも役に立ちます。) 

*足首の折れ曲がりも大切なのですが、鼠蹊部の深い切り込みと足首の折れ曲がりは連動します。鼠蹊部に連られて足首は折れ曲がります。

*足首が折れ曲がると、指行性になります。蹠行性のヒトが指行性となります。これに足の親指側エッジを加えます。すると、足の親指と人差し指で立つ結果となります。勁力発生の条件が整います。

*勁力発生の条件は、体幹の絞りです。この体幹の絞りは、足の親指側エッジまで続いています。すると、足の絞りとしても理解できます。つまり、身体の絞りとしての姿勢勁力です。

*この絞りは腰の捻りと誤解される恐れがあります。ちょっと危険な表現なんですけど、腰は消します。

*体幹とは、姿勢勁力の場合、尻を含みます。体幹が動く時は、尻も一体化して動きます。だから腰は消えます。そして、尻は収まります。すなわち、提肛となります。

*提肛は腹圧で実現します。腹横筋を左右横へ引っ張ります。これは開脚禅密功のヨコ動作が最適です。腹直筋運動にもなります。いわゆる腹筋運動は腰を痛めるのでやりません。

*腕を前鋸筋から生やす"龍身"も、前鋸筋の絞りとして整理できます。

お知らせ・・・5月27日(日) の練習は事情により、12時30分から14時までとします。5月28日(月) の練習はお休みします。

6・17心意形意出勁講習会は、後2名受け付けます。定期会員は無料参加できます。基本"サクラ"で参加しましょう。アハハ

追伸・・・スウィング功を作ったので、やっと鶏歩を、六合歩を、教えることができるようになりました。鼠蹊部の深い切り込みはなかなか理解されませんでした。でも、道ができました。ホントですよ~~

ちくま文庫の「貧乏まんが」、めっちゃおもろいでえ~~ あっ関係ない追伸やでえ~。逃げろ~~

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-22 08:08 | 姿勢勁力

開く身体、閉じる身体

(昨日の体育館から)

*心意六合拳の収勢をやってみました。その中には、挑領、鷹捉、虎撲、と三つの古典的な技が含まれています。そして、挑領と鷹捉では、身体が開いてしまうことがあります。

*開いてしまうと、どうなるか? 鼠蹊部が開いてしまいます。足首が開いてしまいます。その結果、後ろ足の踵へ体重が乗ってしまいます。すると、勁力は死にます。勁力は分散して、生まれ出ることができません。

*私は、鷹捉の学習において、師匠から身体を閉じることを厳命されました。その意味は後に成って理解できました。当時は、ふーん、そんなものかねえ、とボーと聴いていました。馬鹿ですから。

*身体を閉じると、不自由な感じです。リラックスできません。身体を閉じるということは、腹圧が常に掛かっているということです。

*いいかえると、腹圧によって身体を閉じます。鼠蹊部を閉じます。足首を親指側エッジに閉じます。足首は内側へ折れ曲がります。すると、足の親指と人差し指で立つ結果となります。指行性プラス親指側エッジ、となります。

*身体を閉じることは、心意六合拳の鶏歩において、顕著になります。その半身は、そのままだと身体が開いてしまいます。ギリギリと体幹を絞って、半身を造ります。すると、後ろ足側の腹圧が抜けてしまいます。前足側の腹圧だけになってしまいます。これはなかなか気がつきません。私も、習った当時は全く無知でした。

*ヒトの習性として、本能として、自然に任せてしまうと身体は開いてしまいます。閉じた身体とは、ヒトとして不自然です。

*姿勢勁力とは不自然勁力なのです。だからリラックスできません。動作勁力は自然勁力です。だからリラックスできます。沈墜勁も震脚も、自然勁力です。

*リラックスできない武術なんて、世の中の流れに逆らっています。普通の太極拳とは真逆です。だから、喬先生の武式太極拳は特異な印象を与えます。

*形意拳の三体式は、そもそも身体が開いています。宋氏形意拳の六合歩も例外ではありません。一般的な三体式よりは、身体が閉じていますが、やはり少し開いています。それはどうなっているのでしょうか?

*六合歩は、撃つ過程において、どんどん身体を閉じて行きます。どんどん、後ろ足の親指側エッジが明らかになって行きます。これは逆歩だと解りやすい。逆歩の場合、極端に逆側の半身となります。ところが、順歩だと開きやすい。

*順歩だと、自然に任せると後ろ足の踵に体重が掛かってしまいます。だから、意図的に親指側エッジを表してやります。これも教わらないと理解が難しいことです。

*この順歩の半身は、心意六合拳の鶏歩と共通している性質があります。すなわち、後ろ側の足を意図的に閉じます。

*心意六合拳の鶏歩は始めから閉じていることを要求されます。宋氏形意拳の六合歩は、それを撃つ過程で表現します。その違いが、鶏歩と六合歩の違いです。心意六合拳と宋氏形意拳の違いです。

*閉じる身体については、中国の先生でも共通の認識となっていません。無知な先生もいます。そもそも閉じる身体は、ヒトとして不自然だからです。

*最後に、順歩のスウィング功で確かめてみました。順歩のスウィング功の場合、逆側の足が取り残されて、忘れ去られて、開いてしまいます。すると、踵に体重が乗ってしまいます。これも流れに従わず、足の親指と人差し指で地面を感じ取るようにします。常に、両足の親指と人差し指で地面を感じ取ります。

では、又ヤーサイ わしんなよー

追伸・・・6・17心意形意出勁講習会においても、心意六合拳の収勢を詳しくやることにしました。閉じる身体を習得してもらいます。

追伸2・・・指行性プラス親指側エッジ=親指と人差し指、これを前足と後ろ足で実行します。踏ん張ると身体は浮いてしまいますから、踏ん張らないようにしましょう。

[PR]
by tiger-hawk | 2018-05-20 08:20 | 心意六合*形意

回族心意六合拳・宋氏形意拳・動物武術・虎鷹拳院・姿勢勁力・藤松英一


by tiger-hawk
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー