太極拳家の背中を触ってみてびっくりした。背中ガチガチです。筋肉も骨もガチガチです。話しを聞いてみると、太極拳教室では、背中で打つ、と教わるそうです。
太極拳のバイブル=太極拳十要の解説動画を見ると、太極拳は脊柱で打つ、とある。
様々な空手流派を学んだXさんに聞いてみると、空手は背中の筋肉で打つ、と教わるそうです。
あれ? 太極拳と空手、真逆な顔して、共通点がありました。ナンデヤネン!
背中が緊張するのは、ヒトの直立姿勢の特徴です。ヒト直立姿勢は蹠行歩です。つまり、蹠行性では必然的に背中が緊張します。
若い頃習った気の太極拳先生は、足の踏み込みと背中の筋肉で攻め込んで来ました。気は感じなかった。(笑) オラ冷たい人間なので、他人の気は感じません。アハ
背中が緊張するのは、ヒトの自然反応です。太極拳と空手は、自然反応を強化したわけです。自然に従ったのです。
心意六合拳と形意拳は、動物武術です。ヒトの自然には従いません。
心意六合拳の鶏行歩は、ヒト直立二足歩行ではありません。鳥類=恐竜の指行性二足歩行に学びました。だから、背中の呪縛から解放されました。
背中の緊張に頼る必要はありません。むしろ勁力の邪魔です。だから背中をフニャフニャにします。
役に立ったのは、結婚した時、元嫁さんに習った禅密功です。離婚してからも続けていました。それが今では椅子禅密功になりました。仙腸関節がゴンゴン鳴ります。腰痛に効きます。アハ
宋氏形意拳を習った時、力を抜かなければいけない、と理会しました。そこでフニャフニャ崩拳を始めました。
自分では、肩の力を抜く、と考えていました。ところが、それは浅はかな考えでした。肩の力は背中の力由来でした。本当は背中の力を抜く訓練をしていたのでした。なんだ、アホか! 申し訳ありません。
背中の力を抜くと、前鋸筋の目覚めに繋がります。それが、心意六合拳と形意拳の称する龍身です。前鋸筋の目覚め=龍の目覚めです。
龍の目覚めには、宋氏形意拳のヨウスコウアリゲーター基本功が最適です。
様々な伏線が絡まり、背中フニャフニャ太極拳ができあがりました。強い力=勁力が出ます。
かなり紆余曲折しました。それはオラの才能の無さです。申し訳ありません。 逃げろ〜
追記 龍の原形はワニです。龍はワニのカラダを伸ばしただけです。